第 2話 ビー・クワイエット(その3)
2017.02.21 (Tue) | Category : 坂本ですが?
(本文は3月18日に書いています)
Vulcanlog(ヴァルカンログ)坂本を使った『坂本ですが?』の再現ネタ。
2月7日、2月16日の続きで、今回は第2話・その3です。
※坂本以外のキャラは他の作品のフィギュアを代役にしてますので、「イメージが壊れる」と思う方はスルーで宜しくお願い致します。
また、諸事情で原作やアニメとは違う描写に変更してたり、省略してたりする場面もありますが、そちらもご了承下さい。
では、ここから本編です。
瀬良は 坂本 を出し抜こうとアレコレするが、何をやっても却って坂本を目立たせてしまうという結果続き。
そんな中、数学の授業中に演習問題Bに取り込んでいた1年2組の前に予期せぬ乱入者が!?
それはなんと、オオスズメバチだった!!
混乱の中、何とか女子たちは脱出できたものの、男子たちは恐ろしい恐ろしいオオスズメバチが舞う教室内に取り残されてしまう。
はたして男子たちはどうなる? 瀬良は? そして 坂本 は――?
大騒動の中、ひと際高い叫びが響く。
「今すぐ制服を 脱ぎ捨てろォ」
それは、数学教師 小林 茂の声だった。
声をあげるのを止め、一斉に老教師の方に振り向く男子生徒たち。
「……」「先生…」
ひと足先に上着を脱ぎ捨てた小林は、「蜂は【黒くて動くもの】を攻撃する」と警告する。
そして、語る。
「私はかつて スズメバチに襲われた」
「かろうじて 一命は 取りとめたが」
「次は」
「ない」
小林の言葉を聞き、生徒たちに緊張が走る。
「命が惜しければ 恥を捨てろ!!」
バッ
その号令を受け、次々と学生服を脱ぎ出す男子たち。
ある者は学ランを、ある者はスラックスを、またある者達はその両方を。
「「「キャー」」」
扉のすき間から中の様子を伺っていた女子たちは、男子たちの行動に悲鳴をあげる。
(※ここは画像はありません)
「おいおい みんな 正気かよ たかが蜂だぜ?」
阿鼻叫喚の中、一人ニヒルな物言いをする者が1人。
それは瀬良だった。
「プッ 着こなしも クソもねェな」
周囲の男子たちの無様さを笑う瀬良。
「ダッサ」
ブウン
スポポポーン
(蜂 こっわっ)
すぐ近くを飛んだ蜂に怯え、自慢のコーディネートを捨ててうずくまる瀬良。
怯える彼が、ふと目線を上げると――
「…えっ」
見上げた先に瀬良が見たもの。それは――
Vulcanlog(ヴァルカンログ)坂本を使った『坂本ですが?』の再現ネタ。
2月7日、2月16日の続きで、今回は第2話・その3です。
※坂本以外のキャラは他の作品のフィギュアを代役にしてますので、「イメージが壊れる」と思う方はスルーで宜しくお願い致します。
また、諸事情で原作やアニメとは違う描写に変更してたり、省略してたりする場面もありますが、そちらもご了承下さい。
では、ここから本編です。
瀬良は 坂本 を出し抜こうとアレコレするが、何をやっても却って坂本を目立たせてしまうという結果続き。
そんな中、数学の授業中に演習問題Bに取り込んでいた1年2組の前に予期せぬ乱入者が!?
それはなんと、オオスズメバチだった!!
混乱の中、何とか女子たちは脱出できたものの、男子たちは恐ろしい恐ろしいオオスズメバチが舞う教室内に取り残されてしまう。
はたして男子たちはどうなる? 瀬良は? そして 坂本 は――?
大騒動の中、ひと際高い叫びが響く。
「今すぐ制服を 脱ぎ捨てろォ」
それは、数学教師 小林 茂の声だった。
声をあげるのを止め、一斉に老教師の方に振り向く男子生徒たち。
「……」「先生…」
ひと足先に上着を脱ぎ捨てた小林は、「蜂は【黒くて動くもの】を攻撃する」と警告する。
そして、語る。
「私はかつて スズメバチに襲われた」
「かろうじて 一命は 取りとめたが」
「次は」
「ない」
小林の言葉を聞き、生徒たちに緊張が走る。
「命が惜しければ 恥を捨てろ!!」
バッ
その号令を受け、次々と学生服を脱ぎ出す男子たち。
ある者は学ランを、ある者はスラックスを、またある者達はその両方を。
「「「キャー」」」
扉のすき間から中の様子を伺っていた女子たちは、男子たちの行動に悲鳴をあげる。
(※ここは画像はありません)
「おいおい みんな 正気かよ たかが蜂だぜ?」
阿鼻叫喚の中、一人ニヒルな物言いをする者が1人。
それは瀬良だった。
「プッ 着こなしも クソもねェな」
周囲の男子たちの無様さを笑う瀬良。
「ダッサ」
ブウン
スポポポーン
(蜂 こっわっ)
すぐ近くを飛んだ蜂に怯え、自慢のコーディネートを捨ててうずくまる瀬良。
怯える彼が、ふと目線を上げると――
「…えっ」
見上げた先に瀬良が見たもの。それは――
瀬良が見たもの。それは 坂本 だった。
(おい… 嘘だろ? 坂本……)
(お前は…… この期に及んで)
(蜂の視線までも 独り占めにするつもりか!?)
(その命 尽きようとも)
(それに比べ 俺は……)
(…いや)
グッ
(恥は捨てても)
スッ
(捨てきれねェ想い(もん)が あるじゃんよ……)
「おい 瀬良……」「お前 まさか……」
ブウウン
ピトッ
その時、蜂が坂本の頭上に止まった。
それを見て、そっと近づいて行く瀬良。
(…俺だって)
(注目 浴びてェんだ!!)
「へあああああ!!」
と、勢いよく丸めた雑誌を振り下ろす瀬良!
スカッ
ところが、坂本に紙一重でかわされてしまう!?
「へっ?」
ブウン
敵意を感じたのか、蜂は今度は瀬良の方に迫る。
「ちょわっ」
バランスを崩し、ドスッという音を立てて床に転がる瀬良。
そんな瀬良にトドメを刺そうというのか、蜂が一直線に向かっていく!!
「待っ タンマタンマ」
思わず出た命乞いの言葉も当然通じず、容赦なく蜂が襲い掛かる!!
ブウウン
「あ゛あああ」
その時!!
キイン
奇妙な金属音を聞いた瀬良が、恐る恐る目を開けると…
「……やれやれ」
「貴方も Mr.Bee(ミスター・ビー)も」
「授業中ですよ」
「静粛に」
Mr.ビーことオオスズメバチの毒針から瀬良を救ったのは、坂本が愛用しているコンパスの針だった。
(※コンパスが手に入らなかったので、画像ではホッチキスで代用しています)
(※あと、オオスズメバチなら「Hornet」のような気がするが、気にするな)
混乱が続く教室の中で、坂本とMr.ビーの死闘が始まろうとしている…
続く。
(続きはこちら)
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