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『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』第5話観ました & 今後の予想

2022.05.28 (Sat) Category : 特撮(ウルトラシリーズ)

(←ウルトラウーマンベス、ウルトラマンスコット、ウルトラマンチャック)


 (本文は5月28日~30日に書いています)

(前回の記事はこちらをクリック)


(※この記事は「TSUBURAYA IMAGINATION」で絶賛配信中の『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』のネタバレ要素を含んでいます。ネタバレがイヤな人は、これ以上先を読まない方がいいと思われます)






(※以下ネタバレ要素アリ)



『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』第5話を観ました!!


今回もあらすじを書きつつ、感想を書きます。


前回のラストから舞台は惑星バベルに移りました。
そこにやって来たアブソリュートティターンの目的は、その地に現れるという〝伝説の超人〟ウルトラマンノアを討つこと。
しかし、それを予期したゾフィー隊長によって派遣されていたウルトラフォース(ウルトラマンスコット、ウルトラマンチャック、 ウルトラウーマンベス)がティターンを迎え撃ちます…


ウルトラフォース(以下、UF)の3人は鮮やかな連携でティターンに攻撃を仕掛けます。
ティターンもさる者、一連の攻撃を見事捌ききります。

そこへ現れたのは、ウルトラマンリブット!!
この星でアブソリューティアン反応をキャッチしたという報せを聞き、急ぎ駆けつけたのでした。
リブットの事を噂に聞いたことがあるティターンは、狙いを彼に変えます。
両者が互角に攻防を繰り広げた後、「俺たちを忘れてもらっちゃ困るぜ!」とUFがリブットに加勢。さすがにこれはティターンも分が悪いかと思いきや、4人を相手に一歩も引かず、底知れぬ強さを垣間見せます。
(※ウルトラ側が多勢となってフェアじゃなく見える人もいるでしょうが、それはたぶんティターンがヒューマノイド体型で身長もさほど変わらないのがそう見える原因かと。ウルトラ戦士は元から、大怪獣を初めとした強大な敵には力を合わせて戦うことを信条としてます)
それにしても、前作でグレート&パワードと行動を共にしたリブットですが、今作ではUFの救援。日本以外の国で活躍した繋がりでの共闘が続きますね。

そんな中、激しくなる戦いに呼応したのか、惑星バベルに異変が起きます。
この時、戦闘中なのにティターンに背を向けて呆然としているウルトラ4人。
そんな隙だらけの4人に対し、一緒になって棒立ちしているティターンさん。
素朴な彼らが微笑ましい。
(真面目にいうと、戦闘を忘れるほど信じられない事が怒り始めた、ってことですけどね)

空にウルトラマンノアのヴィジョンが浮かんだ後、地に向かって光が落ちます。
そこに現れたのは―


ウルトラマンネクサス!?


そう。ノアが覚醒する前に辿る姿の1つであるウルトラマンネクサスです。(←この解釈であってるか、微妙に自信がない)
姿は基本形態のアンファンス

たとえ姿が違っても標的には違いないとネクサスに向かっていくティターン。
そんなティターンに、ネクサスは光線技のクロスレイ・シュトロームを放ちます。
リブットとUFの攻撃を全て凌いだティターンが、まともに被弾!?
立ち昇る光の粒子が消えたと思ったらティターンの体が点滅して……って、分解されてるー!?!?!?
まあ点滅はあまり続かなかったので打ち消して耐えきったわけですが、ネクサス強えぇ!!!!!!!!?
なんか『ウルトラマンネクサス』本編よりも強いような?


などと思ってる間に、ネクサスは戦闘形態のジュネッスにチェンジして、上空に光を放つ。
(←ウルトラマンネクサス ジュネッス)
この姿は、姫矢 准が適能者(デュナミスト)だった時の赤いジュネッスだ!
そして放たれた光は上空で広がった後、地上へと降下していく。
この光は…


出た、メタフィールドだ!!

簡単に説明すると亜空間の一種で、その中ではネクサスの能力は上昇(本来の力を発揮できる、というべきか)敵の能力は下がります。
便利そうに思えますが、生命エネルギーを削るので長くは使えません。テレビ本編では3分と、いかにもウルトラマンな時間制限でした。
しかし、ネクサスが戦うスペースビーストは僅かな細胞から復活ができる上、人の恐怖の感情を糧にして誕生・増殖する恐るべき生物。現実の世界から切り離して人知れず戦い、ネクサスの力を最大限に使って完全消滅させることが最も有効な手段な為、メタフィールドは必須でした。
しかし、スペースビーストを使役する闇の巨人ウルティノイド達が現れ、真逆の性質を持つダークフィールドで上書き。一転してネクサスの方が不利な状態になるのですが、それでも街に被害が出て、それを見た人々が恐怖を感じるよりかはマシなので、ネクサスと一体化している適能者は命を削りながら戦ったのでした。

そんな厄介なメタフィールドですが、UFの3人はなんとか退避。展開直後にチャックがメタフィールドだと見抜いたからでした。
救援に来たリブットのことを知ってたりとか、出現したのがノアでなくてネクサスだと気づいたりとか、チャックの博識ぶりが光ります。

一方、ティターンを止めようとしていたリブットは、巻き込まれてメタフィールド内に閉じ込められることに。
これまでの作品ではネクサスが敵と判断していない存在にはメタフィールドの弱体化効果は及ばなかった(そうでないと、ビーストよりも先に防衛チームの方が死ぬし)のですが、リブットはフィールド内でエネルギーが奪われており、ティターンともども敵と認識されているようです。というか、ネクサスにティターン共々攻撃されます。

ネクサスに尚も挑むティターンですが、もはや相手にならず、ほってはおけぬとリブットはティターンを連れて逃走。
使命を果たすことしか頭にないティターンに、この状況でそれができるはずもないと諭すリブット。ならばどうする? と問いかけるティターンに、リブットは仲間が救援に来るまで協力することを提案します。
リブットの脳裏には、遠く離れたギャラクシーレスキュー本部で脱出の為に手を尽くしてくれているだろうソラの姿が浮かんでおり、だからこそ言います。
「私は知っている。仲間は決して希望を諦めないと」
訝しんでいたティターンもその言葉に思うことがあったのか、承諾。
ここにウルトラ戦士とアブソリューティアンのまさかの共闘が実現しました。

アブソリューティアンは、母星の寿命が近いから代わりに光の国を乗っ取ろうとしている連中で、手駒となった怪獣や宇宙人を捨て駒にする非情な集団。しかし同胞を守ろうと思う気持ちや、未来に希望を求めている面もあるわけで、それ故リブットの言葉が響いたのでしょう。
ディアボロとレグロスの関係は憎しみで繋がってますが、ティターンとリブットは共感で繋がるようになるか?
両陣営の関係に大きな変化が起こりそうな予感。


(ここからは5月28日~31日に書いています。また、冒頭からここまでの本文にも加筆・修正、画像の追加を行っています)


一方、メタフィールドの外で手をこまねいているUFの前に、また1人来訪者が。
「アブソリュートタルタロス!!」
叫んだのはチャック…ではなくてスコット
無鉄砲そうなスコットから咄嗟に認識されるあたり、タルタロスの脅威が浸透していることが伺えます。
「何を手こずってるのかと来てみれば…!!」
グズグズしているから様子を見に来たのでしょうが、台詞だけ聞くとティターンが心配で迎えに来たようにもちょっぴり思えます。さっきティターンの物分かりの良さ&仲間への信頼を見たからかな? でも、タルタロス自体はこれまで散々非情な面ばかり見せてるキャラだから、う~~~~ん。
ともかく、今度はタルタロスと戦うことになるUF3人衆。大物クラスとの戦いが続きますね。
弱い相手でもいいから敵を撃破してる場面も観たいのですが、尺的に無理かな…


その頃、ウルトラマンゼロの修業はようやく完了
セブン(親父)レオ(師匠)ジョーニアス(ひた走る愛の勇者)からの厳しい特訓の末にゼロが掴んだのは、研ぎ澄まされた本能と、見つめ直した自分の原点でした。

敵との駆け引きや的確な状況判断など心理的要素の強さのあるタルタロスに対抗するには、本能から繰り出す技が必要。(ジョーニアスの場合は無心になることで渡り合ったようですが)
激しい攻撃を受けつつも、暴走する程の野生を取り戻すゼロ。
本能のまま強烈なキックを繰り出すゼロでしたが、行く手に父セブンが無防備に立ち塞がります!?
セブンにヒットする前にキックを何とか止めるゼロ。それを見てジョーニアスは「開眼したのだな」と言い、レオは「それがお前の原点だ」と教えます。
タルタロスに敗れたゼロは今度は倒すと意気込んでいたのですが、それではいけないと3人は悟らせたかったのでした。
登場当初のゼロは野性味むき出しで、強くなろうとして禁断のウルトラスパークに触れようとしたこともあったのですが、何故そこまで強さに固執したかというと、光の国を、みんなを守りたかったから。荒れた態度を見せつつも、本来は優しさを持つ戦士であることが要所要所で垣間見えました。
その後ヒーローらしく成長していったゼロですが、タルタロスに敗れたことで、再び強さを求めることに。だからこそ、何のために強くなるのか、原点を思い出さなくてはならなかったのです。

尚、暴走状態になった際、ゼロの体の青い箇所が赤い色に変化し、見た目がのツートンカラーに変化。その見た目はウルトラマンゼロの企画段階でのデザインに似た感じとなりました。(※ググれば分かると思いますが、企画時のデザインではカラータイマーが無いので、まったく同じというわけではない)
初登場した『大怪獣バトルウルトラ銀河伝説THE MOVIE』よりも前の時間軸での姿なのか、それとも新たに得た姿なのか、設定でどっちかは分かりませんが、自分の原点を思い出したゼロが変化した姿として初期デザイン(に近い姿)を持ってくるのにはグッときます。
余談ですが、ゼロの企画時の名前はウルトラセブンアックス。名前に加え、上記の赤銀ツートンでカラータイマー無しの姿なので、今のゼロよりも「セブンの息子」っぽいです。
でもそれだと「セブンの息子」であることがアイデンティティとして強すぎるので、今日のゼロのような「セブンの息子」という枠だけに収まらない活躍は無かったかもしれません。


そこへやって来たのはアストラ
「感動のシーンの最中に失礼!」
ふだん無口なのに、ジョークじみたコトも言えるのね、アストラ。
何かのミッションで動いていたアストラですが、それが終わった(或いは、準備完了した)報告よりも前に口にしたのは、惑星バベルの状況の言付け。
リブットやUFへの救援の為、いまゼロが飛び立つ。
アストラを含めた4人は、それを見つめるのでした。

ここで今回終了。
ところで、このラストシーンに並んでいる4人
『ウルトラマンレオ』とその次の作品(間が4年あるけど)である『ザ☆ウルトラマン』のメインどころのキャラが並んでいるのがいい感じ。別格のキングや別枠っぽいU40の戦士を除くと、この組み合わせとなります。(セブンは変身前のダンの印象が強すぎるけど)
前作では大勢のウルトラ戦士が並んでいる場面で「第3期ウルトラ」の主人公たち(ジョーニアス、エイティ、アンドロメロス)がさり気なく並んでる(隣り合ってる?)場面があって嬉しかったのですが、今回はお目当てのメンバーだけで構成した絵面なので嬉しさが更にアップ。
こういう、今までにありそうで無かった組み合わせはもっと観てみたいですね。


今回も見どころがいっぱいでした。
メチャクチャ主人公っぽいリブットと、いい感じになりそうなティターンの関係がどうなるか気になります。好敵手になるのでしょうけど。
ゼロとタルタロスの再戦も、いよいよ次回起こりそうです。一矢報いて、決着は最終決戦に持ち込しか?

アストラが帰ってきたので、ユリアン救出のミッションスタートも始まりそうです。
PVを観たところ、参加メンバーがメロスを除いて、主人公ではなく相棒ポジションばかりで構成。選抜理由が気になります。というか、そのメンツなら違う次元にいるとはいえアグルもいてほしいです。ジャスティスだっているんだから。
あと、メロスよりもアンドロウルフの方が統一感あっていいと思う。ウルフのスーツが現存してないのかも知れませんが。
根っからの主人公だけど、ユリアン救出ならエイティも参加してくれよ…
いや、きっと美味しい出番があるんだよ。PVではお見せしてないだけだよ。

それにしても、ネクサスの扱いが上手い。よもやの第三勢力的存在となりました。
今作みたいな大集合ものだと、どうしても登場するヒーローの数に対して、戦う敵の頭数が少なくなってしまう面があります。なので味方側につかなかったキャラというのは、戦う相手の不足を補って、見せ場を増やすことができます。
今回の場合、リブットとティターンが一時休戦にするのに一役買ってるので、シナリオ的にも意味があるのもヨシ!
ネクサスのこの行動は、ギャラクシーレスキュー本部から見守っているイザナ女王「もし悪意に晒されたノアの力が暴走しているのだとしたら、非常に危険です」と危惧し、リブット「防衛本能により全てを危険分子と見なし、冷静な判断がつかなくなっている」と推測。
ということは、この地を守る為に動いた、まさに心無き防衛システム
でも、本当にそうでしょうか? もしかして、ウルトラマンとアブソリューティアンの心を試す為に敢えて試練を与えている、というパターンもありえるかも?
まあ、次の回で判明するでしょうけど。
たぶんネクサスは2人に負けるのでしょうけど、防衛本能と試練のどちらで戦っているにせよ、格が落ちることは無いと思います。所詮は人格なきシステムに過ぎないわけだし、後者なら敢えて負けたとなるからです。
どちらにせよ、こういう役どころは通常のウルトラ戦士では難しく、ネクサスだからできたと言っても過言ではありません。
こういう通常のウルトラ戦士とは一線引いた感じノア関連の魅力だと思うので。
これまでのゲスト出演では、共にいる(いた)適能者の人格が反映されたネクサスとしてとか、奇跡の力を授けるまさに神秘の神的存在なノアとしての出番でしたが、今回みたいに適応者が無しで、かといってノア本人の人格でもない、謎の(あるいは虚無の)精神のネクサスやネクストが登場することも増えそうですね。


長くなった上、なんか纏まりのない内容になってしまいましたが、言いたかったことはだいたい書けたと思うので、今回はここまで。
物語も半分終わり、残り半分でどう収まるか、凄く気になってます。

それでは、また次回の感想で!


(6月8日追記。次回はこちらをクリック)

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