「謎の超人・・・。あの男はいったい何者だ・・・?」
2010.07.10 (Sat) | Category : TOY
ジャッカル軍団にひとり立ち向かう謎の男。
いったい誰なのか?
(本文は2011年7月6日に書いています)
いったい誰なのか?
(本文は2011年7月6日に書いています)
前回に引き続き、今回も「超造形魂 ザ・ウルトラマン uchiyama ver.」です。
ゾフィーとウルトラの母、そして生き残ったウルトラ戦士達を合わせた「ウルトラ28人衆」は、ジャッカル軍団に支配された地球に潜み、チャンスの時を窺っていました。
しかし、仲間の1人が敵に捕らわれ、潜伏していることが敵に知られてしまいました。
敵の全容が分からない状態で迂闊な行動は出来ず、仲間や地球人達を人質にされても「大を救う為に小を犠牲に」せざるを得ない屈辱に塗れます。
その時!
全身を鎧で包んだ謎の男が現れ、ジャッカル軍団を蹴散らしました。
1枚目の画像が、その謎の超人です。
全身を鎧で包んだ謎の男が現れ、ジャッカル軍団を蹴散らしました。
1枚目の画像が、その謎の超人です。
謎の敵の出現を知り、ジャッカル軍団の援軍が駆けつけます。
「ほう、来るわ来るわ!」
謎の超人は怯みもせず、圧倒的な戦闘力でジャッカル軍団を倒していきます。
これに焦ったジャッカル軍団は、残った団員で一斉に破壊光線を繰り出した後、撤退しました。
思わぬ強敵出現の報を受け、大魔王はゾフィー達を誘き出すことを止め、日本全土ごと焼き払うよう命じます。
一方のウルトラ28人衆の間にも、謎の男の出現で考えを変えた者も出てきました。
被害を気にせず真正面からジャッカル軍団に戦いを挑む男の出現で、地球人に多くの犠牲者が出たので、もはやチャンスを窺うよりも先に戦いを仕掛け、地球からジャッカル軍団を追い出すべきだと。
ゾフィーが決断を下そうとした時、四天王の1人に率いられたジャッカル軍団の大群が現れ、街に無差別に攻撃してきます。
非道のやり方を目の当たりにし、ゾフィーは戦うことを決意。28人衆を集合させます。
そんなゾフィー達よりも先に現れた謎の男は、自ら正体を明かし、四天王に戦いを挑みます。
「貴様など、鎧が無くとも倒せるわ!
俺は宇宙警備隊アンドロメダ星雲支部隊長、メロスだ!」
画像が謎の男の素顔で、その名はメロスです。
この場面、仮面を脱いだ後すぐに鎧も外したので、仮面のみ外した姿は一コマだけなんですけどね(^_^;)
謎の男の正体がウルトラ戦士だと知り、驚くジャッカル軍団。
そこへ、遂に立ち上がったウルトラ28人衆も現れます。
「今頃やっとお出ましか」
「メロス、君だったのか」
旧知の仲だったようで、ゾフィーはメロスの素顔を知っていました。
28人衆とメロスの活躍で、四天王は倒され、残った軍団員達は撤退していきました。
何とか地球を救えたゾフィーは、これからも力を併せようとメロスに呼びかけるのですが・・・
「こそこそ逃げ回っているお前たちとは戦えん!」
誤解を解こうとするゾフィーの言葉も聞かず、1人飛び立ちました。
読んだことが無い方にも何となく分かってもらえたと思いますが、このメロスというウルトラ戦士、非常にワイルドかつニヒルなキャラです。
それまで登場していたウルトラ戦士が優等生タイプ、あるいは熱血感タイプなのに対し、他にはいない斜に構えたタイプです。
30年以上経った現在の視点で見ても、メロスのようなタイプはあまりいません。
(しいて言うなら、ウルトラマンアグル、ウルトラマンゼロあたり?)
それに加えて、攻防一体の鎧を纏っているという、ストレート且つ斬新過ぎるカッコよさがあるキャラでした。
ジャッカル星を目指すメロスの前に現れたのは、四天王2人に乗る円盤でした。
大魔王と同じエネルギーを持つという破壊光線砲、さらに無数の敵を相手にさすがのメロスも苦戦。
そこへ、メロスを救う為にゾフィー達が駆けつけます。
背後から襲おうとした四天王からメロスを庇い、1人のウルトラ戦士が命を落としました。
「頼む。隊長と一緒に戦ってくれ・・・」と言う言葉を残して。
「どうして、俺なんかのために・・・
馬鹿なやつ・・・。
いや・・・、馬鹿は俺かな?
四天王め、許さん!!」
戦いが終わった後、メロスはゾフィーに言います。
「すまぬ・・・。一緒に戦わせてくれ・・・、(戦死した)5人に代わって」
共に戦うことを誓った2人は、生き残ったウルトラ戦士達を率いてジャッカル星に乗り込みます。
一かたまりになって、ジャッカル軍団を蹴散らしていくウルトラ戦士達。
しかし、敵の罠に嵌まり、新兵器「ミニブラックホール」で奈落の底に落とされ、生き埋めになってしまいます。
助かったのはメロスのみ。
「貴様、一緒に落ちなかったのか!?」
大魔王は驚いています。
まあこの人、昔キングにブラックホールに追放されて、脱出するのに苦労してますからね(^_^;)
「俺の鎧は、ブラックホールを何とか防ぐ装置が付いているのだ!」
「何とか」って言いまわしがまたカッコいいメロス。
「いよいよジャッカル、俺との決闘だな!」
一方、地の底に生き埋めになったゾフィーに、謎の声が語りかけます。
(ゾフィー・・・。不死身のウルトラ戦士ゾフィーよ。聞こえるか、ゾフィー!)
戦いの幕が切って落とされたジャッカル大魔王とメロス。
「四天王相手とは、わけが違うぞ!」
「俺もゾフィーとは、ちと違うぜ!」
相変わらずニヒルなメロス(^_^)
戦いは大魔王がパワーの違いを見せつけ、メロスはジャッカルの弱点を探ろうとします。
一方の大魔王はメロスの無敵の鎧を警戒し、それを何とかしようと考えます。
メロスが試しに放った攻撃で角を切断されたジャッカルは、わざとうろたえ、命乞いをします。
意外にも甘いメロスが見逃そうと背を向けた時、ジャッカルは背後から襲い掛かり、左手のブレスレットの解除ボタンを押しました。
鎧がパージしてしまったメロスに時間を与えず、ジャッカル破壊光線を繰り出す卑怯な大魔王。
生身で破壊光線を受け、今にも死にそうなメロスをその場に放置し、大魔王達は去ります。
軍団員達に向け、勝利を宣言する大魔王。
しかしその場に、瀕死の重傷を負ったハズのメロスが現れます。
先程までのメロスとは思えないほどの強さを目の当たりにし、大魔王はウルトラの国を崩壊させた時と同じ最大限のジャッカル破壊光線を繰り出そうとします。
それを見たメロスは――
「M87光線!!」
2つの光線は相殺し、大魔王とメロス共に衝撃を受けます。
メロスの砕けた鎧の中から現れたのは・・・
「貴様はゾフィー!?」
「メロスの鎧が無ければ、私は死んでいただろう」
謎の声の主からエネルギーを与えらえ、地下から何とか脱出できたゾフィーは、メロスから鎧を託されていたのでした。
その鎧も砕け散り、もはや破壊光線を防ぐ手段は無いと勝ち誇って叫ぶ大魔王。
しかし、不敵に笑うゾフィー。
彼には勝算があった。
「見ろ! 貴様に殺されたウルトラ兄弟が蘇る!!」
その言葉の通り、ウルトラマンからタロウまでの5兄弟が復活しました!!
驚く大魔王は再び破壊光線を繰り出そうとするものの、ウルトラ兄弟達が必殺技を一斉に繰り出します。
その一斉発射を浴びた大魔王は、木っ端微塵に吹き飛びました。
こうして、長かった戦いは終わりました。
ウルトラセブンは言います。
「ウルトラの神・ウルトラマンキングが我々に生命を与えてくれた。
そして今頃、ウルトラの国は再建されているだろう」
ウルトラ6兄弟、そして命を取りとめたメロスは、ウルトラの母が待つというウルトラの国を見つめます。
ウルトラの国は、再び輝き始めました。
最終回だけあって、カタルシスに満ちた展開ですが、やや分かりづらいところもあるかも?(^^;)
ジャッカル大魔王との戦いで生死不明となっていたキングが実は生きていて、傷ついたゾフィー、死んだウルトラ兄弟、崩壊したウルトラの国に復活の力を与えた。
(おそらくは、途中から出てこなくなったウルトラの母が預かっていたであろうウルトラキーの力を使って)
ってことでしょうね。
大魔王が最後あっさり倒されたのも、事前に最大限の破壊光線とM87光線が相殺した衝撃を浴び、直後に、放とうとした(通常の)破壊光線ごとウルトラ兄弟の一斉攻撃を喰らったからでしょうね。
何にせよ、序盤のヤラレ役にされたウルトラ兄弟が、最後に借りをキッチリ返した展開はよかったと思います。
内山版『ウルトラ』には、まだまだ魅力的なキャラや印象的な場面があります。
それらの「超造形魂」による商品化にも期待しているのですが、未だに続編は出ません(>_<)
別の商品体系になってもいいので、何とか発売してもらいたいところです。
以上、「超造形魂 ザ・ウルトラマン uchiyama ver.」でした(^o^)/
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