ラーメンマンの謎
2015.09.21 (Mon) | Category : ゆで(新作『キン肉マン』)
(本文は10月7日に書いています)
Web連載の『キン肉マン』の感想です。
最近かなり遅れがちになっております(^^;)>
キン肉族の闇の歴史に葬られたものの、完璧超人となって今ふたたび姿を現した王子ネメシス。
その対戦相手であるラーメンマンは彼を哀れな男と称し、逆にキン肉族の者に救われ、完璧超人入りせずに済んだ超人もいることを告げます。
その超人とは、他ならぬラーメンマン自身…!?
Web連載の『キン肉マン』の感想です。
最近かなり遅れがちになっております(^^;)>
キン肉族の闇の歴史に葬られたものの、完璧超人となって今ふたたび姿を現した王子ネメシス。
その対戦相手であるラーメンマンは彼を哀れな男と称し、逆にキン肉族の者に救われ、完璧超人入りせずに済んだ超人もいることを告げます。
その超人とは、他ならぬラーメンマン自身…!?
というわけで、ラーメンマンVSネメシスの戦いの続き。
ラーメンマンの衝撃の告白に、ネメシスだけでなく会場中の人々も驚いてます。
それは、かつて世界最強の残虐超人と呼ばれていた頃の話。
「残虐超人の総帥」と呼ばれるくらいだけあってあまりに強すぎたラーメンマンは「つまらぬこの世に 飽き飽きしていた」そうで、噂に聞いた〝聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)〟に行こうと決めました。
(あまりに強すぎたから完璧超人入りというと、喧嘩男(後のネプチューンマン)を思い出しますね。もっともあっちは、世間に自分を受け入れてもらえないという悲壮感がありましたが。ちなみにラーメンマンの話は、喧嘩男の完璧入りと同時期の出来事です)
ところが、下界での最後の思い出にと出場した第20回超人オリンピックで、ラーメンマンは優勝どころか、スグル相手によもやの敗退。本人は何故自分が負けたのか、さっぱり分からなかったそうです。
うん。序盤のスグルはビビリまくったり、氷のリングが冷たいと騒いでたりで、キャメルクラッチを極められると「おもらし」したりで、ギャグマンガのノリでしたからね(^^;) まあ「おもらし」したおかげで、技を解いてもらえたのですが。
ラーメンマンの方はすっかりペースを狂わされたのでしょうが、当のスグルは氷の冷たさにようやく慣れたとか言って、ここから一進一退の攻防がなります。もっとも、その攻防はあっさり目の描写しかされてませんが(^^;)
で、パイルドライバーをされて頭頂部のキン肉スラッガーが氷にめり込んだスグルは続けざまにキックを喰らうのですが、そのまま氷上を滑ってロープにぶつかり、その反動で跳ね返ってラーメンマンにぶつかり、リング外に吹っ飛ばしました。まぐれ勝ちに見える一方、ラーメンマンが明らかに焦っていた&戻ってきたスグルをかわす余力が無かったのと、激突する直前にスグルは敵を見定めていたので、順当勝ちにも見える勝ち方でした。
それで、なぜ負けたのかが分かるまでは「この世を捨て去る ことなどできん」として、スグルの近くで研究することにしたというラーメンマン。
「これからは自分がキン肉マンを狙う」みたいなことを言ったりとか、テリーとの三位決定戦で露骨な反則をしてレフェリーに反則負けをくらうまで続けたりとか、決勝進出に浮かれていたスグル達を「ロビンマスクに惨敗する」と詰るように一喝したりとか、その理由が「自分と戦った試合の時の闘志が感じらない」からで「誇りたいんだよ~! キン肉マンとの一戦を!」と血の涙を流したりとか。この時点のラーメンマンは、いろいろと複雑な心境だったのでしょう。
(メタ的な言い方をしますと、意外に人気の出た新シリーズのキャラを、作者がどういうキャラとして固めていくか考えていた時期なのでしょうね)
その後ラーメンマンは、スグルVSロビン戦では実況席にいました。
ロビンとの実力差を思い知ってやる気を無くしたスグルをキン骨マンがぶった際、スグルを諭すようなことを言ってます。
試合はスグルが奇跡の逆転勝ち。それを見たラーメンマンは、タワーブリッジで気を失ったスグルが本能で動いて、勝利を掴んだのだと気づきます。
(ちなみにその時は「火事場のバカ力」と称してたのですが、現在発売されている単行本でその台詞は「火事場のクソ力」というこの漫画特有の言葉に修正されています。なお、次に「火事場の○○力」という言葉が出てくるのは、第8巻のスグルVSウルフ戦でのミートの「火事場のクソ力」呼びで、以後こっちが定着…どころか、重要設定になっていきます)
ラーメンマンは、「火事場のクソ力」の正体はスグルの生来の優しさそのもので、「本能的なレベルで 人の痛みがわかり 人のために力を尽くす」「それが具体的な 目に見える力となって 現れたもの」と分析。
(先ほどのネメシスの回想で、スグルの祖父・タツノリが言っていた「キン肉族の力の源泉」である「慈悲の心」が力となって発現したものなのでしょう)
そのことに気付いたラーメンマンは、正義超人として生きていくことを決め、スグルを親友であり恩人と思うようになりました。
今回の話の回想イメージではロビン戦より後のキングコブラ戦、ウルフマン戦も描かれていますので、いろいろと確信したのはウルフ戦終了後、つまりラーメンVSウォーズマン戦の直前。その試合で、自分が敵わぬ相手と次に戦うスグルの為に、あえて犠牲となって技を喰らい続けました。
その後もいかに献身的にスグルを助けていったかは、旧作を読んだことがある人はご存じでしょう。
旧作での描写でもう1つ気になる点と言いますと…
スクリューキッド&ケンダマンが現れた時、つまり「完璧超人」と名乗る超人が物語に初めて姿を現した時のことです。
スグルとアシュラは彼らは正義超人や悪魔超人でないと言い、それを聞いたモンゴルマン(=ラーメンマン)が自分は残虐超人だがこんな2人は知らないと叫びます。
それを聞いてスクリュー&ケンダは、自分たちはそれら「下等超人」とは違う「完璧超人」だと称します。
それを聞いた会場中の人々は驚いていたのですが…
新シリーズの設定を踏まえて考えると、元完璧超人の悪魔将軍の配下である悪魔超人達は完璧超人の存在を知っていた可能性があります。少なくとも、自分の一族のルーツに関わるアシュラは。ただ、実際にお目にかかったのは初めてだったので、2人の乱入者が完璧超人だと気づかなかった。
ラーメンマンも同じような感じで、まさか自分が目指そうとした先にいた超人達が向こうからやって来るなんて考えてなかったのでしょう。
ちなみに旧作の劇中で、ハッキリと知っていたことが分かるのはキン肉マングレート(=カメハメ)のみで、そのカメハメも「そういえば聞いたことがある」と伝説に出てくる存在として認識しているだけでした。
ラーメンマンの意外な過去を聞いたものの、ネメシスは彼を「不幸なヤツ」呼ばわり。
もしスグルに出会わずに完璧入りしてたならネメシスとコンビを組める程の者になっていただろうに、実際は完璧側と対峙してネメシスに殺されそうになっているからです。
しかしラーメンマンは、自分はキン肉マンの持つ「キン肉族伝統の 正義の魂」に負けたからこそ正義超人の世界に踏みとどまることが出来たと、ネメシスとは真逆の捉え方をしていることを告げます。そして、スグルに教えてもらった正義超人の魂の尊さ、強さを証明するためにリングに立っていると宣言します。
ここから先は、2人の激しい攻防が続きます。
そして、一瞬のスキをついてラーメンマンが繰り出したのは―
「キャメルクラッチーーーーーッ!」
出ました、ラーメンマンの代名詞!!
それこそ上記の残虐超人時代のラーメンマンを象徴させる技で、いろいろと思い返してた直後に見られて大興奮!!
ここまでが8月3日の配信分。
はたして、ネメシスはキャメルクラッチの前にギブアップをするのか? それとも「おもらし」で脱出するのか!?(ねーよ!)
(ここからは10月9日に書いています)
で、8月10日の配信分。
えー、ロビン戦でも見せた通り、ネメシスは体の柔軟さに定評があります。タワーブリッジネイキッドにすら耐えましたからね。
深く決まったキャメルクラッチも、背中を反らせることで両足を後ろからラーメンマンの首に締め付け、そのまま足の力だけで強引に技を外しました。
お返しとばかりに繰り出すネメシスドライバー!!
しかし、ラーメンマンは耐えます。
「正義の魂は… 不屈なのだーーーっ!」
感触で仕留めきれなかったことを悟ったネメシス。
「先ほどの ロビンマスクと同じ よくよく この技は お前たちと 相性が悪いようだーーーーっ!」
と、苛立ちの声をあげます。
とはいえ、ラーメンマンは大出血するくらいのダメージ。
「超人拳法も 寝かされて しまっては ただの 無駄な技術(スキル)に すぎん」
と、マウントを取って、ラーメンマンをボコボコに。
逃れようとしたラーメンマンに連続して技をしかけ、最後は極・吊り天井固め(ロメロスペシャル系の技)!!
「ロメロスペシャルは お前の得意技でも あるようだが これは 遥かに威力が 違うだろう」
うん。旧作でブロッケンJr.に決めてましたしね。
こういうところで設定を拾ってくれるのが嬉しい。
ロメロに苦しめられるラーメンマンが取った行動は…
「ハウアーーッ」
ウォーズマン戦で出来た左側頭部の傷に自分の手を突っ込むというもの!?
傷口を掻っ切って着いた血をネメシスに浴びせる目つぶし行動で、極・吊り天井固めを脱出!!
しかし、反撃とばかりに繰り出した蹴りは受け止められ、ネメシスの攻撃で側頭部の傷口が広がってしまいます。
脱出できたことはともかく、それによりもっとひどいダメージを負ったことを無意味な急場しのぎと称するネメシス。この辺が流石、完璧超人。合理的な意見です。
しかしラーメンマンは言います。
あのまま何もしなければ、100%殺されていただろうと。
それならば自分は、生きる可能性のある道を進む。
「たとえ どんな悪路でも… 決して希望を 見失わない… それが…」
「正義超人魂だ!」
啖呵を切るラーメンマンが最高にカッコいいのですが、ここで2週間待たされることに。
まあ夏場だったし、仕方ない(^^;)
で、8月24日配信分。
満身創痍で立ち向かうラーメンマンに、容赦なく技を浴びせるネメシス。先程のラーメンマンの言葉を否定し、この世は優秀な神の使徒たる完璧超人が治めていかねばならないと宣言。
繰り出した技は…
「どんな強豪 不沈艦と呼ばれる 超人レスラーも 必ず沈めてきた この技を くらうが いいーーっ!」
「<完肉>…
バトルシップ・シンクーーッ!!」
ゲーッ! ロビンを倒したあの技だーーーーッ!?
これで試合は終わるのか!?
と思ったら、スグルが叫びの声をあげました。
「助けに きてくれ メシアーーーッ!!」
訴えるようなスグルの願い。
モンゴルマンとして姿を見せる前、フード姿で謎の超人として行動していたラーメンマンにスグル達が付けた呼称、それが救世主(メシア)。
メシアは、他のアイドル超人達の危機を救う為に度々現れました。
「私には 見えるぞ ラーメンマンの中の 内なるもうひとつの 魂がーーーっ!」
その声を聞き、メシアとしての自分を思い出すラーメンマン。
それに呼応して、辮髪がほどけてネメシスに絡みついていきます。
そしてラーメンマンの顔にクマドリ模様が浮かび上がり、もう1つの姿であるモンゴルマンの顔に!?
「闘流極意 ネコジャラシ」
なんと、かつてスプリングマンのデビルトムボーイから脱出した、「ネコジャラシの原理」がここで登場!!
隙間に入り込んだ辮髪が締め付けの力を逸らして、ラーメン…いや、モンゴルマンの体をすり抜けさせていきます!!
「バトルシップ・シンク破れたり!」
こ、ここでこんな技の破り方を出してくるとは…!?
さすが、ゆでだぜ!!!
そして、モンゴルマンが放っている方が印象の強いレッグラリアートが炸裂です!!
「まさか… オレの <完肉>の技から 脱出する者が 現れるとは…!」
読者もビックリだよッ!!
「不可能を 可能にする… それもまた 希望の力 私がキン肉マンに 教えてもらった 〝火事場のクソ力〟 の 真髄がここにある」
「ラーメンマンとして そして モンゴルマンとして…… この闘い 私のこれまでの 超人人生の 総決算の覚悟で 挑ませてもらう!」
再びラーメンマンとなってネメシスに挑みます。
ネメシスの掌底をすべて紙一重でかわし、今度はラーメンマンの技・心突錐揉脚で蹴り飛ばし飛ばし…
「さぁ今こそ 私の全身全霊を かけた 集大成を お見せ しよう!」
「この一撃で… 身をもって 知るがいい 希望が繋いだ 正義の魂の 偉大さを!」
「これが今の ラーメンマンのすべてをかけた…」
「九龍城落地ーー!」
ラーメンマンの最強技がここで出たぜーーーーッ!!!
正直この回は、ネメシスの最強技を喰らってオシマイだと思っていたので、この盛り返し方がスゴイ!!
モンゴルマンが見られるとは思わなかった!!
ネコジャラシの原理も!!(^^;)
これはひょっとしたら、ラーメンマンの逆転勝ちが来るか? と思えるくらいの説得力がありました!!
(長くなったので、今回はここまで)
ラーメンマンの衝撃の告白に、ネメシスだけでなく会場中の人々も驚いてます。
それは、かつて世界最強の残虐超人と呼ばれていた頃の話。
「残虐超人の総帥」と呼ばれるくらいだけあってあまりに強すぎたラーメンマンは「つまらぬこの世に 飽き飽きしていた」そうで、噂に聞いた〝聖なる完璧の山(モン=サン=パルフェ)〟に行こうと決めました。
(あまりに強すぎたから完璧超人入りというと、喧嘩男(後のネプチューンマン)を思い出しますね。もっともあっちは、世間に自分を受け入れてもらえないという悲壮感がありましたが。ちなみにラーメンマンの話は、喧嘩男の完璧入りと同時期の出来事です)
ところが、下界での最後の思い出にと出場した第20回超人オリンピックで、ラーメンマンは優勝どころか、スグル相手によもやの敗退。本人は何故自分が負けたのか、さっぱり分からなかったそうです。
うん。序盤のスグルはビビリまくったり、氷のリングが冷たいと騒いでたりで、キャメルクラッチを極められると「おもらし」したりで、ギャグマンガのノリでしたからね(^^;) まあ「おもらし」したおかげで、技を解いてもらえたのですが。
ラーメンマンの方はすっかりペースを狂わされたのでしょうが、当のスグルは氷の冷たさにようやく慣れたとか言って、ここから一進一退の攻防がなります。もっとも、その攻防はあっさり目の描写しかされてませんが(^^;)
で、パイルドライバーをされて頭頂部のキン肉スラッガーが氷にめり込んだスグルは続けざまにキックを喰らうのですが、そのまま氷上を滑ってロープにぶつかり、その反動で跳ね返ってラーメンマンにぶつかり、リング外に吹っ飛ばしました。まぐれ勝ちに見える一方、ラーメンマンが明らかに焦っていた&戻ってきたスグルをかわす余力が無かったのと、激突する直前にスグルは敵を見定めていたので、順当勝ちにも見える勝ち方でした。
それで、なぜ負けたのかが分かるまでは「この世を捨て去る ことなどできん」として、スグルの近くで研究することにしたというラーメンマン。
「これからは自分がキン肉マンを狙う」みたいなことを言ったりとか、テリーとの三位決定戦で露骨な反則をしてレフェリーに反則負けをくらうまで続けたりとか、決勝進出に浮かれていたスグル達を「ロビンマスクに惨敗する」と詰るように一喝したりとか、その理由が「自分と戦った試合の時の闘志が感じらない」からで「誇りたいんだよ~! キン肉マンとの一戦を!」と血の涙を流したりとか。この時点のラーメンマンは、いろいろと複雑な心境だったのでしょう。
(メタ的な言い方をしますと、意外に人気の出た新シリーズのキャラを、作者がどういうキャラとして固めていくか考えていた時期なのでしょうね)
その後ラーメンマンは、スグルVSロビン戦では実況席にいました。
ロビンとの実力差を思い知ってやる気を無くしたスグルをキン骨マンがぶった際、スグルを諭すようなことを言ってます。
試合はスグルが奇跡の逆転勝ち。それを見たラーメンマンは、タワーブリッジで気を失ったスグルが本能で動いて、勝利を掴んだのだと気づきます。
(ちなみにその時は「火事場のバカ力」と称してたのですが、現在発売されている単行本でその台詞は「火事場のクソ力」というこの漫画特有の言葉に修正されています。なお、次に「火事場の○○力」という言葉が出てくるのは、第8巻のスグルVSウルフ戦でのミートの「火事場のクソ力」呼びで、以後こっちが定着…どころか、重要設定になっていきます)
ラーメンマンは、「火事場のクソ力」の正体はスグルの生来の優しさそのもので、「本能的なレベルで 人の痛みがわかり 人のために力を尽くす」「それが具体的な 目に見える力となって 現れたもの」と分析。
(先ほどのネメシスの回想で、スグルの祖父・タツノリが言っていた「キン肉族の力の源泉」である「慈悲の心」が力となって発現したものなのでしょう)
そのことに気付いたラーメンマンは、正義超人として生きていくことを決め、スグルを親友であり恩人と思うようになりました。
今回の話の回想イメージではロビン戦より後のキングコブラ戦、ウルフマン戦も描かれていますので、いろいろと確信したのはウルフ戦終了後、つまりラーメンVSウォーズマン戦の直前。その試合で、自分が敵わぬ相手と次に戦うスグルの為に、あえて犠牲となって技を喰らい続けました。
その後もいかに献身的にスグルを助けていったかは、旧作を読んだことがある人はご存じでしょう。
旧作での描写でもう1つ気になる点と言いますと…
スクリューキッド&ケンダマンが現れた時、つまり「完璧超人」と名乗る超人が物語に初めて姿を現した時のことです。
スグルとアシュラは彼らは正義超人や悪魔超人でないと言い、それを聞いたモンゴルマン(=ラーメンマン)が自分は残虐超人だがこんな2人は知らないと叫びます。
それを聞いてスクリュー&ケンダは、自分たちはそれら「下等超人」とは違う「完璧超人」だと称します。
それを聞いた会場中の人々は驚いていたのですが…
新シリーズの設定を踏まえて考えると、元完璧超人の悪魔将軍の配下である悪魔超人達は完璧超人の存在を知っていた可能性があります。少なくとも、自分の一族のルーツに関わるアシュラは。ただ、実際にお目にかかったのは初めてだったので、2人の乱入者が完璧超人だと気づかなかった。
ラーメンマンも同じような感じで、まさか自分が目指そうとした先にいた超人達が向こうからやって来るなんて考えてなかったのでしょう。
ちなみに旧作の劇中で、ハッキリと知っていたことが分かるのはキン肉マングレート(=カメハメ)のみで、そのカメハメも「そういえば聞いたことがある」と伝説に出てくる存在として認識しているだけでした。
ラーメンマンの意外な過去を聞いたものの、ネメシスは彼を「不幸なヤツ」呼ばわり。
もしスグルに出会わずに完璧入りしてたならネメシスとコンビを組める程の者になっていただろうに、実際は完璧側と対峙してネメシスに殺されそうになっているからです。
しかしラーメンマンは、自分はキン肉マンの持つ「キン肉族伝統の 正義の魂」に負けたからこそ正義超人の世界に踏みとどまることが出来たと、ネメシスとは真逆の捉え方をしていることを告げます。そして、スグルに教えてもらった正義超人の魂の尊さ、強さを証明するためにリングに立っていると宣言します。
ここから先は、2人の激しい攻防が続きます。
そして、一瞬のスキをついてラーメンマンが繰り出したのは―
「キャメルクラッチーーーーーッ!」
出ました、ラーメンマンの代名詞!!
それこそ上記の残虐超人時代のラーメンマンを象徴させる技で、いろいろと思い返してた直後に見られて大興奮!!
ここまでが8月3日の配信分。
はたして、ネメシスはキャメルクラッチの前にギブアップをするのか? それとも「おもらし」で脱出するのか!?(ねーよ!)
(ここからは10月9日に書いています)
で、8月10日の配信分。
えー、ロビン戦でも見せた通り、ネメシスは体の柔軟さに定評があります。タワーブリッジネイキッドにすら耐えましたからね。
深く決まったキャメルクラッチも、背中を反らせることで両足を後ろからラーメンマンの首に締め付け、そのまま足の力だけで強引に技を外しました。
お返しとばかりに繰り出すネメシスドライバー!!
しかし、ラーメンマンは耐えます。
「正義の魂は… 不屈なのだーーーっ!」
感触で仕留めきれなかったことを悟ったネメシス。
「先ほどの ロビンマスクと同じ よくよく この技は お前たちと 相性が悪いようだーーーーっ!」
と、苛立ちの声をあげます。
とはいえ、ラーメンマンは大出血するくらいのダメージ。
「超人拳法も 寝かされて しまっては ただの 無駄な技術(スキル)に すぎん」
と、マウントを取って、ラーメンマンをボコボコに。
逃れようとしたラーメンマンに連続して技をしかけ、最後は極・吊り天井固め(ロメロスペシャル系の技)!!
「ロメロスペシャルは お前の得意技でも あるようだが これは 遥かに威力が 違うだろう」
うん。旧作でブロッケンJr.に決めてましたしね。
こういうところで設定を拾ってくれるのが嬉しい。
ロメロに苦しめられるラーメンマンが取った行動は…
「ハウアーーッ」
ウォーズマン戦で出来た左側頭部の傷に自分の手を突っ込むというもの!?
傷口を掻っ切って着いた血をネメシスに浴びせる目つぶし行動で、極・吊り天井固めを脱出!!
しかし、反撃とばかりに繰り出した蹴りは受け止められ、ネメシスの攻撃で側頭部の傷口が広がってしまいます。
脱出できたことはともかく、それによりもっとひどいダメージを負ったことを無意味な急場しのぎと称するネメシス。この辺が流石、完璧超人。合理的な意見です。
しかしラーメンマンは言います。
あのまま何もしなければ、100%殺されていただろうと。
それならば自分は、生きる可能性のある道を進む。
「たとえ どんな悪路でも… 決して希望を 見失わない… それが…」
「正義超人魂だ!」
啖呵を切るラーメンマンが最高にカッコいいのですが、ここで2週間待たされることに。
まあ夏場だったし、仕方ない(^^;)
で、8月24日配信分。
満身創痍で立ち向かうラーメンマンに、容赦なく技を浴びせるネメシス。先程のラーメンマンの言葉を否定し、この世は優秀な神の使徒たる完璧超人が治めていかねばならないと宣言。
繰り出した技は…
「どんな強豪 不沈艦と呼ばれる 超人レスラーも 必ず沈めてきた この技を くらうが いいーーっ!」
「<完肉>…
バトルシップ・シンクーーッ!!」
ゲーッ! ロビンを倒したあの技だーーーーッ!?
これで試合は終わるのか!?
と思ったら、スグルが叫びの声をあげました。
「助けに きてくれ メシアーーーッ!!」
訴えるようなスグルの願い。
モンゴルマンとして姿を見せる前、フード姿で謎の超人として行動していたラーメンマンにスグル達が付けた呼称、それが救世主(メシア)。
メシアは、他のアイドル超人達の危機を救う為に度々現れました。
「私には 見えるぞ ラーメンマンの中の 内なるもうひとつの 魂がーーーっ!」
その声を聞き、メシアとしての自分を思い出すラーメンマン。
それに呼応して、辮髪がほどけてネメシスに絡みついていきます。
そしてラーメンマンの顔にクマドリ模様が浮かび上がり、もう1つの姿であるモンゴルマンの顔に!?
「闘流極意 ネコジャラシ」
なんと、かつてスプリングマンのデビルトムボーイから脱出した、「ネコジャラシの原理」がここで登場!!
隙間に入り込んだ辮髪が締め付けの力を逸らして、ラーメン…いや、モンゴルマンの体をすり抜けさせていきます!!
「バトルシップ・シンク破れたり!」
こ、ここでこんな技の破り方を出してくるとは…!?
さすが、ゆでだぜ!!!
そして、モンゴルマンが放っている方が印象の強いレッグラリアートが炸裂です!!
「まさか… オレの <完肉>の技から 脱出する者が 現れるとは…!」
読者もビックリだよッ!!
「不可能を 可能にする… それもまた 希望の力 私がキン肉マンに 教えてもらった 〝火事場のクソ力〟 の 真髄がここにある」
「ラーメンマンとして そして モンゴルマンとして…… この闘い 私のこれまでの 超人人生の 総決算の覚悟で 挑ませてもらう!」
再びラーメンマンとなってネメシスに挑みます。
ネメシスの掌底をすべて紙一重でかわし、今度はラーメンマンの技・心突錐揉脚で蹴り飛ばし飛ばし…
「さぁ今こそ 私の全身全霊を かけた 集大成を お見せ しよう!」
「この一撃で… 身をもって 知るがいい 希望が繋いだ 正義の魂の 偉大さを!」
「これが今の ラーメンマンのすべてをかけた…」
「九龍城落地ーー!」
ラーメンマンの最強技がここで出たぜーーーーッ!!!
正直この回は、ネメシスの最強技を喰らってオシマイだと思っていたので、この盛り返し方がスゴイ!!
モンゴルマンが見られるとは思わなかった!!
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これはひょっとしたら、ラーメンマンの逆転勝ちが来るか? と思えるくらいの説得力がありました!!
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