食玩「FW GUNDAM CONVERGE ♯Plus01」(その2)
2021.02.13 (Sat) | Category : 食玩(『ガンダム』)
1月25日の記事に続いて、食玩「FW GUNDAM CONVERGE ♯Plus01」の記事です。(前回の記事はこちらをクリック)
今回はメッサーラを紹介します。
『機動戦士Zガンダム』に登場する大型モビルアーマー。可変MAに分類される機体で、劇中で初めて変形した機体です。
MSではなくMA扱いされるのは、この機体はMAの方が基本形態だからと思われます。
が、この「コンバージ♯Plus」では変形はできず、MS形態で固定です。
頭部をアップで。
頭部が胴体にめり込んでいる配置になっているのが特徴。
後ろの背負いものが目立つこともあり、頭部に注目して見ると雰囲気が違って見えます。
背面。
木星の高重力をも振り切る大型スラスター・ユニットが特徴。
両側面。
機体自体が通常の機体よりも大きく、頭頂高だと並の機体よりも頭1つ分高いメッサーラですが、その本体と変わらない全長の大型スラスターを背負っているので全高は30メートルに達しています。
本体、スラスターのボリュームを再現できる「♯Plus」で商品化してくれて本当によかった…
後方斜め下からのアングル
巨大なバーニアがギッシリです。
大型スラスター・ユニットをはずしてみました。
ユニットという名称となので、設定でももしかして取り外し自在なのでしょうか?
それはともかく、すごく大きいです。
手近にあったグリプス戦役でのエゥーゴの機体と。
やっぱボリュームあるな、メッサーラ。
(百式改、量産型百式改の記事はこちらをクリック)
ここからは武装を紹介。
メガ粒子砲
スラスター・ユニットの先端に搭載されており、MAとMSどちらの形態でもメイン武器となります。MS形態だと前方斜め上を向いてますが、ユニットが可動するので前方に向けることが可能。2門の砲門から高出力ビーム発射する武器で、エゥーゴのジャブロー降下作戦の妨害の際には巡洋艦シチリア(サラミス改級)を沈めたり、ジムⅡ2機を同時に沈めたりと、その脅威をまざまざと見せつけていました。
余談ですが、ゲームではチャージして発射か普通に撃つかで違っていたり、飛び出すビームも2つが並んでたりとか、一体化して巨大な1本のビームだったりとか、拡散して広範囲に飛んで行ったりとか様々。それらで見て覚えた場合、人によってイメージがけっこう違っていそうです。
9連装ミサイル・ポッド
左右の肩部アーマーの下にはミサイルが隠されており、アーマーをスライドさせて発射。一度に大量のミサイルを「バラ撒く」ことで、複数の目標に「当たる」ように使うものと思われます。ビームであるメガ粒子砲とは違う属性である実弾なので、コーティングやバリアでビーム兵器対策している相手にも有効。『Ζガンダム』の時代は盾や装甲では防ぎきれないビームを回避する為に軽量化している機体も多く、装甲が薄かったりフレームが剥き出しになっているので、ミサイルの当たる箇所や数次第で充分撃破可能だったと思われます。
なお、この「コンバージ」ではミサイル・ポッドは再現されていません。残念。
前腕ユニット
左右の前腕に付いたユニットは複数の武装が内蔵しています。性質上、MS形態に変形して近接戦闘する際に使うものと思われます。
- 腕部クロー:先端に内蔵。素早く格闘戦に移れたり、敵機の捕縛に使えるのが利点。腕部とは別の「サブ・アーム」的にも使えそうです。
- グレネードランチャー:クロー展開後に開放される隠し武器。上記のミサイルとの威力の差は不明。ゲームではMAで使えたことも。(初期の『スパロボ』とか)
- バルカン砲:ユニットの両側面に装備。劇中で使用されていないので武器リストの一覧から省略されることが多いかわいそうな武器。
- ビーム・サーベル:ユニット内から手首側にスライドして出てくる格闘武器。シロッコの高笑いとエマ中尉のリック・ディアスの腕部を破壊したシーンが印象に残ります。
なお、この「コンバージ」では何一つ再現されていません。バルカン砲の砲門も無い…
ビーム・サーベルは唯一の手持ち武器なので、装備しててほしかった…
脚部クロー
かかとにもクローを装備。格闘戦や敵機の捕縛以外にも、接触した地形を掴んで機体を安定させる為に使うものと推測。
なお、メッサーラと同じ「PMXナンバー」の機体であるパラス・アテネも装備。「PMXナンバー」のボリノーク・サマーンにはクロー・シールドがあるし、最後の機体となったジ・Oにはサブアームである「隠し腕」が内蔵。
どれだけ敵機を捕縛したいんだ、パプテマス・シロッコ!?
(余談ですが、ジ・Oを除いた「PMXナンバー」にはグレネードランチャーを装備しているという共通点もあったり。装備箇所は違うけど。)
まあ、この「脚部クロー」はこの時代ではわりとポピュラーな装備で、他にもガブスレイのMA形態にもあり、ハンブラビのは腕部クローですがMAだと脚っぽくなる部分なので同等といってもいいかも? …って、その2機もシロッコが設計に関わっていたんだった。
尚、シロッコが絡まない脚部クロー持ちの機体にはバウンド・ドックやアクシズのガザCがあります。
股間部ユニット
MA形態時に機首となる部分だけあって、「超高速機動に対応した各種デバイスを内装する複合センサーアレイとして機能している」…と、ガンプラ「HGUC(1/144)」のマニュアルに書かれています。
すぐ近くに頭部がある(しかも、胴体に深くめり込んでいるものの剥き出し状態)にも関わらず、MA形態だとこの部分の方が頭に見えてくる不思議。
(画像では見づらいけど)ピンクの部分が「目」っぽいからか?
(「SDガンダム」のイラストだと、本当に「目」としてアレンジしてたりする)
MA形態
メッサーラはMA形態での一撃離脱戦法を得意とする機体です。
が、この「コンバージ」では、特徴である変形は再現されていません。
されていませんが、なんとかならないかと頑張ってみました。
仰向けにして両腕で身体を持ち上げてる体勢にしたメッサーラ本体に、大型スラスター・ユニットを被せただけというお手軽変形。
脚部が前方に来ているので、ガザシリーズの変形みたいだ…
別角度で。
脚部を背面に回せたらもっとそれらしくなる…いや、今度は外に出ている腕部を内側にもってきたくなるか。
まあ、ほぼ固定で魅力的なシルエットとなっている「コンバージ」なので、本格的な変形はできなくてもいいか。
さらに別角度で。
さすがにこのアングルだと、単に仰向けになっているだけだとバレバレだ。
メッサーラを開発したのは『Ζガンダム』のラスボスとなったパプテマス・シロッコですが、そのシロッコが開発した「PMXナンバー」の機体が今後「♯Plus」で次々商品化する予定、と公式ブログにありました。気になる人は、公式ブログをチェックしてみて下さい。(こちらをクリック。外部サイトに移動するのでご注意を)
なおシロッコがメッサーラに搭乗したのは全部で3話と意外と少ないのですが、クワトロ大尉にプレッシャーをかけたり、作戦開始したエゥーゴ軍の前に現れてかく乱させたりと、強敵感あふれる活躍で印象に残ります。
その後、配下に加わったジェリドとマウアーに新型機ガブスレイを与え、メッサーラで彼らの腕前を試していました。殆どの他人を駒のようにしか思っておらず胡散臭さが溢れているシロッコですが、こういう時に手を抜かずにマメに動いていたから必要最低限の信頼を確実に得ていたものと思われます。
その後メッサーラは寵愛していた配下のサラに貸したり、自分の下にやって来たレコアに与えたりでわりと後半まで出番があったのですが、彼女たちには別の専用機が与えられ、シロッコもジ・Oに乗るようになったのでメッサーラは物語からフェードアウト。
量産機ではない敵陣営の機体が撃破描写もなく登場しなくなるのは『Ζガンダム』ではわりと珍しいです。まあヤザンのギャプランとジェリドのバイアランもそうですけど。
長くなったので、今回はここまで。残る機体は別記事で紹介します。
以上、食玩「FW GUNDAM CONVERGE ♯Plus01」(その2)メッサーラでした!!
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