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「俺には、かけがえのない人達がいる!」

2012.04.27 (Fri) Category : アニメ(『ガンダムAGE』)

『機動戦士ガンダムAGE』第28話感想その2です。

ノートラムをめぐる攻防から1年ほどが過ぎた。
41年前すべての始まりである「天使の落日」が起きた日である〝勇気の日〟となり、地球連邦の首都ブルーシアでは地球連邦首相フロイ・オルフェノアによる慰霊式典が行われることになった。
その陰で、地球に潜入していたザント率いるヴェイガンの工作員達が、この機に乗じて作戦を開始していた。
一方、式典に出席していたフリットは、ある計画を実行に移そうとしていた―


(ここから先は4月29日に書いています。第29話の放映日ですが、管理人はまだ見てないので、見当違いの感想・予想を書いていてもご察し下さい(^^;))

慰霊式典当日、フリットは特務隊隊長となったアセムを呼んで、これから起こるであろうヴェイガン襲撃について話し合っていました。

「これから起きることは、反乱なんですか?」
「今の段階ではそうだ。だがそれでも、悪は悪として裁かねばならん」 

・・・おや? 妙に物騒なことを言ってます、この親子(゜_゜)?


ともかくアセムは特務隊隊長として、式典会場周辺の警護にあたります。
1年の間に出来た部下達に配置場所を指示するアセム。
「時間だ。各員、配置に着け」
すっかり隊長としての風格が感じられるようになってます。

アセムの乗る機体はガンダムAGE-2のままなのですが、機体全体を白く塗り替えています。
最後まで自分を導いてくれた恩師・ウルフのパーソナルカラーを受け継いだのです。
こういう「思いを受け継ぐ」という描写は、燃えるものがあります(^o^)v
(もしAGE-2の方が大破していてGエグゼスが修理できたのなら、『マクロス』で主人公の一条 輝が死んだフォッカーの機体を受け継いだように、アセムがGエグゼスに乗るというのもアリだったと思います)
そういえば『キン肉マン』でも、キン肉マンが敗れた・死亡した・見守ってくれてる仲間の超人の必殺技を使う場面がよくありました。タワーブリッジとかキャメルクラッチとかウルフマン張り手とか。
『ガンダムAGE』は細かい描写を省いて勢いでストーリーを進めているところが昔の少年マンガっぽいのですが、だからこそ少年マンガの王道っぽい描写がよく合います(^_^)/

第3部でアセムが登場する時、この〝白いガンダム〟で現れるのでしょうか? 
フリットも第2部でAGE-1に乗ったし、充分ありえると思います(^^)


さて今日は、41年前に「天使の落日」が起きた日であります。
地球の人々はこの日を、未知なる敵に立ち向かえる決意を固めるため、〝勇気の日〟と名づけました。
地球連邦首相フロイ・オルフェノア氏は、会場に集まった人達を前に、式典演説を行っています。
テーマはズバリ、「勇気とは何か」!!

「〝勇気〟とは何か!?


 それは―


 〝闘志〟、〝友情〟と並ぶ


 「コロコロコミック」3大キーワードの1つである!!!」



コロコロ3大キーワードって、今でもあるんじゃろか・・・?(-o-;)



ともかく、式典は滞りなく進められていきます。
ところが、フリットは憲兵達を連れて、オルフェノア婦人が控えている部屋へと向かいます(゜_゜)?
その部屋には警護のため、アルグレアス君もいるのですが・・・

一方、式典の中継を傍受していた人達がいました。
前回ラスト、地球に潜入したザントさんです。
ザントさんは新型MS(※現時点では名称不明)に乗り、部下達が乗る2機のドラドと共に作戦開始のタイミングをうかがっていました。
オルフェノアが「勇気あってこそ、ヴェイガンに勝利することが出来たのだ!」と演説しているのを見て、ザントさんは嘲笑うように言います。
「せいぜい吼えるがいい。貴様など、もはや〝用済み〟なのだ」


用済み?
ヴェイガンの人間が地球連邦首相を「用済み」だと言いました。
そして、冒頭でフリットとアセムは「反乱」が起きるとも・・・
これらが意味することとは・・・?


・・・・・・!?


ここで状況が一変します。
フリットが部屋に入ってきたのに合わせ、アルグレアスがオルフェノア婦人に銃を突きつけます。
「騒がないでいただきたい。オルフェノア首相の妻である貴女なら、この事態にだいたいの察しはつくハズです」
そしてフリットは憲兵達と共に、今度は演説を終えたばかりのオルフェノア首相の下へ向かいます。
壇上に銃を構えた憲兵達と共に現れるという、只ならぬ雰囲気のフリット。
「何だこれは・・・? どういうことなのだ?」
この暴挙を非難するオルフェノア首相に、フリットは言います。

「我々は、貴方と共に戦うことなどできない。・・・何故なら、貴方は敵だからだ!」

そう。以前グルーデック艦長が言っていた地球連邦内にいるヴェイガンに通じている者とは、オルフェノア首相です!!

・・・ようやく誰だか分かったのはいいのですが、こんな出番が殆んど無かったキャラだったとは・・・(-_-;)
いや、スゴイ大物が内通者だったという点では、紛れもなく意外ですよ。
グルーデック艦長が「戦争はとんでもない展開を見せる」と言うだけのことはあります。
でもこの首相のこれまでの出番って、アセム達の入隊式で挨拶していた(第19話)だけなんですよね(~_~;)
その時も事務的な挨拶しかしてなかったし・・・
せめてビッグリングやノートラム攻防戦の前に、フリットとかに通信を送るとかで出番を作るとかしてほしかったです。
それか、グルーデック暗殺後の部下からの報告を受けてるシーンを作って、シルエットだけでも出すとか。
人柄がまったく分かってなかったので、裏切りが意外だとも妥当だとも思えないんですよね。
まあ第1部でグルーデック艦長がさんざん言ってた「今の地球連邦連邦上層部は腐っている!!」という点では妥当なのですが、それだったら今回初登場の使い捨てキャラでもいいわけで・・・(^_^;)

ともかく、地球圏全体に中継されている状況で、フリットはオルフェノア首相のヴェイガンとの繋がりを次々に暴露していきます。
曰く、オルフェノア家は歴代首相や政府要人を何人も輩出した名門なのですが、実は火星移住計画を立案したシュトレイト・フォンドール博士が血縁だったりします。
しかもこの博士、移住計画が失敗したら隠蔽まで指揮したというから最悪です。
つまり、ヴェイガン生みだしたのは、オルフェノア家の身内だということです。
当然政治に関わる一族としてはその事実は秘密にしたわけですが、地球の人々は知らずともヴェイガン側は知っていたようで、公表されたくなくば協力しろと言ってきたのです。
で、首相の座を狙っていたフロイ・オルフェノアは、ヴェイガンと密約したわけですが、一方で莫大な情報提供料を受け取り、それを元にして今の地位を築きあげたのです。
「もう一度言う! あなたは地球を売った! これは紛れもない事実だ!!」
暗殺されたグルーデックが調べ上げたことをフリットは1年の間に突き止めたようで、グルーデックの代わって真実を突きつけます。


この中継を見ていたザントさん。
「状況が動いた。これよりフロイ・オルフェノアの処理に向かう」
部下2人と共に出撃します。

ザントさんが攻め込んだのは、アセム曰く「一番警備の厚い」式典会場の北側から。
でも、立ちはだかる複数のアデルは次々と撃破されていきます。
東側(アセム担当)、西側(コンラッド担当)、南側(ナディア担当)と違って、この北側を担当しているのは特務隊ではない警備隊。
たぶん広くて大部隊を配備させやすいから、練度が低い兵はここに回したんだろうな(^^;)
でも、素人同然の棒立ちの彼らは、為す術なくやられていきます。
「ぬるいわ、地球種が~~~!!」
事前にいろいろ情報を入手しているであろうザントさん的には、数が多くても警備隊では脅威にならないと判断し、この方角から攻め込んだのでしょう。
それにしても、ミューセルを使ってる&新型MSの性能が高いとはいえ、ザントさん強すぎです(^^)
ず~~~~っとダウネス内で指揮をしてたから、パイロットとしてここまで強いとは思いませんでした(^u^;)
乗ってるMSは、フレームで隠れている顔、腰を落としたような体勢、素早く動いてクローで攻撃すると言った点で、アサシン(暗殺者)って雰囲気です。
特殊任務の工作員によく似合う機体です。

北側の警備隊が撃破されている報告を聞いたアセム隊長は、救援に行くことにします。
現れた敵機が3機であることと、敵の陽動の可能性もあることから、他の隊員達には現在地で待機させつつ1人で向かうことに。
このあたり、隊長としての冷静な判断と的確な指示が出来ていますね。
1年前だったら、何も考えずに1人で飛んで行きそうですし(^^;)

「ガンダムか? また会えるとはな・・・」
自分達が地球に下りる原因を作った因縁の敵の出現に、どこか嬉しそうなザントさん。
色が変わってるのに、よく一発で分かったな・・・(^v^;)
アセムの方は、ザントさん自身のことは知らないでしょうが、長い間追っていたであろう潜入工作員が相手なわけです。
しかも、潜入されたのが自分がダウネスを破壊した時だろうから、そういう点では因縁の相手と言えます。

さっきまでの棒立ちアデル隊と違って、何人ものXラウンダーを倒したアセムのガンダム相手じゃ勝ち目ないんじゃ・・・と思いきや、ザントさん、なかなか健闘してます。
ミューセル&新型MSの性能?
いや、ザントさんはきっと、グレートスーパーゴールキーパーパイロットなんだよ!!

「なぜ邪魔をするか、ガンダム?」
戦闘中、ザントは話しかけます・・・って、何で会話できるの!? 前回もそうだったけどさ~?
・・・通信を送ってるように見えて、実は拡声器で呼びかけてたりして(^^;)
いや、ヴェイガンがオルフェノア経由で入手した情報の中に、連邦軍の通信チャンネルもあった、とかでしょうけど(^_^;)
まあ連邦もバカじゃないから、本当に大事な情報は傍受されても構わないように暗号通信にしてるでしょうし。

ちなみに第1部でも、戦闘中に敵との会話があったので見返してみました。
第14話だと、フリットに呼びかけたデシルの声がフリット以外には聞こえてなかったのと、その後会話してたのがフリット・デシル・ユリンだけなので、Xラウンダーの能力によるものだと思います。
第2部でもフリットとデシルが戦闘中会話してたし、デシルが現れたのをフリットが感知してたので、この解釈で合ってると思います。
第15話では、ギーラ・ゾイがフリットに話しかけていました。
ギーラさんはスパイだったので通信チャンネルを知ってたのかも知れませんが、実はあの空間には空気があって、拡声器で・・・いや、これは無理があるか(^^;)

あと、使ってるチャンネルは軍用のものではなく、民間でも使われてる一般的なものという可能性もありますが・・・
まあ深く考えても仕方ないので、ともかく通信をザントは送った、アセムは拾った、これでOKです(^v^)v

で、ザントさんからのメッセージですが、
「腐りきった連邦軍の実態は、今まさにさらけ出されたではないか」
自分達の身の保身の為、真実を隠し、地球を敵に売った、そんな腐敗の象徴のような人間が国家の代表である地球。
そんな者達に、守る価値があるのか? 
そして、それでも尚、命を賭けて戦うアセムのことを愚か者呼ばわりするザント。
言い返そうとするアセムですが、ザント配下のドラド2機が行く手を阻みます。
ガンダムの相手を部下達に任せ、任務遂行を果たすためザントさんのMSは式典会場に飛んで行きました。


ザントの任務とは、利用価値が無くなり、ヴェイガンの秘密を知っているオルフェノアの抹殺。
式典会場に降り立ったザントさんのMSは、棒立ちアデル4機を瞬殺!
自分の身は安全だと思っていたオルフェノア首相はうろたえ、ザント機に向かって叫びます。
「何故だ!? 何故私を殺さねばならんのだ!? 私はこれまで上手く立ち回っていたハズだ!! 地球での信頼を得たまま、イゼルカントの理想にも理解を示し・・・」
・・・自分の功績ばかりアピールしてますね(-_-;)
さらにオルフェノアは、イゼルカントとの折衝を続けていたからこそ、地球は壊滅的被害は受けなかったと訴えます。
しかし、そんなオルフェノアに向かってフリットは言います。
「奴ら相手に、そんな浅はかな交渉が通じるものかっ!! あなたはただ、利用されていただけなのだ!」
迫り来るザント機。
「これが、あなたが自ら招いた結果だ」
その言葉を肯定するように、ザント機から照射された照準用レーザーがオルフェノアの眉間に当たります―

「安心しろ。あなたを殺させはしない」
フリットにしてみればオルフェノアは許せない存在ですが、知ってることを洗いざらい吐かせる必要もあります。
アセムのガンダムが会場に駆けつけけたのでザントの相手を任せ、憲兵達にオルフェノアを拘束させました。
その拘束を振り払おうとしつつ、オルフェノアはフリットに言います。
「私という交渉人を失ったら、ヴェイガンと連邦が歩み寄る日は永久に来なくなるぞ! 地球をめぐり、この戦争はどちらかが完全に滅びるまで続くことになる!」
ここに至っても、まだ自分を正当化させるオルフェノア。
しかし、フリットは一喝します。

「もとよりそのつもりだ。私が目指すのは、ヴェイガンの殲滅なのだから!」

舌論で優位に立とうとした相手を、極論で切り捨てるフリット!!
まったくブレません、この人は(-_-;)

再び拘束されたオルフェノアは悔しそうに叫びます。
「ふ、復讐に取り憑かれた男が・・・!? 私を失ったことを後悔するがいい!!」
捨て台詞を残して、連行されていくオルフェノア。
一見正論じみたことを言ってますが、交渉するのは別にこの人じゃなくてもできるよな(^_^)?
というか、秘密裏に接触するのではなく、堂々と公の場で 宣言できる人間がやる方がいいに決まってます。
結局オルフェノアのやってたことは保身以外のなにものでもなく、自分の身が安全なら何処のコロニーが襲われても見て見ぬフリです。
ヴェイガンに脅されて仕方なくというならまだマシですが、実際はちゃっかり私腹まで肥やしてるのだから論外です(゜w゜)

・・・まあ、フリットのことを「復讐に取り憑かれた男が!」と言いたくなるのは分かりますがね(^^;)

「フ、戦わずして、何も守ることなど出来ないのだよ!」
そう呟くフリット。
ヴェイガンの方が妥協するとは思えず、そうしないと地球に平和が来そうもないからとはいえ、全滅させるというのはやり過ぎな気が・・・(゜д゜)
ちょうどこの前見た『ゴッドマーズ』第30話で、フローレが言ってた言葉がピッタリだと思ったので書いときます(^u^;)>
「あなたの考えは、どこか間違っているわ!!」


で、舞台を式典会場に移したアセムとザントの戦いも終わりに近づいてきました。
ザントさんからして見れば、利用価値の無くなったオルフェノアを内通者だと暴露して地球種の愚かさを証明する計画は、フリットが事前に告発したので失敗。
ヴェイガンの秘密を知ってるオルフェノアの抹殺もアセムに阻止されたわけです。
一刻も早く撤退して次の計画に備えたいところでしょうが、アセムのガンダムがそれを許しません。
しかも、先ほど違って今度はアセムのガンダムが押しています。
「何故だ!? 何故、貴様はそこまで戦えるっ!?」
地球種を愚かで守る価値など無いと考えるザントには、アセムがこうまで戦える理由が分かりません。
しかしアセムには、自分が何の為に戦うのか? 誰の為に強くなるのか? それがちゃんと分かっていました。
「俺は自分や組織のために戦ってるんじゃない・・・。俺には、かけがえのない人達がいる!!」
アセムの心に浮かんだのは、トルディアにいる母エミリー、妹ユノア、曽祖父バルガス、そしてロマリーの姿でした!

「だから戦うんだ!! 守り続ける為にっ!!」

ウルフ直伝の二刀流でザント機を切り裂くアセムのガンダムAGE-2。
爆発寸前のコクピット内でザントが呟いたのは、故郷に残した妻のことではなく(←思い出してやれよ(-_-;))、イゼルカントへの謝罪の言葉でした。
「この命、願わくは〝エデン〟の土とならんことを・・・」
祈りが通じたのか、ザントの目に〝エデン〟の幻が映りました。
「見えた・・・。〝エデン〟・・・!!」
乗り手が歓喜に咽ぶ中、MSは爆発しました―

1つ気になったのは、この幻みたいなエデンの風景って、この時代の地球にあるのかってことです。
かつての大戦の爪跡とか、開発されて自然が残ってない所も多そうなので、美しい景色の場所って少なそう(-_-;)
まあザントさん1年くらい地球にいたわけですけど、最期まで絶望せず妄想できたくらいですから、実際残っているか、或いはイゼルカント様が作ってくれるとでも思ってるのかってトコでしょうか(^^;)


この後の出来事は、ナレーションで淡々と説明されました。
ヴェイガンと通じていた者はオルフェノア夫妻以外にも、軍上層部や政府内にかなりの数がいたのですが、フリット率いる粛清委員会が1人残さず捕らえられました。
で、新たな指導者を立てて新生地球連邦政府が出来たのですが、フリット達の息のかかった人間でしょうから、対ヴェイガン政策を進めるものと思われます。
考えたら第1部の頃からグルーデック艦長が「今の連邦上層部は腐ってる」「腐ってる」と連呼してたわけですから、第2部になる前までに改革しとくべきでしたね。
まあ、その頃のフリットにはそこまでの権限は無かったのでしょうが。

一方イゼルカントは、生きていたゼハートをコールドスリープで眠らせていました。
大気圏突入の際、ドールのゼダスMが守ってくれたので助かったのでしょう。
(ドールの方は、コクピット内でばヘルメットのバイザーにヒビが入ってたくらいなので、生存は絶望的でしょう)
イゼルカントは、眠るゼハートに語りかけます。
「今は眠れ。次の時代にもお前の役目はある。ゼハート・・・」
兄デシルのように、ゼハートも時代をまたいで戦い続けることになるようです。

連邦・ヴェイガン双方ともしばらくは動けないでしょうが、いずれ時が来たらまた戦いの幕が上がります。
その時は、これまで以上に戦いが激しくなる―
そう示唆させる不安なラストでした。


その雰囲気で終わるのも何なので、最後は明るい話題となりました。

アセムが特務隊隊長になり、ロマリーがトルディアに帰ってから数年。
2人は結婚式を挙げました。

ロマリーって、話が戦闘中心になると出番が極端に減ったりしました。
(ストーリーがバトル物にシフトした関係で、出番が激減してしまう少年漫画の非戦闘要員のヒロインみたいですね)
でもこの第2部最終回では、メインヒロインとしてきちんと扱われました。
第1部のフリットとエミリーは、エミリーの方は良かったのに、フリットの方がイマイチ(ユリンのことがあるので仕方ないとはいえ)だったのが残念でした。
第2部のアセムとロマリーは、それまでの話で2人の気持ちが分かりづらかったものの最終回でキッチリしたので、いい感じだと思います。
こういう、最後にヒロインがちゃんと報われる展開は好きです(^^)

結婚式で2人を祝福していたのは、エミリー、ユノア、バルガス、ディケ、アリーサ、マックス、ミレース、イリシャ、ウィルナ、エル、シャーウィー、マシル、ロッド・アブス、マリスとルージ、ロマリーの友達2人、金髪の美女。

オブライトさんがいないのは、レミを失った悲しみがまだ癒えていないのか、それとも任務の最中だからでしょうか?
フリットがいないのは軍の仕事が忙しいからでしょうが、いつも通りビデオレターを送っているでしょう。
アルグレアス君もいませんが、考えたらあの人、2人とは接点少ないですからね。
意外なのは、ディーヴァブリッジの男性メンバーで、エル軍曹のみ出席してるんですよね。他の人達は忙しいのでしょうか?
マッドーナ工房の人達がいないのも意外です。
あと、金髪の美女だけ誰だか分かりません。ロマリーの友達2人(名前は不明)とかは分かったのに(>_<)
そばにディケとアリーサがいることから考えて、ディケの嫁(アリーサのママ)でしょうか?
なんにせよ、ロッド・アブスさんが再登場(しかも一番嬉しそう)なので、それでよし!!(^o^)v


最後になりますが、第2部のテーマって何なんでしょうか?
やっぱり、「友情と恋とMS」?(^^;)
個人的には、「共感と和解」だと思っています。
アセムは、裏切ったと思ったゼハートの戦う理由を知り、最後には共闘しました。
一度は心が離れたロマリーの謝罪の言葉を受け止め、そのままの彼女を受け止めることができました。
それは、復讐心に囚われた父・フリットには出来なかったことです。
アセムは父を超えたいと思っていましたが、彼なりのやり方でそれは達成できたと思います。
それ故アセム・アスノが主人公の物語は、ここで幕を下ろすのでしょう。

第3部でキオの父としての登場や、再び目覚めたゼハートとの再会が今から楽しみです(^o^)

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