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第 2話ビー・クワイエット(その1)

2017.02.07 (Tue) | Category : 坂本ですが？

(本文は3月9日に書いています)

ヴァルカンログ坂本を使った『坂本ですが？』の再現ネタ。今回から第2話です。
(第1話は、こちらをクリック)

※坂本以外のキャラは他の作品のフィギュアを代役にしてますので、「イメージが壊れる」と思う方はスルーで宜しくお願い致します。

では、ここから本編です。

ここは県立学文高校。
ある春の日。
1年2組の教室では―

「ハイ皆さん大注目ゥ!！」

「これ俺！」

彼の名は瀬良裕也。
瀬良は、自分が載っているファッション雑誌を見せることで、クラスの女子たちにアピールしていた。

「へえーすごーい」「瀬良君オシャレだもんねー」
(※みーちゃん役のアリスは、今回諸事情でメガネを付けてないカットがあります)

女子たちの返事のぎこちなさも気にせず(気付かず)、瀬良は調子にノッて話を続ける。

「ま～目立っちゃうよね～」

「……でもさ読者モデルの俺としては
もっとみんなにもオシャレを楽しんでほしいワケ」

「……そこで」

「瀬良の着回し7days(セブンデイズ)　見る？」

「「……………………」」

「いや…… 毎日制服だし特には」

「あーオーケーオーケー」

「じゃあ制服でできる上級着こなしテク
みんなに教えちゃおっかな～」

そうクラス中に宣言する瀬良。
クラスメイト達はというと…

サッ

ガラッ

その時、扉が開く音と共に、元気な声が聞こえてきた！

「号外号外ー!！」

教室に飛び込んで来たのは、元気印なカナちゃん。
カナちゃんは息を整える間も惜しんで、クラスメイトに呼びかける。

「みんな見た!?　今日の新聞」

バッ

「えー？」「なになにー？」

ゾロゾロ

近寄ってきた女子たちに、カナちゃんが見せたのは台風襲来の記事。
カナちゃんは手にした虫眼鏡で、写真の一部分を拡大させる。

「ここに…」

そこに写っていたのは―

「坂本君が」

ドッ

「「飛んでるー!！」」

たちまち巻き起こる歓声と共に、坂本の周りに群がる女子たち。

「スゴーイ」「言ってよ坂本君ー！」

そんな彼女たちに、坂本ははぐらかすように答える。

「……さあ　人違いじゃないですか？」

それでも尚、女子たちは坂本のことで大興奮。

「も～この飛行タイプは絶対坂本君でしょ～」

キャッキャッという声に包まれた空間の向こうで

1人佇む男がいた。

(なんでいつも)

(アイツが注目の的なんだよ)

(気に喰わねェ……！)

(ブッ潰す！)

はたして、坂本の運命は？

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第 2話 ビー・クワイエット(その1)

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