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「会いたかったよぉ~、アンタにっ!!!」

2012.03.14 (Wed) Category : アニメ(『ガンダムAGE』)

『機動戦士ガンダムAGE』第22話の感想です。

遂に始まるヴェイガンのビッグリング攻略作戦。
迎え撃つのは、司令官フリットが指揮する地球連邦軍艦隊。
アセムは地球の人々を守る為、親友だったゼハートが指揮するヴェイガンの部隊に立ち向かっていきます―

(ここからは3月16日に書いています)


今回のエピソードのキーワードとなるのは、〝Xラウンダー〟という存在についてです。
冒頭、ゼハートは幼き日のことを思い出していました。
イゼルカントの語る話に目を輝かせていた子供の頃のゼハートは、不思議な力を与えられました。
イゼルカントがゼハートの頭に手を置くと、ゼハートの目の前には美しい景色が広がりました。
それこそが「イゼルカント様が紡がれる壮大な物語」。
そして、このときがゼハートがXラウンダーに目覚めた時だったのでしょう。

しかし、ゼハって昔からイゼルカント様に目をかけられていたのね。
この前のデシルの言い様だと、パイ作戦が成功する迄は単なる下っ端だったって感じなのですが。
多分デシルは本当のことに気付かず、弟は下っ端、自分はエリートだと思い込んでいたのでしょう(^3^;)

ところで、子供ゼハートの声は能登麻美子さんが担当してました。
本来の持ちキャラのウィルナ(セリフが少ない方のオペの姉ちゃん)は、画面に映っていても喋らないことが多いので、これはちょっと嬉しいところ。
第2部になってからキャラが多くなってきたので、出番・台詞が少ないキャラも増えてきました。
エミリー役の遠藤 綾さんも、ディーヴァが出港してからはハロの声のみで出演ですからね。
そう言えばフリットの副官のアルグレアス君も、台詞があったのは初登場の回以来ですね。


一方ビッグリングでは、司令官であるフリットが全軍に命令を通達していました。
ゼハートも似たようなことをやってたのですが、宇宙空間に立体映像を浮かべてやや芝居がかった言い方をしていたゼハに対し、フリットはただ「負けたら終わりなので必ず勝て」と言うのみ。
部下に甘く見られないように自らを大きな存在に見せる必要がある若造司令官と、既に実績があるので言葉に重みのあるベテラン指揮官の違いが出ていています。

ビッグリング防衛の為、次々に出撃していく地球連邦軍の戦艦。
よく見たらディーヴァの隣のドックにいた艦は、ディーヴァの同型艦ですね。
まあ、非変形のクルーズモードのみみたいですが。
アーガマ(『Ζガンダム』)とペガサスⅢ(『ガンダムセンチネル』)の違いみたいなものかな?
こういうのはリアルな感じがして好きです(^^)
逆に、強襲揚陸モードで固定の同型艦とかもあっても面白そうですね。
まあ、ディーヴァと違ってAGEビルダーは搭載してないから、フォトンブラスターキャノンは搭載できないでしょうけど。

連邦が9隻の艦を出しているのに対し、現れたヴェイガンの戦艦は5隻。
しかし、いずれも巨大戦艦。
アルグレアス君曰く「予想される戦力では我々に不利」とのこと。
数の上では不利なのですが、
「こういう時こそ、戦術家としての腕の見せ所だと思います」
と言うアルグレアス君。
「アルグレアス。これはゲームではないぞ?」
「ええ! だからこそ、燃えるんですよ♪」
カタブツのフリットに対し、ノリの軽いアルグレアス(^3^;)
しかしアルグレアス君の有能ぶりは、この後分かります。


そんなわけで、戦闘開始!

ヴェイガン側はいきなり、虎の子の戦力を投入します。
その戦力とは、〝マジシャンズ8(エイト)〟と呼ばれる部隊。
その名の通り8機のMSで構成されているのですが、全機がゼダスタイプ(ゼダスMという名らしいです)です。
そう。それを操る彼らこそ、この前デシルと共に目覚めたXラウンダー達だったのです!!
「見せてもらおう。神より戦う術を与えられた者達の力をな」
旗艦の中で彼らを讃える言葉を言うザント。
しかし、ゼハートは言います。
「イゼルカント様は言われた。『Xラウンダーは人類の進化ではなく、むしろ退化である。人は再び、理性を持たぬ野獣へと返っているのだ』と」

おお!? 
これまでの『ガンダムシリーズ』に登場する特殊能力を持った人間は、進化した人間だの、選ばれた存在とかだったのに、退化した存在とは斬新です!!
すなわち、ヒトへと進化していく過程で、理性と引き換えに喪失していった能力。それらを持っているのがXラウンダーなのでしょう。
(なお『ガンダムシリーズ』では多分初ですが、野獣だの野性だのの力で戦う作品は、ロボットアニメに限らずいくつかあります)

自らもXラウンダーなのに、それを否定するようなことを口にするゼハート。
「今はまだ、その力が必要な時なのだから・・・」
与えられた力は、イゼルカントの理想の実現の為に必要なのだと割り切っているのでしょう。


戦艦の砲撃が飛び交う中、両軍のMSが近距離戦闘を開始しました。
前回張り切って試験を受けていたマックスさんは、今回のあまりにも大規模な戦いに「こりゃ今回こそ死ぬかもな・・・?」とボヤいていましたが、いざ戦闘が始まっても戦場の空気に呑まれてます。
同僚のアリーサが1機撃墜した時も、「アリーサ君、や、やるね・・・!」と讃えるのですが、その声は震えてます。
その後、危ういトコをウルフ隊長に助けられる場面もありました。
一方、前回メカニックのオペのメガネっ娘・レミにときめいてたオブライトさんですが、今回は燃えています。
レミの方もディーヴァ出撃の際、心の中で「オブライトさん・・・」と呟いていました。
2人の仲は進展したのでしょうか?

そんなこんなで戦闘開始直後からウルフ隊が活躍してたのですが、別の場所では先述のマジシャンズ8が圧倒的な戦闘力で、連邦の防御網を突破していきます。
「やはり出してきたか・・・!」
ビッグリング司令室にいたフリットとアルグレアスも、Xラウンダー部隊の出現に気付きました。
というか、そんな部隊が存在しているという情報も掴んでいました。
どこまで優秀なんだ、連邦軍諜報部(^^;)
ともかく、これぐらい予想はしていたようで、フリットには策がありました。
スクリーンに映し出された戦力分布図を見ながら、自軍のMSに移動を促すフリットとアルグレアス。
次々と指示を出し、陣形を変化させます。
司令と副指令の指示で的確に動いたMS部隊は、突破しようとするゼダス達に多方面からビームを放ち、突破を許しません。
いくらXラウンダーが攻撃を予測できるとはいえ、対応しきれない攻撃の前には無力。
フリット自身もかつてファルシアのビット攻撃に苦戦したので、その時の経験が生かされています。
ただ、戦力に劣る側(数が少ない側)の連邦が局所に戦力を集中させるということは、他の場所の守りが薄くなるという危険もはらんでいます。
アルグレアスと2人がかりで休みなく指示を出していたのは、防囲網に穴が開かない(開いてもそこを敵に突破させない)ように絶えず全軍を動かす為でしょう。

「戦術でXラウンダー部隊の力を封じ込めている。これがアスノ司令・・・」
舌を巻くミレース艦長。
そりゃそーだよなー。
子供の頃のフリットは、無策で強引に突破するばかりだったし、最終決戦でも勝手にガンダム降りて移動してたし。
(まあ、グルーデック艦長の策略も大概アバウトでしたが)
あのフリットがよくぞここまでと、我々も感心してしまいます(^^)


自慢の戦闘力を完全に封じられたゼダス部隊。
今度はアセムのガンダムAGE-2とウルフのGバウンサーがと遭遇します。
「Xラウンダーなんか、目じゃないぜ!」と盛り上がっていたウルフとアセムでしたが、攻撃が当たらないゼダス部隊の前に窮地に陥ります。
それを司令室で見ていたフリット達が、近くにいた部隊に援護するように指示を出します。
援護を受けたダブルエースの攻撃の前に、ゼダスは次々と被弾し、退却を余儀なくされました。
「これって、父さんが指揮してるから・・・?」
前回のシミュレーションで吹っ切ったかと思ったのですが、やはり父の凄さをあらためて感じるアセム。

しかし、主人公より強いモブキャラ部隊というのも恐ろしいですね。
まあアセムは、マジシャンズ8のXラウンダー達よりも強いゼハートを相手にガンダムAGE-1で何とか対抗できてましたからね。
AGE-2に乗ってる今、1対1なら勝てない相手ではないと思いますが(^^)


一方、切り札のゼラド隊が思うような戦果を上げられなかったことに、ヴェイガン幹部達も驚きの声を上げます。
「信じられん・・・。マジシャンズ8が完全に封じ込められている・・・?」
そう呟くザントに、ゼハートは敵司令のフリット・アスノの戦術が上だったことを率直に認めます。
一筋縄ではいかない強敵を前に、ゼハートは決断します。
「私が出ます」
司令官自らの出撃に反対するザントでしたが、ゼハートは
「ここには貴方がいます」
そう言って、後のことを任せます。
まあ、もともと司令官なんてやるつもりがなかったゼハには、この方がしっくりくるのでしょう(^^)
「俺も行くぜ、ゼハート。お前だけに楽しいことを一人占めさせるかよ♪」
ゼハートが司令室を出ようとしたら、兄のデシルも共に出撃すると言ってきました。
一瞬イヤそうな表情を浮かべるものの、出撃許可をするゼハート。
ガレット兄弟の参戦で、戦いの趨勢はまた変化します―


Xラウンダー部隊を退けたことで、勢いを増して突き進むガンダムAGE-2とGバウンサー。
しかし、前方から通常の3倍の速度で迫ってくる機体がありました。
「ゼハート!?」
しかし、敵は1機ではなく、もう1機いました。
ゼハートのゼイドラ、デシルのクロノス――パイロット同様の兄弟とも呼べる2機のMSが現れました。
(頭部と胴体が共通で、それ以外が別形状なあたり、ガンダムと似たコンセプトなのかも知れません)
先ほど退けたゼダス部隊とは格が違います。
その強敵の前に苦戦するアセム。
「赤いのとか黒いのとか、イケてねえんだよォォォォォッ!!」
白い人・ウルフさんも必死に迎撃しますが、やはり攻撃が当たりません。
先程までの勢いも何処へやら。
ゼハートとデシル、次元の違う乱入コンビの前に、手も足も出ないウルフとアセムのモーストデンジャラスコンビ。

戦場の状況をモニターで見ていたフリットとアルグレアスも、レベルの違うXラウンダーの出現に気付きました。
「どうします?」
そう訊ねるアルグレアスに何も答えず、フリットは司令室から出て行きます。
「ですよね。後は私にお任せを!」
残されたアルグレアス君がそう言います。
はたして、フリットの取る行動とは・・・?


追い詰められていくガンダムAGE-2とGバウンサー。
ゼイドラがゼイドラソードでAGE-2にトドメを刺そうとします!!

その時!!

飛んできた一条のビームが、ゼイドラソードを破壊!
「なにっ!?」
その場にいた誰もが驚き、ビームが飛んできた方向を見ます。

そこにいたのは、フリットのガンダムAGE-1!!
第1部でよく流れていたBGMと共に登場です(^o^)/

なおAGE-1はビッグリングでAGEシステム無しでも動くように改良され、ガンダムAGE-1フラットとなっています。
見た目の違いは、AGE-1胸部のAGEシステムにあった部分にカバーが付けられており、そのため「フラット(まっ平ら)」の名が付いた模様。
しかしアセム達がピンチになったのを見て出撃をしたのに、こうも早く到着できるあたり、もともといつでも出撃できるようスタンバイさせていたのでしょうね(^^;)

「あれは・・・!?」
「ガンダム!? まさか、父さんのAGE-1!?」
司令官自らの参戦に驚くウルフとアセム。
そんな2人に呼びかけるフリット。

「2人共、私の指示に従え。(中略)いいか、アセム、ウルフ!」

う~~~~~む。
階級が上とはいえ、フリットがウルフを呼び捨てにするのはやっぱり違和感があるなあ・・・(-_-;)
せめて「ウルフ少佐」とかならよかったのに・・・

そんな1視聴者の違和感は放っといて、フリットは指示を出します。
「私に狙いを定めろ。合図と同時にAGE-1を撃つのだ!」
アセムは驚きますが、ウルフは言うとおりにするよう促します。
フリットはアセムの疑問には答えず、目の前のクロノスの相手をしています。
そして・・・
「今だ!」
その声を合図に、AGE-1目掛けて放たれるビーム。
背後から迫ってきたビームをAGE-1が寸前でかわすと、避けられたビームはAGE-1に斬りかかっていたデシルのクロノスに直撃、右脚が大破しました!!
さすがのXラウンダーも、自分に殺気を向けられていない攻撃は予測できないようで、それを見越したフリットの作戦でした。

「なにっ!?」
「何が起きたんだ・・・?」
驚くガレット兄弟。
高度なXラウンダーであるデシルに直撃させられるパイロットがいる?
「お前のお友達は、Xラウンダーじゃなかったハズだッ!?」
「アセムの仕業じゃない・・・。奴が指示を出している!!」
そして2人はAGE-1のパイロットが誰なのか気付きます。
「ハハハハッ!! やっと出て来やがったんだな? この感覚、忘れるハズがない!!」
26年前の屈辱が頭をよぎったデシルは歓喜の声を上げます。
一方のフリットも、クロノスに乗っているのがユリンの仇であるデシルだと気付きます。
「これは・・・デシル!!」
そして、かつての様に高機動戦を行うフリットとデシル。

因縁の対決再びという感じで、熱い展開です(^^)v
フリットの方にベテランの貫禄が付き、デシルの方に戦闘狂的イメージがついたせいか、往年よりもカッコいいです。
やっぱり前主人公がいると、こんな展開が見たいですね(^^)
しかし、結婚して子供までいるのに、フリットの頭の中はユリンでいっぱいでした(^^;)(予想通りですが)
少年の日の忘れえぬ思いってコトなのでしょう。


「これが、Xラウンダー同士の戦い・・・」
フリットの戦いを呆然と見つめるアセム。
その時、迫ってきたゼハートのゼイドラがAGE-2に体当たりします。
スキだらけなのに体当たりで済ますあたり、ゼハも甘いのか、姑息な手は使いたくないのか?(^u^;)
(ちなみに、Gバウンサーにはライフルで攻撃してました)

デシルの相手はフリットが引き受けてくれているとはいえ、まだゼハートもいます。
その時、別の場所で戦っていたオブライトから救援を求める通信が入りました。
2人でも勝てるか分からない相手をアセム1人に任せる。
悩むウルフにアセムは言います。

「俺なら大丈夫です! みんなを助けに行って下さい!」 

またアセムが根拠もないことを・・・(-_-;)
いや、アセム相手ならゼハートは手ぬるくなるから、これで正解でしょうか?(^v^;)>


そんな感じで、泥沼の戦場の各地で様々な戦いが繰り広げられることに。

部下の救援に駆けつけたウルフのGバウンサー。
Xラウンダーとの戦闘でかなりの損傷を負っています。
「隊長、その機体は!?」
自分達の機体よりもよっぽどヒドイ有様を見て心配するオブライト。
「俺は大丈夫だ! よく持ちこたえた!」
そう答えるウルフ。
エースの帰還で、連邦側の指揮は上がります。

フリットが不在の為、1人司令室で指示を出すアルグレアス。
敵の侵攻を食い止め、逆にこちら側が敵艦に攻撃できるように部隊を動かします。

フリットとデシルの戦いも白熱しています。
「殺す~~~~っ!!」
「償ってもらうぞ!!」
言ってることはデシルの方が過激ですが、怖いのはフリットの方ですね。
昔はやたらめったら斬り刻んだだけでしたが、今度は確実に殺すと言ってるわけですから(^^;)
技量はフリットの方が上のようで、デシルは思うように攻撃を与えられません。
そこで、デシルは奇策に出ます。
すぐ近くでゼハと戦っていたアセムのAGE-2にビームを放ったのです。
よきせぬ方向からの攻撃に、対処できず直撃を受けてしまうアセム。
というか、防御力の高いガンダムに乗ってなかったらヤバかったですね(^u^;)
「アセムッ!?」
いきなり息子が狙われ、驚きの声を上げるフリット。
そのスキを見逃さず、攻撃を当てるデシル(元〝魔少年〟)。
相変わらず、不意打ちじゃないと攻撃を当てられないようです(--;)

これで形成逆転かと思われたのも束の間、いつの間にか周囲に集まっていた地球連邦軍の量産型MS達が、あらゆる方向からクロノスにビームを放ってきます。
これはかつてフリット自身が、アンバットでギーラ・ゾイさんに使われた手です。(おびきよせるのと、いつの間にか集合させるのとの違いはありますが)
まあ、フリット本人は力ずくで突破したんですけどね(^u^;)
驚いてスキを見せたデシルに、今度はAGE-1が攻撃。クロノスの左腕と左脚を破壊しました。
その後もMS部隊を率いて、クロノスに攻撃を加えるフリット。
卑怯な手を使ったのはデシルの方が先なのですが、その前からこの策をする指示は出していたのでしょうから、どっちもどっちです。
まあ当のフリットも「これは戦争だ! どんな手を使っても、お前を落とす!」とか言ってるので、卑怯は百も承知のようです。
それだけヴェイガンに対して容赦ないとも言えますし、そもそも戦場で正々堂々という言葉は通じないとも言えます。


「私はもう迷ってなどいない! お前を倒す、アセム!」
「俺だって! お前は敵なんだ!」
アセムとゼハは、いつも通りの会話をしてます(^^;)
でも、同じ会話の繰り返しのようでいて、実は少しずつ話が進んでいるんですよね。
アセムがいろいろと決意を固める度に、ゼハートの本心に近づいているのでしょう。
でも、まだまだ溝は深いようで、
「アセム。私はヴェイガンに生まれたから戦っているんじゃない。私にはあるのだ、命を賭けてもやり遂げたいことが! お前とは違う!」
「命を賭けてもやり遂げたいこと? 何だそれは!?」
「お前に理解など、できるハズなどないっ!!」
拒絶されました。

その時、この戦いの勝敗が決まる事態が起こりました。
ヴェイガンの防囲網を突破した連邦MS部隊が、敵艦1隻を沈めたのです。
戦艦の数で劣るヴェイガンには大きな痛手。
驚くゼハートにザントから通信が入ります。
「連邦の戦略によって、我が部隊の多くが退却を強いられている。予備戦力も投入したが、これ以上の作戦継続は不可能だ!」
その報告を聞いて、ゼハートは退却を決意します。
途中、満身創痍のクロノスで戦っていたデシル兄さんを回収して。

今回の戦いの勝敗を決めたのは、司令官が出撃した後の双方の副官の働きの差じゃないでしょうか?
数で上回っていたヴェイガン側は力押しできると踏んだのか、戦力の遂次投入で戦いに勝とうとしてました。
一方の連邦側は数で劣り、「マジシャンズ・エイト」のような特殊部隊もいないので、現状の戦力を有効利用することで対抗しました。
強引な突破を阻まれ続けたヴェイガンに対し、少しずつ敵陣に突入していった連邦軍。
戦艦を落としたのがガンダムやGバウンサーではなく、量産機部隊(乗ってるのはエースかも知れませんが)だったのも、連邦の地道な策が実ったかのような感じです。
「ふふふっ・・・。やりましたよ、司令♪」
戦いが終わり、満足げな声を上げるアルグレアス君。
見ろよ、やり遂げた男の顔をしてるぜ・・・(^^)>


ところで前々回の感想で、「井上和彦氏」「AGE(エイジ)」「第1部の憎らしい敵の再登場」ということで『レイズナー』ネタを書いたのですが、
今回のデシルは、想像以上にゴステロ化していて吹きました(^3^)
(ゴステロ:『蒼き流星 SPT レイズナー』に出てきた悪役キャラ。第1部で死んだと思われていたものの、第2部で再登場。主人公のエイジ(CV:井上和彦)を執拗に狙う)
特に、アセムとウルフの相手をしている最中に近くにいた敵MSをついでに撃破していったあたり。
壮絶な負けっぷりも、それっぽいです。
見た目じゃ分かりませんが、密かにサイボーグ化されてたりして(^^;)

まあゴステロとの類似性はともかく(^u^;)、久し振りの戦闘と言うこともあってか、戦闘狂っぽい演出が見られました。
クロノスがボロボロにされても「俺は勝てる! このままやらせろ!」とか言ってたし。
(もっとも、武器を持つ右腕と背中のクロノスキャノンが健在だったので、まだ戦闘継続は出来たのでしょうが)
不意をついてゼハートを亡き者にするとか、足を引っ張るマネをするのかと思ったのですが、そんなことはありませんでした。
なんだかんだで、コンビネーションも良かったし。
もっとも、今後どうなるかは分かりません。
クロノスの搭載されているという「他のMSを操る機能」が、またも悲劇を生み出すのかも知れません・・・

退却をしながら1人呟くゼハート。
「アセム。次に会うときは、お前を殺す。私が私でいる為にもな・・・」
アセムの必死な呼びかけは、ゼハートに迷いを生んだのでしょうか?


激しい戦闘が終わり、ビッグリングに戻ったウルフ隊の面々。
生き延びたことに安堵のため息をついていたら、フリットとアルグレアスが通りがかりました。
慌てて敬礼をする他の隊員をよそに、アセムは嬉しそうに父に呼びかけますが・・・
「アセム。もう効率よく動いていれば、あと4機は撃墜できた。これからはもっと、戦況をよく見るんだ」
出来ると期待しているからこそ出た言葉でしょうが、賞賛も何もなくこのことだけを口にするフリット。
父に追いつく為、自分の為に戦っているとゼハートに指摘されたアセムには、いろんな意味でショックでした。
「父さん・・・。父さんには俺の気持ちなんて・・・」
心の中でそう呟くアセム。
当初より懸念されていた親子のすれ違いが、いよいよ表面化してきました―


ところで、前回衝撃の告白(?)をした我らがヒロイン・ロマリー嬢はと言うと・・・
「アセム・・・ゼハート・・・」
ウルフ隊出撃直後に、こう呟いたのと、
「アセム!?」
Xラウンダー部隊に狙われたアセムを心配する。それだけの出番でした。
やはり戦闘メインの回だと、戦艦に残るキャラの出番は減ってしまいますね。

ちなみに、戦闘に出る女性キャラと言えばアリーサですが、彼女も今週出番は少なかったです。
でも、いつの間にかマックスさんのことを先輩と呼ぶようになってました。
オブさんもメガネっ娘と仲良くなってるし、これはまさか、アセムだけ独り身となってしまう展開でしょうか!?
・・・まあ、当のアセムはそんなこと気にしないでしょうけどね(^^;)


てなわけで、次回も楽しみです(^o^)/

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