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ブラック! 大逆転

2013.08.04 (Sun) Category : 特撮(ゴーグルⅤ)

(本文は8月8日に書いています)

もう終わっているので話題にするのも恐縮ですが、この記事を作った週はYou Tubeの公式配信『大戦隊ゴーグルファイブ』で、ゴーグルブラック = 黒田官平が生身で戦う第26話が配信されました。
以前、第16話ではゴーグルレッド = 赤間健一の生身のアクションが見られましたが、この回はJAC所属(当時)の春田純一氏が担当するだけあって、よりハードなアクションが見られました。


街で爆発事件が多発。巻き込まれた人達は見た目は無傷なものの、自分が誰か分からなかったりするなど、記憶が欠如していました。
これはデスダークの新怪人イノシシモズーの爆撃が原因でした。
被害に遭った人の中には、はぐれていた母親が目の前にいるのに、母と認識できなくなった少女もいました。

ゴーグルファイブは、手分けしてパトロールに当たります。
黒田は捜査の目が手薄になりそうなエリアに当たりをつけ、見事イノシシモズーを発見。卑劣なイノシシモズーに、変身するのも後回しにして生身で挑んでいきます。
しかし・・・

「分からない? うわああ~!! 俺は誰だ? 俺は誰だあ~~~!!?」

イノシシモズーの爆撃で記憶を失った黒田は、自分がゴーグルブラックであることも忘れ、恐怖に駆られて逃げ出します。
チャンスとばかり、執拗に追うデスダーク。(珍しくジープやバイクを用いてます(^_^;))
変身できないものの、果敢にも黒田は生身で応戦! 
襲い掛かるデスダークのバイク部隊をかわし、バイクを奪って逃走!
しかし徐々に追い詰められ、爆風に吹き飛ばされ、斜面を転がり落ち、崖から最後はダムに落下します―!?

ところが黒田は生きており、撤退していくデスダークを追跡、ヤツらの車の上に飛び乗ります。
途中、愛用の将棋の駒を道に落としていき、黒田を探していたレッド達がそれを見つけます。
駒を目印に、デスダークのアジトを突き止めたレッド達。
新兵器を運ぼうとしていたデスギラー将軍たちと鉢合わせし、ブラック抜きの4人で戦おうとした時、アジトの屋上から声が響きました!?
「デスギラー! 信管は抜いたぜ!」
一足先にアジトに辿り着いた黒田が、新兵器の信管を抜き、使えなくしていたのです。
実は黒田は爆撃の際に一瞬ゴーグルブラックに変身しており、記憶喪失から免れていたのでした。
記憶を失ったフリをしていたのは、自分に注意を向けさせることで被害を広がるのを防ぐため。
結果論ですが、敵アジトや敵の新兵器の発見も出来ました。(あと、敵がベラベラ喋っていたので、記憶を失うのは1週間だけとか、次の作戦の内容とかも判明しました(^_^;))
謀れていたことに怒るデスギラー将軍に向け、黒田は
「許せないのはお前たちの方だ! 記憶を奪われた子供の悲しみ、親の嘆き、今こそ晴らしてやる!」
そう叫び、ゴーグルブラックに変身! 敵の目の前に舞い降ります。

この後は怪人との戦闘、巨大戦と続きます。
ブラックメインの回なので、ゴーグルクラブを使ったり、ゴーグルシーザーの援護攻撃もありました。
怪人を倒したことで人々の記憶も戻り、母を忘れた少女も無事に母のことを思い出しました。
「あの親子の涙を見た時、どんなことをしてでも助けてあげたかった。だからさ、こうするしかなかったんだ!」
黒田は、味方なのに騙すことになった仲間達にそう説明しました。
5人は平和が戻った街を笑顔で見つめていました。


そんなわけで、黒田の魅力がこれでもか!ってぐらい詰まっていた回でした。春田氏の生身のアクションも見ものですが、他にも黒田の頭脳派らしい一面や、人間的な魅力が描かれていました。

今回の配信であらためて第1話から見ていて気付いたのですが、実は黒田の主役エピソードって今回が初めてなんですよね。第6話や第10話でもメインでしたが、それらの回のゲストと大きく絡む役どころで、純粋な主役とは言いづらかったので。
作風的にゴーグルファイブのメンバーが脇役にまわることもあり、レッドを除いた他の3人もこれまで主役エピソードは3回ぐらいずつしかありません。レッドはさすがに主役エピソードが多いですが、ゴーグルⅤのリーダーだからメインとなった回や、ゲストと絡む役まわりの回(つまり他のメンバーでも成り立つ話)も多く、ゴーグルレッド = 赤間健一だから成り立つ話は少なかったりします。
個々の主役回が少ないのは残念ですが、今後もちゃんとそれぞれにありますし、全員が活躍する回や、サポートメンバーのコンボイにスポットが当たった回、魅力的なゲストが登場する回もあります。
今後の展開も楽しみです。

同じく配信されていた第25話は、前半の締めくくりという為か、最近省略されていたシーンが久し振りにカットされませんでした。具体的にいうとモズー誕生のシーンや、後楽園球場の下から出撃するゴーグルシーザーのシーン、ゴーグルタンクとダンプの発進シーンです。
珍しい要素としてはゴーグルロボが分離するシーンがあり、おかげで合体前の各マシンのそれぞれの戦闘シーンが見られました。他にも、ゴーグルⅤが空を飛ぶゴーグルスカイが見られたり、名乗りの際にバックファイヤーが起こる演出がありました。(翌年の『ダイナマン』の定番演出となりまたね)

なお、この回の怪人テラノモズーは、奇しくも今年の戦隊のモチーフでもある恐竜です。当時のイメージだと、大昔の地球に君臨していた恐るべき巨大生物だったのでしょうね。
これが6年後の『ライブマン』だと、絶滅したので現代の地球には居場所がない悲劇の生物として描かれました。(『ライブマン』の作風もあるでしょうが)
そして、10年後の『ジュウレンジャー』ではヒーローのモチーフとして採用。
以後、何度となくヒーローやロボに採用される人気モチーフとなりました。

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