「ここのクルーは家族だ。だから、いつ帰って来てもいいように・・・いつでもきれいにして、帰りを待っている」
2012.06.15 (Fri) | Category : アニメ(『ガンダムAGE』)
『機動戦士ガンダムAGE』第35話の感想です。
(本文は6月18日に書いています。
既に次の第36話が放映されていますが、例によって管理人はまだ見ていません(^^;))
消息不明の父アセムは、宇宙海賊の首領となっていた!?
衝撃の事実をフリットから聞かされ、混乱するキオ。
そのアセムから送られたメッセージで、地球とヴェンガンの戦いの行方を左右する〝呪われし秘宝〟の存在を知ったディーヴァのクルー。
一方ヴェイガンは、ゼハートの部隊とザナルドの部隊による挟撃作戦を展開しようとしていた・・・
(本文は6月18日に書いています。
既に次の第36話が放映されていますが、例によって管理人はまだ見ていません(^^;))
消息不明の父アセムは、宇宙海賊の首領となっていた!?
衝撃の事実をフリットから聞かされ、混乱するキオ。
そのアセムから送られたメッセージで、地球とヴェンガンの戦いの行方を左右する〝呪われし秘宝〟の存在を知ったディーヴァのクルー。
一方ヴェイガンは、ゼハートの部隊とザナルドの部隊による挟撃作戦を展開しようとしていた・・・
「僕の・・・父さん?」
今回の話は、前話でキオが宇宙海賊の首領の正体を知った場面の続きから始まります。
で、フリット爺さんが直後に言ったことが、「そうだ。だが、海賊に身を落とした男だ。アスノ家の人間とは認めん!」
で、「ヤツのことは忘れろ! 二度と口にすることも許さん!」です。
これはキツ過ぎます(>_<)
百歩譲ってキオが父に依存してないような子だったらまだしも、第3部冒頭のように父のことを考えてる面もありますし、キャプテン・アッシュ(実は父)に温かさを感じた直後だったわけですからね。
当然キオは納得できず、
「じいちゃん! どうして忘れろなんて言うのっ!? あの人は僕の父さんなんでしょっ!?」
と、MS格納庫中に響き渡る声で叫んでしまいます。
おかげで、その場にいたスタッフ達に、ほどなくして艦内全ての人間にも、宇宙海賊の首領がキオの父(フリットの息子)であることが知れ渡ってしまいます(^_^;)
でも、ディーヴァのクルー全員に知れ渡って、結果的に良かったと思います。
ユノア、ロディ、オブライトと、アセムのことをよく知っている人間達は、彼の生存を生存を喜んでいることが分かったからです。
それらの描写は、キオもそうですが、我々視聴者としても嬉しいかぎり。
第2部から付き続き登場しているキャラ配置が上手く活かされました(^u^)v
アセムの妹であるユノアは、キオに「私は兄さんが生きていると知って、すごく嬉しいわ」と言います。
フリットがあんな調子だったので、叔母からこう言ってもらえるとはキオも嬉しかったでしょう。
第2部では日常パートにしか出番がなかったユノアを第3部で戦艦に乗せたのは、このシーンの為でしょうか?
フリット以外のキオの肉親を艦内に配置したからこそ、出来たシーンです。
なお、このシーンのやり取りで、キオが未だに母ロマリーに連絡を取っていないことが判明。
シャナルアさ~~~んっ!!(T_T)
ロマリーは、アセムの生存を知ってどういう反応する以前に、キオが戦争していることにどう反応するのかが気になります(^_^;)
ロディは直接キオやフリットと絡むことは無かったのですが、ウットビットにアセムのことを話したり、後でメッセージ映像に出てきたアセムを見て驚いたりしてました。
「でも・・・そうか。アセムが・・・!!」と心の中で喜んでいました(^o^)
ウットビットも、キオの父ちゃんが戦死扱いだったと知って驚いていました。
母ちゃん(アリーサ)の元同僚だということは知ってるのかな?
そういや、今回ウェンディは子供3人共々出番なし。
幼馴染とはいえキオの父親とは会ったことがないので、出番がカットされたのでしょうか?
そして、今回最も印象に残ったのはオブライト。
MSデッキで清掃作業をしていた時、近づいてきたキオに話しかけました。
「アセムとは、一緒に戦っていたことがある。・・・生きていてよかったな」
そう言われてもまだ戸惑いが残っているキオに、オブライトは無言でモップを渡します。
オブさんとキオの会話シーンが描かれるのは初めてだと思うのですが、第3部ではオブさんは作戦で必要な最低限の会話しかしていません。
無口なので普段は話しかけづらいでしょうが、今のキオにとっては父アセムのことをよく知っている人。
清掃作業をしながら、キオはオブライトに訊ねます。
「オブライトさんはどうして、この艦の掃除なんてしてるんですか? 普通、こういうのはオートで・・・」
この問いかけに対するオブライトの答えは決まっています。
「ここは家だからだ」
そう。第2部でレミが言ってたことを、今でもオブさんは大事にしているのです。
この後、かつてレミが言ってたクルーは家族ということを静かに語るのですが、演じてる遊佐氏の演技力と相まってすごく感動しました(ToT)
年齢的にいえば出世や退役で引退していてもおかしくないオブさんが、未だに中尉階級で現役パイロットでいるのも、いつかディーヴァに再び配属される日を信じてこだわり続けたのでしょう。
そして、アセムが生きていたと知った今、このディーヴァに帰る日が来ると信じているのでしょう。
だから、今回の記事の題名に使った言葉を口にしたのでしょう。
「家族・・・。帰りを・・・」
クルーの中にもアセムを家族のように思ってくれている人がいる―
そのことは、キオには何より嬉しいことだったでしょう。
一方、フリットです。
キオに言ってた言葉だけだと、公の場での体面ばかりを気にしてるようなヤな人間の言い方でしたが、それだけではないようです。
ユノアは言います。父さんも私と同じで本当は嬉しいハズだと。
でも、
「大人になるとね、いろいろと複雑になるのよ。素直に感情を表せない時もあるの」
とキオに言いました。
そして、フリットにはセリック隊長が言います。
「ご自分のお孫さんに対して、キツイことをおっしゃる。実の父親を忘れろなどと」
気にしていたことをズバリ指摘されたためか、フリットも思わず本音を漏らします。
「エミリーには・・・妻にはこのことを知らせてやりたいと思う。だが、あのような息子の姿を見て、喜ぶかどうか・・・」
フリットもどうやら、海賊をやってる云々より、長い間連絡の1つもよこさなかったことに怒っているようです。
どんな姿であれ子供の無事を喜ばない親はいない、それは息子のキオだって同じと諭すセリック。
弱気な姿を見せてしまったことが恥ずかしくなったのか、これは自分の家族の問題だから口出しは止めてもらおうと言い出すフリット。
「こいつは失敬!」
久し振りに出ました、隊長の名言!
まあフリットも、息子よりも年下の若造に家族がどうのとか言われるのも面白くなかったのでしょう(^o^;)
ちなみに、エイラ曹長にオトロ軍曹が話題にしたりもしてましたが、
「知らない! 人ん家の事情には、首を突っ込まない主義なの!」
「でもなあ・・・。やっぱり気になるよ」
こんな感じでアセムのことを知らない大多数のクルー達は、気になったりする者もいるものの、アセムの行動に非難の言葉を言う人間はいない模様。
(まあ、いまだに軍に影響力のあるフリットの権限を恐れて、言えないだけかも知れませんが)
考えたら今のディーヴァに乗ってる人達って、問題児扱いされたりはしてましたが、皮肉屋はいませんからね。
セリック隊長は空気を読まない(※「読めない」ではない)けど、あの人、興味本位でベラベラ喋ってるだけだし(^^;)
あ!?
1人いました!!
タク(デブガキ)です!
「息子は海賊やってるし」
「案外、子供の教育はまるでダメなんですね」
あのお子さん、大きくなったら立派(?)な皮肉屋になりそうです(^_^;)
さて、艦内でいま話題のキャプテン・アッシュが、前回AGE-3に撃ち込んだメッセージ・カプセル。
その解析が終わりました。
何重にもプロテクトがかけられていましたが、ソフト面でのプロフェッショナルのロディさんが解除。
メッセージは映像として収録されていました。
さっそく再生したところ、映し出されたのはキャプテン・アッシュの姿。
ドクロのレリーフが付いた椅子に座っているので、みんなドン引きになったらどうしようかと思いました(^^;)
「この映像を見ているということは、何重にも張られたプロテクトを解除したってことだな。
合格だ。君たちには教えても大丈夫だろう。
我々ビジディアンが得た極秘情報だ。
この戦争の行方は、〝呪われた秘宝〟が握っている!」
というわけで、アセムが伝えようとしているのは、例の〝呪われし秘宝〟のことです。
ちょうど同じ頃ヴェイガン側でも、ゼハートがイゼルカント様から聞かされたようで、部下のレイルとフラム・ナラにこの話をしていました。
以下の説明シーンは、ディーヴァ側とヴェイガン側が切り替わりながら進みます。
(続きはこの後書きます)
(ここから続きです)
そもそも〝呪われし秘宝〟とは何か?
キャプテン・アッシュ曰くそれは、コロニー国家戦争以前のあらゆる軍事技術の巨大データベース。
「銀の杯条約」締結で破棄されたハズのそれらのデータは、当時の連邦政府により秘密裏に保存され、隠されていたのです。
ゼハート曰く、この時代より80年前、地球の調査をしていたイゼルカントがそのデータの一部を入手することが出来た。
それにより、ヴェイガン側が地球の技術水準を遥かに上回るテクノロジーを持つことが出来たようです。
そして、もしそれらのデータの全てを入手することが出来たなら、入手できた陣営はテクノロジーが一気に進歩し、持たぬ側に勝利することなど容易い。
それ故、連邦・ヴェイガン共に秘密裏に捜索しているようですが、血眼になって探しているのにいまだ所在は掴めず。
キャプテン・アッシュ曰く、そのデータが隠された小惑星を彼らは一度発見したそうですが、見失ってしまったようです。
キャプテン・アッシュは、その小惑星を探せとメッセージで伝え、
ゼハートは、特務隊に代わってその任務を引き継ぐことになったので、レイルに捜索の別働隊の編成と指揮を任せると伝えました。
彼らが探そうとするロストテクノロジーが治められたデータ、その名は「EXA-DB」と言います。
というわけで、この前の砂漠戦の時セリック隊長が疑問に思っていた、「何故ヴェイガンは優れた技術や、地球に適応できる機体の開発ができるのか?」に答えが出ました。
もともとが地球圏で発展した技術の応用なら、海や空や砂漠用のMSを開発できたことも納得です(^_^)
(でも個人的には、火星で生き延びる為と地球への復讐の為に、必死で技術を進歩させた、って方が執念を感じられてよかったのですが(^3^;)>)
というか一度リセットしたとはいえ、この時代の兵器をも上回るなんて、どれだけ物騒な兵器が乱開発されていたんだ、コロニー国家間戦争当時?(^u^;)
これは推測ですが、たぶんアスノ家に伝わるAGEシステムにも「EXA-DB」が使われているんじゃないでしょうか?
これまでロクに説明がなく、あるのが当たり前だったAGEシステムですが、これほど不条理な存在もありません。
敵にも味方にもAGEビルダーみたいな物があれば、互いに相手を上回ろうとしてドンドン物騒な兵器を作り出していても不思議ではありません(^_^;)
そういえば、当時はマーズバースデイ計画は失敗されたと思われており、地球圏ではエウバ派とザラム派(懐かしー♪)が争っていた、でいいのかな?
急に時代が飛んだり過去の話が出てきたりするので、そろそろ時空列的に並べなおして見てみようかな?(^^)
あと、イゼルカント様が地球の調査をしている時にそのデータの一部を入手したと言ってましたが、それが80年前のこと。
80年前に重要な任務に就いてたことから実年齢は100歳近いと思われますが、イゼルカント様もヴェイガン悲願の達成の為、コールドスリープを繰り返してきたものだと思われます。
なおゼハはフラム・ナラに「これはヴェイガンの中でも最重要機密だ」と釘を刺しています。
自分のことを快く思っていないザナルドの下から来た人間なので、一応警戒しているのでしょう。
ともかくEXA-DB探しはひとまず置いといて、ゼハ隊はこの後行われる作戦に専念することに。
というわけで新しい目標が出来たディーヴァ。
しかし、そのことについて考える間もなく、後方からザナルド指揮下の戦艦が現れます!?
MSを15機も出撃させており、ザナルドも専用機(ザムドラーグというそうです)に乗って出撃。
「さあ、出て来いガンダム!」
圧倒的戦力差にピンチの状態ですが、その上今度は前方からゼハートが指揮する戦艦が現れました!?
実はゼハとザナルドは、挟撃作戦でディーヴァを沈めようとしていたのでした。
もっとも、この2人の信頼関係は無きに等しいです。
ゼハの方は「言っておくが、我々は味方同士だ。それを忘れるな」とドサクサ紛れに撃つなよ?みたいなことを口にしてますし、
それを聞いたザナルドも否定などせず、「お前が足を引っ張らなければな」と、足を引っ張るなら味方とは認めん!的なことを口にしています。
ディーヴァが付け入るスキがあるとするならば、そんな両者の連携の不備をつく二虎共食を狙うべきでしょうが、あいにくフリットもナトーラもそんな敵の事情は知りません(^_^;)
しっかりした面が増えてきたとはいえ、この状況はまだナトーラには荷が重過ぎると思ったフリットは、代わりに指示を出します。
「艦長、フォトンブラスターの発射準備だ! 急げ!」
おおっ!! 遂に切り札のフォトンブラスターキャノンを使う時が来ました(^o^)/
第2部終盤では連発してましたが、第3部ではまだ使ってません。
この武器を使って前方の敵を蹴散らす・・・とまではいかずとも、道を切り開くことは出来ます。
MS隊にも出撃命令が出ましたが、あくまでフォトンブラスターキャノン発射までの時間を稼ぐためです。
その為、ディーヴァからあまり離れるなと指示が出ました。
今回キオはコアファイターで出撃し、出来たばかりの新型ウェア「Gバイパー」と合体させました。
AGE-3の新たなる姿―その名は、ガンダムAGE-3オービタル!!
一応地上戦でも運用できるようですが、メイン戦場は宇宙。
(ゲーム『ガンダムトライエイジ』のCMで、海中でズゴックと戦ってシャアをビビらせてるけど気にすんな!
あ、シャアは初代『ガンダム』に出てきた人で、仮面とマントと赤い服の人です)
で、AGE-3オービタルは、機体全体が高機動ユニットの塊のような感じで、機動性・制動性が大幅に向上。
武器はビームサーベル2本の他、右手で逆手に構える超砲身のシグマシスロングキャノンを持ちます。
このシグマシスロングキャノンですが、発射されたビームの形状が、独特の形状をしています。
ビームカッターとでも呼ぶべきでしょうか? 横長の形なのです。
しかも本編の描写を見る限り、敵機を追尾出来るようです・・・(゜д゜;)!?
どーやってよければいいんだ、こんなの!?(>_<)
相変わらずトンデモ兵器を作ります、AGEビルダーは(^_^;)
(対抗策としては、猛スピードで振り切る、追尾限界まで機動を変えまくる、こっちもビームを撃って相殺を狙う、装甲・シールド・耐ビームコーティング・バリア等で当たっても兵器なようにする、とかでしょうか?
それが出来れば苦労しないことばかりのような・・・?(^3^;)>)
対するゼハートのギラーガには、今回から新兵器が搭載されました。
脳波操縦システム「Xトランスミッター」と、脳波誘導兵器の「ギラーガビット」(全部で6基)が新たに装備されたのです。
設定の武器欄に「ギラーガビット」と書かれてたり、玩具の「ゲイジングビルダー」ではビットを装備しているのに、何で今まで使わなかったのか疑問だったのですが、単にまだ装備されてなかったのね(^u^;)
てっきり無重力空間でないと使えないとか、ゼハがフヌケだから使えないのかと思ってました(^3^;)>
なお、Xトランスミッターとギラーガビットを搭載した今の状態を、「モードX仕様」と呼ぶそうです。
あとギラーガビットは、ファルシアのビット(だけでなく歴代『ガンダムシリーズ』の類似兵器)と違って、ビット自体は発射せず、そこから撃ち出したビームを自在に操る(屈折・偏向させてるらしいです)ことで攻撃している模様。
感覚としては、『Ζ』と『ΖΖ』に登場するサイコガンダムMk-Ⅱのリフレクタービットや『センチネル』のEx-Sガンダムのリフレクターインコムを使った、ビーム反射攻撃に近いでしょうか?
でも、あれは反射用ユニットとしてビットやインコムを本体から分離させてたので、違うか・・・(^^;)
てなわけで、キオのAGE-3オービタルとゼハートのギラーガ(モードX仕様)、共に相手を追尾できるビームを撃つ機体同士の戦いとなりました。
(関係ないですが、フリットはゼハの気配を感じた時、「あいつだ・・・。ゼハート・ガレット」と呟いていました。名前、知ってたのね(^^;))
新型オービタルの機動性に驚くゼハでしたが、
「だがスピードでは、ギラーガも劣るものではない!」
と、対抗する気マンマン!
まあ、この前ウロッゾで不覚を取ったことを気にしているのでしょう(^^;)
で、接近戦を仕掛けてきたキオに「かかったな! ワイヤーを撃て!」と号令を出すゼハート。
近くに待機させていたダナジン4機がAGE-3に向かって、捕獲用のネットを発射してきました。
敵の狙いはガンダム捕獲にあった―そのことに気付くフリット。
でも幸い、キオはXラウンダーの力で見切って、ネットに捕らえられるのを回避するんですけどね。
それどころか、そのネットを逆利用されて、ゼハ涙目(ToT)
さて、この2人の戦いを面白く思っていない者がいました。
ザナルドです。
「ガンダムが向こうに行っただと? ゼハートなどにやらせるものかよ!」
せっかく自ら出撃したのに、AGE-3は彼のいるディーヴァ後方ではなくゼハのいる前方に向かったのも気にいらないようです。
まあキオが前方に向かったのはセリックの指示だし、アビス隊が前方に戦力を多めに回したのはフォトンブラスターキャノンを破壊されないようにする為なのでしょうが。
そんなことなどつゆ知らず、ザナルドはガンダムのいる方へ向かうことにします。
セリックのクランシェカスタムとジョナサンのクランシェが立ち塞がるのですが・・・
「アレはMSなのか・・・!?」
「で、デカい・・・!?」
ザムドラーグの巨大な姿を見て、2人に戦慄が走ります。
「邪魔するな、雑兵が!!」
容易く突破するザムドラーグ。
2人は追撃しようにも、他にも数多くMSがいるのでその相手で手一杯です。
(というか、後方担当が量産機2機だけって負担が大き過ぎじゃね? ディーヴァからの援護射撃もそれほど飛んでこないでしょうし)
ゼハートのギラーガだけでも手一杯なのに、そこにザナルドのザムドラーグまでやって来ました。
「くっ、このままじゃもたない・・・!? どちらかを一方を倒して、突破口を開く!」
倒せることが前提のキオの思考がステキ過ぎます(^^;)
で、キオが狙ったのは、ザナルドのザムドラーグの方。
「ふん! 私の方が倒しやすいと思ったか?」
そりゃそうだろ。
ゼハがシャアなら、アンタはマ・クベかコンスコンだ。
(※マ・クベとコンスコン・・・初代『ガンダム』に登場するキャラで、いずれもシャアに張り合った末、死亡。引き立て役となったわけだが、本人たちは別に無能というわけでもない。張り合う内容が悪すぎた)
引き立て役って感じじゃん。
AGE-3オービタルのデビュー戦のやられ役になるんでしょ?
それに、ギラーガビットみたいな厄介な武器も持ってないし、高機動のギラーガと違って動きも鈍そう。
キオがそっちを狙うのも当然だろ?
などと思いながら見てたのですが、ザナルドさん&ザムドラーグは思いのほか強かった。
巨大なクローを使ったパワー攻撃で圧倒します。
「だが! 攻撃方法は、ビームや剣だけではないのだよ!」
先ほどは、大変失礼なことを言いましたm(_ _)m
で、逃げようと背中を向けたAGE-3オービタルに、ザムドラーグが至近距離からビームを発射!!
かつてない程、ガンダムがピンチな状態でこの回は終わりました。
エェ~~~ッ(゜o゜;)!?
キオって前の2人と違って自分の力不足に嘆くような場面もなく、安定した強さを持ってたから、このラストは衝撃的でした。
しかも、オービタルの初陣ですからね。普通負けないと思ってしまいます。
まあ、それだけザナルドさん&ザムドラーグが強いってことなのでしょうが。
ゼハは意外とヘタれるから、ゼハの方がザナルドさんのかませなのかも知れません(-_-;)
ちなみに、孫のピンチにフリット爺さんはAGE-1フラットに乗って駆けつけようとしてたのですが、間に合いませんでした(>_<)
第2部のゼハ&デシル兄さん相手の時は間に合ったのになあ・・・
このままガンダムは、ヴェイガンの手に渡ってしまうのか?
そして、キオの運命は?
続きが気になるので、この後見ます(^^)>
今回の話は、前話でキオが宇宙海賊の首領の正体を知った場面の続きから始まります。
で、フリット爺さんが直後に言ったことが、「そうだ。だが、海賊に身を落とした男だ。アスノ家の人間とは認めん!」
で、「ヤツのことは忘れろ! 二度と口にすることも許さん!」です。
これはキツ過ぎます(>_<)
百歩譲ってキオが父に依存してないような子だったらまだしも、第3部冒頭のように父のことを考えてる面もありますし、キャプテン・アッシュ(実は父)に温かさを感じた直後だったわけですからね。
当然キオは納得できず、
「じいちゃん! どうして忘れろなんて言うのっ!? あの人は僕の父さんなんでしょっ!?」
と、MS格納庫中に響き渡る声で叫んでしまいます。
おかげで、その場にいたスタッフ達に、ほどなくして艦内全ての人間にも、宇宙海賊の首領がキオの父(フリットの息子)であることが知れ渡ってしまいます(^_^;)
でも、ディーヴァのクルー全員に知れ渡って、結果的に良かったと思います。
ユノア、ロディ、オブライトと、アセムのことをよく知っている人間達は、彼の生存を生存を喜んでいることが分かったからです。
それらの描写は、キオもそうですが、我々視聴者としても嬉しいかぎり。
第2部から付き続き登場しているキャラ配置が上手く活かされました(^u^)v
アセムの妹であるユノアは、キオに「私は兄さんが生きていると知って、すごく嬉しいわ」と言います。
フリットがあんな調子だったので、叔母からこう言ってもらえるとはキオも嬉しかったでしょう。
第2部では日常パートにしか出番がなかったユノアを第3部で戦艦に乗せたのは、このシーンの為でしょうか?
フリット以外のキオの肉親を艦内に配置したからこそ、出来たシーンです。
なお、このシーンのやり取りで、キオが未だに母ロマリーに連絡を取っていないことが判明。
シャナルアさ~~~んっ!!(T_T)
ロマリーは、アセムの生存を知ってどういう反応する以前に、キオが戦争していることにどう反応するのかが気になります(^_^;)
ロディは直接キオやフリットと絡むことは無かったのですが、ウットビットにアセムのことを話したり、後でメッセージ映像に出てきたアセムを見て驚いたりしてました。
「でも・・・そうか。アセムが・・・!!」と心の中で喜んでいました(^o^)
ウットビットも、キオの父ちゃんが戦死扱いだったと知って驚いていました。
母ちゃん(アリーサ)の元同僚だということは知ってるのかな?
そういや、今回ウェンディは子供3人共々出番なし。
幼馴染とはいえキオの父親とは会ったことがないので、出番がカットされたのでしょうか?
そして、今回最も印象に残ったのはオブライト。
MSデッキで清掃作業をしていた時、近づいてきたキオに話しかけました。
「アセムとは、一緒に戦っていたことがある。・・・生きていてよかったな」
そう言われてもまだ戸惑いが残っているキオに、オブライトは無言でモップを渡します。
オブさんとキオの会話シーンが描かれるのは初めてだと思うのですが、第3部ではオブさんは作戦で必要な最低限の会話しかしていません。
無口なので普段は話しかけづらいでしょうが、今のキオにとっては父アセムのことをよく知っている人。
清掃作業をしながら、キオはオブライトに訊ねます。
「オブライトさんはどうして、この艦の掃除なんてしてるんですか? 普通、こういうのはオートで・・・」
この問いかけに対するオブライトの答えは決まっています。
「ここは家だからだ」
そう。第2部でレミが言ってたことを、今でもオブさんは大事にしているのです。
この後、かつてレミが言ってたクルーは家族ということを静かに語るのですが、演じてる遊佐氏の演技力と相まってすごく感動しました(ToT)
年齢的にいえば出世や退役で引退していてもおかしくないオブさんが、未だに中尉階級で現役パイロットでいるのも、いつかディーヴァに再び配属される日を信じてこだわり続けたのでしょう。
そして、アセムが生きていたと知った今、このディーヴァに帰る日が来ると信じているのでしょう。
だから、今回の記事の題名に使った言葉を口にしたのでしょう。
「家族・・・。帰りを・・・」
クルーの中にもアセムを家族のように思ってくれている人がいる―
そのことは、キオには何より嬉しいことだったでしょう。
一方、フリットです。
キオに言ってた言葉だけだと、公の場での体面ばかりを気にしてるようなヤな人間の言い方でしたが、それだけではないようです。
ユノアは言います。父さんも私と同じで本当は嬉しいハズだと。
でも、
「大人になるとね、いろいろと複雑になるのよ。素直に感情を表せない時もあるの」
とキオに言いました。
そして、フリットにはセリック隊長が言います。
「ご自分のお孫さんに対して、キツイことをおっしゃる。実の父親を忘れろなどと」
気にしていたことをズバリ指摘されたためか、フリットも思わず本音を漏らします。
「エミリーには・・・妻にはこのことを知らせてやりたいと思う。だが、あのような息子の姿を見て、喜ぶかどうか・・・」
フリットもどうやら、海賊をやってる云々より、長い間連絡の1つもよこさなかったことに怒っているようです。
どんな姿であれ子供の無事を喜ばない親はいない、それは息子のキオだって同じと諭すセリック。
弱気な姿を見せてしまったことが恥ずかしくなったのか、これは自分の家族の問題だから口出しは止めてもらおうと言い出すフリット。
「こいつは失敬!」
久し振りに出ました、隊長の名言!
まあフリットも、息子よりも年下の若造に家族がどうのとか言われるのも面白くなかったのでしょう(^o^;)
ちなみに、エイラ曹長にオトロ軍曹が話題にしたりもしてましたが、
「知らない! 人ん家の事情には、首を突っ込まない主義なの!」
「でもなあ・・・。やっぱり気になるよ」
こんな感じでアセムのことを知らない大多数のクルー達は、気になったりする者もいるものの、アセムの行動に非難の言葉を言う人間はいない模様。
(まあ、いまだに軍に影響力のあるフリットの権限を恐れて、言えないだけかも知れませんが)
考えたら今のディーヴァに乗ってる人達って、問題児扱いされたりはしてましたが、皮肉屋はいませんからね。
セリック隊長は空気を読まない(※「読めない」ではない)けど、あの人、興味本位でベラベラ喋ってるだけだし(^^;)
あ!?
1人いました!!
タク(デブガキ)です!
「息子は海賊やってるし」
「案外、子供の教育はまるでダメなんですね」
あのお子さん、大きくなったら立派(?)な皮肉屋になりそうです(^_^;)
さて、艦内でいま話題のキャプテン・アッシュが、前回AGE-3に撃ち込んだメッセージ・カプセル。
その解析が終わりました。
何重にもプロテクトがかけられていましたが、ソフト面でのプロフェッショナルのロディさんが解除。
メッセージは映像として収録されていました。
さっそく再生したところ、映し出されたのはキャプテン・アッシュの姿。
ドクロのレリーフが付いた椅子に座っているので、みんなドン引きになったらどうしようかと思いました(^^;)
「この映像を見ているということは、何重にも張られたプロテクトを解除したってことだな。
合格だ。君たちには教えても大丈夫だろう。
我々ビジディアンが得た極秘情報だ。
この戦争の行方は、〝呪われた秘宝〟が握っている!」
というわけで、アセムが伝えようとしているのは、例の〝呪われし秘宝〟のことです。
ちょうど同じ頃ヴェイガン側でも、ゼハートがイゼルカント様から聞かされたようで、部下のレイルとフラム・ナラにこの話をしていました。
以下の説明シーンは、ディーヴァ側とヴェイガン側が切り替わりながら進みます。
(続きはこの後書きます)
(ここから続きです)
そもそも〝呪われし秘宝〟とは何か?
キャプテン・アッシュ曰くそれは、コロニー国家戦争以前のあらゆる軍事技術の巨大データベース。
「銀の杯条約」締結で破棄されたハズのそれらのデータは、当時の連邦政府により秘密裏に保存され、隠されていたのです。
ゼハート曰く、この時代より80年前、地球の調査をしていたイゼルカントがそのデータの一部を入手することが出来た。
それにより、ヴェイガン側が地球の技術水準を遥かに上回るテクノロジーを持つことが出来たようです。
そして、もしそれらのデータの全てを入手することが出来たなら、入手できた陣営はテクノロジーが一気に進歩し、持たぬ側に勝利することなど容易い。
それ故、連邦・ヴェイガン共に秘密裏に捜索しているようですが、血眼になって探しているのにいまだ所在は掴めず。
キャプテン・アッシュ曰く、そのデータが隠された小惑星を彼らは一度発見したそうですが、見失ってしまったようです。
キャプテン・アッシュは、その小惑星を探せとメッセージで伝え、
ゼハートは、特務隊に代わってその任務を引き継ぐことになったので、レイルに捜索の別働隊の編成と指揮を任せると伝えました。
彼らが探そうとするロストテクノロジーが治められたデータ、その名は「EXA-DB」と言います。
というわけで、この前の砂漠戦の時セリック隊長が疑問に思っていた、「何故ヴェイガンは優れた技術や、地球に適応できる機体の開発ができるのか?」に答えが出ました。
もともとが地球圏で発展した技術の応用なら、海や空や砂漠用のMSを開発できたことも納得です(^_^)
(でも個人的には、火星で生き延びる為と地球への復讐の為に、必死で技術を進歩させた、って方が執念を感じられてよかったのですが(^3^;)>)
というか一度リセットしたとはいえ、この時代の兵器をも上回るなんて、どれだけ物騒な兵器が乱開発されていたんだ、コロニー国家間戦争当時?(^u^;)
これは推測ですが、たぶんアスノ家に伝わるAGEシステムにも「EXA-DB」が使われているんじゃないでしょうか?
これまでロクに説明がなく、あるのが当たり前だったAGEシステムですが、これほど不条理な存在もありません。
敵にも味方にもAGEビルダーみたいな物があれば、互いに相手を上回ろうとしてドンドン物騒な兵器を作り出していても不思議ではありません(^_^;)
そういえば、当時はマーズバースデイ計画は失敗されたと思われており、地球圏ではエウバ派とザラム派(懐かしー♪)が争っていた、でいいのかな?
急に時代が飛んだり過去の話が出てきたりするので、そろそろ時空列的に並べなおして見てみようかな?(^^)
あと、イゼルカント様が地球の調査をしている時にそのデータの一部を入手したと言ってましたが、それが80年前のこと。
80年前に重要な任務に就いてたことから実年齢は100歳近いと思われますが、イゼルカント様もヴェイガン悲願の達成の為、コールドスリープを繰り返してきたものだと思われます。
なおゼハはフラム・ナラに「これはヴェイガンの中でも最重要機密だ」と釘を刺しています。
自分のことを快く思っていないザナルドの下から来た人間なので、一応警戒しているのでしょう。
ともかくEXA-DB探しはひとまず置いといて、ゼハ隊はこの後行われる作戦に専念することに。
というわけで新しい目標が出来たディーヴァ。
しかし、そのことについて考える間もなく、後方からザナルド指揮下の戦艦が現れます!?
MSを15機も出撃させており、ザナルドも専用機(ザムドラーグというそうです)に乗って出撃。
「さあ、出て来いガンダム!」
圧倒的戦力差にピンチの状態ですが、その上今度は前方からゼハートが指揮する戦艦が現れました!?
実はゼハとザナルドは、挟撃作戦でディーヴァを沈めようとしていたのでした。
もっとも、この2人の信頼関係は無きに等しいです。
ゼハの方は「言っておくが、我々は味方同士だ。それを忘れるな」とドサクサ紛れに撃つなよ?みたいなことを口にしてますし、
それを聞いたザナルドも否定などせず、「お前が足を引っ張らなければな」と、足を引っ張るなら味方とは認めん!的なことを口にしています。
ディーヴァが付け入るスキがあるとするならば、そんな両者の連携の不備をつく二虎共食を狙うべきでしょうが、あいにくフリットもナトーラもそんな敵の事情は知りません(^_^;)
しっかりした面が増えてきたとはいえ、この状況はまだナトーラには荷が重過ぎると思ったフリットは、代わりに指示を出します。
「艦長、フォトンブラスターの発射準備だ! 急げ!」
おおっ!! 遂に切り札のフォトンブラスターキャノンを使う時が来ました(^o^)/
第2部終盤では連発してましたが、第3部ではまだ使ってません。
この武器を使って前方の敵を蹴散らす・・・とまではいかずとも、道を切り開くことは出来ます。
MS隊にも出撃命令が出ましたが、あくまでフォトンブラスターキャノン発射までの時間を稼ぐためです。
その為、ディーヴァからあまり離れるなと指示が出ました。
今回キオはコアファイターで出撃し、出来たばかりの新型ウェア「Gバイパー」と合体させました。
AGE-3の新たなる姿―その名は、ガンダムAGE-3オービタル!!
一応地上戦でも運用できるようですが、メイン戦場は宇宙。
(ゲーム『ガンダムトライエイジ』のCMで、海中でズゴックと戦ってシャアをビビらせてるけど気にすんな!
あ、シャアは初代『ガンダム』に出てきた人で、仮面とマントと赤い服の人です)
で、AGE-3オービタルは、機体全体が高機動ユニットの塊のような感じで、機動性・制動性が大幅に向上。
武器はビームサーベル2本の他、右手で逆手に構える超砲身のシグマシスロングキャノンを持ちます。
このシグマシスロングキャノンですが、発射されたビームの形状が、独特の形状をしています。
ビームカッターとでも呼ぶべきでしょうか? 横長の形なのです。
しかも本編の描写を見る限り、敵機を追尾出来るようです・・・(゜д゜;)!?
どーやってよければいいんだ、こんなの!?(>_<)
相変わらずトンデモ兵器を作ります、AGEビルダーは(^_^;)
(対抗策としては、猛スピードで振り切る、追尾限界まで機動を変えまくる、こっちもビームを撃って相殺を狙う、装甲・シールド・耐ビームコーティング・バリア等で当たっても兵器なようにする、とかでしょうか?
それが出来れば苦労しないことばかりのような・・・?(^3^;)>)
対するゼハートのギラーガには、今回から新兵器が搭載されました。
脳波操縦システム「Xトランスミッター」と、脳波誘導兵器の「ギラーガビット」(全部で6基)が新たに装備されたのです。
設定の武器欄に「ギラーガビット」と書かれてたり、玩具の「ゲイジングビルダー」ではビットを装備しているのに、何で今まで使わなかったのか疑問だったのですが、単にまだ装備されてなかったのね(^u^;)
てっきり無重力空間でないと使えないとか、ゼハがフヌケだから使えないのかと思ってました(^3^;)>
なお、Xトランスミッターとギラーガビットを搭載した今の状態を、「モードX仕様」と呼ぶそうです。
あとギラーガビットは、ファルシアのビット(だけでなく歴代『ガンダムシリーズ』の類似兵器)と違って、ビット自体は発射せず、そこから撃ち出したビームを自在に操る(屈折・偏向させてるらしいです)ことで攻撃している模様。
感覚としては、『Ζ』と『ΖΖ』に登場するサイコガンダムMk-Ⅱのリフレクタービットや『センチネル』のEx-Sガンダムのリフレクターインコムを使った、ビーム反射攻撃に近いでしょうか?
でも、あれは反射用ユニットとしてビットやインコムを本体から分離させてたので、違うか・・・(^^;)
てなわけで、キオのAGE-3オービタルとゼハートのギラーガ(モードX仕様)、共に相手を追尾できるビームを撃つ機体同士の戦いとなりました。
(関係ないですが、フリットはゼハの気配を感じた時、「あいつだ・・・。ゼハート・ガレット」と呟いていました。名前、知ってたのね(^^;))
新型オービタルの機動性に驚くゼハでしたが、
「だがスピードでは、ギラーガも劣るものではない!」
と、対抗する気マンマン!
まあ、この前ウロッゾで不覚を取ったことを気にしているのでしょう(^^;)
で、接近戦を仕掛けてきたキオに「かかったな! ワイヤーを撃て!」と号令を出すゼハート。
近くに待機させていたダナジン4機がAGE-3に向かって、捕獲用のネットを発射してきました。
敵の狙いはガンダム捕獲にあった―そのことに気付くフリット。
でも幸い、キオはXラウンダーの力で見切って、ネットに捕らえられるのを回避するんですけどね。
それどころか、そのネットを逆利用されて、ゼハ涙目(ToT)
さて、この2人の戦いを面白く思っていない者がいました。
ザナルドです。
「ガンダムが向こうに行っただと? ゼハートなどにやらせるものかよ!」
せっかく自ら出撃したのに、AGE-3は彼のいるディーヴァ後方ではなくゼハのいる前方に向かったのも気にいらないようです。
まあキオが前方に向かったのはセリックの指示だし、アビス隊が前方に戦力を多めに回したのはフォトンブラスターキャノンを破壊されないようにする為なのでしょうが。
そんなことなどつゆ知らず、ザナルドはガンダムのいる方へ向かうことにします。
セリックのクランシェカスタムとジョナサンのクランシェが立ち塞がるのですが・・・
「アレはMSなのか・・・!?」
「で、デカい・・・!?」
ザムドラーグの巨大な姿を見て、2人に戦慄が走ります。
「邪魔するな、雑兵が!!」
容易く突破するザムドラーグ。
2人は追撃しようにも、他にも数多くMSがいるのでその相手で手一杯です。
(というか、後方担当が量産機2機だけって負担が大き過ぎじゃね? ディーヴァからの援護射撃もそれほど飛んでこないでしょうし)
ゼハートのギラーガだけでも手一杯なのに、そこにザナルドのザムドラーグまでやって来ました。
「くっ、このままじゃもたない・・・!? どちらかを一方を倒して、突破口を開く!」
倒せることが前提のキオの思考がステキ過ぎます(^^;)
で、キオが狙ったのは、ザナルドのザムドラーグの方。
「ふん! 私の方が倒しやすいと思ったか?」
そりゃそうだろ。
ゼハがシャアなら、アンタはマ・クベかコンスコンだ。
(※マ・クベとコンスコン・・・初代『ガンダム』に登場するキャラで、いずれもシャアに張り合った末、死亡。引き立て役となったわけだが、本人たちは別に無能というわけでもない。張り合う内容が悪すぎた)
引き立て役って感じじゃん。
AGE-3オービタルのデビュー戦のやられ役になるんでしょ?
それに、ギラーガビットみたいな厄介な武器も持ってないし、高機動のギラーガと違って動きも鈍そう。
キオがそっちを狙うのも当然だろ?
などと思いながら見てたのですが、ザナルドさん&ザムドラーグは思いのほか強かった。
巨大なクローを使ったパワー攻撃で圧倒します。
「だが! 攻撃方法は、ビームや剣だけではないのだよ!」
先ほどは、大変失礼なことを言いましたm(_ _)m
で、逃げようと背中を向けたAGE-3オービタルに、ザムドラーグが至近距離からビームを発射!!
かつてない程、ガンダムがピンチな状態でこの回は終わりました。
エェ~~~ッ(゜o゜;)!?
キオって前の2人と違って自分の力不足に嘆くような場面もなく、安定した強さを持ってたから、このラストは衝撃的でした。
しかも、オービタルの初陣ですからね。普通負けないと思ってしまいます。
まあ、それだけザナルドさん&ザムドラーグが強いってことなのでしょうが。
ゼハは意外とヘタれるから、ゼハの方がザナルドさんのかませなのかも知れません(-_-;)
ちなみに、孫のピンチにフリット爺さんはAGE-1フラットに乗って駆けつけようとしてたのですが、間に合いませんでした(>_<)
第2部のゼハ&デシル兄さん相手の時は間に合ったのになあ・・・
このままガンダムは、ヴェイガンの手に渡ってしまうのか?
そして、キオの運命は?
続きが気になるので、この後見ます(^^)>
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