CANDY TIME

まずは第29話。
この前宇宙ステーション〝ケレス〟を襲撃して来た宇宙海賊達について話し合ってるクラッシャー隊。
タケルは事あるごとに、すぐに連中とフローレを結びつけて考えるので、みんな（特にナミダ）から呆れられてます(^^;)
まあタケルからすれば、フローレには避けられまくってるし、寝込みを襲われたし、海賊達は超能力者だったりで、疑う気持ちも分かりますが。

で、その噂の宇宙海賊達は、今回はマルメロ星の艦を襲います。（もちろん発生した宇宙の霧に紛れて）
直接乗り込んで、あっという間に制圧。
ブリッジに乗り込んだ海賊のリーダーのガッシュは「生存に必要な物資をいただくだけだ。作業が終わるまでおとなしくしていろ」と警告するのですが、艦長がスキを見て抵抗しようとしたので、即射殺(゜д゜)!?
その際、わずかに救助信号が出されました。
襲撃場所が太陽系内だったので、タケル達がコスモクラッシャーで向かうのですが、到着した時にはもう艦の残骸しか残っていませんでした。
地球のパトロール船もマルメロ星の戦艦も無差別に襲う海賊のやり口に怒りを覚えるクラッシャー隊。
一方、この襲撃の報告を聞いたマルメロ星のギロン総統は、「おのれ、ガッシュめ・・・！！」と、こちらも怒りを募らせていました。

クラッシャー隊はケレスに戻った後、海賊達のことを話し合っていたのですが、それをフローレが立ち聞きしていました。
それに気付いたタケルは、またも海賊との繋がりを疑って問い詰めます。
必死な表情で「知らない！」と答えるフローレに、今度は「君の言う〝マイナスの同志〟とは何だ？」と聞きます。
疑われたくないフローレは、ごまかすことなく答えます。
マイナスの同志とは、フローレよりも前にマルメロ星を脱出したマイナス超能力者達です。
命がけでフローレをマルメロ星から逃がした両親は、この宇宙の何処かにいる彼らを捜せと言い残したのでした。
もちろん、フローレはまだ会ったことはないのですが・・・
「でも、決してあんな好戦的な人達ではないハズです！！」
と、必死に訴えます。
そこへナミダ少年が通りがかり、ただならぬ雰囲気の2人に割って入ります。
ここ最近、タケルとフローレが揉めてるとナミダが止めるというのがパターンです(^_^;)

一方、宇宙海賊を目障りに思うギロン総統は、新しい戦闘隊長に海賊討伐を命じます。
戦闘隊長は戦艦で、宇宙海賊が隠れていると目星を付けている小惑星地帯へと向かいます。
マルメロ星戦艦の接近をキャッチしたガッシュ達は、やり過ごそうと基地や艦のエネルギーをカットして、反応を消します。
（とはいえ、急に反応が消えたのでかえって怪しまれるのですが(^^;)）
その時、辺りにテレパシーが届きました。
それはケレスにいるフローレが、まだ見ぬ仲間達に送ったもので、
「答えて下さい！　貴方たちは海賊ではありませんよね？」
という内容でした。
そのテレパシーをキャッチした戦闘隊長は調査を中断し、フローレを捕らえようとケレスへ向かいます。
連中が去った後、今度は宇宙海賊が海賊船〝フロンティア〟でケレスに向かうことに。

フローレがまたテレパシーを送っていたので、それを傍受した者達が現れるのを警戒して、タケル達はコスモクラッシャーで近辺をパトロールすることに。
彼らが遭遇したのは、海賊船の方でした。
何故こんな所に来たと訊ねるタケルに、ガッシュは「欲しいものがあれば、何処へでも行く」と海賊らしいことを言います。
今回彼らが欲しいものとは、フローレ！！
「我々はフローレの同志だ！！」
そう宣言するガッシュ。
しかし、全てがハッキリするまで彼女は渡せないと言うタケル。
2人は対峙するのですが、その時ケレスがマルメロ星の戦艦に襲われているという通信が届きました。
「お前との勝負は預けた。行け！」
そう言って、クラッシャー隊を見逃すガッシュ。
ケレスには彼らと同じマイナス超能力者のフローレがいるので、クラッシャー隊の行く手を遮るようなマネはしません。

その頃ケレスでは・・・
「エスパーロボ、発進！！」
戦艦からパーツが飛び出し、合体してエスパーロボになりました。
今週の戦闘隊長は戦艦から指揮し、自らロボに乗ることはしないようです。
で、エスパーロボはケレスにしがみ付くようにして襲い掛かります。

そこに、コスモクラッシャーが帰ってきました。
「ゴッドマーズ！！」とタケルが叫ぶと、ガイヤー、続いて五神ロボの発進シーンが入りました。
その後、タケルがガイヤーから飛び出すカットが入った後、合体開始！　
今回の合体バンクには久し振りに主題歌が流れました。

エスパーロボをケレスから引き剥がしたゴッドマーズは、その勢いのまま敵戦艦に向けて投げ飛ばしました。
ぶつかって大爆発を起こす敵戦艦！！
今週の戦闘はこれで終了かと思われたのですが、エスパーロボは分離した状態で現れ、再び合体しました！？
しかしタケルは怯むことなく、「ゴッドファイヤー！！」。見事、命中！
さらに「マーズフラッシュ！！」→「ファイナルゴッドマーズ！！」の流れで攻撃。
エスパーロボは分離回避しようとするのですが、タケルはバラバラのパーツの中の1つに目星をつけて、それを真っ二つにしました。
どうもエスパーロボは、コアさえ無事なら何度でも復元するという機能があったようですが、そのコアを切り裂かれたことで大爆発を起こしました。

マルメロ星の内紛に地球圏が巻き込まれてしまった―
タケルがそれを実感したところで、今回の話は終了です。


続いて、第30話。
捜していた〝マイナスの同志〟が宇宙海賊だと知って、ショックを受けたフローレ。
自分の目で直接確かめたいと思った彼女は無断で小型宇宙船を持ち出し、ケンジが止めるのも聞かず宇宙へ飛び出しました。
追いかけるコスモクラッシャーは分離し、手分けして捜すことに。

テレパシーで呼びかけていたフローレの前に、海賊船が出現。
「我々は仲間だ！」とガッシュは仲間入りを促したものの、フローレは海賊の仲間にはなりたくないと言うのですが・・・

ガッシュ曰く、

マルメロ星はギロン総統が支配している
　↓
ギロンはマイナス超能力者を1人残さず殺そうとしている
　↓
マルメロ星の人々もギロンに従わされている
　↓
マルメロ星の平和を取り戻す為、支配されている人々を救う為、ギロンを倒す
　↓
その為には対抗する力がいる
　↓
それで海賊行為をしている

とのことですが、それを聞いたフローレは叫びます。

「あなたの考えは、どこか間違ってるわ！！」

そりゃそうだ(^^;)
しかも、ギロン配下の部隊だけを襲うのならともかく、無関係な地球の艦まで襲ってるわけですからね(^u^;)

ショックを受けて、その場から逃げ出すフローレ。
「今は1人でも多くの仲間が必要だ」と言って、追いかけるガッシュ達。
フローレを捜していたタケルは、ガッシュに追われている彼女を見つけます。
「ごめんなさい。やっぱり仲間だった・・・」
フローレはタケルに、地球の艦を襲っていた海賊が自分の仲間だったことを謝ります。
割って入ってきたタケルにガッシュは言います。
「邪魔をするか、マーズ！」
タケルも言い返します。
「地球を巻き込むな、ガッシュ！！」
タケルはフローレにケレスへ戻るよう言うのですが、
「私は帰れない。私には仲間なんていない。・・・ケレスの皆さんのご恩は忘れません。さようならタケル」
そう言って、去っていくフローレ。
それを追おうとしたガッシュの行く手を遮るタケルでしたが、返り討ちにされました。
ガッシュ達も追跡を諦め、撤退していきました。


「タケルさんは、フローレさんがいなくなればいいと思ったんだ！　だから、本気で助けようとしなかったんだ～～！！」
ケレスに戻ったタケルの報告を聞いたナミダは、そう叫んで部屋から飛び出して行きました。
あんまりな言い方ですが、ここ最近ナミダは、フローレと険悪な雰囲気のタケルしか見てませんからね。
タケルを尊敬しているナミダにとっては、いろいろとショックだったのでしょう。
しかも、フローレが一番心を開いていた相手はナミダだったりしますし。

一方、フローレが発していたテレパシーから彼女の存在を知ったギロン総統は・・・
「まさか生きていたとは・・・」
ここで回想シーンが入るのですが、実はフローレはギロン総統の実娘であることが判明します！？
生まれてきた我が子が、忌み嫌うマイナス超能力者だった。
ショックを受けるものの、ギロンは側近のバクトールに命じます。
「殺せ～～～～～～っ！！！」
マルメロ星総統として、1人の例外も認めることは出来ない。
この後のシーンは省略されてましたが、バクトールが「私が直接手を下していれば～」と謝っていたので、バクトールが部下にやらせようとしたものの、不憫に思って密かに逃がした、ってとこでしょう。
ともかく、この事実を知ってるのは、ギロンとバクトールのみのようです。
フローレ本人は知る由もありません。

そのフローレは、1人宇宙を彷徨いながら、小型宇宙船の中で涙を流していました。

その頃タケルは、1人フローレのことを考えていました。
話しかけてきたミカに言います。フローレは最後に、ケレスのみんなに礼を言ってたと。
つまり、フローレはこれ以上迷惑をかけられないと思って去っていったのです。
しかし、フローレに行く宛などない。自分も地球人ではないタケルは、そのことを誰よりも共感できます。
これまではマルメロ星の争いに地球が巻き込まれたと考えていたのですが、
「1人の人間を救えないで、どうして地球を救えるんだ！？」
2人のやり取りを見ていたナミダは、タケルの考えていたことを知って、たまらず飛び出してきます。
謝るナミダにタケルは言います。
「いいんだ・・・。俺も、みんなの愛があるから、地球人として生きられるんだ。フローレにもそれが必要なんだ！」

そのフローレは泣き疲れて眠ってしまっていたようで、オートコントロールされていた小型宇宙船はいつの間にか地球へ近づいていました。
もう二度と見ることもないと思ったケレスに目を向けるフローレ。
すると、ケレスに迫っているマルメロ星の部隊がいることに気付きました！？
自分のせいでケレスの人々を危険な目に遭わせるわけにはいかないと、自分から敵部隊に呼びかけ、敵部隊を引きつけます。
ケレス内で敵部隊の動きを見張っていたケンジ達は、急に進行方向を変えたのを怪しく思い、タケルがテレパシーをキャッチしたことで、フローレが近くにいることを知ります。

今回の敵部隊は、戦艦と無数の戦闘機で構成されているのですが、実はそれらは合体するロボットのパーツでした。
腕となるメカが、フローレを捕らえようと襲い掛かります！？
「ガイヤー！！」
ステーションのハッチから飛び出したタケルは、現れたガイヤーに乗り込みます。
捕まりそうになったフローレを、間一髪救うガイヤー。
しかし、代わりに腕メカに掴まれてしまいます。
「全機合体しろ！！」
敵戦闘隊長の命令でパーツが合体、巨大なエスパーロボに。
ガイヤーは巨大エスパーロボの両腕で握りつぶされそうになります。
「タケル！？」
フローレはタケルを何とか救おうと、小型宇宙船で敵を翻弄します。
しかし、接近して機体をエスパーロボにかすらせるようなことをしていたので、機体はどんどん損傷していきます・・・

「ゴッドマーズ！！」
久々に、封印されている遺跡から出現する五神ロボのシーンがありました。
傷ついたフローレの機体は、遅れてやって来たコスモクラッシャーが救助。
タケルのガイヤーは、現れた五神ロボによって解放されました。
「六神合体！！」
今週の合体シーンはBGMが流れ、前々回と同じくガイヤー格納済みのスフィンクスが他の4体と共に飛んでるカットが入りました。
「ゴッドファイヤー！！」をブチ当て、叫ぶことなくマーズフラッシュを取り出します。
そして、「ファイナルゴッドマーズ！！」で敵メカまっ二つ。

戦い終わって、タケルはフローレに言います。
「フローレ。君はケレスにいていいんだ。俺だって、地球人としてうまくやってる」
「タケル・・・」
タケルとフローレに絆が生まれたところで、今回終了。


そんなわけで、ようやく宇宙海賊の正体が分かったり、タケルとフローレに信頼が生まれたエピソードとなりました。
フローレとギロン総統の繋がりも分かりました。
フローレを中心に、各キャラの描写が丁寧に描かれていました。

タケルとフローレの問題は解決しましたが、問題はまだまだ山積みです。
次回も気になります(^^)

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