CANDY TIME

2024年もよろしく!!

今ここに5人の戦士が

2013.09.22 (Sun) Category : 特撮

(本文は9月27日に書いています)

テレ朝チャンネルで放送している『超獣戦隊ライブマン』第29話・第30話の感想です。
なおCANDYさんは仕事の都合で第29話の途中から見始め、しかも録画とかは出来ない身なので、以下の感想は後日に思い出しながら書いたものです。台詞や描写に実際とは違うところもあるかと思われますが、温かい目で見て下さるとありがたいです(^^;)


まずは第29話
前話から登場している〝バイソンの鉄〟こと矢野鉄也、そしてその弟分で、今回サイファイヤーを持ってきた相川純一
2人はドクターケンプ達に殺された矢野卓二と相川麻理の弟たちでした。
2人の正体を知って、ライブマン側もボルト側も驚きを隠せません。
・・・しかし、そうと分かればさっそく会いに行き、「仇の顔を見た気分はどうかな?」とかやるケンプはん(^^;)
ムダにキマってる変身ポーズを取って、自らの強さ美しさ優秀さを語るところも男前過ぎます(^_^;)
どうでもいいかも知れませんが、CANDYさんが家に帰ってテレビをつけたら、ちょうどケンプが上記の台詞を言ってるところでした。なので、そこまでの流れはよく分りませんm(_ _)m

ところでこの回のサブタイトル「復讐のライブボクサー」
2号ロボのライブボクサー登場篇なわけですが、サブタイトルになるぐらいだし、てっきりライブボクサーが圧倒的な強さを見せるのかと思ってしまいますよね?
ところがバイソンライナーにトラブル発生で、合体する前から一苦労(^^;)
コロンに協力してもらって何とか初合体できたものの、終始劣勢。
爆発が次々と起こるコクピット内で、必死に戦おうとする鉄也と純一とコロン。鉄也と純一の2人が生身で、コロンが戦闘用でないこともあって、よけいにハラハラします。
しかし、何とか必殺のパンチを当ててギガボルトをブッ飛ばし、ライブロボを拘束していたギガフィールドにぶつけます。その時の衝撃でライブロボは脱出でき、逆にギガボルトは自らが作りだしたギガフィールドに捕まってしまいました。

デビュー戦なのに、あまり強さを描かれなかったライブボクサー(--;)
まあ鉄也と純一は生身で操縦してたし、相手のギガボルトが強すぎなので、仕方ない面もありますが。
むしろライブロボと救出し、この時点では倒す方法が無い強敵を拘束したので、大金星とも言えます。
コクピット内の爆発の迫力や、決死の思いで戦う3人の姿もあって、かなり見ごたえがありました。

あと、ライブロボを奪還した勇介たちは、珍しく変身前の姿でコクピットにいました。
『戦隊』でたまにある「変身せずにメカやロボを操る」場面って、燃えるものがあって好きです(^o^)v



そして、第30話
自力でギガフィールドから脱出できないギガボルトは、ビアス様の力によって何とか脱出し、ついでにパイロットもケンプからアシュラに「選手交代」
連続エピソードですが、前話ラストからそれなりに時間が経っていると思われます。それが数時間なのかそれとも数日なのかよく分かりませんでしたが、なんにせよ、その間ケンプさんは脱出できなかったことには変わりがないです(^u^;)

その頃グラントータス内では、勇介たちが今後のことについて話し合っていました。
再びギガボルトが動き出しても打つ手が無い―?
殺された兄や姉の仇が討てないと嘆く鉄也と純一。
そんな彼らを、勇介たち3人は複雑な表情で見つめ、諭そうといろいろ言うのですが、2人には伝わりません(>_<)

で、アシュラが都市部でギガボルトを暴れさせ始めたので、鉄也と純一は勝手にライブロボで出撃。(彼らのボクサーは、前話でムリしたので壊れたまま)
でも乗り慣れてないので性能を発揮できず、アシュラも拍子抜け。
結局勇介たちが操縦を代わるのですが、戦闘中に発生した電磁波の影響で謎の信号が届き、ギガボルトは機能ダウン。
その信号のコードが、アカデミア島のスーパー・コンピュータのものだと気付いた勇介たちは、そこに逆転の可能性があると信じて、アカデミア島に向かいます。

アカデミア島の施設は半年前のボルトの襲撃で壊滅していましたが、スーパー・コンピュータは生きていました。正確にいうと、先ほど発生した電磁波の影響で機能が回復したのです。
そのスーパー・コンピュータのユニットを持ち帰ろうとする5人。
しかし、先ほどの戦闘を中断させた信号に不安感を抱いたビアスはライブマンの後を追うように命じており、5人はアシュラやマゼンダの追撃を受けます。
やり過ごそうと身を隠している時、勇介たちは鉄也と純一に言います。復讐の為ではなく地球に生きる命を守る為に戦うこと、ここアカデミア島には友人達の夢があり、コンピュータのユニットからは死んだ友人達が「がんばれ」と応援してくれる声が聞こえてくるようだと。そして、もし卓二と麻理が生きていれば、俺達は5人の戦士として戦っていたのではないかと。
鉄也たちにも、勇介達の思いが伝わりました。

何とかグラントータスに戻れた5人は、持って帰ったユニットを基地内のコンピュータと接続し、ライブロボとライブボクサーの解析を始めます。
その結果、2つのロボは合体できることが判明。
「まだ合体システムがあったのか?」と驚く鉄也。
星博士が勇介達に知らせないままライブロボの合体システムを搭載させてたぐらいだから、ボクサー開発に協力した博士達もライブロボのデータを入手して、密かに合体できるようにしてたとかでしょうね。
或いは、長谷川裕一著の「すごい科学で守ります!」で提示された、「科学アカデミアの開発メカはジョイント部等の規格が統一されており、異なるメカでも連結が可能」だったのかも知れません(^^;)
(Wikipediaを見たら、「スーパー・コンピュータにライブロボとライブボクサーが合体するプログラムも保管されていた」と書かれていました)


ボクサーの故障箇所も、フランスから駆けつけたドロテ博士の持ってきてくれたユニットで修復できるように。
このドロテ博士、唐突な登場な上、この画面にしか登場しませんが、「ボクサー開発に協力してもらった~」という台詞で、どういう人なのか一発で分かります(^^)
普段画面に出てくることは無いものの、科学アカデミアの繋がりでバックで協力してくれる人達がいる、それも国際的に、というのが感じられるのがいいですね(^v^)
(なおドロテ博士を演じたドロテ氏は、同時期放映の『RX』と『ジライヤ』にも出演しています。どういう人なのかは、Wikipediaでも見てね(^u^)/)

戦いの時は来ました!
勇介は、鉄也と純一に贈り物をします。
それは、ライブマンの変身アイテムであるツインブレス!!

ところで2人に渡したブレスですが、新しく作ったのか、それとも予備があってそれを渡したのかは不明。
どちらにせよ、2人が乗ってきたマシンと同じモチーフのスーツにしてますが(^^;)
2人との出会いが唐突だったのにスーツを用意できたことと、上記のドロテ博士がボクサーのピンチを知って日本まで来たことを考えると、やっぱり前話からそれなりに時間が経ってる模様。
(この回だけでもアカデミア島への行き帰りがありますから、かなりの時間が経っていると思いますが)

再び暴れ出したギガボルトの元へと急ぐ5人の前に立ち塞がるのは、ドクター・ケンプ!
汚名返上をしたくてたまらないでしょうケンプは、直後目の前で起こった出来事に驚嘆します!!

「ライブマンが5人に・・・!?」

今まで3人相手でも手こずっていたのに、それが5人になったから驚きもするでしょう(^u^;)

ここで、この番組で1回のみとなる「個人名乗り→全員名乗り」があります。
バックファイヤーも起こって、映像としては完璧です(^^)v
ただ、新戦士お披露目だったからか、名乗り順が レッド(主役)→ブラック(新人1)グリーン(新人2)イエローブルー なんですよね。
ここは、レッドイエローブルー→ブラック→グリーンにしてほしかったというか、この順の名乗りもあってほしかったというか(^^;)
後の『ゴーカイジャー』のゴーカイチェンジ版では、名乗りはやりませんでしたね。
やってても、『ゴーカイ』の順番になるからレッド→ブルー→イエロー→グリーン→ブラックになっていたでしょうが(^^;)

ケンプの部隊を蹴散らし、ライブロボとボクサーを呼び出してギガボルトに挑むライブマン。
しかしギガボルトはやはり強く、2大ロボをも圧倒します。
ここでライブマンは、コンピュータに解析させることで知った奥の手を使います―

「合体! スーパー・ライブ・ディメンション!!」

『スーパー戦隊』初となる、1号ロボと2号ロボの合体が起こり、完成したスーパーライブロボ!!
そのパワーは圧倒的で、必殺のスーパービッグバーストで遂にギガボルトを粉砕しました!!!

こうして、ボルトの一大プロジェクト「ギガ計画」は失敗に終わりました。
ビアス様は「私のコンピュータメモリに、『敗北』という言葉はインプットされていない・・・!!」とか言ってましたが・・・(^^;)
弟子たちも複雑な表情です。

ライブマンたちの方は、5人で夕焼けを見つめていました。
卓二と麻理は、素晴らしい仲間を残してくれた―
亡き友であり、兄と姉のことを思い、5人は決意を新たにするのでした。


というわけで第27話から続くエピソードが終わりました。
ボルト側が圧倒的に優勢な状態が続くものの、いろいろと反撃の目が出て、最後に大逆転するという見ごたえある展開でした。
ボルトの一大計画を挫き、ライブマンが5人となった―
「第二部・完」って感じがします。
(個人的にオブラー退場までが第一部、31話からが第三部、幹部たちが死んでいく話になると終章って感じです。話数の割り当てが均等ではないですが(^^;))


さて、このエピソードの語るべきトピックである、新戦士ブラックバイソングリーンサイの追加について。

序盤から伏線が張られていたわけでもなく、物語の半分以上が終わってからの登場。
『ジャッカー電撃隊』(←『ライブマン』放映当時は『スーパー戦隊』に数えられないこともあったりした作品ではありますが)で既にビックワンという追加メンバーの前例があったとはいえ、この2人の参戦には賛否両論だったようですね。


個人的な話で恐縮ですが、私の身の回りで当時見ていた人に聞くと・・・

『ライブ』放映開始当時に中学生だった女性(私の学校の大先輩です)
この方はヨイショ本(今でいうところの「薄い本」ですね(^^;))を作るくらいハマっていたそうですが「新人2人はいらない。それより勇介たち3人とケンプ達のやり取りをもっと見たい」と思っていたそうです。(あと、ビアス様との絡みを増やしてほしかったとか(^_^;))
この時期の『戦隊』は放送時間が5分短かったから、キャラが増えて個々の出番が減ると、画面に映る時間がほとんど無くなる回も発生したでしょうからね。

一方で、放映当時にメイン視聴者層だった、このブログの常連のバイソン居合氏(私の後輩)は、5人となる展開を見て、幼心に大興奮したと言っていました。
氏が「黒好き」「イレギュラー的存在大好き」という性分なのもありますが(^3^;)、「ライブマンで一番好きなのは誰か?」と訊ねたら即座に「ブラックバイソン!」という返事が返ってくるほどです。


は当時あまり見てなかったので、今回初めて見た(内容は上記の2人から聞いてたし(^v^;)し、本を読んだりしてよく知ってましたが)のですが・・・

初期メンバー3人のキャラがカッチリしている上にバランスが取れており、キャラが少ない分出番が多くて描写が濃厚、ボルトに走った敵の3人との絡みもキッチリしているので、前半のエピソードは完成度が高いと思います。
ところが、ドクター・アシュラが出た頃から敵サイドのキャラが増え始め、オブラーが退場したとはいえ敵幹部は3人も追加されています。追加の3幹部はキャラとしてはいいものの、勇介たちとの因縁はほぼ無く、その点で番組の雰囲気も変わってきました。
そんな状態で味方サイドに2人も増えたら、初期の雰囲気が好きな人に拒絶感が出ても仕方ないと思います。

その点は製作側も考慮していたでしょうから、新戦士登場にはかなり気をつかっているのが伺えます。
後に定番要素となるくらいなので、「新戦士登場」自体はかなり盛り上がる要素です。
まだノウハウも無い時期ですが、ギガボルトという最強の敵を用意して、それに対抗する為に強くなるという燃える展開にしています。
追加される2人のキャラクターを、殺された友人達の弟たちに設定することで戦う理由を作り、同時に番組開始当初の設定を思い返させます。
第30話の舞台が、始まりの地であるアカデミア島になったのも良かったです。
復讐に固執する2人に、既にその思いを昇華した3人が説くことで、初期メンバーの成長ぶりも伝わってきます。

成長といえば、未熟な2人に対して戦い慣れしている初期3人って対比になるので、そういう点で元々いたメンバーを食わないようにしてますね。
ただ、未熟なのに勝手に突っ走る系のキャラって、嫌ってる人達からはトコトン嫌われやすいので、そういう点では新人2人はちょっと損ですね。この2人の場合、正式メンバーになるまでは変身も出来なかったので、足を引っ張る場面がやたら多かったのもありますし。
『戦隊』追加戦士番外戦士は、「元々いるメンバー(少なくともレッド以外)よりも強い」とか、「新入りだが、他のメンバーには出来ないことができる or 何か1つの能力だけは飛びぬけている」ってパターンに分けることが出来ます。
(前者の場合「強いけど何かしらの制限がある」「制限は無い」に更に分かれ、後者の場合「新人だけど強い」「新人だから弱い」に更に分かれますが)
初期メンバーの人気が高い『ライブマン』の場合、後者にして正解だったと思います。
ただ、もうちょっとこの2人の独自の強さも欲かったかなって思います。
一応「グリーンサイはスピードとジャンプ力が一番」、「ブラックバイソンはイエローライオン以上の熱血感」(←強さか?)ではありますが(^u^;)

話を戻しますが、私的には登場して良かったと思います。
5人が並んでいる姿を次回予告で見た時は燃えましたし、そこまでの過程も秀逸です。
2体あるロボも、初期メンバー用と追加メンバー用に分けることが出来るのも上手いと思いますし。
初期メンバーと初期幹部の因縁も、描かれる頻度は下がるとはいえ、最後までちゃんと出てきます。(オブラー=豪も終盤再登場しますし)

まあ未見の話を実際に見たら、意見が覆るとまではいかなくても、物足りなく思う面もあるかも知れません(←日和った(^_^;))
でも、雰囲気は変わるでしょうが、前半同様、後半の『ライブマン』も楽しんでみようと思います(^o^)/

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