CANDY TIME

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悪夢のマッスルスパーク

2015.09.28 (Mon) Category : ゆで(新作『キン肉マン』)

(本文は10月15日に書いています)

Web連載『キン肉マン』の感想。
今回も、ちょっと前の話の感想です(^^;)>


キン肉王家の影の時代、完璧超人となる道を進んだネメシス
キン肉王家の光の時代、完璧超人となることなく済んだラーメンマン
対称的な生き方になった2人の超人の死闘に、いま決着の時が訪れる…







というわけで、ラーメンマンVSネメシスの戦いの続き。

起死回生の九龍城落地を放つラーメンマン!!
しかし…

「無量大数軍最後の生き残りであるこのオレが負けるようでは 完璧超人界に未来はないーーーっ!」

ネメシスの意地が、わずかだが技を外していた!?
そのネメシスの体は、謎の光に包まれている…?

「この…ネメシス…完璧超人始祖の 意思を継ぐ者として…生きていく!」
「そうせねば…」
「掟に従い 死んでいった同志たちが 浮かばれぬわーーーーっ!」

逆襲のパイルドライバーを決めるネメシス。

切り札は不発に終わり、もはや満身創痍のラーメンマンでしたが、満足気な声をあげます。
それは、先にネメシスと戦ったロビンマスクの闘いがムダではなかったことに気付いたからです。

先程ネメシスは散っていった大数軍の同志たちのことを口にしてましたが、それは同志たちを思う熱い気持ちがあるからです。試合を観ているスグル達も、立場こそ違うもののネメシスの言ってることは自分たちたちと 同じだと気づきます。
ラーメンマンは、ロビンの必死の訴え「お前の心に ちゃんと届いていた」と指摘し、その証拠が全身の発光現象だと言います。

その輝きこそ、正義超人の力の源「友情パワー」!?

そのことを悟ったラーメンマンは、もはや勝ち目は無いほどボロボロになってるものの「十分に満足だ」と言います。最後の力を振り絞った技を破ったのは、ネメシスの完璧超人としての力ではなく、ロビンに灯された正義超人の魂
「ならば本望 お前の正義の魂は 今ここに…長年の眠りから呼び覚まされた」

しかしネメシスはその言葉に激昂し、否定の言葉をあげます。技を破れたのは、死を覚悟すると同時に完璧超人界の未来を背負う覚悟を得たからだと。完璧超人としての使命感をもって、技に耐えたのだと。
そして、自分には正義の魂など微塵も残ってないと証明する為に、ラーメンマンの体をブリッジで跳ね上げられていきます!?

ゲーッ! この体勢は!?

ネメシスが何をしようとしているのか気づいたスグルは、ラーメンマンにはもう闘う力は残っていないから命までは取らないでほしいと頼みます。
しかしネメシスはラーメンマンが自分を惑わそうとしたことを許せず、慈悲の心などカケラもないことを証明する為にも「もはや こいつを惨殺するしかあるまい!」と宣言。

「キン肉族伝統の… この技でなっ!」

「やめてくれーーーっ 我が一族の秘奥義を そんなことに使わないでくれーーーっ!」

スグルの必死の訴えなど聞かず、むしろ脳裏に焼き付けろと返して、遂に秘奥義を放つネメシス。


「マッスル・スパァァーーーク!」


ここまでが8月31日配信分
ここまで互いの放つ技が決定打にならず、長い試合となりましたが、これで遂に決着が着きそうです。
ネメシスの身の上がハッキリしたこともあり、遂にキン肉族奥義を放ちました!!
旧作でのスグルの最強最後の必殺技を、当然のように使えるネメシス。
あらためて恐ろしい程の強者だと思いました。(将軍には軽く扱われてましたが)


(本文は10月20日に書いています)

そして、9月7日配信分

長かった戦いは、ネメシスの勝利で幕を閉じました。

「助け合い 思いやり そんな甘いことを言っているから 無能どもにつけあがる隙を与えることになり 結果的に多くの悲劇を生む」
「それを許さぬ完璧超人の無慈悲さこそが 超人閻魔様の示す道へと続く鍵…」
「この世を救う 唯一の鍵となるのだ!」

自らが進む道の正当性を語るネメシス。

「起きてくれ! 立ち上がって いつもの心強い笑顔を見せてくれーーーっ!」

そう叫ぶスグルに、もはやラーメンマンが息を吹き返すことはないと語ろうとしたネメシスでしたが…


「うう…」


「うおお~~~っ! い…生きておる! ラーメンマンは生きておるぞーーーっ!」


ラーメンマンは生きていた!?


その事実にネメシスも内心動揺しますが、

「フッ…よくぞあのマッスル・スパークに耐えて生きながらえたものだ さすがはロビンマスクと並ぶ 正義超人軍の重鎮のひとりといったところか」

と、仕留めそこなったのはラーメンマンが耐えたのだと判断しました。


ラーメンマンに近づくネメシス。
トドメを刺すのは止めてくれと叫ぶスグルに、ネメシスは言います。
試合中ならトドメを刺しにいくが、今はもう試合終了のゴングが鳴った後。規律に厳しい完璧超人は、虐殺を楽しむようなマネはしない。

「そこの下等な 悪魔どもと違ってなあ!」

と、将軍さま(とサンちゃん)を指さすネメ。
まあ勝つにしろ負けるにしろ、試合が終わったのに相手の命を奪おうとするマネをした悪魔は何人もいるので否定はできませんが、悪魔超人たちは戦いを命のやり取りの場と考えているわけだから、「楽しむ」ことにしていたのはそんなに無いとも思います。
一方で完璧側は、実力差があり過ぎる相手でも「懲らしめる」とかで全力で戦うわけで、試合形式ではあるものの、それは「虐殺」と変わらないのでは?(--;)   しかも、サイコマンなんかはどう見ても楽しんでいるわけでして…
この辺りに、完璧と悪魔のイデオロギーの違いがクッキリしていると思います。

とはいえ、ネメシスはまあ完璧超人の理想的な思考なんだろうと思われます
…と書きたいところですが、
「こいつはおまえたちの元に返してやる」
とか言って、サイフォンリング2Fからラーメンマンを投げ落としました(°Д°;)!?
これ、トドメを刺すのと何が違うの? と思ってしまいますが、まあネメ的には必殺技でもなんでもないブン投げだし、スグル達が受け止めるなり何なりするだろと思ってそっちに投げたので、まあ死にはしないだろうと思ってるんでしょうね。
ちなみにこの時、2000万パワーズでタッグを組んでたバッファローマンが思わず叫んでいました。今シリーズでは悪魔として戦っているものの、心の奥底ではちゃんと友情があるのが分かる、いい場面です。


一方、ラーメンマンを受け止めたスグル。
マッスルスパークを受けたのに生きて帰ることが出来たので、「さすがはラーメンマンだのう!」と励ますスグル。
しかしラーメンマンは、その言葉を否定します。
ネメシスのマッスルスパークは、スグルのものとは違う技だと。
驚いて、「どう見ても同じ技ではないか?」と聞き返すスグル。
しかしラーメンマンは、実際に技を受けて初めて「似て非なる別の技」だと分かったと語ります。

これはどういうことでしょう?
まず「キン肉族三大奥義」の設定を思い返してみますと―

キン肉族三大奥義は、神殿の壁に描かれた絵をヒントにして王位候補者たちが身につけていきます。この時、間違った解釈をして技を開発すると、やがて天罰が下ります。(マリポーサがやらかした)
一方で、スグルは自力では50%しか完成していない状態(スグル版マッスルスパーク)で放ってましたが、こちらは天罰なし。同じくアタル(と万太郎)は残りの50%の部分(アタル版マッスルスパーク)しか完成させられませんでしたが、こちらも天罰なし。
つまり、完成に向かう方向なら未完成でもOKということでしょう。じゃないと、特訓もできませんし(^^;)
ということは、ネメシス版は完成形のように見えて、実は90%ぐらいなのかも知れません。微妙にスグルの完全版とフォームが違うし。

それから、旧作で三大奥義はどれも攻略不可能な技とされてましたが…
これに関しては旧作でも破られたこともあったので、攻略不可能に思える技ということでしょう。カメハメがスグルのスパークを発動前に潰してたから、相当の実力者が相手だと破られることもあるのでしょう。
まあ今回の場合は、ラーメンマンは手も足も出なかったので、ネメ側に問題があったのでしょうけど。

ともかく、ネメシスの技がスグルのと違うのは、完全版ではないからだと推測されます。完全でない理由はやはり、タツノリが言ってた慈悲の心を持ってないことが関係あるのでしょうね。
おまけに放つ直前にラーメンマンにいろいろ言われてたから、少なからず動揺もあったのでしょうし。


いろんな要素が重なって、ラーメンマンは何とか生還。
重傷は負ってますが、最後の力でネメシスの技の秘密をスグルに伝え、そこで力尽きました。

負けはしましたが、ラーメンマンは使命を果たすことが出来たと言えます。
旧作のウォーズマン戦、ヘル・ミッショネルズ戦と同じですね。
このことはきっと、スグルがネメシスと戦う時に活かされるでしょう。

今回の試合を見て、やっぱりラーメンマンはボスクラスの敵と戦う方が光るな~、って思いました。


スグルは急いでラーメンマンを病院に連れていこうとしますが、既に手筈を整えていたハラバテ・マッスル委員長が全て引き受けます。

おお、さすが委員長だぜ!

スグルもお礼を言いますが、「この場を預かる者として当然のことをしたまで」と事もなげに答えるハラボテ。委員長は立派に見える時は、ホント~にすごく立派に見えるな。

ここで委員長、スグルに語り掛けます。

「同じ正義超人として応援したいのはやまやまだが」
「今の我々は公平な立場でキミたちに接しなければならん 肩入れもできんそこはわかってくれ」

大丈夫だ! 分かってるぜ!
今シリーズの委員長には、誰も文句言わないぜ!
超人オリンピックの時のキン肉王家の扱いはどうかと思うけどな!



それはともかく、委員長は話を続けます。

「だがなスグル君…」
「あのネメシスの次の相手… もうキミ以外におらんじゃろ」

ネメシスがキン肉族の者と分かり、しかも一族への恨みを募らせている。
ロビンに続き、ラーメンマンも倒されました。
ネメシス本人が(ラーメンマンは)命拾いしたな しかし次はそうはいかん キン肉スグルは…確実に仕留める」とまで言ってました。

スグルは、ネメシスとと戦う宿命を持っている。
決意を促す委員長の言葉に、否が応でも気分が盛り上がります。



長くなったので、感想はここでいったん区切ります。
次の試合は、いよいよCANDYさんが一番好きな超人の出番です!!

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