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「キオ、やれるさ。お前はいい子だ」

2012.06.02 (Sat) Category : アニメ(『ガンダムAGE』)

『機動戦士ガンダムAGE』第33話の感想です。

(本文は6月4日に書いています。
 既に前日に次の第34話が放送されていますが、管理人はまだ見ていません(^^;))



シャナルアはキオを庇って死んだ。
しかし泥沼の戦場は、キオに悲しむ暇も与えてくれはしない。
刻々と、タイムリミットが迫って来ていた。
ロストロウラン各地に仕掛けられた、プラズマ粒子爆弾が爆発する時が―



今回の話は、ゼハート達が仕掛けたプラズマ粒子爆弾をめぐる攻防です。

作戦そのものに気付く→爆弾の種類・設置された数の特定→爆発しないように処置

これらのことを、30分以内に行わなければなりません。
出来なければ、ロストロウランは消滅します(゜д゜;)!?


さて、書くのを忘れないように、先にナトーラ艦長のことを書いておきます。
前回のやり取りで、しばらくはフリットに補佐してもらえることになったわけですが・・・

ディーヴァが被弾して、1人悲鳴をあげるナトーラ。
早くもフリットに叱られます(^^;)
で、その被弾で機関制御システムに異常が発生。このままでは高度が保てません!?
ここでナトーラが提案したのは、
「いったん、基地に入港するというのはどうでしょう?」
しかし、フリットに却下されました(--;)
まあ自軍が圧倒的に優勢で近くに敵がいないのならともかく、この状況で下がろうとしても、着陸態勢になったディーヴァやハッチが開いた基地内を攻撃される恐れがあります。
しかもここ、本拠地ですからね。迂闊な行動は、自軍全体のピンチを招きます(^^;)

代わりにフリットが「姿勢制御を優先しろ」と言い、他にも次々と指示を出していきます。
言わなきゃよかったとばかりに落ち込むナトーラ。
しかし顔を伏せた彼女に、フリットは皆をよく見てみろと言います。

出力に余裕がない状況になったので、できる行動に制限がかかっています。
それでもクルー達は、各自自分の仕事をキチンとこなしています。(彼らって問題児なんですよね?)
各員この窮地を切り抜けるために自分に出来ることをしようとしていますが、電力が低下しているので思うように出来ません。
皆が皆、自分の担当していることに電力を回してほしいと言ってますが、その権限は彼らにはないので全員何もできない状況に。
この場を取りまとめる人間が必要なのです。
フリットは、ナトーラに言います。

「お前は、艦長になろうと努力していた。この数日ろくに睡眠も取らず、艦の状況に目を通してきたんだろう?」

そう。フリットがナトーラのことを買っていた根拠は、彼女の努力家ぶりを知ってたからでした。
才能を感じたとか、士官学校時代の成績(これについては優秀だったか劣等生だったか分かりませんが)を見たとか、家柄を考慮したとかではありません。
意外に思えましたが、そう言えばフリット本人も結構努力家なんですよね。第1部とか見てると。

フリットの激を受け、ナトーラは指示を出します。

  • 生命維持システムの予備電力を、航行制御関連へ回す。
調整された空気のような快適さはないでしょうが、ここは地球。外からの空気がある程度取り込めます。
重力や気圧の調整も、真空空間の宇宙ほど神経質にならなくてもいいでしょう。
 
  • 消費電力を抑えるため、武器を統合管制システムを通さず、直接入力で使用。
敵に狙いをつけるのに機械のサポートを受けられなくなりますが、そもそもの攻撃自体ができない方が敵機の接近を許して危険。
威嚇射撃ぐらいにはなるでしょうし、砲撃手の腕前次第では当てられなくもないでしょう。

どちらもディーヴァが万全の状態なら行うメリットが無いことですが、現状では最適の行動です。
予想外のことをスラスラと言ってのけたナトーラを見て、みんな呆然としています。
言い終わったナトーラ本人は、驚きの目で見ているクルー達を見てキョトンとした顔に。
「さあ、すぐに動け!」
フリットの一声で、クルー達は指示されたことを開始しました。
初めて艦長らしいことが出来た――そのことを実感しているナトーラに、フリットは言います。
「最初から艦長らしく振舞えるものなどいない。課せられた責任をはたしていくしかないのだ」
今週のフリットじいさんは、人が変わったかのように気の効いたことを言います(^_^)/


さて、話を爆弾騒動に戻します。
ヴェイガンのこの作戦に最初に気付いたのは、やっぱりフリット。
そして〝戦場のホームズ〟ことセリック隊長でした。
基地内にまで入り込んだヴェイガンMSが抵抗を受けたからといってあっさり撤退したことや、前線で戦っているヴェイガン部隊が積極的な攻撃をしなくなったことに不自然さを感じたのです。
これは何かあると踏んだフリットは、司令であるアルグレアスを通して、基地内に遺棄されたヴェイガンの機体を調べさせます。
もちろんヴェイガン側もすぐにはバレないように、かなりの数を遺棄していたのですが・・・

「みっ、見つかりましたっ!! 敵MSの残骸の中に、プラズマ粒子爆弾と思われるユニットが組み込まれていました!!」

前回ラストに遺棄したウロッゾを調べられ、あっさり爆弾を見つけられ、ゼハ涙目(T_T)

・・・と思いきや、アルグレアスが指示を出します。
「となれば、1つではないハズだ。プラズマ粒子爆弾固有の電磁スペクトルを探れ!」

あ、他にも爆弾はあったのね(^3^;)>
で、スペクトル解析の結果、大体の位置は分かりました。その数、全部で6つ。
しかも、見つかった爆弾を内部を透過解析して、あと10分で起爆することも判明。
時間内に起爆を解除できるのは3つで精一杯とのことです。
せめて、あと10分早くヴェイガンの思惑に気付いていたら、何とかなったのでしょうが・・・(-_-;)
ともかく、解除できない分はMS隊に処理させることにしました。


さて、我らが主人公キオ君はどうなったかというと・・・

「うっ! 赤いMS!? くっ・・・」
爆弾入りウロッゾを遺棄(設置)し終えたゼハートと遭遇。
襲い掛かって来た強敵に一瞬驚いてましたが、怯むことなくシャナルアを失った悲しみをぶつけます。
ゼハートはMSの装甲越しに聞こえてくる声を聞き、相手がまだ子供だと気付きます。
「お前達がシャナルアさんをスパイにしたから、こんなことになったんだ!!」
シャナルアをスパイにした直属隊の隊長本人に、怒りの言葉をぶつけるキオ。
もちろんキオはゼハートが何者か知るわけないので、相手がヴェイガンなら誰であれ、こう言ったのでしょうけど。

一方的に言いがかりをつけられたようなゼハートですが、大方の事情は察せられたようで、
「スパイは人類が戦争を覚えた時代から存在している。それをとやかく言われる筋合いはない!」
と、スパイという存在はいるのが当然だと言ってのけます。
これには「お前ら連邦だってやってるだろ」的ニュアンスもあるのでしょうね。

「戦争はゲームではないのだよ、坊や!」
相手が珍しく年下だからか、言い方がおっさんくさいゼハ(^^;)

ともかく、利用するもの・される者、双方に利害関係があり、敵も味方も双方やっているなら、誰が悪い・卑怯なのかは決められない。もし何が悪かを決めるなら、戦争でそんな手段を考えついた、いや、そもそも戦争と言う行為をしている人類という種そのものが悪と呼ぶべきだ。
ゼハートなりの正論でしょうが、今のキオには問題をはぐらかしているようにしか聞こえません(^_^;)

「人の弱みにつけこんで!! 許さないぞ! うおぉぉぉ~!!」 
砲身でウロッゾに打撃を加えるAGE-3フォートレス。
この後ウロッゾのビームを砲身を盾代わりにして防いでいたので、砲身自体がそうとう頑丈なようです。
そう言えばAGE-1タイタスも、敵の攻撃を腕部だけで防いだりしてましたね(^v^)

パンチや体当たりを使った接近戦をした後は、距離を開けて撃ち合いを開始。
この時点で、完全にキオが押すようになりました。


「くっ!? 反応が遅い!!」


出ました! ゼハのいつもの言い訳(^^;)


あ、でも、このウロッゾは量産機の単なる色変えで、ゼハート用の調整をしてない可能性もあります。
今回は潜入工作が任務なので、そんなに戦闘するつもりはなかったでしょうし。

そんな感じで徐々に優勢になってきたキオですが、セリック隊長からの通信が入ります。
アビス隊はプラズマ粒子爆弾を除去する任務を受けたと。
あと少しで目の前の強敵を倒せるからとキオは拒否しようとするのですが、セリックは言います。
「シャナルアは、お前にそんなことを教えたのか!?」
ハッとするキオ。
そう。シャナルアが教えたのは、勝つ為の戦い方ではなく、生き延びるための戦い方です。
爆発が起きたらみんな死んでしまうとセリックに聞かされ、キオは戦闘を中止し、爆弾の反応があるエリアへ向かいます。

突然の戦闘放棄、さらにガンダムの向かう方向を見て、ゼハートは連邦が爆弾の存在に気付いたと確信しました。
「気付いたか・・・。しかし、見つけられるかな?」
余裕ぶった言い方をしてるゼハですが、このセリフの直前、ウロッゾを停止させたら腕がポトリと落ちました。
『ルパン三世』でよくある、「ブレーキ踏んだら車のドアやハンドルやタイヤが取れちゃった」並のポンコツぶりです。いや、むしろ『タイムボカンシリーズ』の三悪のメカというべきか?(^^;)
劣勢だった上、こんなザマなのに、上から目線な言い方なのが笑えます(^^)
まあ時間稼ぎには成功したので、セハ的にはバッチリなのでしょうが。
劣勢だったのも、ウロッゾはそんなに性能が高くない可能性もありますからね。

この後ゼハは部下のレイルに迎えに来てもらうのですが、何故かポンコツウロッゾの上でモデル立ち。

わざわざそんな所に立つなよ(^3^;)


爆弾処理は進みます。
見つかった爆弾は解析班が起爆装置を解除したり、SFSに乗せて周りに被害の出ない上空に上げてからMS隊が爆発させたりしていきます。
しかし、あと1個が見つかりません。
反応自体は出ているのでそのエリアをアビス隊が探しているのですが、何処にもそれらしい物はありません。
残り時間は3分。
アルグレアス司令はMSの残骸だけでなく、他に何か変わった物はないかと聞きますが、やはりありません。

これはアレか?

実はゼハートは、爆弾を支配し創り出す「支配者級(クエストクラス)」の妖怪で、力の差があり過ぎてキオには爆弾の姿が見えないとか・・・・・・



刻々とタイムリミットが迫る中、フリットはキオに通信で呼びかけます。
「キオ、探せるな?」
「うん。やってみるよ、じいちゃん!」
そして、Xラウンダーの力を使って爆弾の反応を感じようとするキオ。

「キオ君がXラウンダーとはいえ、そんなことまで出切るのものなのですか?」
視聴者が思っていることを代弁してくれるアルグレアス(^^;)
フリットは言います。
「キオには大きな潜在能力が眠っている・・・。かつて感じたことのなりレベルのな」
Xラウンダーの力というのも個人個人で違っているようですが、キオはこれまでのXラウンダーが持ってなかった力を持っているということでしょうか?

そしてキオは爆弾に気付いたようで、そちらに向かいます。
それに続くアビス隊のメンバー。

話は逸れますが、シャナルアさんがいなくなったので、男だけのむさ苦しい集団になってますね、彼ら(^3^;)>

ともかく、キオが向かった先は行き止まりの隔壁前。
ガンダムで隔壁の一部を引き抜くと、その中に爆弾がありました!?
「隔壁にカモフラージュされていたとは・・・!?」
驚くセリック隊長。
ただの壁だと認識しているので、そこが怪しいとは思いもしないという人間の心理の裏をついた隠し方です。
いかにも〝戦場のホームズ〟が好みそうなことなので、セリック隊長本人に謎解きしてほしかったかな。(検討はついても、見つけ出すのはムリでしょうが)

ようやく爆弾は見つかったものの、これを処理できなくては意味がありません。
残り時間は60秒。
急いで基地の外へ向かうアビス隊ですが、行く手にヴェイガンMSが立ち塞がります。
万一発見された時に備えて待ち伏せしていたのでしょうが、時間が来たら彼らも爆発に巻き込まれてしまいます。
その覚悟で、決死の任務に就いた勇敢な兵士達なのでしょう。

・・・まさかゼハの野郎、爆弾のことを教えてないってコトはないよな?(-_-;)

ともかく、それらのMS達の相手はクランシェに乗った3人が引き受け、キオを先に行かせます。
(オブさんのジェノアスはスピードに劣るので、いつの間にか引き離されていました)
タイムリミット目前の状況なので出口までが遠く感じられ、キオにも焦りが。
その時、シャナルアの姿が頭に浮かびます。
シャナルアの励ましの言葉(今回の記事の題名です)を聞いたキオは・・・

「いけぇ~っ!! 僕はぁっ、やれるぅっ!! うおぉぉぉぉ~っ!!!」

そして基地の外に飛び出し、上空に舞い上がるキオのガンダムAGE-3。
その勢いのまま、爆弾を力任せに投げました。


空中で爆発するプラズマ粒子爆弾。
それを見て、地球連邦の兵士達はロストロウラン爆発を免れたことを知ります。
ヴェイガン側もまた、作戦が失敗しとことを悟ります。
ゼハートの無能ぶりに、怒りの声をあげるザナルド。
「失敗しおったか、ゼハート! イゼルカント様に甘やかされた小僧め!」
これ以上ここにいる意味が無くなったので、戦艦の姿を消して速やかに撤退します。

「すべて除去されたか・・・」
ゼハもまた、爆発を見ていました。
もちろん、モデル立ちで(^u^;)



ところで、爆弾を処理する為、キオは爆弾を遠くに放り投げたわけですが、この番組のことだからてっきり・・・


ザナルド「そろそろ爆発の時間だな?」

副官「はっ! ・・・司令、何かが我が艦に向かって来ています!!」

ザナルド「何? 


      ・・・!? 


     なんで、こっちに飛んでくるんだぁーっ!?



ドッカーーーーンッ!!!


とかなるんじゃないかとヒヤヒヤしてました(^^;)



戦い終わって、これからのことをアルグレアスと話すフリット。
ディーヴァは月にあるというルナベースで行われる作戦に参加することに。
それから、ルナベースでAGEシステムの改良が可能かどうかの調査を行うようです。
「今更か。私がさんざん提案しても、はねつけられていたのだがな」
「軍の技術がアスノ家に劣っているとあっては、面目が立ちませんからね」
そんな地球連邦の軍と政府も、この前のビッグリングの件でかなり危機感を募らせているそうです。
それと、ディーヴァにガンダムAGE-1フラットが積み込まれました。
「AGE-1・・・。懐かしい機体だな」
こんなコトを言うあたり、フリットも長い間乗ってないのでしょう。
でも、月に着いたら別のパイロット(ジラード・スプリガン大佐)の管理下に置くとのことで、フリットじいさんご立腹。
アルグレアス君も「司令の機体です」と言ってたので、この命令には納得いってないのでしょう。

アルグレと別れた後、フリットはキオを見つけます。
フリットの姿を見て、やっと安心できたのか、キオの感情が爆発。
まだ13歳の少年が受け入れるには、あまりに過酷なことが次々と起こりました。
フリットは孫の悲しみを受け止めつつも、戦争の現実を教えます。
たとえシャナルアが生きていても、死刑になっていただろうとも。
「じいちゃん。こんなに悲しいのに、それでも戦わなきゃならないの?」
「いいか。悲しみから皆を守る為には、戦うしかない。それがガンダムに乗る者の使命だ」
涙を流しつつも、その言葉を受け止めるキオでした。


あ、それから、ゼハの下に性格悪そうな姉ちゃんがやって来ました。
ザナルド司令の命令で来たそうで、名前はフラム・ナラというそうです。


そして、ディーヴァが宇宙へ飛び立つ時が来ました。

おおっ!? 久し振りのクルーズモードだ!!

ずっと、強襲揚陸モードだったからなあ・・・(^^)


ディーヴァは予定通り月へ向かうのですが、その為には地上に残る部隊が陽動作戦で敵を引き付けなくてはなりません。
今の地球は4割がヴェイガンの制圧下にあり、宇宙へ飛び出すのも一苦労です。

ブリッジ要員でないので、キオは他の人達と共に待機しています。
・・・なんでウェンディと子供達も乗っているんだろう(゜o゜)?
連れて行くなら連れて行くで、ちゃんと説明してほしいところです(-_-;)

そんなわけで、ディーヴァ発進!!
戦場に遺されたシャナルア機に見送れるように、ディーヴァが宇宙へ上がるところで今回の話はおしまいです。



というわけで、ロストロウラン攻防戦の後編でした。
前回、敵味方とも様々なMSが登場して楽しませてくれたのですが、今週はちょっと・・・(^^;)
いや、今週もいろいろなMSが出てきたし、キオVSゼハートとか、メカ戦は見どころはたっぷりでした。
ただ、同じバンクシーンの使い回しが気になって・・・(^u^;)
先週のアデルの斜め上にSFSに乗ったシャルドール改が浮かんでるカット、今回3回も出てきました・・・(--;)

まあオープニング映像の中に同じシーンが5回も登場する『レッドバロン』(アニメ版)の方がスゴイですけどね(^3^;)

・・・紅拳さんなら、Xラウンダー相手でも勝てそうな気がする。根性で(^u^)/



それから公式サイトを見て分かったことですが、緑色のアデルはアデルマークⅡという機体のようです。脚部にローラーを装備しているから、地上戦用の改良機なのでしょうね。
あと、第1部でギーラ・ゾイが乗ってたデファースっぽい機体は、レガンナーというそうです。正式採用されて、名前も変わった模様。


それから、今回はキオの様々な能力にも触れられました。
フォートレスの性能のも合わせてとはいえ、あのゼハートを圧倒!(これに関しては、ウロッゾが弱い可能性も捨てきれませんが)
さらに、爆弾の位置を突き止めることまでやってのけました。
フリットが示唆するように、これまでのXラウンダーが持ってなかった能力を持っているのかも知れませんが、本人はまだ13歳。精神的には強くないことも、フリットとのやり取りでちゃんと描かれました。

そのフリットですが、今週はかなり気の効いた場面が描かれました。
ナトーラへの助言や、キオへの気遣い等です。
第1部→第2部→第3部と、ドンドン非情な面が目立つようになったので、ここらでワンクッション置くのはいいと思います。
あまりにトンでもない面しか描かれないと、キオがどうして爺さんに懐いてるのか分からなくなりますからね(^3^;)


ところで、今回の爆弾作戦は、例によってイゼルカント様の立てた計画だったのです。
爆弾をセットしてから30分の猶予があったので、連邦は何とか処理に成功しました。
部下のレイルに「爆発までの時間が30分とは長すぎませんか?」と聞かれた時、ゼハートは「味方の安全な避難を考慮してのことだ」と答えました。
でも、ゼハ自身も釈然としてなかったようで、後でイゼルカント様本人になぜ猶予を与えたのかを訊ねてます。
(作戦失敗の報告で通信したついでなのでしょう。たぶんイゼルカント様は寛大なので、失敗してもゼハを叱らないんだろうな(^^;))
で、返って来た言葉は「ゼハートよ。私は常にヴェイガンのことを考えている。それ以上、語る必要があるか?」
通信を終えた後も、釈然としてないゼハでした

連邦側も、アルグレアス司令が「敵は何故、すぐに爆破しないのでしょう?」と疑問に思っていました。
その疑問を聞いて、フリットは言います。
「あの時もそうだった・・・。(中略)まるで、生き延びるチャンスを与えているかのように・・・」
フリットも50年前のコロニー〝ノーラ〟襲撃のことを思い出します。
物語の序盤の出来事が伏線になっていました!?
でも、どうせなら第2部でも何か伏線を貼ればよかったのに(^^;)

「地球種に故意に猶予を与え、試しておられるように思えます」とゼハート。
「我々を試しているとでも言うのか? 答えに辿り着けるかどうか?」とフリット。
敵にも味方にも疑問を持たれる作戦。

イゼルカントの思惑とは?

それ次第で、物語は意外な方向に進むのかも知れませんね。

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