CANDY TIME

2024年もよろしく!!

激突! 始祖VS始祖!!

2016.02.27 (Sat) Category : ゆで(新作『キン肉マン』)

(本文は3月12日~14日、17日、22日、24日、27日~30日に書いています)

Web連載『キン肉マン』の感想です。

正義・悪魔・完璧―
異なる3つのイデオロギーがぶつかる場に、シルバーマンが姿を現した!
完璧始祖の1人としてではなく正義超人を作り上げた者として、かつての仲間たちと対峙するシルバーマン。
はたして彼の思いは、かつての友サイコマンや、師であったザ・マンに届くのだろうか…?



まずは1月18日配信回から。

かつて自ら神の座を捨て、超人という種の可能性に懸けてきたザ・マン。
自分たちを導いてくれた恩師に今でも感謝の念を抱いていると告げるシルバーは、それ故いまのザ・マンことストロング・ザ・武道に自らの思いを訴えます。

「でも今のあなたは かつてあれほど慈しみ 愛してきた 超人たちのほうを 向いてないのでは ないですか…?」
「超人を育てるのではなく 利用しようとしている そんなあなたは見たくない」
「だから僕は兄に 賛同したのです」

そして、「引導を渡す」日がとうとう来たのだと告げます。


その言葉を静かに聞いていた武道は、ゴールドマンとジャスティスマンに「お前たちもシルバーと同意見だというのか?」と問うのですが、2人は何も答えません。

一方、前回泣いてたサイコマンもようやく落ち着いたようで、彼にとって残酷な現実(=シルバーの裏切り)を受け入れていました。

「どちらの言い分が 正しいか  どちらの歩んだ道が 正しかったのか」
「闘って決めましょうよ  あなたと私 ふたりだけで久々に…ね」

その挑戦の言葉に、「その為にやって来た」と返すシルバーマン。
シルバーは、すぐ後ろに控えるスグルにこれから行われる闘いを見るように言います。

「そして 考えるのです  私が後世の 正義超人に 何を期待して いたのか」
「そして この先の未来 あなたたちが どう 生きていくべき なのかをね」

そう言った後、頭上を見上げるシルバー。
この場にいるもう1人の子孫であり、今は完璧無量大数軍となったネメシスにも同じことを促します。


サイコマンの立つ4Fリングに戻ろうとするシルバーマン。
かつて「下等超人どもを大虐殺した」リングで、今こうしてシルバーマンと闘えることにゾクゾクしているサイコマン。
しかし、サイコマンはついさっきまでブロッケンJr.と戦っていたということもあり、超人委員会がストップをかけてきました。
まあ第2ステージから毎回試合があったわけだから、コンディションが万全ではないだろうというのは妥当な判断。
しかしサイコは、これを一喝。

「なめては いけませんよーーーーっ!!」

せっかくの勝負をジャマされてたまるかと、サイコマンさんのノープロブレムアピール!!


「私は完璧超人始祖 本日 下等超人ども 何人かと闘いましたが」



「ノーダメージです」




「ノーダメージです」




「ノーダメージです」






ブロッケ~~~~~ンッ!!???!!??



いや、まあ超人は回復力がスゴイ面もあるわけだから、後に引くようなダメージは受けてないってコトでしょうけど。

最初に戦かったバッファ・スプリング組、次に戦ったプラネットマン戦でのダメージは次の試合までの間に回復してたってことでいいとして、
やっぱり、ついさっきまで戦っていたブロッケンが不憫です(--;)

あと、これだけいろいろなコトが起こっているのですが、劇中ではまだ一日も経ってないと改めて思いました。
まあ旧作の『黄金のマスク編』も一日、『夢の超人タッグ編』も二日間だったので、バトル漫画で時間の流れは気にしない方がいいのですが。


それはともかく、サイコマンさんの熱弁は続きます。

「むしろ 体の心配をして さしあげるなら シルバーマンさん
そちらのお方は 長い間 キン肉大神殿に 祀られていて 少々 試合勘が鈍って おいでではないかと」
「超人レスラーの 体調を考慮するなら むしろ シルバーさんのほうでは ないのですかーーっ!」

なんと、シルバーの方がコンディション悪いんじゃね? って話に。
これもまあ、一理あります。
とはいえこの漫画、ブランクがあってもすぐに試合勘を思い出すという黄金パターンが多いので、心配いらないと思いますが(^u^;)

何はともあれ、委員会に(そして我々読者に)2人の間にアンフェアになりかねない要素は無いということが伝わり、ここに完璧超人始祖同士の試合がマッチメイク。

許されざる世界樹エクストラマッチ シルバーマンVSサイコマン

遂に、伝説のシルバーマンの闘いが拝める時が来ました!!


かつて「最も数多くのスパークリングを重ねた」相手に、2人の対戦成績を覚えているかと尋ねるサイコマン。
「勝った数も負けた数も ちょうど同じ五分だった」と答えるシルバーマン。
その答えに喜びつつも、サイコは言います。

「私たちが別々の道を歩んだ あの日から実力差が 付いたとすれば それはお互いの 生き様の差です」
「あなたと私 どちらの生き様が 正しかったか  それを決めるのに これ以上ふさわしい 方法はありません」

「ああ 勝って キミと再び わかりあう  それが 僕の願い なんだから」

「ニャガニャガニャガ 奇遇ですね  私も同じ考えです  では 始めましょうか!」

因縁の2人の闘い。
トリッキーな戦法と、未だ見せぬ「始祖としての奥義」を持つサイコ相手に、シルバーは如何にして戦うのか?
旧作では「攻撃よりも防御」と守りを重んじる考え方をしていた(左腕に円盾付けてるし)し、「肉のカーテン」の元祖の使い手なので、防御主体の戦法を使うのでしょうか?
それとも「虐殺王」と呼ばれた一面を見せ、敢えて非情な闘いをするのか?
続きが気になります!!



続いて、1月25日配信回

シルバーマンVSサイコマン、試合開始!!

「ニャガ~~~ッ」

開幕直後にサイコマン、いきなり巨握の掌でシルバーマンで攻撃!
しかし、シルバーはそれを左腕の円盾で防ぎます。
この漫画では珍しい、盾を使った防御です。
レスリングで主に戦う漫画だから、露骨に盾を使うのはなんか新鮮。
というか、他に盾持ってるヤツっていたっけ?
銅ベルマンぐらいか?

サイコが掴みあげようとしても、それを上手く切り返していくシルバー。
さすがは防御主体の始祖です。

「ニャガ ニャガ ニャガ 私としたことが つい ハシャいで しまいました」
「久々に あなたと正面から 組みたくなったの ですが その結果 とんだ しっぺ返し です」
「正面から 組みついていくのは あなたの 最も得意とする 基本中の 基本戦術でした」

サイコは嬉しくて正面からぶつかっていったようですが、それがシルバー相手だとやってはいけない手だと再認識。
そこで今度は、完幻殺法スピア・ドレスで攻撃していきます。

シルバーマンは、又もサイコの攻撃を円盾で防御するのですが、連続して放たれる技についていけなくなったのか、段々と攻撃を喰らうようになっていきます。
そんなシルバーに「ガッカリですね」と告げるサイコ。
やはり、長らく闘いから遠ざかっていたブランクがあるのか?
自分の攻撃に翻弄されるシルバーを見て、サイコは叫びます。
 
「そんなあなたは 私の知ってるあなた じゃないーーっ!」

そして、攻撃を続けながらもシルバーへの思いを叫ぶサイコマン。

「そんなあなたは 見たくないん ですよ」
「あなたは 誰よりも 優秀で」「あなたは華麗で あなたは聡明で あなたは美しく 強かった
「それを 過去形で 語りたくは ないんです!!」
「今が そうでないのなら 見なかったことに してあげます」
「その代わり 今すぐ 私の前から」
「永遠に 消え去って くださいーーっ!」

で、ダブルアームスープレックスを放って、この回オシマイ。

ひたすらバトル描写が続いたので、一気に読み終わった回でした。
調子イマイチなシルバーですが、「何か」を狙っている素振りもなく、本当に翻弄されてるって感じでした。
まあ、まだエンジン点火前って感じなのでしょうけど。
とはいえ、せっかくの闘いが相手の不調でサイコマンさんガッカリ。
今回後半は、氏のシルバーへの溢れん思いが伝わってきて、私達もよく分からん思いに包まれました(^^;)
はたして、サイコの願望どうりの「誰よりも優秀で華麗で聡明で 美しく強かった」シルバーマンの復活なるか!?



続いて、2月1日配信回

サイコマンでシルバーマンは場外に放り出される!?

「ツアーーッ」(←シルバーの掛け声)

いや! なんとシルバーマン!?
左腕の円盾をロープに乗せ、場外落下をこらえます!
そしてそのまま、ロープ上を滑るように動く! 
盾自体が回転してるようにも見えますし、相手が放った勢いを利用したとかもあるのでしょうけど、それでロープから落ちることなくリングをグルッと回れる動きが出来る原理はもちろん不明。
でもいいんです、カッコいいから!
(キン肉マンゼブラがマッスルインフェルノを放つ際に、ロープ上を素早く駆け巡る前動作を思い出しますね)
きっと、超人パワーで何とかできるんだよ♪

で、グルッと回って、サイコマンの死角に回って反撃!
円盾で顔をブッ叩いたりもします。
盾だからって防御用だけでなく、攻撃にも使えるんですね。
こういうトリッキーな攻撃って、わりと好きです。

思わぬ攻撃にもサイコマン、怯むことなくダブルチョップ!
しかしシルバー、今度は盾だけではなく、防御態勢を取ってこらえます。
ここまで円盾使いの巧みさが目立ってましたが、シルバーの防御の本質は防具に頼るのではなく、卓越した技術を駆使して迎え撃つことなのでしょう。
鉄壁のガードをかいくぐろうとするサイコの攻撃を軽くいなし、反撃のキック1発!
攻防一体のガードスタイル。これは―!?

「この絶対防御の構えは… パーフェクトディフェンダーーッ!」

サイコマンが驚きの声をあげた!
そうです。スグルの使う〝肉のカーテン〟元祖版というべき、鉄壁の防御です!

「そう これが闘い… ありがとう! ようやく 思い出して きたよ サイコマン」

「そうです ようやく 帰ってきましたね  あなた… 私の知ってる シルバーマン ですよ!」

ブランクで鈍っていたシルバーの闘争心も、サイコの激しい攻撃の前にようやく火がついた模様。
一方のサイコも、目の前にいる相手が強敵になったというのにすごく嬉しそう。
言葉のやり取りで、2人が互いに親しく思っていることが伺えます。


ここからシルバーの見せ場が始まります。
戦法を変えてきたサイコの放つローキックやダブルチョップを巧みに防ぐシルバー。
パーフェクトディフェンダー(肉のカーテン)って頭部を守りながら脇をしめるって感じのポーズですが、下半身への攻撃にも素早く対処できるし、正面からの攻撃は両腕で挟んだり弾き返すから、まさに鉄壁!
それを見ていたスグルウォーズバッファも舌を巻きます。
…バッファローマンさん。将軍のお許しが出たから、ずっとスグル達の方にいますね(^^;)

話は前後しますが、2階で見ていたネメシスも、パーフェクトディフェンダーを見て「これが あのミラージュマンの 言っていたオリジナル!」と驚嘆してました。
彼にとっては、始祖に認められるきっかけとなった戦闘スタイルですからね。

ウォーズマン曰く(肉のカーテンは)打撃押しで破るのは至難」「シルバーマンのそれは もっと上をいっている!」とのこと。
しかし、当然ながら欠点が無いわけでもありません。
それを見越したサイコの煽りがコレ↓

「いいですよ~~っ 長期戦は 望むところですよ  どんなに防御が 完璧でも攻撃は 何ひとつできません」
「それで 勝てるんですか? ニャガッ ニャガッ ニャガッ」

もちろんシルバーマンとて、まったく攻撃しないわけでもないでしょう。相手の攻撃を捌いてカウンターを放ったり、今の体勢を保ったまま隙を見て攻撃を放つとか、いろいろするとは思います。
しかし、自分から積極的な攻撃しない。それでこの強敵・サイコマンに、果たして勝てるのか?

…って、よく考えたら、連戦してるサイコの方がスタミナ的に不利じゃ?
と思ったけど、シルバーマンと長々と戦えることが嬉しいだろうから「望むところ」とか言ってるんでしょうね。


ここでシルバー、サイコの挑発に乗って防御態勢を解き、自分から仕掛ける。
顔面をブン殴られたのに、とても嬉しそうなサイコマン。

「まんまと餌に 食いつきましたね 大きな銀色の お魚さん」

やっぱり釣りだったーーーーッ!!

サイコマンは〝巨握の掌〟でシルバーマンの顔面を鷲掴み!
それから逃れようとするシルバーにヒザ蹴りを無数に浴びせられても尚、シルバーを離さないサイコ。

「ニャガ~~ッ 私が粘着質なのは よ~くご存じでしょ」

うん。知ってた(^_^;)

「嫌がれば 嫌がるほど 続けますよ~っ」

相手を捉えた有利な立場を崩さないサイコマンは、遂に後ろに回ってシルバーマンをホールド!
そして彼にに訊ねます。

「あなたは 私の蟻地獄へ はまっていることに もう 気がついているん じゃないですか ~~~っ!?」

サイコマンのこの言葉の意味は?
それは次回、判明します。

ようやくシルバーマンが本来の実力を発揮しだしたのに、サイコの方にはまだまだ策がいろいろとあるような感じでした。
はたして、逆転なるか!?



続いて、2月8日配信回

冒頭から2人の激しい攻防。
目まぐるしいやり取りの末、またもサイコがシルバーをクローで捕え、その手を外させようとシルバーマンは腕ひしぎ逆十字を仕掛けます。
しかし、「粘着質」なサイコマンは望むところって感じで…

「あなたの その美しい寝技で 攻められるのは 私にとっては 至福の時間  さぁ もっと やりなさい」

怪しさ大爆発の台詞!!
ドMなのか、シルバーに陶酔しきっているのか?(たぶん両方)


そしたらシルバーマン自分から技を解いちゃった(°O°;)!?

「し…仕方なかろう なんかあの サイコマンの目つき」
「気持ち悪かった からのう」

さっきからドン引きだったスグル様が、シルバーの気持ちを代弁するように言います。

そして、更に…

「私の過去の 対戦相手にも いろいろなやつが おったものよ」

ゲェーーー!?

スグルのバックに浮かんだあの怪獣は…


 オ カ マ ラ ス ! !



連載開始前の読み切り時代にキン肉マンと戦ったものの、連載開始後すぐにその読み切りでの設定が無かったことになった為、初登場エピソードが単行本に収録されていないオカマラス!?
でも、1巻と2巻にちょこちょこ出てくる、スグルを愛する怪獣(♂)じゃないかっ!?
こ、こんな緊迫の場面で、オカマラスを出すとは、またゆで先生にしてやられたぜ…

(※無かったことになった設定について:
  読み切り版『キン肉マン』2作品では、キン肉マンは「ウルトラの父の隠し子」というトンデモない設定がありました。
  その後連載が開始し、最初の2話は読み切りに繋がる雰囲気の話なのですが、連載第3話目でミートが登場してキン肉マンは「キン肉族の王子」ということになり、ついでに本名が「キン肉スグル」ということも判明。この話以降、読み切りの設定とは繋がらなくなりました。
   そんなわけで、読み切り2作は単行本に収録されず、ゆで先生の作品集とかに番外編扱いで収録されたりしてます。(特別に円谷プロから許可を得ての掲載)
   「ウルトラ兄弟」「ウルトラの父と母」がいるなら「ウルトラの隠し子がいたっていいだろ?」的な一発ネタではありますが、
・「そもそもウルトラ兄弟自体が実の兄弟ではない」
・「何故かレオまでしかおらず、レオと同時に兄弟入りしたアストラがいない」
    という点で、ウルトラファンなら「分かってねーなー」と思うこと必須であります(^_^;))


オカマラスの話はまあ置いといて…


「何かおかしい」

何かに気づいたバッファローマンの呟きに、スグルも同意します。


「う…うむ! サイコマンの 趣味性癖は  私もちょっと おかしいのでは ないかと…」


おい、今はそんな話している雰囲気じゃないだろスグル!
話の腰を折るな! 空気読め!



「いや… それも そうだが」



バッファローマンも否定しねえ!!!!??


普通なら「そういうことを言ってるんじゃない」とか言いそうなのに、あっさり肯定しちゃった(°Д°;)!?
それだけサイコの粘着質が、普通じゃないってことか…


緊迫した場面で、こんなやり取り。
さっきのオカマラスといい、今週のゆで先生は読者を翻弄しまくり(^3^;)



ともかく話を戻しまして…

バッファがおかしいと思ったのは、既に何試合もしてるサイコが持久戦も持さない感じで、これが初試合のシルバーの方が勝負を急いでいる感じのする、今の試合の状況でした。
それにはウォーズマンも同意し、パーフェクトディフェンダーが使えるシルバーマンなら、それを駆使してもっと泰然と試合を進めた方が有利に展開できるハズ、と指摘します。
サイコの挑発にのった面もあるものの、なぜシルバーは勝負を急ぐのか?

その疑問の答えは、しばらくして判明しました。
激しい攻撃を受けて尚シルバーを掴むクローをはずさなかったサイコでしたが、それは「ある時」を待っていたからでした。
やがて「その時」が訪れ、自らクローを解くサイコマン。
「準備完了です」と言って、サイコマンが繰り出すのは―

「マグネット・パワァァァーーーーッ!」

そうです!!
なんでもアリなマグネット・パワーをここで使ってきました!
マグネット・パワーの発する強力な磁力は、シルバーマンの体を引きつけます。
旧作でバッファ&モンゴル(ラーメン)及びスグル&テリーは、試合中にこのパワーを浴びせられ続け、やがて磁気を帯びた状態になってしまい、このパワーから逃げられなくなってしまいました。
今回はその原理を、サイコマン本人が詳しく説明してくれています。

「あらゆる金属は 磁力に晒された時  自らも 例外なく 磁性を帯びる…」
「鉄やニッケルなどの 強磁性体から 金や銀の 反磁性体まで 度合いの差はあっても この〝帯磁〟からは 逃れられない」

シルバーが得意の防御を捨ててまで短期決戦で終わらせようとしたのも、このパワーの前では自らの戦法は相性が悪いことを知っていたからでしょう。
一方のサイコは、シルバーをこの状態にする為にのらりくらりと戦っていたわけです。…単にシルバーと長く戦いたい、いや、シルバーとくっついていたいというのも間違いなくあったと思いますが。

ところでスグル達が戦ったネプ&キングは、マグネット・パワーを使った数々の芸当で長時間戦った末にスグル達の体に磁気を帯びさせたのですが、今回のサイコはここまでシルバー相手にマグネット・パワーは使っていません。
そこはマグネット・パワーの本家だけあって、組み付きながら触れてる箇所(顔面)に集中してパワーを送り込んでいたとか、或いはサイコの放つ技には常時僅かながら磁気を帯びているとか、そんな感じなのかも知れません。


と旧作を読んでた身としては特に疑問もなく受け入れましたが、1つ気になったことがありました。
それは、上記のサイコの説明セリフのちょっと前にミートが叫んだ言葉です。

シルバーマンの 象徴である〝銀〟は 磁力を持たない 金属のはず!  それが なぜこうも 磁力を操る マグネットパワーに 反応を!?」

え………!?


いや、後半部分はいいんです。
気になったのは、前半部分。
「象徴である〝銀〟」ってトコ。

私これまでシルバーマンは、頭部(或いは全身)が「銀色」に輝いている超人だから、その名で呼ばれていると思ってました。
しかし今回の描写を見ると、肉体がホントに「金属の銀」で出来てる(肉体の大部分の成分が銀が含まれている?)超人なのか? 銀そのものなのか? と思いました。(「象徴である~」をどう解釈していいか分からないというのもあります)
新シリーズで判明した、新たな真実!?
シルバーマンは、サンシャインとかクリスタルマンとかプリズマンとかと近い鉱物系超人なのか?


しかもこの後のサイコマンのセリフで、もう1つ分かったことが―


「まぁ ひと言でいうならば 私のマグネット・パワー からは  あなた方 〝〟でも 逃れられないと いうことですよ」


すると、兄ゴールドマン「金属の金」で出来ているのか?
じゃあ悪魔将軍の時は、その上にダイヤモンドの鎧を纏っているというのか?


え~~~~っと…

将軍の鎧はダイヤモンドから超軟性の金属にまで自在に変化できるし、他にもサンちゃんの体を構成してる砂の成分は砂鉄だったり砂金だったりコンクリだったりとコロコロ変わるし、細かいことは気にしない方がいっか!(^o^;)


ともかくマグネットパワーの登場で、形勢は一気にサイコの方に傾きます。シルバーが仕掛けたジャーマンも、磁力の力を使ってシルバーの方に引き寄せさせることで防ぎます。
そんなサイコに、シルバーは言います。

「マグネット・パワー…」

「やはり キミは 今もまだ そんな力を 使い続けようと しているんだね」


この言いよう。
旧作では完璧超人の中でも選ばれた者しか使えない究極の能力のように見えたマグネット・パワーですが、今作で出てきた完璧超人の精鋭の中ではネプチューンキングの師であったサイコマンしか使っていません。それはサイコ一派が特に優れているからというのではなく、スグル達が忌み嫌ったように完璧側の超人にとっても認められない力だということなのでしょうか?

「完璧」を自称する「神にもっとも近い超人」らしい能力として、個人的に好きな能力なのですが、読者の受けが悪かったのか、どんどん扱いが悪くなるなぁ…
旧作でネプが初めて使った時は、能力が発動した時とか、サンダーサーベルとか、その後の猛威とか、すごくカッコおくて好きだったんですけどね。
でも、ネプと武道→キング→(『Ⅱ世』でのネプのコンビ)→サイコと、使い手がドンドン性格的に問題があるヤツになっているし、やはり(この漫画では)邪道な技ってことなのでしょうね。


シルバーの発言の意味が気になりますが、この回はここで終了。次の週は更新なしだったので、2週間待たされることとなりました。

長くなったので、感想の方もここで終了します。
書くのに1ヶ月かかったよ…(--;)

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