CANDY TIME

2024年もよろしく!!

「キンケドゥ! 貴様さえ! 貴様さえいなければ!」

2018.12.28 (Fri) Category : 食玩(『ガンダム』)

(本文は2019年1月3日に書いています)
12月20日に続いて、またも食玩「FW GUNDAM CONVERGE #13」からご紹介。
今回も漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』からで、画像の→にいるクロスボーン・ガンダムX1と対峙するMSを新たに紹介。
XM-X2ex クロスボーン・ガンダムX2改。クロスボーン・ガンダムの2号機を木星帝国が改造した機体です。パイロットは前日譚の『機動戦士ガンダムF91』にも登場するザビーネ・シャルです。

あらためまして、クロスボーン・ガンダムX2改です。
物語序盤はクロスボーン・バンガード側の機体だったXM-X2 クロスボーン・ガンダムX2(サナリィでの型式番号はF97)
ですがパイロットのザビーネが木星帝国に寝返り、機体ごと木星側に渡りました。
しかし、木星帝国に捕らえられていた主人公のトビア・アロナクスがX2を強奪。脱出する際に本体を囮に使い、トビアはコアファイターに乗って逃げ去っていきました。
その後、残されたX2本体を木星側が回収。コアファイターが担っていたコクピットブロックと背部スラスターを新造して、再び運用できるようにしたのが今回紹介しているX2改です。

スラスターをはずした状態。
改造機といえば聞こえはいいですが、実は元のX2よりも性能が下がっている改悪された機体。劇中では、継続してパイロットを任せられたザビーネがとにかく強いのであまりそうは見えないんですけどね。
簡単に言うと、木星帝国の技術がX2を作ったサナリィよりも劣っているから、欠落部分の復元が完全にはできなかったのです。
(というより、本体に残されたデータと外部から推測されたデータを基に復元、というのが難易度高過ぎなわけですが)
コアブロックシステムは技術不足で再現できなかったから、通常タイプのコクピットを採用。
(そもそも歴代シリーズと比べても人命軽視が甚だしい木星帝国が、パイロットの保護も目的としているコアブロックシステムに応用できる技術の下地があったのか、かなり怪しいのですが)

まあ現場からすると、高性能とはいえ操縦系統に不備が発生してる上、予備パーツも無い機体なので、戦線に投入できるまで持っていければ充分な気がします。むしろ地球圏とはあまり共通点が無さそうな木星圏のMSの技術で、入手した機体を動かせるようにまで持って行ったのはスゴイと言っていいです。

X2改の背面。
特徴的なシルエットを作る「X」型の可動式スラスター大型化され、サブスラスターや放熱フィンが追加されています。
しかし設定では、「推進力は変わらない」とか「推進力はほとんど変わっていない」とされることが多く、これまた木星側の技術不足で小型化できなかった(同等の推進力にするには装備の追加・大型化するしかなかった)のが理由っぽいです。
大型化して重量が増えているのに推進力が同等なら、原型機よりも動きが鈍くなっていることに…(X2改の方の重量は不明ですが、コアブロックを使わない分の重量の変化もあったとは思います)
しかし今回の商品では、箱に書いてる説明文が↓
「特徴的な背部のX型スラスターも、機動性を優先し大型化されている。」
となっており、推進力の増減には触れられていません。(「サナリィに劣る」から「コアブロック不採用」というのは直前に書かれていますが)
この記述だけ読むと、機動性アップに特化した改良を行った風に思えますね。
案外、設定が変更されたのかも?


木星帝国製バスターランチャー
元のX2が装備していたのとは形状が違うバスターランチャー。ネーミングセンスが『エルガイム』っぽい(^^;)
X2の方は、ガンダムF90Ⅱ(Lタイプ)の持つロングレンジライフルと似た形状です。U.C.0121にロールアウトした機体の装備の改良品といったところでしょう。
一方X2改の方は、『機動戦士Vガンダム』に登場するザンネックの装備するザンネックキャノンと似た形状。こちらはU.C.0153に使用された機体の武器の試作品といったところか?
さすがにこれは、たぶん木星製の方が性能は上でしょう。『V』でのザンネックキャノンの脅威を見てたらよけいにそう思います。ザンネックと違って、粒子加速器無いけど。
ここまでなんかかわいそうな言われ方をされてきましたが、木星帝国ここで男を見せました!!

バスターランチャーの構造。
手首とグリップが一体成型となっています。


X2のカラーリング「黒の部隊」の頃から踏襲されてきたものだということがよく分かります。
デナン・ゲーもいいですが、ベルガ・ギロス(黒の部隊仕様)も並べたいなぁ。
早くギロスも出してほしいです。


かつての僚機と並べて。
X2改と元のX2の違いは新造したコクピットとスラスターのみで、外見的にはスラスター以外は変わっていません。
一方X2X1の違いは、カラーリング、頭部の形状(ブレードアンテナやフェイスマスク等)、装備する武器のみで、それらもそれぞれのパイロットの好みで選択されただけというもの。同型機であり、色と頭の形以外の外見と性能面はまったく同じです。
なのでX1とX2改も、本体はほとんど一緒です。
今回の商品では、手持ちの武器を構えるポージングの違いで右腕の造形が違ってたりしますが、流用できる部分はそうしています。


こんなこともできます。
X2改のスラスターと手持ち武器をX1の物と変えて、なんちゃってノーマルX2
まあザビーネさんがザンバスターやビーム・ザンバーを使っている印象は薄いのですが。


副産物。
木星側の武器ですが、キンケドゥさん使える物は何でも使う面があるので、拾ったら普通に使いそう(^u^;)


 X1X2改!!
『F91』の頃は敵対していたものの、今作では味方どうしとなったキンケドゥ(シーブック)とザビーネ。しかし、貴族主義を捨てきれていないザビーネをキンケドゥは危険視していました。
そして遂にザビーネは造反し、敵としてキンケドゥの前に立ち塞がりました!!
(※この時点でX1はX1改に仕様変更されていたんだけど、あまり違いがないからX1に代役させています)


決着の時―
一度はキンケドゥを倒したザビーネ。(※この時のキンケドゥは連邦軍の量産型F91部隊、更には木星帝国の死の旋風(デス・ゲイルズ)隊との戦闘を経ており、かなり消耗していた)

ところがどっこい、キンケドゥは生きていた!?

「お前は死んだんだぞぉ!? 駄目じゃないかぁ…… 死んだ奴が出てきちゃあ!!」

『F91』時代のクールぶり、『クロスボーン』前半のニヒルさは何処へやら? すっかり豹変してしまったザビーネさん(※投降直後に木星帝国から過酷な拷問を受け、それを耐え抜いて信用は得たものの、精神に破綻をきたしていたのです)
帰ってきたキンケドゥを見て「あばば」状態(←『こみっくがーるず』の かおす 先生 風表現)。
最後の決戦を繰り広げる2機のクロスボーン・ガンダム!!

そして…

「貴族主義は はじめからまちがっていたんだよ……ザビーネ」

ザビーネはキンケドゥの手によって倒されました。


1月にはX1、X2に次ぐ機体にして『クロスボーン・ガンダム』真の主人公機クロスボーン・ガンダムX3が発売となるのですが、プレミアムバンダイ限定商品で、私は予約してなかったので手に入りません(>_<)
他にも1月には、X1を強化したフルクロスが発売となっています。
そろそろ木星帝国の(X2系以外の)MSも出してほしいところです。

以上、食玩「FW GUNDAM CONVERGE #13」クロスボーン・ガンダムX2改でした。

(2019年1月6日追記。本文を一部修正しました)

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