CANDY TIME

話の方は、相変わらずハード。

バトルフィーバーの秘密を探ろうと、エゴスは国防省の坂口情報局長の2人の子供を誘拐。
坂口情報局長は国防省を辞職した後、失踪。して、バトルフィーバー基地に潜入し、機密であるロボの情報を盗みます。
鉄山将軍に見つかり、同期のよしみで諭されるものの、銃を突きつけ、詫びながら去る坂口。
事態が収まった頃、ようやく駆けつけたフィーバー隊。
既にロボはあらかた完成しているから情報が漏れたことは痛手ではなく、むしろ坂口の方が気になると、鉄山将軍はケニアに追跡を命じます。
（この後ケニアが坂口家の犬と一緒に 臭いを嗅いで 追跡するところが、この話で数少ないホンワカするシーンです(^^)）

坂口はエゴスの秘密基地で機密を渡し、子供たちを解放させます。
「もうこの男に用はない」と射殺を命じるヘッダー指揮官でしたが、坂口は腹にダイナマイト（！？）が何本も付いたベルトを巻いており、それを突きつけることで無事に脱出。
ケニアと合流できた坂口は、子供たちを預け、エゴス側も巨大ロボを作っていたことを伝えます。
そして、「このままでは鉄山に会わせる顔がない」と1人エゴスの基地へ引き返します。
坂口は、ダイナマイトの導火線に火をつけ、そして――


そんな感じで、坂口情報局長と鉄山将軍の重厚な見せ場が延々と続き、見応え充分。フィーバー隊が坂口情報局長を助けられないどころか、そもそも現場に間に合っていないところもハード。これは、それだけエゴスが社会の影で暗躍しており、その正体を掴めていないということでもあります。

エゴスはバッファロー怪人とバッファローロボを出撃させ、一気に勝負をつけようとします。
怪人を倒した後、いよいよ戦艦バトルシャークが発進。（出撃を命じる鉄山将軍が威厳に溢れています）
エゴスの戦闘機部隊を蹴散らすのに、満載されている火器を次々と使用するバトルシャークは、戦艦メカの魅力がたっぷり。各武器をそれぞれのメンバーが担当しているのもいい感じ。

そして、僕らの夢の大ロボット、バトルフィーバーロボの登場です！！
サブタイトルにもなってるとおり、ロボの戦いは空中戦となりました。吊り撮影や、空背景で足下を隠した撮影と、当時でも出来る工夫で撮影されており、一方で着地する時には大地に衝撃が走る演出が入ります。戦闘自体がスピーディーなのもあって、巨大ロボが空中を目まぐるしく動きながら戦っている感じになっています。
なお、新規のエンディング映像でバトルフィーバーロボとバッファローロボの戦闘シーンがあるのですが、本編の流用ではなかったです。エンディング用に撮ったのか、それとも本編でボツにしたのを利用したのか？　どちらにせよ、本編とは違ったやり取りが見られるのが嬉しいです(^^)

そんなわけで、中盤までの重い雰囲気を、ロボの活躍で吹き飛ばしてくれました。
とはいえ、坂口情報局長の犠牲を払ってますし、エゴスはこれからも次々と巨大ロボを送り込んでくるわけで、爽快感だけでないのがこの番組らしいです。


今後、電光剣が登場し、必殺技が電光剣・唐竹割りに変わります。そっちの方が印象に残っているので、早く見たいです(^^)

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