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『HUGっと!プリキュア』55人のプリキュア大集合!!(その2)

2020.05.25 (Mon) Category : アニメ

(本文は5月26日~30日に書いています)

5月22日の記事(こちらをクリック)に続いて、歴代プリキュアが大集結する『HUGっと!プリキュア』第36話、第37話の感想(その2)です。

キッズステーションで最近ようやく観ることができました!!


まずは後編冒頭から。

開幕からはな組の大決戦。
防御にサポートにと役割分担がキッチリしているので、テンポよく進む流れが実に小気味ヨシ!
そして、当たり前のようにプリキュアシューティングスタートドメを持ってくキュアドリーム!
なんといえばいいか?
現役と前作の主役仮面ライダーを差し置いて、トドメにV3キックが決まったみたいな感動!!
やっぱり ドリームは スゲェ…

ほまれ組も戦闘開始。
こっちも特殊能力を持ってるメンバーが多いから、それぞれに合った行動をしていて爽快感がありました! フェリーチェが妖精たちを避難させる為に空に飛んでたりという贅沢(?)な起用も!
必見は、キュアピーチキュアミラクルキュアエトワールの変則的なトリオでのトリプルプリキュアキック!!!
ピーチは時期が少し前の作品だし、エトワールは主人公ではないので、イレギュラー的感じの組み合わせ。しかし不思議に統一感があるのは、3人とも金髪(黄色?)スラっとした体型なので共通する雰囲気があるからでしょう。
主役プリキュアはピンク髪が多いですがピーチとミラクルが金髪。更にキャラデザ的に頭身高めのデザイン。一方のエトワールは『はぐプリ』メンバーで一番背が高いキャラで、イメージカラーは黄色。ポジションや作品の順番的にはチグハグですが、ベストな組み合わせになっているのが面白いです。
スタースラッシュで発生した☆の上に乗って勇ましく飛んで行く3人が実にカッコいい!
はな&さあやと別行動のほまれですが、意味のある単独の出番となってよかったです。

またも時間を巻き戻してパワードスーツを復活させるドクター・トラウムでしたが、妖精シフォンの能力で2つのチームが合流。
まだAパートですが今回もプリキュア・チアフルアタックが炸裂! 時を操る武器を故障させました!!

しかしトラウムは周囲のトゲパワワを集めてパワーアップ!
圧倒的な戦闘能力強化の前に、エール達はピンチに陥ります…!?

ここで、満を持してのキュアブラック&キュアホワイトの登場!!
この真打ち登場ぶりは、『仮面ライダーストロンガー』第38話でのダブルライダー出現みたいだ!!
1号「俺はアメリカからやって来た!!」
2号「俺はインドから帰ってきた!」
いや、ブラックとホワイトは別行動はしないだろうけどね。変身の都合もあるし。
ハデにぶっ飛ばしてから名乗りを挙げるブラックとホワイトのパワフルさにシビれつつ、追って登場するルミナスにも感動しました。

後述しますが、今回の敵のドクター・トラウムは、とにかくしつこく、手段も豊富。
既に世界の時間が止まっている(※この場にいないプリキュア達も停まっている!?)というトンデモない状態にしている上、何度やられても復活したり、いろんな手段で攻撃してきます。
この前後編、プリキュアの活躍ピンチ連続して続くのですが、何度でも復活できる時間操作とトラウム自身の天才ぶりのおかげで、これがごく自然に思えるのがスゴイ。ヨシ!

ブラック達まで合流したプリキュアでしたが、復活した上に暴走状態なったトラウムにより全員闇に落とされます。

静止した時間の中で、こんなのはイヤだと思ったはなが自分やみんなを奮い起こさせるエールを送り、それがその場にいたプリキュアと妖精たちにも伝播。
やがてそれは大きな力となり、プリキュア復活!!

でも、今度はそこに大量のオシマイダー発生!!
またも、
大ピンチ!?


その時、奇跡が起こった!?


『Goプリ』『ハピネス』組が復活して合流!!
更に、他の『ドキドキ』『スマイル』『スイート』『ハートキャッチ』『SS』の5チームも!
そしてドリームとピーチの仲間たちも登場で、55人のプリキュアがここに全員集合!!
圧巻の全戦士の13チームのキメポーズを披露だ!!

情報量の多さに拍車がかかって処理が追っつかないのですが、ここからの流れで更に加速!
もう、呆然とするしかなかった…
いや、事前に情報を仕入れていたので何が起こっているかは把握しているつもりだったのですが、あまりにスピーディ過ぎた…

バックに初代『ふたりはプリキュア』の主題歌「DANZEN! ふたりはプリキュア」が流れるという興奮ものの演出の下はじまった歴代集結の戦闘は、属性別に分かれてのものでした。☆がモチーフ繋がりとか、水や氷の技使いとか、バリア・シールド組とか、フォームチェンジ組とか、そんな感じの分け方。これによりセリフありのキャラが適度に分散して、殆どの組がセリフありとなってました。
喋る・喋らないに関わらず、動きや行動で個性を見せてくれたキャラも多く、ちょっとしたシーンも見どころ満載。過去映画でもあった組み合わせの再来もある一方、見たかった組み合わせもあってスゴイ感動の嵐!
全キャラが一通り活躍した後、最後は歴代主人公13人による、個々の個性を活かした戦闘シーン! キュアエールが最後に気合の入った一撃をかましたところで、「DANZEN~」が流れ終わりました。
僅か数分の尺に次から次へとキャラが登場するので、終始圧倒されっぱなしでした。
余談ですが、観ていて思い出したのが同じ東映作品の映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の33大ロボ+2つの戦闘機が飛び交う最終決戦です。
初代の主題歌が流れる中、いろいろなロボのコンビネーションが観られたという点が共通。
速すぎて処理が追いつかなかったトコも(^^;)

今回は属性別でしたが、続く秋映画ではそれぞれの作品のチーム毎に分かれての戦闘で、テレビとはまた違う魅力となっているのが嬉しいところ。
こうなると、『オールスターズDX3』のみで見られたポジション別(『DX3』では、主役組、相棒組、その他組に分かれていました)の編成もいつかまた観てみたい所です。キャラが多すぎなので今では難しいでしょうけど。


ここで、今回すべてのプリキュアを相手に戦うという快挙を成し遂げたドクター・トラウムについて。
今回の前後編は特別編ではありますが、あくまでテレビシリーズ『HUGっと!プリキュア』の2話分のエピソードという面も強いように思います。前後の話と繋がっている要素もありますし。
だからか、55人を相手にするのが唐突に出てきた古代の怪物とか異次元の大魔王とかでなく、あくまで普段から戦っているクライアス社の1幹部というのがスゴイ。といってもまあ№2ポジションで、実力も高めのキャラですが。
もともとクライアス社自体が「時間を止める」ということをやってのける組織な上、今回トラウムさんの発明時間を巻き戻すという反則じみた能力まで獲得。いや、魔法などのパワーを使って若返っていたキャラとかなら過去作にもそこそこいます(例:キュアフラワー、マジョリーナ、魔法学校の校長)が、それは自らの肉体にエネルギーを満たす系の能力。トラウムの発明したパワードスーツは、自身以外の一定のエリア内の事象をも巻き戻すというのが強烈です。
そもそも「プリキュアが強いといっても赤ちゃんに戻せば!」というのが開発のきっかけなのも恐ろしい。プリキュアの猛攻を前にダメージの回復を優先させていましたが、もし子供にして無力化させることに専念してたらかなりヤバかった可能性も?(とはいうものの、秋映画では実際に殆どのプリキュアが子供にされたものの何とかなったので、時間巻き戻しを自身のダメージ無効に回したのは正解だったのかも知れない)
時間巻き戻し以外にも、周囲のトゲパワワを集めて戦闘能力を向上させたり、圧倒的物量を用意したりという手段の多さも強烈! まさに、全プリキュアを相手にするにふさわしい強敵ぶりでした。
逆に、『HUGっと!プリキュア』という作品のエピソードとして見ると、まさかのトラウム早期退場エピソードです。他の幹部の方が先に倒されるかと思いきや、強敵感漂うトラウムさんの方が先に倒されちゃったよ!?
まあ『戦隊』とかでも格上のキャラが中盤終わり頃の大決戦で倒されることがあるので、それに近いかな?
でも、プリキュア側が今回の話以上の戦力になる事は無いでしょうから、実際の実力差は抜きにして、ラスボスのジョージ・クライを含めて残った敵キャラがみんな大したことないように見えるのでは? という懸念が。
この本文を書いてる段階でまだ43話までしか観てないのですが、残りの敵の内、執念深くてキレ易いビシンともう後がないと焦るジェロスはトンデモない事をしでかしそうだし、リストルとジョージ・クライは強敵感ひしひしだから大丈夫かな? そもそも『プリキュア』は強い・弱いのお話でもないし。
トラウムの早めの退場は、彼がアンドロイドであるルールーの開発者であり、改心してルールーとの和解を描く必要があった面もあります。なので仮にオールスターな話にならなかったとしても、どのみち敵としてのトラウムはここで退場となったでしょう。


オシマイダーは全滅したものの、まだ健在な暴走トラウム。
遂には惑星よりもデカいサイズになったよ…
気弱になりそうなエール達に、先輩プリキュア達励ましの言葉を送ります。
その思いを受け取った『はぐプリ』5人が放つ、今回限定のキメ技プリキュア・オール・フォー・ユー!
これを5人のみで行う感じなのが、今後出てくる最終フォームによる合体キメ技なのでしょうか?

ともあれ、そのプリキュア・オール・フォー・ユーには、この場にいないプリキュアの仲間たちの思いも加わっていきます。
その仲間たちとはそれぞれの作品でプリキュアと共闘したり協力した者達で、プリキュア化したことのある妖精モフルンペコリンプリキュアの姿に変わりました。
他に妖精でいるのは、プリキュアに近い存在になったロイヤルキャンディビリオのみ。ミス・シャムールやポップなど、人間の姿を持つもののプリキュア(に近い存在)ではない妖精は描かれていませんね。まあ描かれていないだけで、レギュラーの妖精はプリキュアと一緒にいるか、すぐ近くまで来ていそうではあります。
さすがに過去の時代のプリキュアとか、別の星に行ったブルー様とミラージュ様はいませんでした。
ジョー岡田ことジョナサン・クロンダイクさんやカナタ王子、アコの両親であるメフィストとアフロディテもいませんが、異世界の住人だからか? 音吉さんやレジーナみたいに人間界に移り住んではいませんし。となると、魔法界から力を送っている校長先生、スゲェ…
セバスチャンと相楽誠司がいないのも、特別な力は無い・失ったからか? となると、ゆいちゃんスゲェ…
プリキュアに協力といっても、正体を知ってるくらい関わっている人でないといませんね。だから、知念大輔達3人やジュン達3人はいない。…ミユキさんは? あ、特別な力が無いか。
改心したものの、力や記憶を失った元敵キャラもいませんね。
バッティ君もいませんが、あの人は改心した一方で、それ以前の生き方にも誇りを持っているキャラだからいないのでしょうか?
ファントムさんもいませんが、あの人は妖精枠扱いだからか? 
『はぐプリ』のパップル達もいませんが、現役作品だから敢えてはずしたのか?
アンリ君もう少し先の話の後だったら条件クリアーだったのですが、この時点では力を持たないキャラ。惜しい!
個人的に、プリキュアになったこともなければ特別な力も持たず、正体を知っているどころか協力者かどうかも怪しいものの、増子美香さんにいてほしかったかな? 撮影要因でもいいから。
いない(描かれていない)人もいますが、いる人達の人選には納得。最後にキュアエコーが登場したのにも感動しました!!

浄化されるトラウムが見たのは、ルールーを完成させた過去。そして、これからの未来に希望を持たせるルールーの言葉それを受けトラウムは改心して協力者になりますが、それは少し先のお話。
先ほども書きましたが、特別編であると同時に『はぐプリ』幹部退場のターニングポイント的エピソード。お祭り的エピソードの中で、トラウムに関わりのあるルールーがちゃんと存在感を見せてくれたのがよかったです。

いろいろと不思議な経験をしたはな達でしたが、いつかまたみんなに会えると信じ、見上げてた空に歴代のプリキュア達が映って終了。
各作品間での時間や空間的なつながりの曖昧さは(それこそオールスターズ開始当初からですが)あるものの、夢とか幻とかみたいな扱いではなく、ちゃんとあった事として認識してました。
それだけだとこれまでの映画も同じですが、今回のお話は今後も続くテレビシリーズの1エピソード。今後の話で他のプリキュアが関わるわけではないですが、「今回だけいつもと違う設定だよ」みたいな感じにされなくて個人的にはヨシ!(いつもの本編とはパラレルな方がいいという方もいると思いますが)


とりとめもない感想となってしまいましたが、だいたい言いたかったことは書けたかな?
とりあえず秋映画も観たい。実は今度の日曜(5月31日)にキッズステーションで放送があるけど、その時間は観られない時間でした(>_<)!!  DVDソフト買おうかな…?
他の歴代も観たくなったと思ったら、25日からANIMAX『キラキラ☆プリキュアアラモード』3度目の放送がスタート! やった!!
余談ですが、今年の『ヒーリングっど☆プリキュア』は見逃し配信で観ています。早く続きの回が観られるようになってほしいです。

最大のビッグイベントは終わりましたが、『はぐプリ』は現在、終盤の大盛り上がりに突入!
最終回に登場する、次なる「キラやば~っ☆」なプリキュアが観られるのも楽しみです。


最後に、この前後編はとにかく名シーンがいっぱい。それをS.H.Figuarts.で再現したいところです。
その為にも、まだ発売されていないキュアアンジュ『ハピネス』の4人、『まほプリ』の3人のアーツも早く出してほしいです。
勿論『スタプリ』5人と『ヒープリ』の3人(+?人)も出してほしいです。


以上、『HUGっと!プリキュア』55人のプリキュア大集合!!(その2)でした!!


※※ご注意※※
当記事と無関係な話題や、自分他者関わらずプライベートなことに触れる質問等のカキコミはご遠慮ください。
また、管理人は玩具メーカーや玩具業界に一切関わっていない一購入者なので、「話題にしている商品が出るか?」等と聞かれてもまったく分かりません。
ネットでのマナーを守れていないカキコミは一切公開をしないことにしていますので、内容をよく確認してからカキコミをするようお願いします。


(6月1日追記。本文に手を加えました)

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