「俺には…何もないんだよ…っ!!」
2012.03.31 (Sat) | Category : アニメ(『ガンダムAGE』)
『機動戦士ガンダムAGE』第24話の感想その2です。
アセムとゼハート―かつて友と呼び合った2人は、互いの生まれた星が違う故、今は敵同士となりました。
そんな2人が、ソロンシティで再会を遂げます・・・
(本文は4月2日に更新したのですが、管理人はまだ次の第25話を見てないので、全然見当違いのことを書いてる可能性があります。あらかじめご了承下さい)
アセムとゼハート―かつて友と呼び合った2人は、互いの生まれた星が違う故、今は敵同士となりました。
そんな2人が、ソロンシティで再会を遂げます・・・
(本文は4月2日に更新したのですが、管理人はまだ次の第25話を見てないので、全然見当違いのことを書いてる可能性があります。あらかじめご了承下さい)
前回のラスト、フリットはグルーデックと再会しました。
てっきりフリットの方から会いに行ったのかと思っていたのですが、実はグルーデックの方からの呼び出しです。
さすがはグルーデックというべきか、軍刑務所にいる間もいろいろと情報を集めていたようで、そのことをフリットに伝えようとしたのでした。
その内容は、連邦軍にヴェイガンと繋がっている者がいる?というもの。
今日は人が多いので明日またここで会おうと言うグルーデックは、確かな証拠を持ってくると耳打ちして去ります。
・・・露骨な死亡フラグですね(^_^;)
一方、前回ラストで懲罰房に入れられたアセムに、アリーサが差し入れとして食事を持ってきました。
格子越しに食べさせようとしたものの、アセムが食べようとしないので、そうこうしている内にウルフ隊長に見つかってしまいます。
まあウルフさんは固いこと言わない人だし、そもそもアセムの謹慎が終わりと言いにきたので、多めに見られました。
(タイミングと来た人次第では、アリーサも懲罰房入りにされてたでしょうね(^^;))
部屋を出ても浮かない顔をしているアセムに、アリーサは気分転換に外出を勧めます。
「外か・・・。行ってこようかな・・・」
ようやくアセムが食いついたので、「よかったら、私もついてってやろうか♪」と言うのですが、アセムはスルー。
露骨にイヤな顔をするアリーサを見て、さすがのアセムもアリーサの気遣いは分かったらしく「ありがとう、アリーサ」と礼を言います。
それで気をよくしたのか、アリーサは明るい声で送り出します。
最近マックス先輩と仲が良かったアリーサですが、今回は積極的にアセムの面倒を見ています。
なお、廊下に出てからの一連の流れを、遠くからロマリーが見ていました。
ロマリーは2人を見て、何を思ったのでしょうか?
ゼハートもまたソロンシティへとやって来ました。
その目的が何か気付いたデシルは、からかうように聞きます。
「ソロンシティに来たのは、お友達(アセム)に会うためか?」
ムッとするゼハートですが、図星だから反論できません。
この場面ではないのですが、ダズさんもゼハの外出には反対してます。
「本当に行かれるのですか、アセム・アスノの下へ? ・・・彼のことは、もう諦めたはずでは?」
こんな言い方をするあたり、ダズさんもアセムとゼハートのことを熟知している模様。
まあ1年半一緒にスパイ活動してたし、案外精神的に未熟なところのあるこの司令官の相談相手にでもなっているのかも知れません。
一方デシルは、弟に自慢するように言います。
「まあいいさ。その間にクロノスの改造が終わる。今技術官を総動員して、極限まで性能を上げさせている」
この前フリットに押された(いいようにやられた)のは、機体が自分の能力に追いつけなかったからだと言うデシル。
「負けた」と言わないあたり、相変わらず負けを認めるのがイヤなようです。
とは言え、フリットの数にものを言わせたやり方もどうかと思うので、そう言いたくなる気持ちは分からんでもないですが。(まだまだ戦う気マンマンでしたしね)
ともかく、勝手に整備規定を無視したことをやらせていることに驚くゼハ&ダズ。
「全ては緻密な計画の下、動いています。命令に従って下さい」
おお、さすがゼハート司令!!
大局的にものを考え、イゼルカント様より預かっている軍の行動も各部署・各部隊、細かく取り決めしているのでしょう。
でも、予想通りデシルは聞く耳持ちません。
苦々しい顔を浮かべるゼハートでした。
ところでデシルとゼハートは、どちらも自分の能力に機体が追いつかないわけですが、制御マスクを付けて能力を安定化させてるゼハに対し、デシルは機体の性能アップで能力を発揮できるようにしました。
デシルとゼハートの能力が互角だとしたら、デシルの方が強くなりそうですが・・・
なんか機体が限界を超えて、爆発とかしそうですね(^^;)
それから、この前デシルと『レイズナー』のゴステロは似ていると書きました。
ゴステロの声を担当したのは広瀬正志氏。
『ガンダムシリーズ』だと初代『ガンダム』のランバ・ラル、『ガンダムX』のカトック、『08小隊』のバレストでおなじみの方です。
『キン肉マン』では相撲超人リキシマン(原作での名称はウルフマン)の声を担当していました。
(今週のウルフマンネタおしまい)
ソロンシティの街を歩くアセム。
前回のテクノソロン社のおっさんのせいでうさんくさいコロニーという感じがしますが、さすがに住人達は普通の人達です。
待ち合わせ場所ではしゃいでいる少年達を見て、ハイスクール時代を思い出すアセム。
(このシーン、16話と17話の映像を流用してるのですが、17話では挿入歌が流れて台詞は無かったので、今回台詞を新録してます。マシルとシャーウィーの声も久し振りに聞きました。)
ゼハートのことを思い出したアセムは、物憂げな表情で池のほとりに佇んでいました。
「アセム」
ゼハートのことを考えてたからか、彼の声を思い出したり、水面に姿を思い浮かべるアセム
・・・と思いきや、ゼハート本人がホントに現れたのでした!?
驚くアセム。(そりゃそーだ)
まあゼハの方が会いに来たってのは、直前のシーンを見てたら分かりますが(^u^;)
ちなみに、ゼハートは例の仮面を外してます。
恥ずかしいから昔の自分の姿で会いたかったのでしょう。
ともかく、ゼハートはアセムを説得に来たのでした。
戦う宿命を背負っている自分と違い、アセムは戦わない道を選べると。
それを選べばどうなると聞くアセムにゼハートは、答えます。
「お前はお前のままでいられる。・・・優しい、私が好きだった友達のアセムのまま」
これはゼハートの本音でしょう。
ゼハートが危険を侵してまで(←とてもそうは見えないけど(^^;))アセムに会いに来たのは、戦いを止めさせたいからです。
ですがアセムにとって、戦いを止めることは選べません。
「戦わなきゃ・・・戦って結果を出さなきゃ、誰も俺を認めてくれないんだっ・・・!!」
アセムというこの番組の主人公は、ともすれば父とゼハートへのコンプレックス以外の印象が薄く感じる面があります。
逆に言えばそれだけ2人との力量差に悩んでいるわけで、それがこの場面で極端な形で表れました。
必死になって追いかけている相手から自分のしていることを否定され、アセムは思わず本音を呟きます。
「俺はお前が羨ましい。力を持ったお前が・・・!!」
しかし、持ちえぬ力を求めてまで戦いを続けようとするアセムを見て、ゼハートは説得は無理だと悟ります。
ゼハートは懐から銃を取り出し、アセムに向けます。
「お前が戦場にいては、私が私でいられなくなる。目的の妨げになる」
またも出たゼハートの本音、しかし、今度のはアセムには理解できないでしょう。
絶望的に噛みあわない会話。
最近戦闘中の会話で互いの心に近づいている感じだったのに、直接会ったこの会話で互いに相手を遠ざけることを言ってます。
「私は、ヴェイガンだ!」
「やめてー!」
緊迫した状況を破ったのは、ロマリーの声でした。
アセムが心配でついて来たのでしょうか?
と思ったら、ゼハートの方へ行ったよ?
「ゼハート! 私・・・ずっと、ずっと会いたかった!」
「・・・!?」
ロマリーの言葉に呆然とするアセム。
まさかロマリーは、アセムについて行ったらゼハートに会えるとでも思っていたのでしょうか?
恐るべき嗅覚(--;)
だとしたら、さっきのアセムとアリーサの会話を見ても、2人のことは眼中になかったのかも知れません(^^;)
突然出てきたロマリーに予想外のことを言われ、きょとんとしてるゼハート。
我に返ったアセムは、ここぞとばかりにタックルをかまし、ゼハが落とした銃を拾ってホールドアップ!
「動くなよ、ゼハート!!」
そして、呆気に取られているロマリーに言います。
「ディーヴァに知らせるんだ! ヴェイガンの兵士を捕らえたと!」
・・・・・・
何故でしょう?
ノコノコ1人でやって来た敵兵士(※アセムはゼハが司令官だとは知らない)を捕らえる―
ヴェイガン憎しの父・フリットなら迷うことなく取る行動でしょう。
いや、別に敵を憎んでなくとも、軍人としては正しい行動のハズです。
なのにアセムのやってることは、これ以上ないくらいセコい感じがします(-_-;)
まともにやって勝てない相手を、反則じみたやり方で負かした感じがするからでしょうか?
或いは、ロマリー絡みのことでショックを受けた末の行動に見えるからでしょうか?
どのみち軍人としての行動には見えないから、みっともなく見えるのでしょう(^^;)
血走ったアセムの目に、その必死さが表れています。
予想外のアセムの行動に、唖然としているゼハート。(よっぽどショックだったのでしょう)
その時! ロマリーがゼハートを庇って、アセムの前に立ち塞がります!?
「アセム、お願い! 銃を下ろして!」
「何だよ、ソレ・・・? ナンデソンナコトスルンダヨ・・・?」
いつの間にか自分の方が悪者にされたみたいな感じで、ショックのアセム。
我に返ったゼハートは、ここぞとばかりに立ち上がって、ロマリーをアセムの方に突き返します。
そして池の中から隠していたゼイドラを出現させ、乗り込んで逃走。
「ゼハート~!!」
逃げるゼハを見て、悔しがって叫ぶアセムでした。
思わず三角関係っぽくなった3人ですが、ここで疑問があります。
この3人って、そんな関係だったの?
「好き」とか「嫌い」とかでハッキリしてるのは、ゼハートがアセムを「好き」ってことだけのような(^_^;)?
アセムは、ゼハートのことはまだしも、ロマリーに固執してるとは思えなかったのですが。
まあ察するに、いつぞやの「いいなぁ・・・」→前回の「ゼハートだって・・・」→今回の「私、ずっと会いたかった」っての立て続けに見て、それまで意識してなかったロマリーのことを急に意識しだした、それも自分が勝てない相手(ゼハ)に取られるとでも思い始めた、ってトコでしょうか?
ゼハートは、ロマリーのことをあまり気にしてなさそう。
ロマリーが軍人になったことを今回初めて知ったのに、まったくショック受けてなかったですし。
ロマリーがゼハートのことを意識しているってのは、学園編の頃からそれとなく伏線があったので分からなくはないのですが。
ロマリーが軍に入ったのもアセムを追いかけてではなく、ゼハートに会いたかったから、でいいのかな?
ただ、逃げるゼハートに「私も連れて行って!」とかの言葉は出てないんですよね。(家族や友人が敵になるのがイヤってのも当然あるとは思いますが)
もしかしたらロマリーの望みは、「昔のように〝3人で〟一緒にいたい」とかなのかも知れません。
考えたら、ゼハートに「会いたかった」と言ったとはいえ、アセムとは「会いたくない」わけじゃありませんし(^^;)
そう考えると、何だかんだでアセムのことを心配していたのも納得がいきます。
するとアリーサとのやり取りを見ていた時も、アセムが取られないかハラハラしていたのかも知れません。
よかったな、アセム♪ まだチャンスはあるぜ(^v^)b (そうか?)
コロニーから脱出したゼハートのゼイドラですが、ディーヴァMS隊の追撃を受けています。
機体の反応をレーダーに捉えられたからですが、潜入する時はどうしたんだろう?
まあ、いつの間にかコロニー内に侵入していて突然姿を現すというのはヴェイガンの十八番なので、どうとでもなるのでしょうが。
(MSで直接移動したのではなく一般車両とかを使って運んだとか、ヴェイガンの息のかかったコロニー管理者に運ばせたとか)
ウルフ達4人の機体を、後から追いかけてきたアセムのガンダムAGE-2が追い抜きます。
そして、そのままゼイドラに攻撃するAGE-2。
「ゼハート! 俺だって、お前を撃てる!!」
説得も空しく、戦うことを止めまないアセムに、ゼハートは怒りの攻撃を繰り出します。
「お前は何も分かっていない! (中略)力だけでは私には勝てない!!」
手玉に取られるアセムですが、闘志は少しも鈍りません。
ゼハートも受けて立ちます。
「やれるんだ!」
「私が私であるために!」
「「お前を落とす!!」」
2人だけで盛り上がってるところに、水を差すようにビームが飛んできます。
「そこの赤! 相手はガンダムだけじゃねえ!」
ウルフ達が加勢に来ました。
いくらゼハートでも、1VS5では不利、ウルフ曰く「籠の中の鳥」です。
ところが、そこへ援軍が現れます。
「へっ、1人1機か。軽すぎんぜ!」
やってきたのは4機のゼダスM。
「あいつ等、この前のXラウンダーですよね?」
マックス先輩のいう通り、現れたのはマジシャンズ8の内の4機。
前回台詞が無かったドール・フロスト。この人がリーダーで、ゼハートに忠実なようです。
それから、前回ゼハートに食って掛かっていたグリンとミンク。
そして、今回初めて顔を見せたゼル・ブラントです。
数の上では5VS5ですが、相手は全員Xラウンダーで、ウルフ隊は非Xラウンダー。
これでは勝ち目が無い!?
その時、フリットのガンダムAGE-1フラットが現れ、ゼダスMに向けてドッズライフルを放ちます。
「くっ! この距離で当ててくるとは!?」
驚くマジシャンズ8。
アセムは、フリットに仲間の援護にいくように言われ、しぶしぶ従います。
強敵を前に、自ら相手を務めるゼハート。
そして始まるXラウンダー同士の戦い。
「AGE-1の性能は、AGE-2より劣るハズなのに・・・」
それでもゼハートと渡り合える父を見て、自分との違いに呆然とするアセム。
「フリット・アスノ、さすがだな! だが、私も進化しているのだ!!」
しかし、ゼハートの能力が上のようで、フリットがやや押されます。
「これ程までの能力とは・・・!?」
そこへ、新たなヴェイガンMS4機が出現。
これで6VS9となりました。
一方、アセムにディケからの通信が入りました。
前回設計データで表示されていたガンダムの新しいウェアが、遂に完成したのです!
発射されたウェアに換装し、AGE-2が新たな姿に進化!
その名も、ガンダムAGE-2ダブルバレット!!
ダブルバレットは複数の敵を相手にしても戦える形態です。
両肩に付いているツインドッズキャノンが巨大なビームを放ち、増援に来たMS2機を爆発させます。
「僕が倒す! ゼハートだって俺が!!」
珍しく一人称が「僕」になったと思ったら、すぐに「俺」に戻るアセム。
フリットを上回るゼハートの力に戦慄を感じつつも、新たに手に入れたガンダムの力に気持ちが高ぶっている、そんな精神状態なのでしょう。
(まあ一人称が統一されてないなんて、昔の漫画じゃよくあったので、深く考えなくてもいいかも?(^_^;))
ダブルバレットを脅威と見たミンクが叫びます。
「グリン! ゼル! 2人で片をつけな!」
言われた通り、2人がかりで襲い掛かるグリンとゼル!
「ゼル! いくぜ!」
「ああ。2VS1ってのは、好きじゃねえが・・・」
ダブルバレットを砲撃用の機体と判断し、苦手そうな接近戦を仕掛けるXラウンダー2人。
しかし、アセムは左右から斬りかかって来た敵のサーベルを、ガンダムのビームサーベルで切り結び、受け止めます。
この辺り、接近戦が得意なアセムの腕前でしょう。
そして何と、ツインドッズキャノンの銃身が分離し、残った砲門から出たビームが巨大なビームサーベルとなりました。
そして巨大ビームサーベルが弧を描き、グリンとゼルのゼダスMをなぎ払いました。
「グリン!? ゼル!? よくもぉ~~~っ!!」
2人の死を見て、怒りの突撃をかけるミンク。
しかしアセムは冷静に、ダブルバレットの背部に装備されているミサイルを発射。
その弾幕に怯むミンク。
後退しながらやり過ごそうとするものの、ミサイルに追尾されます。
死を覚悟したミンクを間一髪救ったのは、ゼハートのゼイドラでした。
「下がれ、ミンク!!」
「しかし、あいつは・・・!!」
「これ以上、私の部下を死なすわけにはいかん!!」
「あっ・・・了解」
先にミンクを行かせ、その後でゼハートも撤退。
「アセム。ガンダムの性能に助けられたな」
そう呟くゼハートでした。
ゼハートの後に続いたゼダスMは、たぶんドール機でしょう。
また、自軍の撤退に戸惑ってスキを見せたドラドがマックスさんのアデルのサーベルでやられました。
ここで確認してみましょう。
ヴェイガン側の機体は9機。ゼイドラと、最初に援軍に来た4機のゼダスM、その後援軍に来た4機。
撤退したのは、ゼハートのゼイドラとミンクのゼダスMと、多分ドール機のゼダスM。
グリンとゼルのゼダスMはダブルバレットの巨大サーベルで倒されました。
ダブルバレットのビームで破壊されたのが2機。映像を止めて確認したところ、共にゼダスMみたいです。
それからマックスさんに倒されたドラドが1機。機密保持の為にドラドの自爆装置が作動し、危うくマックスさんも巻き込まれるところでしたが、間一髪フリットが助けました。
もう1機いたはずですが、画面に映ってないところでウルフさんあたりに倒されたのでしょうか? その1機がどの機体だったのかも不明です。ドラドかな?
で、今回の戦いで少なくとも4機のゼダスM = 4人のXラウンダーが失われたことになります。
早くも人数が半分に減ったマジシャンズ8。
貴重なXラウンダーをこんなに失ったら、そりゃゼハートも焦ります(^u^;)
作戦前にデシルに説教してましたが、これで本当に緻密な計画なのでしょうか?
そりゃ今回のアセム説得がうまくいってたら、連邦の戦力は減らせるし、ゼハは惑わされることなく戦士でいられたのでしょうが、結果は大失敗です。
デシルのクロノスの改造に技術班を回して正解だったりして(^^;)
さて、遂に登場したダブルバレット。ディケ曰く「一度に多くの敵とでも戦える」装備です。
射撃主体の機体ですが、接近戦が得意なアセム向きの装備もあるあたり、さすがAGEビルダーの設計です。
Xラウンダーの能力や連携攻撃に対抗する為に、広範囲・高威力で攻撃するコンセプトなのでしょうね。
あの巨大なビームやサーベルは、見た目からしてスゴイ威力を持ってるのが分かります(^^)
余談その1:
あの自在に動く巨大サーベルを見て、『Vガンダム』に登場するコンティオを思い出しました。
玩具「MS in Pocket」だと、両肩にビーム砲に巨大サーベルが取り付けられるのです。
なので、両肩から巨大サーベルが出ている状態に出来ます。
ちなみにMS in Pocketは1/144のプラモとほぼ同サイズですが、コンティオに関してはプラモよりもボリュームがあるのでオススメです(^o^)
余談その2:
ダブルバレットのミサイルの名前は「カーフミサイル」。
『レイズナー』の主役機レイズナーのミサイルと同じ名前ですね。
しかしあのミサイル、ミンクは慌てて逃げてましたが、ゼハートは防御体勢で受け止めていたので、イマイチ威力が分かりません(^3^;)
戦いが終わってディーヴァに戻ったアセム。
大活躍したものの、ゼハートが言う通りガンダムの性能に助けられたからと思ったらしく、浮かれた顔はしてません。
むしろ、フリットよりも強いことが分かったゼハートを脅威に感じていました。
「ゼハートが父さんを凌ぐXラウンダーなら、俺はどうすればいいんだ・・・? ・・・あっ!」
その時、前方にロマリーがいることに気付くアセム。
「アセム・・・」
しかし、話しかけてきたロマリーから目を背け、アセムは無言で通り過ぎました。
またも出たアセムスルー。
同じ話で2回もスルーさせるあたり、アリーサとの対比なのでしょうか?
しかし、前半のアリーサ相手の時はちゃんと「ありがとう」と言ってましたが、ロマリー相手にはそれがない。
まあ、ロマリーが何考えてるか分からないのが原因でしょうけど(^^;)
その頃MSデッキでは、フリットが持ち帰ったドラドの頭部が収容されました。
マックスを助けた際、自爆ユニットが作動する前に切り離すことで入手に成功した物です。
前話では敵機体の一部を入手したと言ってましたが、今回は頭部を丸ごと入手。調べれば、いろいろなことが判明するでしょう。
「後の分析は任せてくれ」
「頼む」
おお、久し振りのフリットとディケの会話です!
上官になったフリットに対等な口を聞くあたり、2人の関係は昔のままでしょう(^_^)
その時、メカニック達の間にざわめきが起こりました。
コクピットにいたパイロットが外に出されたからです。
そのパイロットは既に死亡していたのですが、フリットは彼が被っているヘルメットに興味を持ちます。
それは、かつてアンバットで戦ったギーラ・ゾイが被っていた物と似ていました。
サイコメット〝ミューセル〟。
Xラウンダーでない者に、Xラウンダーと対等に戦える力を与えられるというシステム。
何故マジシャンズ8に混じって一般兵のドラドが出撃したのか不思議でしたが、このシステムのテストの為に出たのでしょう。
それにしてはマックスさんにあっさり倒されてましたが、アレはマックスさんの不意の突き方が上手かったとか、或いはギーラ・ゾイも懸念していた通りまだまだ改良の余地があるとか、或いはドラドのパイロットは適正がなかったとか、いろいろ考えられます。
ともかく、アセムが力を求めている時にその力を与えるシステムが手に入ったわけで、次回予告を見たところアセムはミューセルを使うみたいです。
第1部ラストで唐突に出てきたミューセルですが、ここへ来て再び物語に登場し、味方サイドの切り札になりそうです。
伏線の張り方が非常に上手く、これまでのアセムの描写も丁寧だったことが分かります(^^)v
・・・それなのに、アラベルの伏線回収の方は何故?(T_T)
で、グルーデック暗殺です。
まあ、だいたいの感想は前回書いたので、アラベル以外のことを。
用済みとなったアラベルは黒服達に始末されるわけですが、その黒服達の上にいる黒幕は一体?
まあグルーデックを暗殺するぐらいですから、彼がフリットに伝えようとした連邦軍内部の内通者だとは思いますが。
その人物は、これまで出てきたキャラでしょうか?
或いは、まだ第2部に登場していない第1部のキャラでしょうか?
でも、この番組のことなので、意外でも何でもない、唐突に出てきた新キャラになりそうな気もしますが(^^;)
あと、グルーデックは最後の力を振り絞って証拠のデータを消してたのですが、その行動が意味することは?
第三者の手に渡ってはいけないものとかでしょうか?
結局フリットが発見した時には、グルーデックは事切れていました。
「グルーデックさあぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
降りしきる雨の中、フリットの絶叫が響きました。
そんなわけで、唐突な出来事の連続で一気に話が進んだ回でした。
ミューセルを手に入れたアセム、脅威の性能のダブルバレット、アセムの説得に失敗したゼハート、半分壊滅したマジシャンズ8、ゼハートについに会えたロマリー、強化されたクロノス、グルーデックの謎の行動の意味、謎の黒幕、アラベルの謎の過去―気になることはいっぱいあります。
あと、今回のフリットはグルーデックやディケと喋ってたせいか、昔みたいに表情豊かでしたね。
生前グルーデックが言ってた「戦争はとんでもない展開を見せる」かも知れないという情報。
その予想が正しいとしたら、物語は想像もつかない局面を迎えるのかも知れません・・・
次回も楽しみです(^^)/
というか、これから見ます(^^)>
てっきりフリットの方から会いに行ったのかと思っていたのですが、実はグルーデックの方からの呼び出しです。
さすがはグルーデックというべきか、軍刑務所にいる間もいろいろと情報を集めていたようで、そのことをフリットに伝えようとしたのでした。
その内容は、連邦軍にヴェイガンと繋がっている者がいる?というもの。
今日は人が多いので明日またここで会おうと言うグルーデックは、確かな証拠を持ってくると耳打ちして去ります。
・・・露骨な死亡フラグですね(^_^;)
一方、前回ラストで懲罰房に入れられたアセムに、アリーサが差し入れとして食事を持ってきました。
格子越しに食べさせようとしたものの、アセムが食べようとしないので、そうこうしている内にウルフ隊長に見つかってしまいます。
まあウルフさんは固いこと言わない人だし、そもそもアセムの謹慎が終わりと言いにきたので、多めに見られました。
(タイミングと来た人次第では、アリーサも懲罰房入りにされてたでしょうね(^^;))
部屋を出ても浮かない顔をしているアセムに、アリーサは気分転換に外出を勧めます。
「外か・・・。行ってこようかな・・・」
ようやくアセムが食いついたので、「よかったら、私もついてってやろうか♪」と言うのですが、アセムはスルー。
露骨にイヤな顔をするアリーサを見て、さすがのアセムもアリーサの気遣いは分かったらしく「ありがとう、アリーサ」と礼を言います。
それで気をよくしたのか、アリーサは明るい声で送り出します。
最近マックス先輩と仲が良かったアリーサですが、今回は積極的にアセムの面倒を見ています。
なお、廊下に出てからの一連の流れを、遠くからロマリーが見ていました。
ロマリーは2人を見て、何を思ったのでしょうか?
ゼハートもまたソロンシティへとやって来ました。
その目的が何か気付いたデシルは、からかうように聞きます。
「ソロンシティに来たのは、お友達(アセム)に会うためか?」
ムッとするゼハートですが、図星だから反論できません。
この場面ではないのですが、ダズさんもゼハの外出には反対してます。
「本当に行かれるのですか、アセム・アスノの下へ? ・・・彼のことは、もう諦めたはずでは?」
こんな言い方をするあたり、ダズさんもアセムとゼハートのことを熟知している模様。
まあ1年半一緒にスパイ活動してたし、案外精神的に未熟なところのあるこの司令官の相談相手にでもなっているのかも知れません。
一方デシルは、弟に自慢するように言います。
「まあいいさ。その間にクロノスの改造が終わる。今技術官を総動員して、極限まで性能を上げさせている」
この前フリットに押された
「負けた」と言わないあたり、相変わらず負けを認めるのがイヤなようです。
とは言え、フリットの数にものを言わせたやり方もどうかと思うので、そう言いたくなる気持ちは分からんでもないですが。(まだまだ戦う気マンマンでしたしね)
ともかく、勝手に整備規定を無視したことをやらせていることに驚くゼハ&ダズ。
「全ては緻密な計画の下、動いています。命令に従って下さい」
おお、さすがゼハート司令!!
大局的にものを考え、イゼルカント様より預かっている軍の行動も各部署・各部隊、細かく取り決めしているのでしょう。
でも、予想通りデシルは聞く耳持ちません。
苦々しい顔を浮かべるゼハートでした。
ところでデシルとゼハートは、どちらも自分の能力に機体が追いつかないわけですが、制御マスクを付けて能力を安定化させてるゼハに対し、デシルは機体の性能アップで能力を発揮できるようにしました。
デシルとゼハートの能力が互角だとしたら、デシルの方が強くなりそうですが・・・
なんか機体が限界を超えて、爆発とかしそうですね(^^;)
それから、この前デシルと『レイズナー』のゴステロは似ていると書きました。
ゴステロの声を担当したのは広瀬正志氏。
『ガンダムシリーズ』だと初代『ガンダム』のランバ・ラル、『ガンダムX』のカトック、『08小隊』のバレストでおなじみの方です。
『キン肉マン』では相撲超人リキシマン(原作での名称はウルフマン)の声を担当していました。
(今週のウルフマンネタおしまい)
ソロンシティの街を歩くアセム。
前回のテクノソロン社のおっさんのせいでうさんくさいコロニーという感じがしますが、さすがに住人達は普通の人達です。
待ち合わせ場所ではしゃいでいる少年達を見て、ハイスクール時代を思い出すアセム。
(このシーン、16話と17話の映像を流用してるのですが、17話では挿入歌が流れて台詞は無かったので、今回台詞を新録してます。マシルとシャーウィーの声も久し振りに聞きました。)
ゼハートのことを思い出したアセムは、物憂げな表情で池のほとりに佇んでいました。
「アセム」
ゼハートのことを考えてたからか、彼の声を思い出したり、水面に姿を思い浮かべるアセム
・・・と思いきや、ゼハート本人がホントに現れたのでした!?
驚くアセム。(そりゃそーだ)
まあゼハの方が会いに来たってのは、直前のシーンを見てたら分かりますが(^u^;)
ちなみに、ゼハートは例の仮面を外してます。
ともかく、ゼハートはアセムを説得に来たのでした。
戦う宿命を背負っている自分と違い、アセムは戦わない道を選べると。
それを選べばどうなると聞くアセムにゼハートは、答えます。
「お前はお前のままでいられる。・・・優しい、私が好きだった友達のアセムのまま」
これはゼハートの本音でしょう。
ゼハートが危険を侵してまで(←とてもそうは見えないけど(^^;))アセムに会いに来たのは、戦いを止めさせたいからです。
ですがアセムにとって、戦いを止めることは選べません。
「戦わなきゃ・・・戦って結果を出さなきゃ、誰も俺を認めてくれないんだっ・・・!!」
アセムというこの番組の主人公は、ともすれば父とゼハートへのコンプレックス以外の印象が薄く感じる面があります。
逆に言えばそれだけ2人との力量差に悩んでいるわけで、それがこの場面で極端な形で表れました。
必死になって追いかけている相手から自分のしていることを否定され、アセムは思わず本音を呟きます。
「俺はお前が羨ましい。力を持ったお前が・・・!!」
しかし、持ちえぬ力を求めてまで戦いを続けようとするアセムを見て、ゼハートは説得は無理だと悟ります。
ゼハートは懐から銃を取り出し、アセムに向けます。
「お前が戦場にいては、私が私でいられなくなる。目的の妨げになる」
またも出たゼハートの本音、しかし、今度のはアセムには理解できないでしょう。
絶望的に噛みあわない会話。
最近戦闘中の会話で互いの心に近づいている感じだったのに、直接会ったこの会話で互いに相手を遠ざけることを言ってます。
「私は、ヴェイガンだ!」
「やめてー!」
緊迫した状況を破ったのは、ロマリーの声でした。
アセムが心配でついて来たのでしょうか?
と思ったら、ゼハートの方へ行ったよ?
「ゼハート! 私・・・ずっと、ずっと会いたかった!」
「・・・!?」
ロマリーの言葉に呆然とするアセム。
まさかロマリーは、アセムについて行ったらゼハートに会えるとでも思っていたのでしょうか?
恐るべき嗅覚(--;)
だとしたら、さっきのアセムとアリーサの会話を見ても、2人のことは眼中になかったのかも知れません(^^;)
突然出てきたロマリーに予想外のことを言われ、きょとんとしてるゼハート。
我に返ったアセムは、ここぞとばかりにタックルをかまし、ゼハが落とした銃を拾ってホールドアップ!
「動くなよ、ゼハート!!」
そして、呆気に取られているロマリーに言います。
「ディーヴァに知らせるんだ! ヴェイガンの兵士を捕らえたと!」
・・・・・・
何故でしょう?
ノコノコ1人でやって来た敵兵士(※アセムはゼハが司令官だとは知らない)を捕らえる―
ヴェイガン憎しの父・フリットなら迷うことなく取る行動でしょう。
いや、別に敵を憎んでなくとも、軍人としては正しい行動のハズです。
なのにアセムのやってることは、これ以上ないくらいセコい感じがします(-_-;)
まともにやって勝てない相手を、反則じみたやり方で負かした感じがするからでしょうか?
或いは、ロマリー絡みのことでショックを受けた末の行動に見えるからでしょうか?
どのみち軍人としての行動には見えないから、みっともなく見えるのでしょう(^^;)
血走ったアセムの目に、その必死さが表れています。
予想外のアセムの行動に、唖然としているゼハート。(よっぽどショックだったのでしょう)
その時! ロマリーがゼハートを庇って、アセムの前に立ち塞がります!?
「アセム、お願い! 銃を下ろして!」
「何だよ、ソレ・・・? ナンデソンナコトスルンダヨ・・・?」
いつの間にか自分の方が悪者にされたみたいな感じで、ショックのアセム。
我に返ったゼハートは、ここぞとばかりに立ち上がって、ロマリーをアセムの方に突き返します。
そして池の中から隠していたゼイドラを出現させ、乗り込んで逃走。
「ゼハート~!!」
逃げるゼハを見て、悔しがって叫ぶアセムでした。
思わず三角関係っぽくなった3人ですが、ここで疑問があります。
この3人って、そんな関係だったの?
「好き」とか「嫌い」とかでハッキリしてるのは、ゼハートがアセムを「好き」ってことだけのような(^_^;)?
アセムは、ゼハートのことはまだしも、ロマリーに固執してるとは思えなかったのですが。
まあ察するに、いつぞやの「いいなぁ・・・」→前回の「ゼハートだって・・・」→今回の「私、ずっと会いたかった」っての立て続けに見て、それまで意識してなかったロマリーのことを急に意識しだした、それも自分が勝てない相手(ゼハ)に取られるとでも思い始めた、ってトコでしょうか?
ゼハートは、ロマリーのことをあまり気にしてなさそう。
ロマリーが軍人になったことを今回初めて知ったのに、まったくショック受けてなかったですし。
ロマリーがゼハートのことを意識しているってのは、学園編の頃からそれとなく伏線があったので分からなくはないのですが。
ロマリーが軍に入ったのもアセムを追いかけてではなく、ゼハートに会いたかったから、でいいのかな?
ただ、逃げるゼハートに「私も連れて行って!」とかの言葉は出てないんですよね。(家族や友人が敵になるのがイヤってのも当然あるとは思いますが)
もしかしたらロマリーの望みは、「昔のように〝3人で〟一緒にいたい」とかなのかも知れません。
考えたら、ゼハートに「会いたかった」と言ったとはいえ、アセムとは「会いたくない」わけじゃありませんし(^^;)
そう考えると、何だかんだでアセムのことを心配していたのも納得がいきます。
するとアリーサとのやり取りを見ていた時も、アセムが取られないかハラハラしていたのかも知れません。
よかったな、アセム♪ まだチャンスはあるぜ(^v^)b (そうか?)
コロニーから脱出したゼハートのゼイドラですが、ディーヴァMS隊の追撃を受けています。
機体の反応をレーダーに捉えられたからですが、潜入する時はどうしたんだろう?
まあ、いつの間にかコロニー内に侵入していて突然姿を現すというのはヴェイガンの十八番なので、どうとでもなるのでしょうが。
(MSで直接移動したのではなく一般車両とかを使って運んだとか、ヴェイガンの息のかかったコロニー管理者に運ばせたとか)
ウルフ達4人の機体を、後から追いかけてきたアセムのガンダムAGE-2が追い抜きます。
そして、そのままゼイドラに攻撃するAGE-2。
「ゼハート! 俺だって、お前を撃てる!!」
説得も空しく、戦うことを止めまないアセムに、ゼハートは怒りの攻撃を繰り出します。
「お前は何も分かっていない! (中略)力だけでは私には勝てない!!」
手玉に取られるアセムですが、闘志は少しも鈍りません。
ゼハートも受けて立ちます。
「やれるんだ!」
「私が私であるために!」
「「お前を落とす!!」」
2人だけで盛り上がってるところに、水を差すようにビームが飛んできます。
「そこの赤! 相手はガンダムだけじゃねえ!」
ウルフ達が加勢に来ました。
いくらゼハートでも、1VS5では不利、ウルフ曰く「籠の中の鳥」です。
ところが、そこへ援軍が現れます。
「へっ、1人1機か。軽すぎんぜ!」
やってきたのは4機のゼダスM。
「あいつ等、この前のXラウンダーですよね?」
マックス先輩のいう通り、現れたのはマジシャンズ8の内の4機。
前回台詞が無かったドール・フロスト。この人がリーダーで、ゼハートに忠実なようです。
それから、前回ゼハートに食って掛かっていたグリンとミンク。
そして、今回初めて顔を見せたゼル・ブラントです。
数の上では5VS5ですが、相手は全員Xラウンダーで、ウルフ隊は非Xラウンダー。
これでは勝ち目が無い!?
その時、フリットのガンダムAGE-1フラットが現れ、ゼダスMに向けてドッズライフルを放ちます。
「くっ! この距離で当ててくるとは!?」
驚くマジシャンズ8。
アセムは、フリットに仲間の援護にいくように言われ、しぶしぶ従います。
強敵を前に、自ら相手を務めるゼハート。
そして始まるXラウンダー同士の戦い。
「AGE-1の性能は、AGE-2より劣るハズなのに・・・」
それでもゼハートと渡り合える父を見て、自分との違いに呆然とするアセム。
「フリット・アスノ、さすがだな! だが、私も進化しているのだ!!」
しかし、ゼハートの能力が上のようで、フリットがやや押されます。
「これ程までの能力とは・・・!?」
そこへ、新たなヴェイガンMS4機が出現。
これで6VS9となりました。
一方、アセムにディケからの通信が入りました。
前回設計データで表示されていたガンダムの新しいウェアが、遂に完成したのです!
発射されたウェアに換装し、AGE-2が新たな姿に進化!
その名も、ガンダムAGE-2ダブルバレット!!
ダブルバレットは複数の敵を相手にしても戦える形態です。
両肩に付いているツインドッズキャノンが巨大なビームを放ち、増援に来たMS2機を爆発させます。
「僕が倒す! ゼハートだって俺が!!」
珍しく一人称が「僕」になったと思ったら、すぐに「俺」に戻るアセム。
フリットを上回るゼハートの力に戦慄を感じつつも、新たに手に入れたガンダムの力に気持ちが高ぶっている、そんな精神状態なのでしょう。
(まあ一人称が統一されてないなんて、昔の漫画じゃよくあったので、深く考えなくてもいいかも?(^_^;))
ダブルバレットを脅威と見たミンクが叫びます。
「グリン! ゼル! 2人で片をつけな!」
言われた通り、2人がかりで襲い掛かるグリンとゼル!
「ゼル! いくぜ!」
「ああ。2VS1ってのは、好きじゃねえが・・・」
ダブルバレットを砲撃用の機体と判断し、苦手そうな接近戦を仕掛けるXラウンダー2人。
しかし、アセムは左右から斬りかかって来た敵のサーベルを、ガンダムのビームサーベルで切り結び、受け止めます。
この辺り、接近戦が得意なアセムの腕前でしょう。
そして何と、ツインドッズキャノンの銃身が分離し、残った砲門から出たビームが巨大なビームサーベルとなりました。
そして巨大ビームサーベルが弧を描き、グリンとゼルのゼダスMをなぎ払いました。
「グリン!? ゼル!? よくもぉ~~~っ!!」
2人の死を見て、怒りの突撃をかけるミンク。
しかしアセムは冷静に、ダブルバレットの背部に装備されているミサイルを発射。
その弾幕に怯むミンク。
後退しながらやり過ごそうとするものの、ミサイルに追尾されます。
死を覚悟したミンクを間一髪救ったのは、ゼハートのゼイドラでした。
「下がれ、ミンク!!」
「しかし、あいつは・・・!!」
「これ以上、私の部下を死なすわけにはいかん!!」
「あっ・・・了解」
先にミンクを行かせ、その後でゼハートも撤退。
「アセム。ガンダムの性能に助けられたな」
そう呟くゼハートでした。
ゼハートの後に続いたゼダスMは、たぶんドール機でしょう。
また、自軍の撤退に戸惑ってスキを見せたドラドがマックスさんのアデルのサーベルでやられました。
ここで確認してみましょう。
ヴェイガン側の機体は9機。ゼイドラと、最初に援軍に来た4機のゼダスM、その後援軍に来た4機。
撤退したのは、ゼハートのゼイドラとミンクのゼダスMと、多分ドール機のゼダスM。
グリンとゼルのゼダスMはダブルバレットの巨大サーベルで倒されました。
ダブルバレットのビームで破壊されたのが2機。映像を止めて確認したところ、共にゼダスMみたいです。
それからマックスさんに倒されたドラドが1機。機密保持の為にドラドの自爆装置が作動し、危うくマックスさんも巻き込まれるところでしたが、間一髪フリットが助けました。
もう1機いたはずですが、画面に映ってないところでウルフさんあたりに倒されたのでしょうか? その1機がどの機体だったのかも不明です。ドラドかな?
で、今回の戦いで少なくとも4機のゼダスM = 4人のXラウンダーが失われたことになります。
早くも人数が半分に減ったマジシャンズ8。
貴重なXラウンダーをこんなに失ったら、そりゃゼハートも焦ります(^u^;)
作戦前にデシルに説教してましたが、これで本当に緻密な計画なのでしょうか?
そりゃ今回のアセム説得がうまくいってたら、連邦の戦力は減らせるし、ゼハは惑わされることなく戦士でいられたのでしょうが、結果は大失敗です。
デシルのクロノスの改造に技術班を回して正解だったりして(^^;)
さて、遂に登場したダブルバレット。ディケ曰く「一度に多くの敵とでも戦える」装備です。
射撃主体の機体ですが、接近戦が得意なアセム向きの装備もあるあたり、さすがAGEビルダーの設計です。
Xラウンダーの能力や連携攻撃に対抗する為に、広範囲・高威力で攻撃するコンセプトなのでしょうね。
あの巨大なビームやサーベルは、見た目からしてスゴイ威力を持ってるのが分かります(^^)
余談その1:
あの自在に動く巨大サーベルを見て、『Vガンダム』に登場するコンティオを思い出しました。
玩具「MS in Pocket」だと、両肩にビーム砲に巨大サーベルが取り付けられるのです。
なので、両肩から巨大サーベルが出ている状態に出来ます。
ちなみにMS in Pocketは1/144のプラモとほぼ同サイズですが、コンティオに関してはプラモよりもボリュームがあるのでオススメです(^o^)
余談その2:
ダブルバレットのミサイルの名前は「カーフミサイル」。
『レイズナー』の主役機レイズナーのミサイルと同じ名前ですね。
しかしあのミサイル、ミンクは慌てて逃げてましたが、ゼハートは防御体勢で受け止めていたので、イマイチ威力が分かりません(^3^;)
戦いが終わってディーヴァに戻ったアセム。
大活躍したものの、ゼハートが言う通りガンダムの性能に助けられたからと思ったらしく、浮かれた顔はしてません。
むしろ、フリットよりも強いことが分かったゼハートを脅威に感じていました。
「ゼハートが父さんを凌ぐXラウンダーなら、俺はどうすればいいんだ・・・? ・・・あっ!」
その時、前方にロマリーがいることに気付くアセム。
「アセム・・・」
しかし、話しかけてきたロマリーから目を背け、アセムは無言で通り過ぎました。
またも出たアセムスルー。
同じ話で2回もスルーさせるあたり、アリーサとの対比なのでしょうか?
しかし、前半のアリーサ相手の時はちゃんと「ありがとう」と言ってましたが、ロマリー相手にはそれがない。
まあ、ロマリーが何考えてるか分からないのが原因でしょうけど(^^;)
その頃MSデッキでは、フリットが持ち帰ったドラドの頭部が収容されました。
マックスを助けた際、自爆ユニットが作動する前に切り離すことで入手に成功した物です。
前話では敵機体の一部を入手したと言ってましたが、今回は頭部を丸ごと入手。調べれば、いろいろなことが判明するでしょう。
「後の分析は任せてくれ」
「頼む」
おお、久し振りのフリットとディケの会話です!
上官になったフリットに対等な口を聞くあたり、2人の関係は昔のままでしょう(^_^)
その時、メカニック達の間にざわめきが起こりました。
コクピットにいたパイロットが外に出されたからです。
そのパイロットは既に死亡していたのですが、フリットは彼が被っているヘルメットに興味を持ちます。
それは、かつてアンバットで戦ったギーラ・ゾイが被っていた物と似ていました。
サイコメット〝ミューセル〟。
Xラウンダーでない者に、Xラウンダーと対等に戦える力を与えられるというシステム。
何故マジシャンズ8に混じって一般兵のドラドが出撃したのか不思議でしたが、このシステムのテストの為に出たのでしょう。
それにしてはマックスさんにあっさり倒されてましたが、アレはマックスさんの不意の突き方が上手かったとか、或いはギーラ・ゾイも懸念していた通りまだまだ改良の余地があるとか、或いはドラドのパイロットは適正がなかったとか、いろいろ考えられます。
ともかく、アセムが力を求めている時にその力を与えるシステムが手に入ったわけで、次回予告を見たところアセムはミューセルを使うみたいです。
第1部ラストで唐突に出てきたミューセルですが、ここへ来て再び物語に登場し、味方サイドの切り札になりそうです。
伏線の張り方が非常に上手く、これまでのアセムの描写も丁寧だったことが分かります(^^)v
・・・それなのに、アラベルの伏線回収の方は何故?(T_T)
で、グルーデック暗殺です。
まあ、だいたいの感想は前回書いたので、アラベル以外のことを。
用済みとなったアラベルは黒服達に始末されるわけですが、その黒服達の上にいる黒幕は一体?
まあグルーデックを暗殺するぐらいですから、彼がフリットに伝えようとした連邦軍内部の内通者だとは思いますが。
その人物は、これまで出てきたキャラでしょうか?
或いは、まだ第2部に登場していない第1部のキャラでしょうか?
でも、この番組のことなので、意外でも何でもない、唐突に出てきた新キャラになりそうな気もしますが(^^;)
あと、グルーデックは最後の力を振り絞って証拠のデータを消してたのですが、その行動が意味することは?
第三者の手に渡ってはいけないものとかでしょうか?
結局フリットが発見した時には、グルーデックは事切れていました。
「グルーデックさあぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」
降りしきる雨の中、フリットの絶叫が響きました。
そんなわけで、唐突な出来事の連続で一気に話が進んだ回でした。
ミューセルを手に入れたアセム、脅威の性能のダブルバレット、アセムの説得に失敗したゼハート、半分壊滅したマジシャンズ8、ゼハートについに会えたロマリー、強化されたクロノス、グルーデックの謎の行動の意味、謎の黒幕、アラベルの謎の過去―気になることはいっぱいあります。
あと、今回のフリットはグルーデックやディケと喋ってたせいか、昔みたいに表情豊かでしたね。
生前グルーデックが言ってた「戦争はとんでもない展開を見せる」かも知れないという情報。
その予想が正しいとしたら、物語は想像もつかない局面を迎えるのかも知れません・・・
次回も楽しみです(^^)/
というか、これから見ます(^^)>
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