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食玩「機動戦士ガンダム マイクロウォーズ2」(その3)

2020.04.08 (Wed) Category : 食玩(『ガンダム』)

(本文は4月8日~13日に書いています)

4月6日の記事に続いて、食玩「機動戦士ガンダム マイクロウォーズ2」の紹介の3回目。
(第1回はこちら、第2回はこちらをクリック)

今回はジムを紹介。
初代『機動戦士ガンダム』に登場するメカです。


RGM-79 ジム
ジムは初代『ガンダム』で、連邦軍の初の量産型モビルスーツとして登場。
ガンダムの量産型なのですが、本放送後にいろいろと設定が加わっていったので、現在ではガンダムから直にジムが開発されたのかは怪しくなってきました。
でも、「採算度外視でいろいろと詰め込んでいた試作機・ガンダムからコストがかかる要素を削った簡易量産型」という設定は現在も健在です。

側面。
ガンダムよりも当然性能が落ちるわけですが、どの程度下回っているのかは諸説あります。
数段劣る風に書かれることもあれば、僅かに劣ると書かれることも。
それどころか、幾つかの要素は「ガンダムに勝る」とか「ガンダムのものを改良した」みたいに書かれることも!?(それらは「使い勝手がいい」という意味で、スペックの話ではないのかも知れませんが)
また、外見が同じ(に見える)ジムでも、生産時期や生産場所によって性能が違っていると書かれることもあり、ますます混乱!?
まあジムが登場した頃ってガンダムの強さは機体の性能よりも乗ってるアムロの能力の方が大きな要素となっていたので、ガンダムほど活躍しろというのは無茶な話ではあります。

ジオンのMSと比較した場合、「ザクと同程度」とされる(ゲームとかだとバランス調整でザクⅡと同等な事が多いです)こともあれば、「リックドムを上回る」とも書かれ、やはりあやふや。
ジオンと連邦のMSに対するスタンスの違いみたいなものもあるので、単純にどちらが上と言えない面もあります。
まあ多少のスペックの差で勝敗が絶対的なものになるわけではないので、ジオンのMSに後れを取ることのない性能とでも思っておけばよいかと。
それまでは大量に配備できるもののジオンMSが相手では勝ち目の薄い戦闘機や戦車で戦うか、或いは性能はいいが数があまりない試作機や先行量産型のMSを局所的に投入するかしか無かったわけで、このジムの登場でようやく連邦軍は真正面から大々的に戦えるようになりました。

背面。
脚部裏側は肉抜き穴があります。
また、ランドセル(バックパック)は未塗装です。
なお、初代『ガンダム』劇中に登場するジムのボディの大部分は薄いグリーンなので、手を加えるとなるとほぼ全身塗装することになります。
(光の当たり方か彩色ミスか、白やグレーっぽく見える時もあるので、そのまんまでもいいような気もする)


頭部。
ガンダムと同じく60mmバルカン砲を装備しており、砲門は左右に1門ずつあります。
頭部内のスペースに余裕があるからガンダムよりも弾が多く装填されているみたいに書かれることが多いのですが、ゲームだとガンダムよりも弾数が少ないこともしばしば。


ここからは武器を装備した画像です。

ビーム・サーベル
このブログお馴染みの爪楊枝サーベルです。
ガンダムは2本装備してますが、コスト削減でジムは1本に減らされました。
もっとも、射撃戦をメインにするなら近接戦闘をする機会はあまり無いでしょうから、1本で充分なのでしょう。


シールド
ガンダムと同タイプです。
本体の装甲材質のグレードがガンダムよりも落ちるので、強固なこの盾はジムの命綱。…見た目は同じでもガンダム用の物より防御力が低い、という絶望的な解説が書かれた資料もありますが。
この盾を持ってるとシルエットがガンダムとかなり似てくるので、やっぱりガンダムの量産型なんだなと思わされます。

盾の裏にグリップがあります。
別パーツなので、外すこともできます。
このあたり、第1弾のガンダムのシールドと一緒です。

そして、ジムのランドセルには穴があります。

それを利用して、ガンダムと同じく背中に装備させることが出来ます。



ビームスプレーガン
メイン射撃兵器で、ガンダム用の装備の流用ではないジム独自の武器。
そのネーミングには諸説あり、
打ち出すビームが拡散するから〝ビームスプレー〟ガン
という説と
塗装に使うスプレーガンみたいな形状だから〝ビーム〟スプレーガン
という説があります。
現実にある兵器のバズーカやタンクの語源が武器とは無関係な物から取られたことを考えると、後者の方がありえそうか?
画像検索したところ、劇中で発射されたビームは広範囲に拡散しているようには見えないものの、発射口よりも太めに見えるビームとか、先端に向かって徐々に太くなっている感じのビームだったりしているので、ある程度の太さまで広がった(広がる)ビームを撃ち出すと考えると拡散しているともいえそう。
まあ、どっちでもいいでしょう。

で、そのビームスプレーガン。ガンダム用ビーム・ライフルと比べて「威力が低い」とか「射程距離が短い」とか言われますが、メチャクチャ速く飛んできて装甲を貫通しそうなビームというだけで充分脅威。
また、ジムの基本戦法は集団戦法だったり、長距離かつそこそこの威力の砲撃をするボールの支援を受けながらなので、上記の要素も欠点にはならなかったり。
あと、「ビームスプレーガンは威力は高くないものの連射が可能」という設定もあり、ガンダムのビーム・ライフルとは違う方向で脅威な気がします。

基本装備は以上ですが、初代『ガンダム』ではガンダムのビーム・ライフルを持ってたり(作画ミスか?)、ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』では陸戦型ガンダムの100㎜マシンガンと小型シールドを装備しています。
別の機体の武器を持たせて遊ぶのもありでしょう。


続いて、このシリーズの肝。

ガバッと開くギミック。






前回お見せした、ノーマルスーツ姿の連邦兵士を乗せてみましょう。

パイロットを乗せ……づらい


そこでランドセルをはずして

ガバッと。
ガンダムと同じく、こうした方が大きく開きます。


これで乗せやすくなりました。

コクピット・イン!

スタンバイ、OK!!


連邦軍パイロット。
劇中で姿を見せ、名前も判明しているジムのパイロットは、ソロモン攻略戦でビグ・ザムにやられたシン少尉ぐらい。ガンプラ「1/144 GM(ジム)」のパッケージにいる「※このキットに操縦士はついていません。」の人ですね。
ジム自体は大量に画面に出てきましたが、パイロットの姿が描かれなかったり、セリフも無かった機体が大多数です。
そんな名もなき(名を知られぬ)パイロットたちが乗っていることがジムの魅力であります。


第2弾の連邦メカにパイロットを乗せて。
機体とパイロットの数は同じですが、ホバートラックには助手席があるので、もう1人用意したいところ。


今回はここまで。
残りのメカは近いうちに別記事でお見せします。

(画像が足りないので、後日追加します)

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