「ライダァァァァァッ!! …変・身ッ!!!!」
2016.04.11 (Mon) | Category : 特撮
(本文は6月11日、16日、7月1日、3日、4日、6日に書いています)
この記事をとりあえず作った日のちょっと前、映画『仮面ライダー1号』を見てきました。
早々に(2月10日の「のび~るライダーキーホルダー」の記事を参照)前売り券を買ったものの、映画を観に行ったのはかなり後となりました。
本来なら、この記事に観てきた感想を書くところですが…
本文書くのがすっかり遅くなったので、何を書こうと思ってたのか忘れた(>_<)!!
記憶を呼び起こして書こうと思いましたが、細かいトコは自信がない。
とりあえず、パンフ見ながら書いてます(^^;)
この記事をとりあえず作った日のちょっと前、映画『仮面ライダー1号』を見てきました。
早々に(2月10日の「のび~るライダーキーホルダー」の記事を参照)前売り券を買ったものの、映画を観に行ったのはかなり後となりました。
本来なら、この記事に観てきた感想を書くところですが…
本文書くのがすっかり遅くなったので、何を書こうと思ってたのか忘れた(>_<)!!
記憶を呼び起こして書こうと思いましたが、細かいトコは自信がない。
とりあえず、パンフ見ながら書いてます(^^;)
今回の最大のウリは、藤岡弘、氏演じる本郷 猛が主人公であることです。
藤岡氏が声のみですが出演した『OOO』の時の映画『レッツゴー仮面ライダー』では「今度の映画は仮面ライダー1号が主役!?」みたいなオアリがありましたが、あんまりそんな感じはしませんでした。ポジション的にもそうでしたが、1号と2号が同格の映画なのに1号だけオシてるのもなんかヘンって感じでしたし。
『鎧武』の時の映画『仮面ライダー大戦』では、藤岡氏が素顔で登場。こちらでも存在感が大きかったものの、主人公の鎧武の対峙する役どころでした。
上記2作品でも充分満足できましたが、今回は藤岡氏が満を持して主役に登板。情報が出た時からワクワクしてました。
あと、『仮面ライダーV3』とか『仮面ライダースーパー1』といった番組名を飾った後輩ライダー達と違って1号個人の戦士名がそのままついた作品『仮面ライダー1号』はこれまで無かったので、そう意味でもちょっと嬉しかったり。いや『仮面ライダー』って番組名は、13話までは主役・本郷 猛の変身するヒーロー名そのものだったわけだし、一文字隼人登場以降も「主人公」=「仮面ライダー」で、本郷にしろ一文字にしろ「1号、2号」である前に「仮面ライダー」であることは分かってはいますが。
昭和ライダーは番組名になってないライダーが結構多い。(他にも、2号、ライダーマン、スカイライダー、ZX、シン)
さて、その仮面ライダー1号。その姿は、いつものスタイリッシュな銀色のイメージの新1号とは違ってます。さりとて、元祖である旧1号ともまた違います。
1号の新たな姿―
しいて言うなら、「2号編」でゲスト出演した時の旧1号(通称:桜島1号)に似た、緑のイメージが強い配色。しかし、「風の戦士」「技の戦士」をイメージさせたこれまでのスマートな1号とは違い、パワフルな体形となっています。なんというか、旧1号→桜島1号と来て、新1号ではなく今回の1号の方に進化したって感じの外見。或いは、新1号が更なるパワーアップをして、原点回帰的に昔の姿に似た外見になったというか。
ともあれ、現在の藤岡氏の体型とイメージが合ってるので、この新デザインはいいと思います。
考えたら、新1号以外の姿の1号が初代『仮面ライダー』に出るのは今回が初めてですねウルトラマンのAタイプが数年前の映画に出たみたいに、現在の造形技術で新規に作られたスーツで旧1号&旧2号を見てみたいなとも思いました。
ところで今回の映画の1号ですが、さて、どう呼びましょう?
いや、もちろん名前は「仮面ライダー1号」なのですが、それだとこれまでの「仮面ライダー1号」と区別がつきません。とはいえ、これまでの1号は3タイプを区別する為に(旧)、(桜島)、(新)が付いているので、それら無しが 今回の1号 ということで…
でもいいかと思ったのですが、やっぱり単独で明確に分かる名前があった方がいいよな…
ふむう。
仮面ライダー1号(映画『1号』ver.)
長い。
縮めるか。
仮面ライダー1号(1号)
何かがヘンだ。
旧作をリメイクした映画『THE FIRST』と『NEXT』の仮面ライダー1号だと、仮面ライダー1号(THE FIRST)や仮面ライダー1号(NEXT)で、わりとスッキリしてるんですけどね。
とりあえず、仮面ライダー1号(2016)とでもしとこう…
まあそのうち公式サイトやバンダイとかの商品名とかで、キチンとしたのが出来るでしょう。(←なげやり)
あと、近年の春の映画と違い、今回の映画に登場する現役作品以外のライダーは、仮面ライダー1号(2016)のみです。2号から『ドライブ』までのライダーは一切登場しません。(『戦隊』とか他のヒーローとのコラボも無し)
とはいえ本郷が「(自分にも)仲間たちがいた~」みたいなコトを言ってる場面があるので、存在してないというわけではない模様。…その「仲間たち」というのが、立花のおやっさんや滝、少年ライダー隊といった、仮面ライダーでない協力者でも成り立ちそうな感じもしましたが。
他の歴代ライダーは登場しないものの、その分本郷猛の描写が多いわけで、藤岡氏の存在感もあって圧倒的充実! 現役の『ゴースト』からも仮面ライダーゴースト、仮面ライダースペクターと2人のみで、1号(2016)と合わせて3人と至ってシンプル。各キャラの立ち位置が分かり易かったり、戦闘シーンが1人1人の尺が長くて見応えがあったりで、賑やかな作品とは違ったよさがありました。
あと、そのゴーストとスペクターがW~ドライブの6人の主役ライダーのレジェンドライダー眼魂を使ってたので、歴代ライダーを出さないながらもお祭り的雰囲気はあったり。
なお、私の住んでいる地域では『ゴースト』は放送してないので、動いている姿を拝める機会はなかなかありません。タケルがマコトを「兄ちゃん」と呼んでるのがいい感じですね。
それから、今作のヒロイン(?)として、あの 立花藤兵衛 の孫娘・立花麻由が登場!?
いたのか、孫が…!?
本郷から見ても孫みたいな年齢なので、「おやっさんのひ孫」でもよかったんじゃないかと思ったりもして。
まあ、本郷との関係はなかなかによかったですし、『ゴースト』陣のとの絡みもよかったです。
ところで、これまで心配かけてた(一人ぼっちにさせてた)ことのお詫びとして、本郷が麻由のお願いを聞いて、遊園地に連れていったり、プレゼントをあげるシーンがあります。その費用を捻出する為に本郷がやってたことは、工事現場での労働 でした!?
旧作では(当時のヒーロー番組の大半がそうでしたが)生活費その他の資金源が一切不明でしたが、ここに来て遂に判明!!
アタイこれまで、石ノ森先生の原作漫画みたいに「本郷の実家は資産家」だとか、研究本の類いで書かれてた(と思う)「学者である本郷が持つ特許料」とか「レーサーである本郷は賞金レースで稼いでいる」とかだと思っていたよ。
まあ、改造人間の強靭な肉体を活かせる業種ではあります。藤岡氏のパワフルなボディと、コミカルな仕草もあり、実にハマってました。
なお、麻由に気づかれないように夜中にこっそりと稼ぎに行ってた本郷でしたが、当の麻由にはバレバレ。本郷の姿を離れた位置から密かに見つめる麻由は、自分の為に無理してくれてる猛(※何十歳も年下なのに、彼女はそう呼ぶ)の思いを知って、頑なな心を解かしていきます。
このシーンの描写の関係で、夜中に外で働く仕事が選ばれたんでしょうね。
それから、敵組織である「ショッカー」について。
仮面ライダー1号によって壊滅してから、すでに半世紀。しかし今なお世界各地で残党たちが活動しており、規模は小さくなったものの未だ健在。
そんなショッカーの内部で世代抗争が起こり、かなりの数の者が「ノバショッカー」という別勢力を作り、離脱します。(また増えましたね、「○○ショッカー」)
旧組織に残った者たちは形勢を逆転させる為、眠りについていた大幹部「地獄大使」を復活させようとします―
二つの勢力の激突、それぞれの思惑、遭遇したゴースト達との戦闘、宿敵である本郷の存在と、ガッツリとした描写が続きます。
そんなわけで「組織抗争もの」としては見応えが充分なのですが、惜しむらくは、個々のキャラの描写が物足りないかなって感じでした。
ノバショッカーを立ち上げた三人の幹部のリーダー・ウルガは、力ではなく経済による世界の支配を目指すという思想を持つ男。スマートの言い回しも印象に残り、充分キャラは立ってるものの、利用しようとしたアレクサンダー眼魂に逆に精神を乗っ取られてしまう役どころで、しかも乗っ取られてからのウルガアレクサンダーの登場シーンがかなり長い。
序盤の戦闘シーンで実力はありそうな雰囲気ながらもそれを垣間見せる程度に抑えていたこともあり、もうちょい本人が活躍するところを観たかったかなぁと。
紅一点のイーグラはウルガの秘書的存在。ウルガへの思いを感じさせるシーンもあり、そのウルガがアレクサンダー眼魂の影響で暴走した際に殺害されてしまうという最期を遂げるなど、悪のヒロインとしての見せ場充分。
しかし、1人だけ怪人に変身しないという。(演じた長澤奈央さんの華やかさをずっと拝めたとも言えますが) 背後に蜂とかイルカのオーラが浮かんでる感じでもいいから、怪人態を想像できるヒントが欲しかったです。
もう1人のバッファルは多くを語らず、黙々と戦う武闘派タイプ。思想みたいなものも無さそうで、他の2人との区別がキッチリついてるのはいいのですが、ウルガが精神を乗っ取られてた際の反応が無い(描かれてない)んですよね。
その後も変わらず戦い続けていたので、戦うことさえ出来ればそれでいいというキャラだと類推ですますが、イーグラの方の反応がいい描写だったのでちょっと残念。
一応「ウルガに忠誠を誓っている」という設定もあるので、狼狽でも見限りでもいいから、主の豹変に何か反応してほしかったなぁ。
まあ変身前後共に強そうなので、悪の戦士としてはキャラが立ってますが。
いろいろ書きましたが、旧作に登場する怪人も「なり上がろうとする者」「幹部に忠誠を誓っている者」「ひたすら命令を聞いて戦う者」といろいろいたので、やっぱり彼らもショッカーの怪人なんだなぁとも思いました。
旧来のショッカーのキーパーソンは、あの地獄大使!!
『オールライダー対大ショッカー』にも登場しましたが、あの時は「数多くいる旧作の大幹部の中でも特にメジャー」という理由で登用された感もありました。まあ「大ショッカー」という「ショッカー」の名がつく組織の幹部にいてほしい人材ではありますし、死神博士と並んだところもニヤリとさせられたり、最終決戦で1号&2号と戦っていたりと、概ね満足できましたが。
それが今回の映画だと、旧作でショッカーが壊滅した時の大幹部なので、他のキャラでは替えが効きません!! 本郷が登場することもあって、登場する理由200%納得! 2人のやり取りを見るに、多少の違いはあれど旧作での因縁はあるようでした。
演じるのが『大ショッカー』でも演じた大杉 漣氏というのも好ポイントです。
中盤の終わりに、満を持して完全復活した地獄大使!
群がるノバショッカーの面々を前にして、「死ねっ うらぎりもののワーム(虫けら)め!!」とばかりに獅子奮迅!
今回は顔面のみ怪人態(ガラガランダ)に変身というのも斬新でよかった!
共通の敵を前にして宿敵・本郷と一時休戦して共闘というのも、すがやみつる版のコミカライズを思い出させます。
戦いの末に彼が望んだのは、本郷との再戦。そして、願わくば彼の手で再び眠りにつくことだったのでしょうが…
…と、扱いがいい地獄さんですが、1つ問題が。
復活して大暴れしている場面が続いた後、しばらく画面に映ってない状態が続くのです。
ようは本郷、あるいはタケル達にスポットが当たってるシーンが続いただけなのですが、不在の時間帯が妙に長い。
かと言って、次に画面に映る時にハデに見得を切るわけでなし。
この点だけはちょっと気になりました。
そんなわけで、ショッカー両陣営の中で一番存在感があったのは、シオマネキング、毒トカゲ男、ガニコウモルの3怪人かも知れません。この3体が登場したのは近年の映画で作ったスーツがあるからという事情でしょうけど、扱いはそれらの映画よりも上でしょう。
序盤から登場し、地獄大使の復活について会議してたり、現れたノバショッカーに翻弄されたりと、出番充実。なまじ地獄大使復活まで顔出しの幹部がいなかったこともあり、彼らがショッカー側の中心人物(?)になっています。
3体いましたが1纏め扱いでもなく、ちゃんと個性付けされてます。リーダー格が毒トカゲ男というのが、ちょっと意外でもあり、ちょっと嬉しくも思ったり。旧作でダブルライダーと戦ったシオマネキング、ショッカー壊滅前後に「ゆうれい怪人」として暗躍していたガニコウモルと違い、ごく普通の1エピソードで倒された怪人ですからね。知名度でも劣り、商品化も少ない毒トカゲ男ですが、これでメジャー怪人の仲間入りなるか?
なお彼ら3怪人は全て関 智一氏が声を充てており、3体をちゃんと演じ分けられてるのが見事です。
…が、氏のファンだったら別々の声を出していてもすべて「関 智一声」として認識してしまうので、ある意味大混乱を引き起こします!?
特に序盤からノバショッカー出現までのセリフの大部分は3怪人のものなので、さながら「関 智一劇場」です(^^;)
そうそう声の担当といえば、悠木 碧嬢演じるユルセンにワクワクしてました。
…でも、登場したのは1シーンで、セリフも1つだけ(だったと思う)でした(>_<)
とりあえず、『妖怪ウォッチ』の未空イナホみたいな声だとは分かりましたが。
長くなりましたが、感想はこれで終わります。
観たのは4月でしたが、この記事を書き終えたのは7月。書くのに3ヶ月もかかったよ…
記憶違いもあるかも知らないけど、そこはスルーしてくれたら助かります。
観た時の私の興奮が少しでも伝われば幸いです。
それでは♪
藤岡氏が声のみですが出演した『OOO』の時の映画『レッツゴー仮面ライダー』では「今度の映画は仮面ライダー1号が主役!?」みたいなオアリがありましたが、あんまりそんな感じはしませんでした。ポジション的にもそうでしたが、1号と2号が同格の映画なのに1号だけオシてるのもなんかヘンって感じでしたし。
『鎧武』の時の映画『仮面ライダー大戦』では、藤岡氏が素顔で登場。こちらでも存在感が大きかったものの、主人公の鎧武の対峙する役どころでした。
上記2作品でも充分満足できましたが、今回は藤岡氏が満を持して主役に登板。情報が出た時からワクワクしてました。
あと、『仮面ライダーV3』とか『仮面ライダースーパー1』といった番組名を飾った後輩ライダー達と違って1号個人の戦士名がそのままついた作品『仮面ライダー1号』はこれまで無かったので、そう意味でもちょっと嬉しかったり。いや『仮面ライダー』って番組名は、13話までは主役・本郷 猛の変身するヒーロー名そのものだったわけだし、一文字隼人登場以降も「主人公」=「仮面ライダー」で、本郷にしろ一文字にしろ「1号、2号」である前に「仮面ライダー」であることは分かってはいますが。
昭和ライダーは番組名になってないライダーが結構多い。(他にも、2号、ライダーマン、スカイライダー、ZX、シン)
さて、その仮面ライダー1号。その姿は、いつものスタイリッシュな銀色のイメージの新1号とは違ってます。さりとて、元祖である旧1号ともまた違います。
1号の新たな姿―
しいて言うなら、「2号編」でゲスト出演した時の旧1号(通称:桜島1号)に似た、緑のイメージが強い配色。しかし、「風の戦士」「技の戦士」をイメージさせたこれまでのスマートな1号とは違い、パワフルな体形となっています。なんというか、旧1号→桜島1号と来て、新1号ではなく今回の1号の方に進化したって感じの外見。或いは、新1号が更なるパワーアップをして、原点回帰的に昔の姿に似た外見になったというか。
ともあれ、現在の藤岡氏の体型とイメージが合ってるので、この新デザインはいいと思います。
考えたら、新1号以外の姿の1号が初代『仮面ライダー』に出るのは今回が初めてですねウルトラマンのAタイプが数年前の映画に出たみたいに、現在の造形技術で新規に作られたスーツで旧1号&旧2号を見てみたいなとも思いました。
ところで今回の映画の1号ですが、さて、どう呼びましょう?
いや、もちろん名前は「仮面ライダー1号」なのですが、それだとこれまでの「仮面ライダー1号」と区別がつきません。とはいえ、これまでの1号は3タイプを区別する為に(旧)、(桜島)、(新)が付いているので、それら無しが 今回の1号 ということで…
でもいいかと思ったのですが、やっぱり単独で明確に分かる名前があった方がいいよな…
ふむう。
仮面ライダー1号(映画『1号』ver.)
長い。
縮めるか。
仮面ライダー1号(1号)
何かがヘンだ。
旧作をリメイクした映画『THE FIRST』と『NEXT』の仮面ライダー1号だと、仮面ライダー1号(THE FIRST)や仮面ライダー1号(NEXT)で、わりとスッキリしてるんですけどね。
とりあえず、仮面ライダー1号(2016)とでもしとこう…
まあそのうち公式サイトやバンダイとかの商品名とかで、キチンとしたのが出来るでしょう。(←なげやり)
あと、近年の春の映画と違い、今回の映画に登場する現役作品以外のライダーは、仮面ライダー1号(2016)のみです。2号から『ドライブ』までのライダーは一切登場しません。(『戦隊』とか他のヒーローとのコラボも無し)
とはいえ本郷が「(自分にも)仲間たちがいた~」みたいなコトを言ってる場面があるので、存在してないというわけではない模様。…その「仲間たち」というのが、立花のおやっさんや滝、少年ライダー隊といった、仮面ライダーでない協力者でも成り立ちそうな感じもしましたが。
他の歴代ライダーは登場しないものの、その分本郷猛の描写が多いわけで、藤岡氏の存在感もあって圧倒的充実! 現役の『ゴースト』からも仮面ライダーゴースト、仮面ライダースペクターと2人のみで、1号(2016)と合わせて3人と至ってシンプル。各キャラの立ち位置が分かり易かったり、戦闘シーンが1人1人の尺が長くて見応えがあったりで、賑やかな作品とは違ったよさがありました。
あと、そのゴーストとスペクターがW~ドライブの6人の主役ライダーのレジェンドライダー眼魂を使ってたので、歴代ライダーを出さないながらもお祭り的雰囲気はあったり。
なお、私の住んでいる地域では『ゴースト』は放送してないので、動いている姿を拝める機会はなかなかありません。タケルがマコトを「兄ちゃん」と呼んでるのがいい感じですね。
それから、今作のヒロイン(?)として、あの 立花藤兵衛 の孫娘・立花麻由が登場!?
いたのか、孫が…!?
本郷から見ても孫みたいな年齢なので、「おやっさんのひ孫」でもよかったんじゃないかと思ったりもして。
まあ、本郷との関係はなかなかによかったですし、『ゴースト』陣のとの絡みもよかったです。
ところで、これまで心配かけてた(一人ぼっちにさせてた)ことのお詫びとして、本郷が麻由のお願いを聞いて、遊園地に連れていったり、プレゼントをあげるシーンがあります。その費用を捻出する為に本郷がやってたことは、工事現場での労働 でした!?
旧作では(当時のヒーロー番組の大半がそうでしたが)生活費その他の資金源が一切不明でしたが、ここに来て遂に判明!!
アタイこれまで、石ノ森先生の原作漫画みたいに「本郷の実家は資産家」だとか、研究本の類いで書かれてた(と思う)「学者である本郷が持つ特許料」とか「レーサーである本郷は賞金レースで稼いでいる」とかだと思っていたよ。
まあ、改造人間の強靭な肉体を活かせる業種ではあります。藤岡氏のパワフルなボディと、コミカルな仕草もあり、実にハマってました。
なお、麻由に気づかれないように夜中にこっそりと稼ぎに行ってた本郷でしたが、当の麻由にはバレバレ。本郷の姿を離れた位置から密かに見つめる麻由は、自分の為に無理してくれてる猛(※何十歳も年下なのに、彼女はそう呼ぶ)の思いを知って、頑なな心を解かしていきます。
このシーンの描写の関係で、夜中に外で働く仕事が選ばれたんでしょうね。
それから、敵組織である「ショッカー」について。
仮面ライダー1号によって壊滅してから、すでに半世紀。しかし今なお世界各地で残党たちが活動しており、規模は小さくなったものの未だ健在。
そんなショッカーの内部で世代抗争が起こり、かなりの数の者が「ノバショッカー」という別勢力を作り、離脱します。(また増えましたね、「○○ショッカー」)
旧組織に残った者たちは形勢を逆転させる為、眠りについていた大幹部「地獄大使」を復活させようとします―
二つの勢力の激突、それぞれの思惑、遭遇したゴースト達との戦闘、宿敵である本郷の存在と、ガッツリとした描写が続きます。
そんなわけで「組織抗争もの」としては見応えが充分なのですが、惜しむらくは、個々のキャラの描写が物足りないかなって感じでした。
ノバショッカーを立ち上げた三人の幹部のリーダー・ウルガは、力ではなく経済による世界の支配を目指すという思想を持つ男。スマートの言い回しも印象に残り、充分キャラは立ってるものの、利用しようとしたアレクサンダー眼魂に逆に精神を乗っ取られてしまう役どころで、しかも乗っ取られてからのウルガアレクサンダーの登場シーンがかなり長い。
序盤の戦闘シーンで実力はありそうな雰囲気ながらもそれを垣間見せる程度に抑えていたこともあり、もうちょい本人が活躍するところを観たかったかなぁと。
紅一点のイーグラはウルガの秘書的存在。ウルガへの思いを感じさせるシーンもあり、そのウルガがアレクサンダー眼魂の影響で暴走した際に殺害されてしまうという最期を遂げるなど、悪のヒロインとしての見せ場充分。
しかし、1人だけ怪人に変身しないという。(演じた長澤奈央さんの華やかさをずっと拝めたとも言えますが) 背後に蜂とかイルカのオーラが浮かんでる感じでもいいから、怪人態を想像できるヒントが欲しかったです。
もう1人のバッファルは多くを語らず、黙々と戦う武闘派タイプ。思想みたいなものも無さそうで、他の2人との区別がキッチリついてるのはいいのですが、ウルガが精神を乗っ取られてた際の反応が無い(描かれてない)んですよね。
その後も変わらず戦い続けていたので、戦うことさえ出来ればそれでいいというキャラだと類推ですますが、イーグラの方の反応がいい描写だったのでちょっと残念。
一応「ウルガに忠誠を誓っている」という設定もあるので、狼狽でも見限りでもいいから、主の豹変に何か反応してほしかったなぁ。
まあ変身前後共に強そうなので、悪の戦士としてはキャラが立ってますが。
いろいろ書きましたが、旧作に登場する怪人も「なり上がろうとする者」「幹部に忠誠を誓っている者」「ひたすら命令を聞いて戦う者」といろいろいたので、やっぱり彼らもショッカーの怪人なんだなぁとも思いました。
旧来のショッカーのキーパーソンは、あの地獄大使!!
『オールライダー対大ショッカー』にも登場しましたが、あの時は「数多くいる旧作の大幹部の中でも特にメジャー」という理由で登用された感もありました。まあ「大ショッカー」という「ショッカー」の名がつく組織の幹部にいてほしい人材ではありますし、死神博士と並んだところもニヤリとさせられたり、最終決戦で1号&2号と戦っていたりと、概ね満足できましたが。
それが今回の映画だと、旧作でショッカーが壊滅した時の大幹部なので、他のキャラでは替えが効きません!! 本郷が登場することもあって、登場する理由200%納得! 2人のやり取りを見るに、多少の違いはあれど旧作での因縁はあるようでした。
演じるのが『大ショッカー』でも演じた大杉 漣氏というのも好ポイントです。
中盤の終わりに、満を持して完全復活した地獄大使!
群がるノバショッカーの面々を前にして、「死ねっ うらぎりもののワーム(虫けら)め!!」とばかりに獅子奮迅!
今回は顔面のみ怪人態(ガラガランダ)に変身というのも斬新でよかった!
共通の敵を前にして宿敵・本郷と一時休戦して共闘というのも、すがやみつる版のコミカライズを思い出させます。
戦いの末に彼が望んだのは、本郷との再戦。そして、願わくば彼の手で再び眠りにつくことだったのでしょうが…
…と、扱いがいい地獄さんですが、1つ問題が。
復活して大暴れしている場面が続いた後、しばらく画面に映ってない状態が続くのです。
ようは本郷、あるいはタケル達にスポットが当たってるシーンが続いただけなのですが、不在の時間帯が妙に長い。
かと言って、次に画面に映る時にハデに見得を切るわけでなし。
この点だけはちょっと気になりました。
そんなわけで、ショッカー両陣営の中で一番存在感があったのは、シオマネキング、毒トカゲ男、ガニコウモルの3怪人かも知れません。この3体が登場したのは近年の映画で作ったスーツがあるからという事情でしょうけど、扱いはそれらの映画よりも上でしょう。
序盤から登場し、地獄大使の復活について会議してたり、現れたノバショッカーに翻弄されたりと、出番充実。なまじ地獄大使復活まで顔出しの幹部がいなかったこともあり、彼らがショッカー側の中心人物(?)になっています。
3体いましたが1纏め扱いでもなく、ちゃんと個性付けされてます。リーダー格が毒トカゲ男というのが、ちょっと意外でもあり、ちょっと嬉しくも思ったり。旧作でダブルライダーと戦ったシオマネキング、ショッカー壊滅前後に「ゆうれい怪人」として暗躍していたガニコウモルと違い、ごく普通の1エピソードで倒された怪人ですからね。知名度でも劣り、商品化も少ない毒トカゲ男ですが、これでメジャー怪人の仲間入りなるか?
なお彼ら3怪人は全て関 智一氏が声を充てており、3体をちゃんと演じ分けられてるのが見事です。
…が、氏のファンだったら別々の声を出していてもすべて「関 智一声」として認識してしまうので、ある意味大混乱を引き起こします!?
特に序盤からノバショッカー出現までのセリフの大部分は3怪人のものなので、さながら「関 智一劇場」です(^^;)
そうそう声の担当といえば、悠木 碧嬢演じるユルセンにワクワクしてました。
…でも、登場したのは1シーンで、セリフも1つだけ(だったと思う)でした(>_<)
とりあえず、『妖怪ウォッチ』の未空イナホみたいな声だとは分かりましたが。
長くなりましたが、感想はこれで終わります。
観たのは4月でしたが、この記事を書き終えたのは7月。書くのに3ヶ月もかかったよ…
記憶違いもあるかも知らないけど、そこはスルーしてくれたら助かります。
観た時の私の興奮が少しでも伝われば幸いです。
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