CANDY TIME

アップで。
バダンの怪人は初期の強化兵士、中盤以降のUFOサイボーグと2種が存在。いずれもモチーフにした生物にメカニカルな要素が加わったデザインとなっています。
大きめの頭部がコミカルな怪人、ロボットって感じのメカ寄りの怪人、生物寄りになり怖さすら感じさせるリアルな怪人と、バリエーション豊かなのも特徴。
そんな中このタイガーロイドは、「虎」＋「重火器」というモチーフのカッコ良さに加え、それらを上手くまとめた良デザインだと思います。

ベルトのアップ。
バックルは組織名を英語の略字にした「BDN」がデザインされたもので、他の組織の物と比べるとわりとシンプル。もっとも、このベルトを巻いてるバダン怪人は少なく、再生させた過去の組織の怪人たちが登場することもあって、使用率は更に低くなっています。(そもそもバダン怪人の個数自体が少ないし)
一方で、多少デザインは違いますが大幹部の暗闇大使や戦闘員のコンバットロイドが巻いていたりもします。


ここからはタイガーロイドの火器について。

腰の両側に小型火器を装備。マシンガンらしいです。
砲身を前方に向けて発射しますが、状況次第では後方に向けて発射したりもできそうで、射角は広めだと思われます。
この食玩フィギュアでは固定されているので、残念ながら前に向けることは出来ません(>_<)

背部の3砲門。
背中の巨大な大砲はタイガーボンバーと呼ばれ、雑誌連載では砲身を伸ばした状態にしたり、砲弾だけでなく毒ガスを発射しているスチルもあります。一方で、その伸ばした砲身をZXに掴まれて振り回されていたりも(^3^;)　アクションシーンには向かない為か、TVスペシャルでは砲身は縮めた状態のままでした。
両肩の副砲は『ガンダム』のガンキャノンを連想させますが、そっちと違って砲身が可動しない(たぶん)ので、タイガーロイド自身が体を前方に傾けることで狙いをつける仕様。(反動を抑える為か、砲身を握ったりもしてます)　タイガーボンバーの方が目立つのでサブ武器みたいに思えますが、この武器自体ももちろん破壊力抜群です。

全砲門一斉射撃！！
エフェクトが無いのでナンですが(^3^;)
雑誌連載時のスチルでは、タイガーボンバーを延ばし、片膝ついたタイガーロイドが5つの火器で攻撃しているものがあり、迫力があってカッコいいです。
ホントはもっと体はまっすぐ垂直で、顔はやや下向きなのですが、こんなポーズにしかできなかったよ…


ZXとの戦いの時が来た！
村雨 良がバダンの幹部候補だった時、彼と競い合ったのが三影英介だった。
後に村雨は事故で洗脳が解けて自我に目覚め、姉の仇であり自身を改造人間にしたバダンへの復讐を誓う。その後、歴代ライダー達の存在を知って、彼らと同じく世界の平和の為に戦う決意を固めた村雨だったが、その彼の前に現れた刺客は三影だった。

「行かせてくれ三影。俺は、お前とは戦いたくない…」

悪の組織に身を置いていた頃の事とはいえ、それでも友と思っていた者に気持ちを伝える村雨。
だが、洗脳が完全なのか、或いはもとよりバダンの思想に共鳴していたからなのか、三影の心に村雨の言葉は届かなかった。

「腐りきったこの世に悪も善も無い！　強い者が生き、勝ち残った者こそが善なのだ！！ 」

そして、2人は激突する――!?
(※実際は変身前の姿で戦っています)


三影の身体能力！？
変身後は砲撃能力で戦うタイガーロイド ＝ 三影英介だが、変身前は村雨相手に格闘戦を展開。
蹴り技も巧みに繰り出し、鮮やかな飛び蹴りをも披露した。
(画像は変身後ではあるが、それらをイメージして撮ったものである)


没画像。
タイガーもZXもコミカルになっちゃった(^^;)


変身する両者。

三影を振りほどいた村雨だったが、三影はタイガーロイドに！？

覚悟を決めた村雨も、ZXに変身！！

「変…身ッ！！」

「ゼ・ク・ロ・スゥゥ！！」


「ゼクロスッ！！」


タイガーロイドの圧倒的砲撃力！

全身の砲門から砲弾を次々と発射！ ZXを圧倒する。

だが爆風を避けながら、ZXは冷静に分析していた。

「タイガーロイドの連射は0コンマ7秒。その隙を突くしか無い…！！」

そして、タイガーロイドの砲撃には0,7秒の隙があることを見抜く！！

「衝撃集中爆弾！」

自身が逆に爆風に晒され、怯むタイガーロイド。

「マイクロチェーン！」

その隙をつき、マイクロチェーンを絡ませ、電撃攻撃で浴びせる！！


今だ！！


「よし、いくぞっ！！」


「ZXキック！！」

ZXキックが炸裂！！


敗れたタイガーロイドは三影の姿に戻った。

「俺の負けだ、村雨…！！」
「三影……」

力尽きた三影。

友の最期を見届けた村雨 良は、最終決戦の場へと向かう。
仮面ライダー第10号として…


TVスペシャルでの出番は以上で、その後の最終決戦には登場しません。とはいえ最終決戦に登場する他のバダン怪人たちは、映像作品に初登場でありながら個々の個性を発揮することなく、ヤラレ役として次々と歴代ライダー達に倒されていきます。(彼らのデビューは雑誌連載時で、そっちではスチルや解説でそれぞれの特徴が描かれています)
怪人としての個性が描かれるだけでなく、変身前の人物が設定され、主人公のZXに倒されたタイガーロイドは破格の扱いだったわけです。

一番メジャーなバダン怪人ということもあり、タイガーロイドは近年のオールライダー系映画にもバダン代表として登場してます。なのでZX以降のライダーと戦わせたり、他の番組の怪人・幹部と並べることも出来るので、今回の商品化は嬉しいです。


ここで、オマケ画像を1つ。

タイガーロイド、勝利の図。
作品では勝つことが無い彼の為に、宿敵ZXを打倒した図を撮ってみました。


最後に「VS8」全6種の集合画像。
時間はかかってしまいましたが、いろいろな画像を撮ったり、自分なりに解説したりで楽しかったです。まだまだいろいろと見せたいシチュエーションがありますが、それらはまた別の記事でお見せしたいと思います。

それではまた、次の商品の記事で。

(「SHODO仮面ライダーVS PB01 仮面ライダーシン&Jセット」の記事はこちら)
(「SHODO 仮面ライダーVS9」の記事はこちら)

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