CANDY TIME

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キン肉族の秘密!?

2015.02.10 (Tue) Category : ゆで(新作『キン肉マン』)

(本文は2月11日に書いています)

Web連載されている『キン肉マン』新シリーズ
悪魔騎士と完璧始祖の闘いもひと段落して、新たな動きがありました。

舞台は、モン=サン=パルフェ(正式名「超人墓場」)
そこで語られる大いなる謎とは…?



久しぶりに登場の〝完肉〟ネメシス!

始祖達が地上に出たことを知った彼は、「気になることができた」と言って何処かへ飛んでいきましたが、向かった先は超人墓場でした。

本拠地に戻ったネメシスが目にしたのは、悪魔超人の侵攻を受けて崩壊している超人墓場の姿、倒れている墓守鬼たち。嫌な予感はしていたものの、ミラージュマンやアビスマンの亡骸を見て「まさかこれほどまでとは」と驚きを隠せません。

そして地下へ降りたネメシス。
そこも他の場所同様に、無残な姿を晒していました。
(床には鎧で武装した墓守鬼が倒れていました。上級の鬼だと思われます)

奥に突き進み、玉座のある部屋へ行くネメシス。

「超人閻魔様ーーーーっ!」

階段の上にある玉座に向かって、主の名を叫ぶネメシス。
その玉座には 人影 があったのですが…

「あやつなら ここにはおらぬ」

その人影は、ネメシス自身も〝あやつ〟がこの場にもういないと感付いていることを指摘。
ネメシスは手近にあった照明用のロウソクを、その人影に向かって投げつけます。
炎の灯りで照らされた席上の人物は―

「なるほど 復活していたか 

かつて〝完璧・壱式(パーフェクトファースト)〟ゴールドマンと呼ばれた 伝説の完璧超人始祖(パーフェクトオリジン)

悪魔将軍!


始祖2人を容易く倒す相手ということで、将軍がそこにいることに納得するネメシス。
一方の将軍は、ネメシスが自分の封印した過去――完璧超人として〝あやつ〟と行動を共にしていた――を知っていることに少し驚いたようで、
「やはり お前ほどの立場となると 聞かされているものなのか」
と聞くものの、ネメシスはそれを否定。自ら調べ上げたのだと言います。
「それがオレ自身の 素性にも関わる ことだからな」


ここで、ネメシスの身上がハッキリと分かります。

ゴールドマンシルバーマン完璧超人だったことを知ったネメシスは、

「それを知ったから  オレは キン肉族を 捨てた!」

キン肉王家の技を使えるだけあって、やはり彼もキン肉族の者(元、ですが)で間違いないようです。しかし、捨てたというだけあって、一族への呪いの言葉も吐露します。

「あんたの弟 シルバーマンの血を引く 由緒正しき完璧超人の一族にもかかわらず  
 地べたで這いずり回る下等超人どもに紛れて 生きる道を選んだ あの愚かな一族をなぁ!」


…!? キン肉族はシルバーマンの子孫!?

昨年春に発表された読み切りでそれらしい描写があったものの、今回ハッキリそれが分かりました。

旧作で語られた言い伝えでは、キン肉族の祖先は(その正直さが認められ)神から金のマスクと銀のマスクが託されたことで繁栄した、とか言ってました。
しかし実のところは、キン肉族はシルバーマンの子孫だからその先祖の意志が宿る銀のマスクを、そして金のマスクをも託された、というのが正解なのでしょうかね?

あとキン肉族が王家を作るほどの優れた超人なのも、完璧超人始祖の末裔だったから…と言いたいところですが、これに関しては能力・素質うんぬんより、シルバーマン本人及び子孫たちの掲げる理想と信念が他の超人達を魅きつけた、と考えたいです。仲間だけでなく、戦った敵とも友情を結べるのが『キン肉マン』という作品ですから。


話を将軍とネメシスに戻しまして―

「フッ…そこまで知っているのなら なぜ血気に逸る
それなら私とお前は いわば遠い親戚のようなものではないか」

と諌める悪魔将軍。

というか旧作でアンタ、「遠い親戚」のスグルと戦っていたじゃん?(-_-;)
当時は神と一介の超人の闘いとしか思いませんでしたが、今シリースの設定を踏まえると、だいぶイメージが変わりますね(^^;)


ネメシスは自分の身体に流れる血を「忌まわしき血」と称して、何度も呪ったと言います。
完璧超人から見ると、裏切り者のシルバーマンの血を引いているからです。

しかし裏切り者の血族であるからこそ比類なき力の素地を手に入れ、今の自分があるという皮肉さを指摘する悪魔将軍。
血が出るほど拳を握りしめ、黙っているしかないネメシス。
そんな彼に、悪魔将軍は言います。

「だがそのような 苦難の歴史を経て  そんなお前も含む 新たなる時代の後継者たちが この時代ようやく かつての我らに追いつこうとしている  何億年という 進化の果てに」

立ち上がり、その進化の源は何か語る将軍。

新たな力を手に入れてな!」


その力が何か、感付くネメシス。

「友情…パワー!」

「それを なんと呼ぶかは 立場によって変わるがな」

シルバーマン(正義)側からしたら「友情パワー」でしょうが、ゴールドマン(悪魔)側はそうは呼ばない。しかし、本質は同じもののようで、

「だが いずれにせよ それが私とシルバーが 望んだ力!  望んだ世界!  そして…」

両腕を掲げ、高らかに叫ぶ将軍。

「かつて 善良だったあやつが 待望していた  新たなる 夢の世界の姿!」

昔を思い出しているのか、〝あやつ〟を囲む10人の始祖の姿が描かれます。


ゴールドマンとシルバーマンだけでなく、かつて 善良だった 〝あやつ〟も同じものを求めていた―
まるで自分が〝あやつ〟の理解者であるかのような発言をする将軍の言葉を、「世迷い言を!」と否定するネメシス。スグルを中心とした正義超人の友情パワーが神の領域にまで達することに警戒している彼は、自分たちの主・超人閻魔がそのことを望んでいたなどとは認められないのでしょう。

窘めるように将軍は言います。今の時代の完璧超人達は  今のあやつしか知らない。始祖たちは 〝あやつ〟の変貌を見て見ぬふりをしている、と。
「かつて尊敬すべき存在だったあやつを よく知っているだけに  彼らは決して 認めたくないのだ あやつがああも 変わり果ててしまったという 事実をな」

そして壁の方を照らし、そちらを見るようにネメシスに促します。
それを見て、驚愕するネメシス。
壁には文字盤があり、意味ありげな模様や穴があります。
その穴は10個あり、その幾つかには…

「こ…この文字盤に はめ込まれているのは  始祖のダンベルではないかーーっ!」

将軍が集めていた始祖のダンベル。その使い方が遂に分かりました!?
もっともこの回では、文字盤にはめるということまでしか分かりませんが(^_^;)

穴には4つのダンベルが埋め込まれ、「壱」~「拾」の内の「壱」~「肆」が埋まっています。
ということは、将軍自身のダンベルと、シルバーマンの物、将軍が倒したミラージュマンとアビスマンの分がはめ込まれていることになります。

10本全部はめ込むとどうなるか?
それは次の回で早くも判明しました(^^;)


(ここからは2月12日に書いています)

というわけで、今週の配信回の話。

文字盤に埋め込まれていたのは、ゴールドマン(悪魔将軍)自身の天のダンベルと、シルバーマンの地のダンベル。そして、将軍が倒したミラージュマンの氷のダンベルとアビスマンの焔のダンベル。シルバーマンの物があるということは、ゴールド・シルバーの兄弟は袂を分かつ際に埋め込んでいったのでしょうね。

で、ダンベルを全部揃えるとどうなるか?
前回ラストでネメシスがメチャクチャ驚いてましたが…?

それについては、将軍様自らが語ってくれました。

〝超人閻魔黙示録 終末の章〟 

 この世から全ての 超人という種が失われてしまった もしくは超人という種が 成熟を果たしたと 全ての始祖が認めた暁には  始祖は各々の所有する ダンベルを閻魔の部屋に 捧げるべし 

 祭壇に全てのダンベルが掲げられた その時… 
 10名の始祖及び 超人閻魔は この世から…」

その続きを口に出したのは、将軍でなくネメシス。
その内容は…


「消滅する」


ゲーーッ!
そりゃネメシスも狼狽するハズだよ!?


で、ネメシスは「正気とは思えん!」と言って、どうして自分の存在を自ら消そうとするのか詰問します。

「あやつと何億年も 同じ釜の飯を食った同志として あやつの人生に 決着をつけてやること それが この私の最後の仕事だ!」

将軍としては、かつて理想に燃えていた〝あやつ〟が変わり果ててしまったのが忍びないのでしょうね。だから、今の〝あやつ〟がしていることを、何としてでも止めたいのでしょう。


その時、閻魔の部屋に飛び込んでくる人影と砂塵。
ザ・ニンジャサンシャインです!!
ニンジャはかなりのダメージを負ったものの、軽快に走って来ました。
サンちゃんは元気そのもの(^^)

将軍からの労いの言葉を光栄に思いつつも、ダンベル奪取に成功したのは半数のみということを報告するニンジャ。
動けないジャンクマンの分も預かって来てるあたり、悪魔騎士の仲の良さが伺えます。(いや、将軍の使命がそれだけ重要ってことなんでしょうけど)

将軍も、相手が強すぎたことは分かっているから咎めるようなことは言わず、部下たちが命がけで手に入れたダンベルを満足そうに受け取ります。手に入ったのは、ペインマンの風のダンベルに、シングマンの星のダンベル、カラスマンの闇のダンベルです。早速それらを文字盤にはめ込む将軍。

「残るは 陸式 漆式 拾式… あと3人か」

いや、その3人強すぎるんですけどね。
誰が戦うんだろう…?



ここでネメシスさんの回想が入ります。

それは、完璧無量大数軍が出撃する少し前の出来事。
ネメシスは、ストロング・ザ・武道から不吉なことを言われます。

「ネメシスよ もし此の度の闘いで 完璧超人界に 不足の事態が起こった時は この私も姿を消してしまうことになるかもしれぬ」

ネメシスは「ハハハ武道 きさまともあろう者が 何を…」失笑するのですが、

「黙って聞け」ギロッ

と、武道に睨まれます。

ネメシスは武道ほどの男がやられるわけがないと全幅の信頼を寄せているのでしょうが、当の武道はいろいろ思いあたることがあるので、万一のことを考えて一番信頼できる男に委ねることを決めたのでしょう。
…このページだけ見ると、空気が読めないネメちゃんにマジギレしてる武道さんって風に見えますが(^_^;)>

ともかく、不思議がってるネメをよそに、武道は大事な話をします。

「その際には おそらく残った者の中では おぬしが最も適任となるだろう 我ら完璧超人の行く末をどうすべきか おぬしが決めて 残った勢力を導くことだ」


ここで回想終わり。
ネメシスは、武道がこうなることを予想していたのだと気づいたのでしょう。
武道はグランドキャニオンで行方不明。
伝説のゴールドマンが超人墓場に攻め込んできて、自分が消えるのも構わない行動をしようとしている。
始祖は次々と倒されて、既に7つのダンベルが掲げられ、このままでは始祖と共に超人閻魔が消滅させられる―

合点がいったネメシスは、部下たち共に閻魔の部屋から出て行こうとする将軍に襲い掛かります。
「待て! 超人閻魔様を護る無量大数軍である このオレが それを聞いて きさまを放置すると思うかーーーーっ!」
で、将軍に組み付き、
「ここで死んでもらうぞ」
と宣言。

しかし、将軍は容易くネメシスの腕を解き、

「あいにくだが 今回の闘いでは 私はお前たち 今の世代の超人を 相手にするつもりは 一切ない 
 私の狙いは あくまで 始祖ども そして その先にある あやつの命 それだけだーーーーっ!」

と、ネメシスを投げ飛ばします!!

あ、あれだけロビンを圧倒したネメシスを、こうも簡単に…(°Д°;)!?
しかも眼中なし、というか、まともにやりあう気はないからと、払いのけただけでした。
あらためて将軍の格上感を感じました。

まあネメシスの方にはロビン戦の負傷が残っている描写(腹部を押さえている)があったので、万全だったならまた違った結果かも知れません。
(でもそれをいうと、将軍の方も戦闘後(それも2戦連続)ということを考慮しなくてはならなくなりますが(--;))

前回ネメシスと将軍が顔を会わせて、もしかしたらこの2人が戦う展開になるのかと思いました。
でも将軍の方は閻魔がいますし、ネメシスにはスグルやウォーズマンと闘ってほしいと思っていたので、試合が回避されてホッとしました(^3^;)


ところで、将軍は立ち去る前に意味ありげなことを呟いていました。

「動き出したか」

「いよいよだな」

その言葉に呼応するかのように、グランドキャニオンの谷底では、あの恐るべし完璧超人がその姿を現していました。


グロロロ~~~…


ストロング・ザ・武道!?


魔雲天が道連れにした武道が生きていた!?
いや、読者は誰も死んだとは思ってないでしょうけど、連載期間にして実に2年半ぶり(!?)の登場です。
その間に、武道という超人についていろいろと想像させられることが語られています。
謎が謎を呼ぶ存在だけあって、その当人が再び姿を現したことには大きな衝撃があります。


いろいろと続きが気になりますが、来週、再来週は休載(>_<)
でも代わりに、この前「クランドジャンプ」に掲載されたウルフマンの番外編前後編で載るそうです。
あの話ってページ数多かったけど、2回に分けなくても…
ひょっとして、描き足し部分でもあるのでしょうか?
続きが読めるのは3週間後ですが、せっかくなのでウルフマンの活躍をネットでも楽しもうと思います(^o^)v

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