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「戻ろうよ! 僕はシャナルアさんを姉さんのように思ってたんだ。もう会えないなんてイヤだよ!」

2012.05.25 (Fri) Category : アニメ(『ガンダムAGE』)

『機動戦士ガンダムAGE』第32話の感想です。

アビス隊のメンバー、シャナルア・マレン。
彼女は、戦争をゲーム感覚で捉えているキオを心配したり、命や家族の大切さを教える心優しい女性である。
しかし彼女には、仲間達も知らない秘密があった。
シャナルアの隠された顔を知ったキオは、はたして・・・?


のっけからネタバレです。
今回のサブタイトルにある「裏切り者」とは、予想どおりシャナルアのことでした。
前回ケータイ(みたいな道具)をピコピコやってたのは、ヴェイガンに情報を流していたのでした。
表向きは妹宛てのメッセージに見せて、実はヴェイガンに繋がりのある施設にも送っていたのです。

ただ、私はてっきり第2部のゼハートみたいに潜入した工作員かと思ったのですが、シャナルアさん自体はヴェイガンではなく地球の人間でした。
ヴェイガンと内通していた第2部のテクノソロン社の人間やオルフェノア首相と同じです。(←コイツ等と一緒だと思うとイメージ悪いな・・・(^^;))
考えたら軍に潜入するというのは、コロニーの1住人として潜入するのとは比べ物にならないくらいハードルが高いハズです。
それなら、外部から情報を集めて利用できそうな連邦の人間に接触し、甘言に乗った人間に協力させる方が手っ取り早いです。
ヴェイガン側からは必要最低限の接触と情報提示しかしなければ、万一バレたとしてもその人間を切り捨てれば敵に自分達の情報が伝わるリスクは避けられます。
シャナルアがヴェイガンの甘言に乗ったのは、彼らが用意した金が欲しかったからです。
唯一の肉親である妹は難病に罹っており、治療を続けさせる為にどうしても必要だったからです。
(細かいことは分からなかったのですが、治療を「続けさせる」ってことは、回想シーンで受け取ってた金貨だけでは足りないのでしょうね。
だから金だけもらってトンズラってわけにもいかず(^^;)、定期的に情報を流して口座に振り込ませているとかしていたと思われます。
ただ、情報を流す以外は一切ヴェイガンに協力してないみたいだったので、伝えた情報で自軍が不利になっても、戦闘で挽回するつもりだったのかも知れません)

しかし、そんなことがそう上手くいくはずもなく、シャナルアが内通者だということが明るみに出ました―


(続きは後で書きます)

(ここからは5月28日に書いています。
 既に前日に次の第33話が放送されていますが、例によって管理人はまだ見ていません(^^;))


この前ビッグリングを落として、そのまま地球軌道に居座っているヴェイガンの格子状移動要塞(名称不明)では・・・
「これが地球・・・。なんと青く、美しいことか・・・」
この呟きをしていたごっついおっちゃんは、ザナルドという要塞の司令官なのですが、目の周りにマスク、左目にスコープ、横に伸びた角突きの兜、ヒゲ面、肩当てと襟がデカイ服と、コテコテの要素を集めた理想的な敵役です。
でも、どこか和風テイスト。
副官と思しき人も、戦国武将のような出で立ちです。
そういえば第2部で、ゼハやザントさんは銭湯みたいな風呂に入ってたっけ。
そのザナルドに、部下が報告をします。
「コードネーム〝マリア〟より通信。『我、密林ニ楼閣ヲ発見セリ』。以上」
スパイからの報告をずっと待っていたようで、ボヤく副官とザナルド。
「ゼハート隊の工作員の質も落ちましたな」
「奴らには、イゼルカント様直属部隊の名に恥じぬ働きを期待したいものだがな」
このゼハートの疎まれっぷり。
あい変わらす味方からの評判が悪いゼハ(-_-;)
ところで、「ゼハート隊の工作員」って言ってましたが、この言い方だと他にもスパイはいるのかも知れませんね。
で、何人かいるスパイの内の1人(シャナルア)が、攻撃目標であるロストロウランへ向かう戦艦に配属されたってコトでしょう。
ともかく、ザナルドはロストロウランへの降下命令を全艦に通達します。

ロストロウラン到着に向け、作業班は大忙し。
キオは作業をひと段落したウットビットを労います。
改修を受け、今回からAGE-3は単座式に変更されました。
フリットが、キオはもう1人で充分できると判断したからだそうです。
パートナーが変わるのが面白かったのに・・・(>_<)
でも、キオ以外の人間が乗ってると都合が悪くなる展開とかもあるからでしょうね。(というか、さっそく今回がそうでした)
キオとウットビットは、あれから2日しか経ってないのにもうマブダチモード。
まあ、もともとキオは気安い感じだし、ウットビットは前回の一件でキオに惚れこんだのでしょう。

ここで2人の家族の話題が出ます。
ウットビットはじいちゃん(ディケ)からいろいろメカのことを教わっていたのですが、家には工作機械しかなかったので、MSをいじるのが夢だったそうです。
でもアリーサ母ちゃんは「機械いじりなんかより本を読め!」と言ってたそうで、ディーヴァに乗ることに最後まで反対していたそうです。
アリーサ、教育ママになったのか? それとも、いきなり現場に行くよりもっと勉強してから行けと言いたかったのでしょうか?
あと、ウットビットの父の話題はまったく出なかったので、そもそもちゃんとした設定も決まってなさそう(^^;)
キオの方は、アスノ家の人間なのにMSをいじったことはないそうです。
もう忘れている視聴者も多そう(^_^;)ですけど、アスノ家は元々MS鍛冶で有名な家柄なので、それを聞いたウットビットは驚いていました。
キオがフリットじいちゃんから教わったこと言えば例のMSバトルシミュレーターなわけですが、母ロマリーは笑って見ているだけだったようです。
ロマリーの心境はいろいろ考えられますが、知らず知らず父アセムの後を追ってる我が子の好きなようにやらせたかったんじゃないかと思います。
とても優しいロマリー母さんですが、子供のキオからしたら頭が上がらないらしく、ユノアが注意する時に「(ちゃんと健康診断を受けないと)ロマリーさんに言いつけちゃうからね~♪」と言ってました(^^)

ロマリーの話題が出たので、2人に弁当を届けに来ていたウェンディはキオに聞きます。
「キオ、ちゃんとお母さんと連絡したの? (中略)きっと心配してるよ」
しかし、ディーヴァに乗ることを反対されたらと思ってるのか、キオの返事は曖昧です。
「キオ、家族は大事にしとくもんだよ」
彼らの会話が聞こえていたようで、シャナルアさんはそう言って近づいて来ました。
シャナルアさんは、今すぐ連絡するように言います。
「話せるうちに、ちゃんと話しておくもんだよ」
さすがのキオも、シャナルアさんの言うことは素直に聞きます。
自分が言った時はもあやふやにしたくせに、とでも思ったのか、ウェンディは不満顔(^u^;)

ところで、ウェンディと3人の子供達はお手伝いで艦内の人達に食事を配る係をしていました。
子供の1人タクは、配っている弁当を食べたそうな顔をしたり、ウットビットが食べてるのをじ~っと見てました。
「ダメダメ! これは俺のだから!」と慌ててかき込むウットビット。
彼もまた、食いしん坊のようです(^o^)

・・・って、ちょっと待て!
いつもお菓子食ってるオトロがいるのに、またキャラこんなかよ!?
まだロクにキャラが立ってない人物も多いのに、食い意地が張ってるが3人も・・・(-_-;)
これはアレか?
「ディーヴァ全滅か? ゼハートのお料理教室」という回でもあるのか(゜д゜)!?


場面変わってブリッジでは、真面目に仕事やってるクルー達が描かれます。
・・・って、この人達、問題児なんですよね?
ちゃんと仕事をしているので、どこが問題なのか分かりません(゜_゜)?
かと言って、『ギャクまんが日和』の『決めろ! キラメキシュート』みたいに、戦闘中に唐突に問題を起こされても困りますが(^_^;)

その頃、ナトーラ艦長はフリットと共に艦長室にいました。
「決断力の無い艦長など、もっての他だ」
厳しい意見に泣きそうな顔のナトーラ艦長。
しかし、意外にもフリットは「少なくとも私は、少佐には艦長の素養があると考えている」と言います。
実はナトーラは士官学校での成績が良かったのか? 常人には思いつかないことをしそうな感じがアバウトだったグルーデック艦長に似ているからか?(^3^;)
根拠は分かりませんが、フリットがナトーラを買ってるのはウソではなさそうです。
てっとり早く指揮権を剥奪すればいいのに、それをしないわけですからね。
でも、自信がないナトーラ艦長。
「まずは、その優柔不断な態度から改めていくことだ」
しばらくはフリットが助言することになりました。
まあナトーラさん新米だし、その方がいいでしょう(^o^)
それにフリットもAGE-3に乗らなくてよくなりましたからね。

そこへ、ウォン曹長が報告にやって来ました。
シャナルアが定期的に発信している通信が、実は軍事機密を圧縮データにしたものを偽装して、表向きは家族宛てを装ってるものの、ヴェイガンとの繋がりが疑われる施設にも送られているとのこと。
これは、シャナルアのカモフラージュがザルだったのか、それとも見破った通信部が凄いのか?(^3^;)
ともかく、ロストロウラン目前でシャナルアのスパイ行為が発覚しました。
そしてそれと呼応するように、ロストロウランがヴェイガンの降下部隊の攻撃を受けているとの通信が届きました。
この間のヴェイガン一斉蜂起の時でさえ、攻撃を受けなかったロストロウランが攻撃されている・・・?
スパイによって場所が特定された――フリットはそう結論づけました。

ロストロウランへ向け、次々と降下していくヴェイガンのMS達。
連邦軍の対空砲火など何のその、次々に地上に降り立つデファース、ダナジン、ドラド。旧型のガフランっぽい機体もいました。
「さて、お膳立てはしたぞ。直属隊のお手並みを見せてもらおうではないか、ゼハートよ」
と、呟くザナルド。
そう。彼ら降下部隊はこれほどの大部隊でありながら、実は陽動部隊なのです。
この戦いには宇宙から降りてきた戦艦だけでなく、ゼハート達のようにこの前の一斉蜂起で地球に来た部隊(直属隊)も参加しています。
彼ら直属隊こそが、この作戦の本命部隊。
プラズマ粒子爆弾とか、名前からして物騒な単語が出てきました(^^;)
「ゼハート・ガレット。ウロッゾ、出る!」
おや? 今回のゼハはギラーガではなく、水中用MSウロッゾに乗ってます。
このウロッゾですが、一般兵はダークグリーンの機体で、ゼハート機は赤、ダレスト機の白、レイル機のグレーとカラーヴァリエーションが豊富です。
色以外に、性能の違いとかもあるのでしょうかね?


何とかロストロウランに辿り着いたディーヴァ。
戦闘に備えて艦内は慌しくなっています。
キオはホバーで湿地帯を移動できるフォートレスで出撃することに。
その時、まだ発進命令が出てないのに機体を動かしているシャナルア。
セリックとキオが彼女の行動を不可解に思っていたら、ブリッジからの通信を聞いたデレクが叫びました。
「クランシェを行かせるな! 拘束しろ! (中略)シャナルアは、スパイだったんだよ!!」
このシーンの直前、作業員がブリッジクルーにシャナルア機を調べるように言われているのを目撃して、シャナルアは自分の正体がバレたと悟ったのでした。
それ故、脱走することにしたシャナルア。
キオの問いかけにも返事をせず、変形させたクランシェで閉じかけたハッチをくぐって脱走しました。


「僕はシャナルアさんを追いかけます」
他のパイロットはロストロウラン防衛の為に出撃しましたが、キオはシャナルアを追おうとします。
しかし、フリットがそれを却下しました。
「裏切り者は放っておけ! 基地の防衛が優先だ!」
「裏切り者・・・」
その言葉にショックを受けるキオ。
シャナルアが裏切ったと思いたくないキオは出撃後、アビス隊メンバーとは違う方向に進みます。
「キオ! 何処へ行く!?」
驚くセリック隊長。
「ゴメン、じいちゃん。僕はやっぱり、放っておくなんてできない! 本当のことを知りたいんだ!」
素直なキオの、初めての祖父への反抗。
じいさんもショックでしょうが、その前にシャナルアを「裏切り者」の一言で片付けたのがキオにはショックだったのでしょうね。
しかし、この番組の主人公は、どいつもこいつも独断行動をしますね(^^;)


シャナルアは敵に情報を売った「裏切り者」ですが、ヴェイガン側から見ても「協力者」ではあったでしょうが、別に「味方」ではありません。
むしろ、今となっては「邪魔者」でしかないでしょう。
これがかつてのゼハートみたいな潜入工作員ならヴェイガン側に逃げ込める(捨て駒にされなければの話ですが)のでしょうが、シャナルアにはそれが出来ません。
つまりシャナルアには、どちらにも味方がいないのです。
逃亡中、普通にダナジンから攻撃を受けてます。
何とか撃墜したものの、シャナルアは呟きます。
「何処へ逃げるって言うんだ、私は・・・?」
思い出すのはオリバーノーツ基地で共に過ごしたアビス隊メンバーのこと、そして弟のように可愛がっていたキオのことです。
裏切り行為をしていたとはいえ、彼女にとって仲間達がかけがいのない存在だったことがうかがい知れます。

シャナルアを探していたキオにウロッゾが襲い掛かってきたのですが、キオは前回覚えた、飛び込んできた敵をカウンダー気味に撃ち落す戦法で撃破。
その直後、敵に追われているクランシェを発見。
キオはXラウンダーの力で、追われているのがシャナルアだと気付きます。
って、Xラウンダーの力って、そんなことも出来るのね(^u^;)
そろそろXラウンダーの力で出来ることを、リストアップしといた方が良さそう(^v^;)>

で、シャナルア機は攻撃を喰らって墜落したのですが、地上に激突する前にMS形態に変形、何とか着地しました。
追い討ちをかけてきたダナジンを、飛んできたビームが撃破!
キオのAGE-3フォートレスが放ったビームでした。

シャナルアを見つけて喜ぶキオでしたが、シャナルアのクランシェがライフルを向けてきました。
ショックを受けるキオは、どうしてこんなことをするのかと聞きました。
誰かにホントのことを知ってほしかったというのもあるのでしょう。シャナルアは自分の事情を話しました。
その事情とは、前述のとおりです。
ちなみにシャナルアに接触したヴェイガンの工作員は、今回ゼハートと共に出撃したダレストです。
ゼハート指揮下の直属隊メンバーだけあって、ある時はエージェント、またある時はパイロットと、いろいろ任務を受け持っているのでしょう。

シャナルアの事情を知ってもなお、キオはシャナルアに「戻ろうよ」と呼びかけますが・・・
「戻ってどうなるのさ? 私は敵のスパイなんだよ?」
ディーヴァに戻ったところで、待っているのはスパイ罪で死刑。
シャナルアは、戦争とは子供の考えが通るような甘いものではなく、キオもMSに乗っている以上覚悟を決めろと言ってきます。
覚悟を促すように、威嚇射撃をするシャナルア。
「妹のために、私は生きなくちゃいけないの! 絶対に!」
キオは妹を思うシャナルアにすっかり同情したようで、何とかしたいと思うのですが・・・
「じいちゃんに事情を話して、頼めば、きっと許して・・・」
まだ子供の理屈を言うキオの言うことに聞く耳もたず、発砲するシャナルア。
「子供が駄々をこねないで!」

まあ確かにフリットに任せれば、シャナルアが知ってる情報を聞き出すまでは安全でしょう。
それが終わったら即処刑!な気もしますが(^^;)


そこへ乱入してくるヴェイガンのMSが1機。
それは、シャナルアと密通をしていたダレストのウロッゾでした!

・・・って、何で都合よく、金貨を渡したヤツがここで現れるんだ!?(゜д゜)!?

いや、ダレストがこの戦いに参加しているのは、そういう任務だからってことで納得できます。
1人でこの場に近づいて来たのは、ガンダムの反応を見つけたから大物を倒そうと思い、部下達を先に行かせて1人別行動を取った、というシーンもちゃんとありました。
ガンダム狙いだから別にシャナルアに近づいて来たわけじゃないけど、このタイミングで鉢合わせするのは、ご都合主義が過ぎます(^^;)
さすがにシャナルアもダレストも、相手が誰なのかまでは気付かなかったのですが、ここまでやったのなら気付いてもさほど変わらなかったような(^^;)

ちなみによく似たシチュエーションに、『ガンダムSEED DESTINY』で主人公シン・アスカが、恩人が乗ってる戦艦だと気付かずに沈めてしまう場面がありました。
(相手のトダカはかつて戦火に巻き込まれたシンを保護し、プラント行きを勧めたオーブの軍人だったのですが、数年後ザフトの兵士となったシンが敵国となったオーブと戦うことになり、その時の旗艦の艦長を務めたのがトダカだったのです)
でもこっちは、お互い気付いてないことが運命の皮肉っぽくなってたので、演出としては納得ができます。
シン自体が破滅的要素を持ち合わせた主人公だったので、それを象徴する出来事のように見えたものです。


今回のシャナルアとダレストは、別に特別な感情があるわけではない(金もらったけど、お互い利用するためだし(^^;))ので、気付いた方がまだドラマチックになったんじゃないかなーと(^^;)

「お前は、あの時のヴェイガン!?」
「ム? ああ、あの我々に情報を売った女か」
「お前が!! お前のせいで、シャナルアさんがぁーっ!!」

こんな感じで。
うん、ベタだ(^_^;)>


ともかく、ダレストはクランシェをザコ呼ばわりして目も向けず、ひたすらガンダムを狙います。
直前の出来事で呆然としていたキオを守って、シャナルアは戦います。
そして、2人は相打ちに。

最後には味方として死なせようとして、どうせならその相手をシャナルアを唆した張本人に、というシチュエーションにしたかったのでしょうが・・・
う~ん(-_-;)
これなら、またもベタですが、常に持っておくように指示していた発信機の反応を見て、用済みになったシャナルアを始末しに来た、でもよかったんじゃ?

あ、それじゃ第2部ラストのザントさんと被るか(^^;)


爆発寸前のコクピットで、シャナルアはキオに言います。
「キオ・・・。死んじゃダメだよ・・・。どんなことがあっても・・・歯ぁ食いしばって・・・必ず生き・・・残るんだ・・・。あんたなら・・・やれる・・・」
それは、シャナルアの最後の教え。
「強く・・・なるんだよ・・・」
コクピットに貼っていた妹の写真を手に取り、息絶えるシャナルア。
「シャナルアさん!? シャナルアさん! シャナルアさん・・・。ううっ・・・」
何度呼びかけても返事が返して来ない眼前のクランシェを見て、キオはシャナルアの死を実感しました。

キオの通信は他の味方にも聞こえていたようで、セリック隊長も悲痛な顔になります。
「シャナルアが・・・? くっ・・・」
先ほどシャナルアがスパイと分かった時に怒りを露にしたデレクと違い、付き合いの長いセリック隊長はいろいろと思うところがあるようです。
逆に、付き合いが短いとはいえああも起こっていたデレクは、ヴェイガンに憎しみを抱いているキャラなのでしょうか? 初登場時も物騒なこと言ってたし(^^;)


ここで、ゼハート関連の話題をまとめて。

ゼハート率いるウロッゾ部隊は地上に降下後、河の中を進んで連邦基地内に侵入しました。
その内の1機が基地内にいたアデル部隊(モブキャラなのに顔とセリフありのキャラでした)と交戦したのですが、撃たれて行動不能になりました。
しかし、これも作戦の1つだったのです(゜o゜)!?

アデル部隊が撤退した後、パイロットは倒れた機体から降りて、搭載していたプラズマ粒子爆弾のタイマーをセットしました。
直後、隠れていたゼハート機と他2機のウロッゾが姿を現し、パイロットを回収し、撤退しました。

連邦がただの残骸としか認識してない機体に、爆弾が仕掛けられている。
これぞ、ゼハートの爆弾作戦!

アセムがいないから、ホントにただの大幹部だな、ゼハ(^^;)

しかしこの作戦、自軍基地内での爆発を避けるため連邦兵は行動不能に追い込む攻撃をしてくると踏んだのでしょうが、万一ウロッゾを爆発させてたら、その場で爆弾が炸裂してゼハ達も巻き込まれてましたね(^^;)
まあゼハート達も一人前の戦士だから、潜入工作することに決まった段階で巻き込まれて死亡する可能性も覚悟の上でしょうけど。


人が死んでいくという戦争の現実を、親しい人を失ったことであらためて知ったキオ。
他にも、シャナルアみたいな人格者が(同情できる理由があったとはいえ)裏切り行為に手を染めていたり、そのシャナルアのことをフリットが切り捨てるような発言をしたりと、受け止めるには重過ぎることが次々と起こりました。
しかしキオの思いなどに構わず、ロストロウランでの戦いはまだまだ続いていきます・・・



今回の話はシャナルアとキオがメインで進んだわけですが、それ以外にも見どころはたくさんあります。

両軍様々な種類のMSを大量投入していたので、メカ描写は見どころたっぷりでした。
特に連邦側は、SFSで空を飛んでる機体や、ローラーダッシュしたりキャノン砲を装備しているアデルも出ました。
ヴェイガン側は、空を飛ぶ機体、地上を進む機体、水中を進む機体と、様々です。

前述の通り、キオには受け止めきれないくらいショックなことが、次々と起こりました。
これまではヴェイガンは敵だからと言って倒すことに躊躇が無かったのですが、さすがにスパイと分かってもシャナルアは撃てませんでした。
でも、もしシャナルアのことを知らなかったとしたら、(フリットの指示で)躊躇うことなく攻撃していたのでしょうか?
それとも、同じ地球人だからと言って躊躇ったでしょうか?
ともかく今回のことで、戦争で戦う相手のことを意識するようになったり、人にはそれぞれいろいろな事情があることを知ったりしたハズです。
今後ゼハートが父の親友であったことを知ったり、仲間の敵討ちにきたファントム・3の残り2人と相対した時、はたしてキオはどうなるのでしょうか・・・?

次回も楽しみです(^o^)/

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