熱く! 燃えるぜ!!
2014.08.13 (Wed) | Category : アニメ
この前の月曜日、CS放送のチャンネルNECOで『レッドバロン』(アニメ版)が最終回を迎えました。(金曜夕方と土曜朝にリピート放送があります)
まさかの放送開始に歓喜したのも、もう1年前になるんですね。
以前も書きましたが、やっぱりこの番組、主人公の 紅 拳 さん の魅力が大きなウェイトを占めてますね。
バカで無鉄砲でとにかくスケベで、それでいて次回予告で毎回叫んでいたように「熱く燃えるぜ!」と闘志を燃やす紅拳。始めはただ強くなりたいって感じ(これは当時格ゲーブームだったのもあると思います)だった拳が、仲間たちと絆が深まるごとに成長して、最終的には地球の危機をも救うという、古き良き王道ストーリー。細かい内容はかなり忘れていたのですが、そういうところが大好きで1994年当時見ていたんだなと思いました。
(続きは後日に書きます)
(ここからは8月18日に書いています)
それからこの番組、ヘンな人がやたら多いですが、見ていてゲンナリするようなドロドロした内面を覗かせるキャラはいません。
(しいて言うなら拳さんは時折、強さへの執着とか、焦りで仲間を信じずに1人で戦おうとしようとする姿を見せたりもしましたが、そういう面も素直に表面に出してました。それにまあ、あの人主人公だし、イイでしょ)
悪役はいても、憎まれ役や嫌われ役や視聴者をドン引きさせる役はいないというか?
味方も敵も、ストレートに主役やヒロインやライバルや悪役や黒幕やコメディリリーフをやってるので、穿った見方をする必要もなく素直に楽しめます(^^)
この『レッドバロン』の放送の少し後の時期(90年代後半)は、内面世界や閉じた世界・人間関係が前面に出てきてるアニメが続出するので、それらの作品とは根本的に雰囲気が違います。
そう書くと、単純な構造のストーリーでテンプレな登場人物しか出てこない番組だと思われるかも知れませんが、そんなことはありません。
49話に渡るストーリーは、途中で大会(アルティメット大会)が開かれたり、最強ライバルが登場したり、仲間たちと共に囚われのヒロイン翔子を助けに行ったりと、イベント編が適度にあります。
行方不明となった翔子の父は何処に? とか、中盤拳が目覚めた不思議な力は何か? みたいな伏線もありますし、それまで敵同士だった孔明とマリリンが惹かれ合うという意外なロマンス話もあったりします。
登場人物たちも、テンプレ要素以上に個性的かつ愛すべきキャラになっているので、そっちの印象の方が強いです。(というか、ムチャクチャ個性的なキャラばかりです)
まさかの放送開始に歓喜したのも、もう1年前になるんですね。
以前も書きましたが、やっぱりこの番組、主人公の 紅 拳 さん の魅力が大きなウェイトを占めてますね。
バカで無鉄砲でとにかくスケベで、それでいて次回予告で毎回叫んでいたように「熱く燃えるぜ!」と闘志を燃やす紅拳。始めはただ強くなりたいって感じ(これは当時格ゲーブームだったのもあると思います)だった拳が、仲間たちと絆が深まるごとに成長して、最終的には地球の危機をも救うという、古き良き王道ストーリー。細かい内容はかなり忘れていたのですが、そういうところが大好きで1994年当時見ていたんだなと思いました。
(続きは後日に書きます)
(ここからは8月18日に書いています)
それからこの番組、ヘンな人がやたら多いですが、見ていてゲンナリするようなドロドロした内面を覗かせるキャラはいません。
(しいて言うなら拳さんは時折、強さへの執着とか、焦りで仲間を信じずに1人で戦おうとしようとする姿を見せたりもしましたが、そういう面も素直に表面に出してました。それにまあ、あの人主人公だし、イイでしょ)
悪役はいても、憎まれ役や嫌われ役や視聴者をドン引きさせる役はいないというか?
味方も敵も、ストレートに主役やヒロインやライバルや悪役や黒幕やコメディリリーフをやってるので、穿った見方をする必要もなく素直に楽しめます(^^)
この『レッドバロン』の放送の少し後の時期(90年代後半)は、内面世界や閉じた世界・人間関係が前面に出てきてるアニメが続出するので、それらの作品とは根本的に雰囲気が違います。
そう書くと、単純な構造のストーリーでテンプレな登場人物しか出てこない番組だと思われるかも知れませんが、そんなことはありません。
49話に渡るストーリーは、途中で大会(アルティメット大会)が開かれたり、最強ライバルが登場したり、仲間たちと共に囚われのヒロイン翔子を助けに行ったりと、イベント編が適度にあります。
行方不明となった翔子の父は何処に? とか、中盤拳が目覚めた不思議な力は何か? みたいな伏線もありますし、それまで敵同士だった孔明とマリリンが惹かれ合うという意外なロマンス話もあったりします。
登場人物たちも、テンプレ要素以上に個性的かつ愛すべきキャラになっているので、そっちの印象の方が強いです。(というか、ムチャクチャ個性的なキャラばかりです)
上記の通り出てくるキャラは皆愛すべき点があった為か、序盤から出ていた悪役たちは最終的にみんな味方になっていきます。
彼らの代わりにレッドバロンが戦うことになるのが、自我に目覚め、暴走したコンピュータ「シグマ」です。
物語最終盤。一連の出来事の裏側には、「シグマ」というコンピュータが関わっていたこと分かり、そのシグマは人類に代わって世界を支配、いや地球をシグマそのものにしようと企てます。
シグマは究極の肉体を欲しており、その為独自にレッドバロンを分析。不気味な姿に変貌したレッドバロンのコピー体を作り続け、最終的にデスバロンという悪魔のロボットを作り上げます。
拳とレッドバロンの強さの秘密は、拳の持つ精神エネルギー「サイコパワー」にあると分析したシグマは、デスバロンに拳と同じ姿をしつつも非情な言動・行動をするをアンドロイドを乗せます。その偽物の拳は、アンドロイドでありながら本物の持つ不思議な力「サイコパワー」をも発揮でき、デスバロンの強大なパワーと合わせて圧倒的な力を発揮。ここに人間の持つ優位性は無くなり、絶望的な状況となります。
しかし、ロボットである為に本物のように無限にサイコパワーを発揮することは出来ず、本拠地のシグマタワーから離れ過ぎたのでサイコパワーが尽きて撤退。シグマは、にせ拳がサイコパワーを発揮し続ける策を講じます…
それまでの『レッドバロン』の世界観から浮いているようでいて、最後の相手を務めるのに相応しい、人間性など皆無なコンピュータ。
そのシグマとデスバロンを倒すカギは、人間の持つ絆でした。
1度目の決戦の後、拳の3人の仲間、孔明、仲達、シャドーは何故か姿を消します。
きっと訳があると諭す翔子の言葉も聞かず、自分はずっと1人だったと拳は飛び出していきます。(これには、サイコパワーを常時発揮できるように改良したコントロールシステムが、副作用で拳を情緒不安にしていた面もあります)
最終決戦では、デスバロンのにせ拳はサイコパワーが切れる問題を解消。捕えてた人間たちを乗せた円盤から精神エネルギーを補充することで、サイコパワーが持続するようになったのです。
もはや弱点など無くなったデスバロンを相手に、孤立無援の拳は追い詰められていきます。
その時、拳の下に3人の仲間たちが駆けつけます。彼らは、拳と同じサイコパワーを身につける特訓をしていたのです。
3人の友情を再び信じられるようになった拳は、彼らと力を1つにして戦います。そんな拳の姿を見て、翔子は言います。
「勝てるわ。今の拳は、自分だけが強ければいいと考えていた頃の拳とは違う」
そう。信じられる仲間たちの友情を得て、拳は本当の強さを身につけたのです。
あ、ちなみに円盤に乗せられていたのは拳の他の仲間たちで、デスバロン出現以前のシグマタワー内の決戦で消息不明となっていたマリリンら5人でした。
シグマが密かに回収しており、彼女らを分析することで人間の精神エネルギーを持つことが出来るアンドロイド拳を作り出した…と思われます。
偽拳のサイコパワーは自前のものでないから、供給源であるマリリン達から定期的に精神エネルギーを奪う必要があったのでしょうね。
で、精神エネルギー補充後「もうお前らに様は無い!」とデスバロンが円盤を撃墜したのですが、海中に沈んだところを拳の更に他の仲間であるフロイト博士らに救出されました。
話を戻しまして…
拳たち4人が力を合わせても、それでもデスバロンは、コンピューターシグマは強い!?
でも、拳たちにはもう1人仲間がいました。
それは、そばで彼らの戦いをずっと見つめてきた翔子。彼女の精神エネルギーが4人の乗るメタルファイターを蘇らせます。
拳とその仲間たちが放つ最後の攻撃。人間の絆の強さを理解できず、デスバロンの中のロボ拳は、そしてコンピューターシグマは崩壊していきます…
戦いが終わり、赤い夕陽を浴びてそびえ立つレッドバロン。
「赤い…赤い、燃えるような赤。レッド…バロン…」
拳が初めてレッドバロンで戦った日、アルティメット大会優勝後に慢心していた拳が再び闘志を呼び起こした日、それらの日と同じ言葉を呟く翔子。それは、彼女と拳の3度目の出会いだったのかも知れません。
そんな感じで最後までバトルシーンが続き、エピローグらしいエピローグはありませんでした。一応、上記の翔子の最後の台詞の前に、翔子と父である冴羽博士との再会シーンはちゃんとありましたけどね。(冴羽博士はシグマに操られて敵のボスをやっていた時期があり、その後ろめたさから翔子の前に姿を見せようとしてなかったのです)
「世界をシグマの野望から守った」「捕まっていた仲間たちも無事に助けだした」「翔子と冴羽博士は無事に再会できた」ことは分かっているので、特にモヤモヤしたことはありません。
あと、エンディング終了後に、海岸に並び立つメタルファイター達の姿が描かれ、その虚像が消えたかと思うと、今度は拳と仲間たちの姿が幻のように浮かびました。(幻というか、砂で作った像みたいな感じかな)
今後この世界がどんな風になっていくかは分かりませんが、そこは視聴者の想像に委ねられた―
毎週しみじみと聞いていたエンディングテーマの余韻が残ったまま、そのラストの場面を見て、そんな風に考えました。
本放送から20年。『レッドバロン』は今なお変わらぬ魅力を持った作品だと思いました。
オープニングテーマの歌詞に「未来の力」とか「明日の君は~」というフレーズがありますが、その「未来」や「明日」になったんだなと思うと、なんだか感慨深いです。
またいつの日か、見てみたいものです。
レッドバロン! ファイヤー!!
彼らの代わりにレッドバロンが戦うことになるのが、自我に目覚め、暴走したコンピュータ「シグマ」です。
物語最終盤。一連の出来事の裏側には、「シグマ」というコンピュータが関わっていたこと分かり、そのシグマは人類に代わって世界を支配、いや地球をシグマそのものにしようと企てます。
シグマは究極の肉体を欲しており、その為独自にレッドバロンを分析。不気味な姿に変貌したレッドバロンのコピー体を作り続け、最終的にデスバロンという悪魔のロボットを作り上げます。
拳とレッドバロンの強さの秘密は、拳の持つ精神エネルギー「サイコパワー」にあると分析したシグマは、デスバロンに拳と同じ姿をしつつも非情な言動・行動をするをアンドロイドを乗せます。その偽物の拳は、アンドロイドでありながら本物の持つ不思議な力「サイコパワー」をも発揮でき、デスバロンの強大なパワーと合わせて圧倒的な力を発揮。ここに人間の持つ優位性は無くなり、絶望的な状況となります。
しかし、ロボットである為に本物のように無限にサイコパワーを発揮することは出来ず、本拠地のシグマタワーから離れ過ぎたのでサイコパワーが尽きて撤退。シグマは、にせ拳がサイコパワーを発揮し続ける策を講じます…
それまでの『レッドバロン』の世界観から浮いているようでいて、最後の相手を務めるのに相応しい、人間性など皆無なコンピュータ。
そのシグマとデスバロンを倒すカギは、人間の持つ絆でした。
1度目の決戦の後、拳の3人の仲間、孔明、仲達、シャドーは何故か姿を消します。
きっと訳があると諭す翔子の言葉も聞かず、自分はずっと1人だったと拳は飛び出していきます。(これには、サイコパワーを常時発揮できるように改良したコントロールシステムが、副作用で拳を情緒不安にしていた面もあります)
最終決戦では、デスバロンのにせ拳はサイコパワーが切れる問題を解消。捕えてた人間たちを乗せた円盤から精神エネルギーを補充することで、サイコパワーが持続するようになったのです。
もはや弱点など無くなったデスバロンを相手に、孤立無援の拳は追い詰められていきます。
その時、拳の下に3人の仲間たちが駆けつけます。彼らは、拳と同じサイコパワーを身につける特訓をしていたのです。
3人の友情を再び信じられるようになった拳は、彼らと力を1つにして戦います。そんな拳の姿を見て、翔子は言います。
「勝てるわ。今の拳は、自分だけが強ければいいと考えていた頃の拳とは違う」
そう。信じられる仲間たちの友情を得て、拳は本当の強さを身につけたのです。
あ、ちなみに円盤に乗せられていたのは拳の他の仲間たちで、デスバロン出現以前のシグマタワー内の決戦で消息不明となっていたマリリンら5人でした。
シグマが密かに回収しており、彼女らを分析することで人間の精神エネルギーを持つことが出来るアンドロイド拳を作り出した…と思われます。
偽拳のサイコパワーは自前のものでないから、供給源であるマリリン達から定期的に精神エネルギーを奪う必要があったのでしょうね。
で、精神エネルギー補充後「もうお前らに様は無い!」とデスバロンが円盤を撃墜したのですが、海中に沈んだところを拳の更に他の仲間であるフロイト博士らに救出されました。
話を戻しまして…
拳たち4人が力を合わせても、それでもデスバロンは、コンピューターシグマは強い!?
でも、拳たちにはもう1人仲間がいました。
それは、そばで彼らの戦いをずっと見つめてきた翔子。彼女の精神エネルギーが4人の乗るメタルファイターを蘇らせます。
拳とその仲間たちが放つ最後の攻撃。人間の絆の強さを理解できず、デスバロンの中のロボ拳は、そしてコンピューターシグマは崩壊していきます…
戦いが終わり、赤い夕陽を浴びてそびえ立つレッドバロン。
「赤い…赤い、燃えるような赤。レッド…バロン…」
拳が初めてレッドバロンで戦った日、アルティメット大会優勝後に慢心していた拳が再び闘志を呼び起こした日、それらの日と同じ言葉を呟く翔子。それは、彼女と拳の3度目の出会いだったのかも知れません。
そんな感じで最後までバトルシーンが続き、エピローグらしいエピローグはありませんでした。一応、上記の翔子の最後の台詞の前に、翔子と父である冴羽博士との再会シーンはちゃんとありましたけどね。(冴羽博士はシグマに操られて敵のボスをやっていた時期があり、その後ろめたさから翔子の前に姿を見せようとしてなかったのです)
「世界をシグマの野望から守った」「捕まっていた仲間たちも無事に助けだした」「翔子と冴羽博士は無事に再会できた」ことは分かっているので、特にモヤモヤしたことはありません。
あと、エンディング終了後に、海岸に並び立つメタルファイター達の姿が描かれ、その虚像が消えたかと思うと、今度は拳と仲間たちの姿が幻のように浮かびました。(幻というか、砂で作った像みたいな感じかな)
今後この世界がどんな風になっていくかは分かりませんが、そこは視聴者の想像に委ねられた―
毎週しみじみと聞いていたエンディングテーマの余韻が残ったまま、そのラストの場面を見て、そんな風に考えました。
本放送から20年。『レッドバロン』は今なお変わらぬ魅力を持った作品だと思いました。
オープニングテーマの歌詞に「未来の力」とか「明日の君は~」というフレーズがありますが、その「未来」や「明日」になったんだなと思うと、なんだか感慨深いです。
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