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食玩「機動戦士ガンダム マイクロウォーズ2」(その4)

2020.04.16 (Thu) Category : 食玩(『ガンダム』)

(本文は4月8日~13日、16日、20日に書いています)
4月8日の記事に続いて、食玩「機動戦士ガンダム マイクロウォーズ2」の紹介の4回目。(第1回はこちら、第2回はこちら、第3回はこちらをクリック)

今回はグフを紹介。
ジムと同じく初代『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツです。


MS-07B グフ
初代『ガンダム』劇中において、初のザクタイプ以外のジオンMSとして登場。
陸戦専用の機体で、対モビルスーツ戦用に格闘能力が強化されているのが特徴です。


頭部ブレードアンテナ
指揮官機のみに装備されたザクと違い、グフは標準装備されています。
ブレードアンテナは通信能力を強化する装備で、グフは通信量が多くなる運用を前提に開発されたのでしょう。


両側面
ほぼ左右対称ですが、前腕から先が左右でデザインが違います。
前腕部は右側のみ電磁鞭のヒート・ロッドの射出口があり、マニピュレーター(手)は右は通常のものですが、左は内蔵式の機関砲となっています。


背面
やはり脚部に肉抜き穴…
ランドセルはザクⅡの物とは違う形状です。


バストショット
画像では見えづらいですが、顔のモノアイ用スリットのど真ん中三角形の装甲があり、モノアイの上部が一部隠れています。そのため、真ん丸目玉って感じのザクⅡのモノアイと違って、グフの目玉は怒っているように見えます。
口にあたる排気口およびそれに繋がる動力パイプもザクⅡの物より大きく、両肩のアーマーに付いたスパイクも長い物になっています。
ザクⅡに似たシルエットながら猛々しさを感じる外見になっており、いかにも強そうな新型機と分かるデザイン。
乗っているパイロットも、冷静そうに見えてやたらと驚いては叫ぶあのシャアとは違い、落ち着きのあるランバ・ラル大尉というのも強敵感を醸し出しています。

ラル大尉が乗っていた(劇中で最初に登場する)グフですが、現在では試作型の「YMS-07B」ということになっており、後に登場する量産タイプのグフ(MS-07B)と見た目は同じに見えるものの、スペックが高い機体となっています。
量産タイプのグフも一見全部同じように見えて、仕様が違う機体がチラホラ。ザク用のマシンガンやヒート・ホーク、ドム用のバズーカを装備した機体が劇中登場しています。
更にグフの特徴ともいえる左右で仕様が違うマニピュレーターが両方とも同じ仕様(両方とも機関砲、両方とも通常マニピュレーター、どちらも登場)になっていたりしました。作画ミス的な違いですが、両手が通常の機体は先行量産型のMS-07A、両手マシンガンの機体は後期改修型のMS-07C-1として、それらを別仕様の機体とされる事もあります。
もちろんラル機も含めて全部同じグフだと思って観てもまったく問題は無いのですが、細かい仕様の違いで別々に分けて考えるのも一興。初代『ガンダム』劇中の描写だけでたくさんの仕様違いを楽しめるのがグフという機体の面白いところです。


ここからはグフの装備についてです。

5連装75mm機関砲
フィンガー・バルカンなどとも呼ばれる、左のマニピュレーターに内蔵された機関砲グフは格闘戦がメインなので、主に牽制に使う武器です。
手持ち式だったザクのマシンガンから変更され、素早く攻撃態勢に入れる武器を取り落とすことが無くなるというのがメリットだったと思われます。
一方でMSの利点である、人型である事を活かした武器の持ち替え両腕を使った作業をするには不向き。肥大化している左マニピュレーターでは器用さに欠けるからです。(物を掴むこと自体はできますが、通常のマニピュレーター並みに扱うのはかなり難しそう。とはいえ、機動巡洋艦ザンジバルが垂らしたワイヤーをその 左 手 で 掴 ん で 撤退していくシーンもありますが)
搭乗する兵士たちにも難物に思えたのか、せっかく正式量産型のMS-07Bで大々的に採用されたもの、続くMS-07B-3(『08』に出てくるノリスのグフカスタム)では不採用通常のマニピュレーターになっています。また、ゲーム『コロニーの落ちた地で…』に登場するオーストラリア大陸に配備されたグフは、MS-07Bの前腕をわざわざMS-07B-3仕様の物に交換しています。
ただし有用性も認められていたようで、上記のグフカスタムとオーストラリア戦線のグフは外付け式の3連装35mmガトリング砲を左前腕に装備。元々のグフの戦法で戦いつつ、弾切れなどで不要になったら排除もできるので、より洗練された運用ができます。
一方で内蔵式も廃れたわけでもなく、後期改修型のMS-07C-1、それを発展させたMS-07C-3 グフ重装型(通称「ヨーロッパ戦線用グフ」)、飛行するMSを目指して開発されたMS-07H グフ飛行試験型などに引き続き採用。それも、左右両方のマニピュレーター機関砲になっています。MS-07C-1(初代『ガンダム』第23話を見るかぎり)格闘戦用の電撃鞭のヒート・ロッドを装備しているようですが、重装型と飛行試験型ではオミットして砲撃に特化しています。大きな弾倉が付いているので弾数も多そう。
そんなわけでグフの機関砲は、「格闘戦に特化させる為に取り外しできる外付け式に変更」又は「格闘戦は捨てることで射撃性能を上げる」両極端な発展を遂げました。


グフ・シールド
左の前腕に装備する盾。ザクⅡの盾は右肩に装備されていましたが、こちらは前腕なので動かし易そう。
ザクⅡはマシンガンやバズーカを装備するので、干渉しないように盾は肩への固定式となったものと思われます。基本手持ちの火器が無いグフの場合は、動かし易くて広い範囲をカバーできそうな位置に盾を装備できるようにしたのでしょう。

シールドの裏側
シールド本体とグリップは別パーツ。
シールドへの差し込み部はボールジョイント仕様で、そこを中心にしてグリップを回転させられるので、位置を細かく調整できます。

左腕のピンをグリップの穴にさして装備させます。
シールドをそのピンを軸にして回転させることもできるので、シールドの構え方の自由度は高いです。自分の気にいった構え方を探そう!!


ヒート・サーベル
格闘戦用の装備で、初代『ガンダム』劇中ではラルの機体(つまり試作型のYMS-07B)のみが使用。シールドの裏からグリップを取り出し、刃を形成させて攻撃します。
刃を発生させるのでビーム・サーベルっぽい感じですが、この武器は名前通りのヒート兵器
どういう原理で実体の刃が形成されるのかは諸説あるので、気になる人はググッてみてね。
なお後年の作品に登場するヒート・サーベルは使用前から刃は在り、それを白熱化させる、或いはそのまま鉈のように叩き割るように使います。
となると、ラル機のヤツだけまるっきりの謎だ…


ヒート・ロッド
ヒート・ロッド射出部はあるのですが、残念ながらロッド自体は付属しません。射出口にちゃんと穴まで空いてるのに。
まあ武器が豊富に付いてくる商品シリーズというわけではないので仕方ないところ。(むしろ第1弾のザクⅡシャアザクにヒート・ホークが付属していたのがサービスよすぎだったというべきか)
似たサイズの他の商品から流用するとか、或いは自作してみるとか?
ハンダ線を使って。
明日の 山根アキラ は君だ!!


長くなったので、今回はここまで。
グフにパイロットを乗せた画像は、次回の記事キュイと一緒にお見せします。

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