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よみがえったマーグ

2012.06.06 (Wed) Category : アニメ(『ゴッドマーズ』)

(本文は6月14日に書いています。)

日テレプラスHDで放送されている『六神合体ゴッドマーズ』、この前の放送は第39話と第40話でした。
(見たのが先々週の金曜深夜で、一応メモ書きしましたが記憶間違いはあると思います(^^;))


様々なことが起こったマルメロ星を後にし、地球へと帰って来たタケル。
しかし彼に待っていたのは、非情な指令でした。
自分の居場所を見失ったタケルは、一人宇宙をさ迷い、思い出の地・第十番惑星で兄の幻影を見ます・・・



まずは第39話。

地球へ戻ったタケルは、大塚長官の呼び出しを受けます。
大塚の部屋には、シュミットという男も来ていました。
シュミットはタケルに、地球の首脳陣が決めたという指令を伝えます。

明神タケルは、地球防衛軍を解任。
ゴッドマーズの活動を禁止。

地球のお偉方は、タケルが個人的な感情で地球をマルメロ星の内乱に巻き込んだ罪で責任を取らせようとしているのです。

自分は正しいことをしたと思っているのに、分かってもらえなかったことにショックを受けるタケル。
とはいえ、実際地球上のアチコチに被害が出ているので、そんな判断を下す人間が出るのも無理はないと思います。

無論、地球人にもタケルの行動が正しいと信じている人間もいます。
大塚長官はシュミットが去った後、「分からんヤツが多すぎる!」と憤っていました。
その大塚に呼ばれていたタケルの育ての母の静子は、荒れてるタケルを諌め、
「あなたは超能力者。他の人とは違います」
と言って、力持たぬ人々の脆さと弱さを教えます。


夜、1人明神像の前で悩むタケル。
その時、この前タケルに呼びかけてきた謎の声が、再び聞こえてきました!?
「お前はプラス超能力者だ・・・!!」
そして、この前フローレの乗った小型機を襲ったことを思い出すタケル。
「ちが~~~う!!!!」
自らの叫び声で正気に返るタケル。
しかし、地球の人々から突き放されたと感じていたタケルには、相当こたえたようです。
「やはりこの俺の中にも、プラス超能力者の残忍な心があるのか・・・?」

朝が来て、タケルは決意します。
「ガイヤー!!」
明神像が割れ、ガイヤーが出現。
タケルは崖から飛び降りると、ガイヤーの放つビームで内部に収納されました。
(この乗り込みシーン、普段と違ってタケルが私服姿で行われました)

タケルは地球の人々に迷惑がかからないよう、プラス超能力者である自分は地球から出て行った方がいいと考えました。
「五神ロボ、来い!」
六神ロボを集め、地球を飛び出しすタケル。
そのことことに気付いたケレスにいるナオト達が通信で呼びかけてきたのですが、タケルは答えずに去って行きました。


その頃マイナス超能力者達の隠れ家であるノバでは、前回救助された法王シキールが人々に呼びかけていました。
壇上にはシキールの他にガッシュとフローレもいます。
フローレはマイナス超能力者達が憎むギロンの娘ですが、そのフローレ自身もマイナス超能力者だからと殺されそうになり、ようやく再会できた母アーモも失いました。
「諸君、フローレの苦しみは、まさにマルメロ星の苦しみです」
法王の呼びかけに、ガッシュも後押しします。
「みんな! フローレは我々の新しいシンボルだ!」
その提案に、歓声を上げて答える人々。
フローレは、そのシンボルには法王様がなるべきだと遠慮するのですが、当のシキールもフローレこそ相応しいと言います。
それにシキールは、一日も早くマルメロ星に帰ってマイナス超能力者達を守らなくてはならないとも言いました。
それを聞いて、フローレも大任を引き受けることを決意。
ガッシュの手を握ってそのことを示し、それを見た人々から再び歓声が上がりました。
こうして、ノバの人々の心を一つにまとめた法王シキールは、マルメロ星に戻りました。
「神のご加護を・・・」と、残った若者達の為に祈りながら。


一方マルメロ星ではギロン総統が、側近のバクトールからマーズの地球追放の報告を聞きました。
「面白いことになった。上手くいけば、我らの思い通りになる」
何かを企んだようで、不気味に笑うギロン総統。


木星にあるガリレイ基地からの異常発生のサインをキャッチしたケレス。
ナオト達はコスモクラッシャーで木星に向かいます。
到着してみると、既にガリレイ基地はメチャクチャに破壊されていました。
そこにいたのは・・・
「あ! ゴッドマーズだ!」
ゴッドマーズに呼びかけるクラッシャー隊。
しかし、ゴッドマーズはコスモクラッシャーに襲い掛かってきました!?
手にしたマーズフラッシュで斬りかかってきた上、ファイナルゴッドマーズのモーションに入りました。
止むを得ず、ナオトは「攻撃開始!」と応戦することに。
しかし尾翼にダメージを受け、撤退せざるを得ないことになりました。


シュミットに呼び出された大塚と静子は、クラッシャー隊から送られてきた映像を見せられました。
「タケルが・・・木星基地を・・・!?」
これは何かの間違いだという2人に、シュミットは「ヤツは地球人ではなく、しかもギロン総統と同じプラス超能力者だ!」と言います。
そして、「この責任は、大塚長官、あなたに取っていただく」と冷たく言います。


ケレスでは、何とか帰還したナオト達クラッシャー隊のメンバーはショックを受けていました
しかし他のスタッフ達は、タケルはプラス超能力者だからとあっさり割り切った発言をします。
「タケルさんはそんな人じゃないやい!」と食ってかかるナミダ。

その時、ケレスにゴッドマーズが近づいてきました。
ケレスの守備隊がただちにスクランブル!
しかしゴッドマーズは、守備隊の戦闘機を次々に撃墜していきます。
ケレスに来ていた大塚と静子が止めるように呼びかけるのですが、返事は来ず、ゴッドマーズは暴れ続けます。
この事態に、コスモクラッシャーも出撃!
「タケル・・・。お前が悪いんだからな!」と、ナオトは悲痛な表情を浮かべました。


「・・・!? ケレスが!?」
と、異常を感じたタケル。
この時タケルは、六神ロボを連れて宇宙をさまよっていました。

そう。
いまケレスで暴れているゴッドマーズは、ギロンが送り込んだニセモノだったのです!!
(まあ、予想どおりですが)
その偽ゴッドマーズは、ケレスを蹴破り、マーズフラッシュで切り裂いていきます。


ケレスのピンチを知って、救援に向かおうとするタケルでしたが・・・
「マーズ。戻ってはならん! お前は地球とはもはや無関係だ」
と、例の謎の声が呼びかけてきます。
その言葉に迷うタケルでしたが、前日に静子に言われた言葉を思い出します。
「タケル。あなたは地球と宇宙を結ぶ絆。逃げてはいけない!」
タケルは苦悩しますが、
「俺は行かなければ・・・!! 父さんと母さんの地球、俺の地球を守らなくてはいけない!!」
と決意し、ケレスに向かいます。


しかし、ケレスは既に偽ゴッドマーズによって壊滅的被害を受けていました。
破壊の限りを尽くし、去って行く偽ゴッドマーズ。
「防衛軍を追放されたから、こんなマネを・・・?」と、ケンジ司令。
「見損なったぞ、タケル!」とアキラ。
ニセモノだと知らない彼らは、あまりのことにタケルを疑う言葉を口にします。


ケレスに向かっていた六神ロボの前に、偽ゴッドマーズが現れ、襲い掛かってきました!?
「六神合体!!」
今回の合体バンクはBGMが流れ、例のマーズ格納のスフィンクスが四神ロボと飛ぶカットがありました。
こうして始まるゴッドマーズVS偽ゴッドマーズ。
マーズフラッシュで襲って来るニセモノの攻撃を受け止めるゴッドマーズ。
「ゴッドファイヤー!!」→「マーズフラッシュ!!」→「ファイナルゴッドマーズ!!」の流れで真っ二つにしました。

あっさり敵を倒しましたが・・・

偽ゴッドマーズのせいで、タケルは地球の敵扱いに・・・


(続きは明日書きます)


(ここからは6月15日に書いています)

続いて、第40話。

前回壊滅的被害を受けたケレスでは、急ぎ修理作業が行われていました。
いまだ偽ゴッドマーズの仕業だったとは知らず、ショック状態が続くクラッシャー隊。
「地球のお偉方は防衛軍を解任された腹いせだって言うが、俺のライバルはそんな安っぽい男じゃない!」
ナオトは誰よりもタケルを信じています。

その時、放送がかかりました。
ゴッドマーズが再び太陽系に近づいて来たと。
コスモクラッシャーの修理も終わっていない状態でしたが出撃することになりました。
出撃の際の通信で、ケンジ司令官は言います。
「もうタケルは仲間だと思うな」と。
その言葉に反論しようとするナオト達に、「命令だ」と押し切るケンジ。
通信が終わった後、「何が命令だ?」と次々に口にするメンバー。
ここ最近、司令官になって冷たい印象が増えたケンジへの不満が溜まっています。
しかし、そのケンジもまた彼らと同じ気持ちなのです。
通信を終え、辛そうな顔を浮かべていました。


ともかく、コスモクラッシャーはゴッドマーズ(正確には六神ロボ)の近づいて来ている方向に向かいます。
またニセモノだったらどうしよう?かと思いましたが、今回はちゃんと本物と遭遇できました(^o^)
ナオト達と会えて喜ぶタケルでしたが、そのナオトが言います。
「タケル! これ以上近づくな!」
「どういうことだ?」
ナオトはガリレイ基地とケレスに起こったことを話します。
タケルが「それは偽ゴッドマーズの仕業だ」と言うと、「どうせそんなことだろうと思った」とナオトも分かってくれます。
しかし命令が出ている以上、タケルが地球に近づくようなら攻撃しなくてはなりません。
「頼むタケル! 俺達にお前を攻撃させないでくれ!」とアキラに言われ、彼らの気持ちを察したタケルは六神ロボと共に去りました。
「みんな・・・すまない!」
タケルもそうですが、クラッシャー隊もまた辛い気持ちでいっぱいです。
アキラとナミダなど、クラッシャー隊を辞めると言い出すほどです。


その頃マルメロ星では、ニセモノ作戦が成功してギロンとバクトールは大喜び。
地球を追放されたタケルは、フローレ達を合流すると予想。
タケルの呼びかけに応答したら、マイナス超能力者達の隠れ家を突き止めるチャンスだと、ますます大喜びでした(^_^;)


地球から離れたタケルは、第十番惑星に辿り着きました。
そこはかつて、ギシン星の前線基地があった星。
タケルは、基地の跡地へと降り立ちます。
ギシン星と戦っていた日々を思い出すタケル。
「俺は昔とちっとも変わらないのに、何かが変わってしまった・・・」
基地の司令室内でロゼの座っていた椅子を見つけたタケルは、そこに腰をかけつつも彼女のことを思い出します。
「ロゼ・・・。今ごろ何処に?」


一方クラッシャー隊は、地球の静子の下に来ていました。
「辞める!」「辞める!」と大騒ぎの彼らに、静子は言います。
「皆さんには、偽者の証拠を探してほしいの」と。
それを聞き、自分達にやれることに気付くナオト達。
そこへ大塚長官がやって来ました。
タケルが第十番惑星にいるから出撃するよう命じます。
またもタケルを追い払わなくてはならないことに渋るナオト達でしたが、静子に促され、出撃します。
大塚は静子に自分の力不足を詫びますが、静子は安心したような顔で言います。
「あの子には仲間がいます。友情の絆で結ばれた仲間が」と。


椅子に座ったまま眠ってしまったタケルは、近づいてきた足音を耳にして目を覚まします。
「誰だ!?」
そこにいたのは・・・

「マーグ!?」

そう。死んだハズの兄マーグでした。

「・・・兄さんなんだね!!」
兄の手を取って、すがるタケル。
「どうした、マーズ?」
弱気になっている弟に、兄は叱咤激励をします。

「俺は今、思い出の中に生きている。だが、お前は違う!」

「いつまでも後ろを振り返っていないで、まっすぐ前を見つめなくてはいけない」

そして、宇宙の全ての人々を守れという父の残した言葉を思い出せと言います。
その言葉を聞いて、タケルの迷いは掻き消されました。
「ありがとう。おかげで迷いが取れた」
その言葉を聞いて、安心したマーグは消えていきます。
「何処にいても、共にいる」と言い残しながら。

消えていく兄に、待ってくれと呼びかけるタケル。
しかし、気がつくとタケルは椅子の上に座っていました。
マーグとの再会は、果たして夢だったのでしょうか?

不意に顔を上に向けると、司令室に開いた穴から見える空をコスモクラッシャーが横切ります。
コスモクラッシャーが来たことを知ったタケルは、基地の外に出ます。
ナオト達も、コスモから降りてタケルと対面します。
何度も辛い思いをさせたくないミカは、地球の目の届かない所まで行くよう頼みます。
その言葉を聞き、タケルは言います。
「俺はフローレの下へ行く。そして、マルメロ星の人々を救ってみせる!」
迷いを吹っ切ったタケルの表情を見て、ナオトは言います。
「行って来いよ、タケル。お前の無実は、俺達が証明してみせる!」
ミカも「タケル、気をつけて」と言います。
その言葉に頷き、タケルはガイヤーに乗って旅立ちます。
「みんな、いつかまた会おう!」


小惑星帯に辿り着いたタケルは、テレパシーでフローレに呼びかけます。
「フローレ、君に会いたい! いま何処にいるんだ?」
フローレ達がいるノバ基地を探すタケル。
しかし、そのテレパシーをマルメロ軍にキャッチされ、密かに追跡されます。
ノバ基地にいたガッシュはタケルのテレパシーに気付いたものの、追跡している戦艦にも気付きます。
タケルの呼びかけに答えようとしたフローレを説得し、応答しないことにしました。
「気の毒だが、今は大きな使命の方が大切だ」
「タケル、こめんなさい・・・」
そうこうしているうちに、ガイヤーはノバ基地があるエリアを通り過ぎてしまいました。

「フローレ・・・」
フローレ達からの返事が来ないので、元気をなくすタケル。
しかし、ガッカリしていたのはタケルだけではありません。
いつまで経っても海賊達が現れないので、ガイヤーを追跡していた戦艦の司令官は、
「こうなったら、マーズだけでも仕留める!」
と、攻撃することに。
「マルメロ軍だ!?」
背後から現れた敵を見て、タケルは叫びます。
「六神合体!!」

今週の合体シーンはBGMが流れました。
最近主題歌が流れることはないですね(^^;)

合体する前に倒そうと思っていたようで、敵司令官は「しまった!? エスパーロボを出せ!」と命じます。
しかし、その前に「ゴッドファイヤー!!」が命中して、戦艦は沈みました。

もう終わったと思いきや、エスパーロボが出現!!(乗っているのは司令官のみ)
というか、今回のエスパーロボのデザインって・・・・・・勇者ライディーン(゜д゜)!?
エスパーロボは両腕からゴッドブレイカー剣を出現させると、ゴッドマーズに襲い掛かります。
エスパーロボの両腕を掴んで、攻撃を防ぐゴッドマーズ。
「マーズフラッシュ!!」→「ファイナルゴッドマーズ!!」の流れで攻撃すると、エスパーロボは両腕の剣で受け止めようとするのですが、抗うことは出来ずに真っ二つにされました。
それにしてもこのエスパーロボ、足とか頭とかがホント、ライディーンだ(^^;)


「タケルは孤独だった・・・。
 戦いの空しさだけが残った。
 だが、タケルよ。くじけるな!
 宇宙に平和が訪れるその日まで」
とナレーションがしめて、この回終了です。



というわけで、久し振りに地球の人々が画面に映った2話でした。
しかし、タケルの身に起きたことは可哀そうなことばかりです。
でも、ナオト達との絆、そしてマーグ兄さんとの再会が盛り上がったのも、タケルがドン底に落ちた状態だったからこそ、よりかけがえのないものに見えたからでしょう。

しかし、第39話の敵はゴッドマーズ(ニセモノ)で、第40話はライディーン(もどき)。
当時出てたプラモデルの宣伝で、「ゴッドマーズを2つ買って、片方はニセモノってコトにして戦わせろ!」とか、「他の番組のロボットも敵メカにしてもいいんだぜ!」ということだったんでしょうかね?(^u^;)

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