CANDY TIME

2024年もよろしく!!

第 3話 守られるより守りたい(その6)

2017.04.01 (Sat) Category : 坂本ですが?

(本文は4月26日、27日に書いています)

Vulcanlog(ヴァルカンログ)坂本を使った『坂本ですが?』再現ネタ
今回は3月30日の続きで、第3話・その6
長くなった第3話も、いよいよ今回で終了です。
(第3話を最初から見たい方は、こちらをクリック)

※坂本以外のキャラは他の作品のフィギュアを代役にしてますので、「イメージが壊れる」と思う方はスルーで宜しくお願い致します。
また、原作やアニメとは名称を違うものに変えたり、描写の変更・省略してたりする場面もありますが、そちらもご了承下さい。


まずは前回のあらすじ

バイト先のバーガーショップに客として来た不良2人に、バイトしていることがバレた久保田
2人にバイト終了後にガクブン公園に来るよう言われ、久保田はただ、それに従うしかなかった。
脅されてバイト代を差し出そうとする久保田だったが、直前で坂本の言葉を思い出した。
激しい暴行を受けても尚、自分で働いて得た金を守ろうとする久保田
そこへ、入れ忘れた物を届けに来たと称して、坂本が駆けつけた――!!



ここから本編です。




「!?」「お前は さっきの……!」

意外な人物の登場に驚く不良達

「! 坂本君!」

久保田もまた、驚きの声を上げる。

3人の人間から注目が集まったその人物は、次の瞬間―

シュン

空高く舞い上がり、不良達の眼前から姿を消した!?


「!?」「消え…!?」


事態が把握できない不良達は無防備状態に!


ヤツらの背後に音もなく着地した坂本は、奇襲をかける!!



「秘技」






「 怪 獣 退 治 の 専 門 家 」
  (スペシウム・レイ)




ズシャッ
(※入れ忘れたセットの景品を渡しているだけです)




「お おいっ」



「続きまして……」





「 魂 が 入 る 人 形 」
  (スパーク・ドールズ)




「ギャーーッ」
(※入れ忘れたセットの景品を渡しているだけです)


<原作とここが違う!>
今回の記事では、坂本が入れ忘れたのはウルトラハッピーセットの景品で、秘技もそれに準ずるものとなっている。これは撮影の都合である。
原作で坂本が入れ忘れた物は他の物で、当然ながら繰り出された秘技もそちらに因んだ技である。気になる人は、原作第1巻かアニメ第2話Aパートを見てみよう。




久保田大ピンチの現場に現れた坂本は、あっという間に2人の不良を地に伏せさせた。


「残念ながら カウンターパーソンの僕に出来るのは ここまでです」


「あとは オペレーションの久保田君……」

あなただからこそ」
出来る事があるはずですよ……」

促すように告げる坂本の言葉が、久保田の勇気を呼び起こす。


「僕だからこそ 出来る事……」






立ち上がった久保田は、不良達に向かって突進していく。



「ひ」


「ひぎ」


そして放たれる久保田の秘技!!
その名は―




「 パ ン で 挟 め 」
  (パンズプレス)

 

ぐあ゛あ゛あ゛
その重圧に、悲鳴を上げる不良達!!


更に久保田は、砂場にしゃがみ込んで両手で砂を掬う!

「そしてっ」

「忘れちゃいけないっ」

久保田両手に集めた砂を、不良達の上空目がけて放った!!



「 ポ テ ト に は 塩 」
 (ポテトソルト)





 アア
頭上から降り注ぐ砂を浴び、不良達はまたも絶叫!!


砂まみれになった不良達は、たまらず逃げ出す。

もーいい
「お前ら」「メンドクせーわ」
ぺっぺっ



(※久保田と坂本の行動は、自分の身を守る防衛行動、及び友人を助ける行動(忘れ物を手渡す行動?)です。あくまで緊急的な行動であり、過剰に攻撃を加えたり、何も悪いことをしてない人に行うのは間違いです。せっかく勇気を振り絞ったのなら、自分の方が悪者にならないように気を付けましょう。
 もちろん戦うだけでなく、仲間全員で逃げる、穏便な方法で解決する、等ができるなら、それでも構わないでしょう。その行動ができるのもまた、勇気がある故です)


そして、ガクブン公園には坂本久保田のみが残された。


「ハア ハア」

「や やった… やったぞ…!」

涙交じりに勝利をかみしめる久保田

「……」
それを見つめる坂本


「坂本君」

久保田は坂本の方に向き直り、感謝の言葉を述べる。


「ありがとう 僕 わかったよ」


「本当に 守らなくちゃいけないのは……」


ザザ


「自分自身でも……」


「ましてや お金でもない……」




「誇りだったんだ」










シャー(←走行音)




「って ええ~~!?」



キキッ(←ブレーキ)


久保田の言葉も聞かずに立ち去ろうとしていた坂本だったが、久保田の驚きの声を聞いて乗り物を停止させた。


「僕はまだ バイト中ですので」

あなたの戯れ言に お付き合いしてる暇はありません」


「そんな ご無体な…」

坂本のキツイ口調と表情に、茫然となる久保田(※まあ坂本にとっては、当然の認識ですしね)


だが、次の瞬間には坂本の表情穏やかなものになった。


「……まあでも」

先程の必殺技…」

「まだまだ荒削りですが」


光るものはありましたよ」



その言葉救われたような気持ちを感じる久保田だった。



おしまい。



<キャラ紹介05>

久保田吉伸
坂本のクラスメイト。
気の弱いのを不良達につけ込まれ、カツアゲの対象にされていた。
そんな身故か当初は卑屈な面も見られたが、坂本と行動するうちに精神的に強くなっていった。
坂本そんな彼には一目置いてるようで、一緒に行動したり相談をしたりされたりする間柄となる。
余談だが、後に彼そっくりな母親も登場する。

久保田の代役は、「ウルトラ怪獣500」の再生怪獣サラマンドラ
当初は久保田のCVである石田 彰氏が演じたキャラに代役させようかと思ったのだが、立体化されているのは美形揃いで久保田とイメージが被るキャラが思いつかなかったので断念。
坂本達よりも背が低く、どこか愛嬌があるキャラということから、現行の怪獣ソフビを使用することに。
「80」怪獣であるサラマンドラが抜擢されたのは管理人の思い入れからだが、そもそもサラマンドラ当ブログでは過去にも男子高校生として登場している実績もあったりする。
ちなみに原作・アニメ共に、久保田は第1話と第2話にも登場しているのだが、意外なキャスティングを際立たせる為に、彼がメインとなる今回の話まで敢えて登場させなかった。


<キャラ紹介06 & 07>

不良A & 不良B
県立学文高校の生徒で、坂本たち1年2組とは別のクラスの1年生(だと思われる)2人。
気の弱い久保田に目を付け、脅して金を巻き上げていた。
不良だがあつし達とは違って学内のグループには属していないようで、自分たちだけで行動していた模様。その為か、自分たちより弱いと思う者には何処までも強気であたり、逆に敵わないと思うと(人数面での不利さは無いにも関わらず)あっさり逃げ出した。
このマンガでは珍しく最後まで改心も反省もしなかった連中で、以後の話にも登場しない。アニメ化された際もキャラクター名は設定されず、役名も「不良」でモブキャラと変わらなかったりする。

不良AとBの代役は、久保田役に合わせる形で「ウルトラ怪獣500」のレッドキングラゴンを使用。ちなみに、AがレッドキングBがラゴン。
原作では憎まれ役でしかないので、他のどの作品のキャラを使ってもイメージが悪くなりそうなので配役には悩んだ。
白羽の矢が立ったのは、漫画『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』ガキ大将キャラだったレッドキング。
相方のラゴンの方は、色・体型的にバランスが取れるかと思っての配役である。
見た目の愛嬌で、多少なりとも彼らのあくどさ和らいで感じられたら幸いである。
余談だが、この2体の怪獣は『ウルトラマンギンガ』でヒロイン2人がウルトライブしたことがあったりする。つまり、中身が女子高生。JK。
ひょっとしたら、原作と違って「CANDY TIME版『坂本ですが?』」では、2人は女生徒なのかも知れない…?



(第4話予告はこちら)

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