サンちゃん大逆転勝利!(後編)
2014.08.22 (Fri) | Category : ゆで(新作『キン肉マン』)
8月19日に続いて、web連載の『キン肉マン』新シリーズのサンシャインVS完璧・捌式(エイス)シングマンの感想です。
長くなりましたが、ここからがサンちゃんの真骨頂。がんばってついてきて下さいm(_ _)m
では、前回の続き。
コンプリートコンクリートで固められた後、シングマンのシングデモリッションウェーブを受けて崩壊したサンシャインは、はたしてどうなるのか!?
長くなりましたが、ここからがサンちゃんの真骨頂。がんばってついてきて下さいm(_ _)m
では、前回の続き。
コンプリートコンクリートで固められた後、シングマンのシングデモリッションウェーブを受けて崩壊したサンシャインは、はたしてどうなるのか!?
粉々にされても、流石は砂の化身。まだ生きています。
しかし、サンシャインの胸にあった日輪マークは、4つに割れていました。
それが再生に必要な変態能力を司る部分だと見抜いたシングマンが、完全破壊したからです。
(続きは後で書きます)
(ここからは8月24日に書いています)
決着をつけようと、サンシャインの頭部を踏み砕こうとするシングマン。
その時、サンシャインが取った行動は―
「グゥゥ~~~ッ 情けねェ なぜ…なぜいつもオレはこうなのだ?」
泣きおったわ、この超人(°Д°;)!?
サンちゃんは、せっかく悪魔将軍から首領格を任されてるのに、肝心なところでいつも負けてしまう我が身を嘆いています。
というか、サンシャインが「悪魔超人の首領格」って設定が復活してたのね?
「黄金のマスク」編でジェロニモにそう言われてて、実際それに相応しい風格があったけど、将軍登場&アシュラ再登場以降はその2人より格下イメージだったからなぁ…
てっきり、たまたま悪魔騎士の中で最後に試合をしたから、アイドル超人たちに勝手にボス格扱いされてたのかと思ってたよ(^3^;)>
そんなサンちゃんに、強者の余裕かシングマンは「気に病む必要はない」と言います。責任は、弟子たちを勝てぬ相手にさしむけたゴールドマン(=将軍)にあると。
でも、ネガティブモードに入ってるサンちゃんの嘆きは止まず、かつて人間に負けてしまったという大失態まで吐露。
「に…人間に?」
それを聞いて、さすがにシングマンもドン引き。
相手が下等超人だと思ってたでしょうが、よもやそこまで低レベルだとは思いもよらなかったのでしょう。
ちなみにこのちょっと後の場面で、そのサンシャインが負けた人間(=ジェロニモ)が久しぶりに登場。アブーと仲良く同じ病室で、テレビ観戦してました。2人とも無事だったようです(^3^)
しかしジェロニモVSサンシャインって、非力な人間(当時は未熟な若手超人だと思われていたけど)が死力を尽くして強大な力を持つ超人に勝つという、感動の展開だったんですけどね。
「猿(モンキー)が人間に追いつけるかーッ」とか言ってた吸血鬼ディオに勝ったジョナサン・ジョースター以上の快挙です。
でも、サンシャインサイドから見ると、やっぱりそうなっちゃうのね(^_^;)
なまじサンシャインがその後のシリーズにも再登場し、単なるやられ役ではないくらいにキャラが立っちゃったから、よけい汚点っぽくなってます。
(あと、その後鳴り物入りで超人となったジェロが、まったく活躍できてないのも地味にキツイ。ジェロが超一流超人になってたら、強さの片鱗を見せた相手に負けたと言い訳が立つのに)
もう生き恥は晒さないと誓ったというのに、またもやこの体たらく。このまま生きて帰っても将軍様に殺されるからと、シングマンに「殺してくれ」と懇願するサンシャイン。
この世から跡形もなく消えてしまいたいからと、すぐそこに見えるニューヨーク湾に散骨するようにバラまいてもらえると嬉しいとまて言い出す始末。
なんか、読んでるこっちも泣けてきました。
いろんな意味で(~_~;)
シングマンは、サンちゃんの最後の願いを快諾。
音波で粉砕されて「ありがてぇ」と言うサンシャインに、「例などいらぬ」と返すシングマン。
元より粉砕して海に捨ててやろうと思っていたそうで、ご丁寧にもキャンバスをひっ剥がして袋状にして砂となったサンシャインを包みこみ、ブンブン振り回します。
勢いをつけられ、このまま袋ごと海に投げ込まれる―
その時!?
なんと、袋が突然の発火!?
驚くシングマンに、袋から語りかける声がします。
「グオッフォフォフォ いやぁ本当にありがとうシングマン! これで将軍様に殺されずに済みそうだ」
試合を見ていたテリーマンが、この突然の現象を理解。
「そうか使い捨てカイロの理屈か!」
続いて、ミートも原理に気づきました。
サンシャインの体は無数の砂で構成されているから、体内には磁気を帯びた砂鉄が多分に含まれている。その砂鉄は、空気に触れて振動を受けると酸化鉄となり激しく発熱する、と。
「そうか あれは巨大な使い捨てカイロってわけか!」
スグル様も納得です(^o^)
・・・・・・・・・・・・
ここでまさか、使い捨てカイロを持ち出してくるとは思いませんでした(^_^;)
いや、子供でも知ってる(想像できる)身近な物を持ち出してくるトコが、いかにも「ゆで漫画」って感じで好きですけどね。
直前に粉々になってるから表面積が増えて酸化しやすくなってるってのは、ちゃんと理にかなってますね(^^)
あと、説明シーンに描かれた冬の日の回想で、テキサス生まれで寒がりのテリーにスグルがカイロを分けていたことが判明。こういうほのぼのした日常も、「ゆで漫画」のいいところ。
ちなみに、一般の使い捨てカイロには、触媒として塩(鉄の酸化を速める)、活性炭(酸素を取り込むため)、水(サビの促進)、バーミキュライト(水を保水する)が入れられているそうです。それらも、うん。サンちゃんの体内に含まれていたとでも考えよう。あるいは、空気中に漂っていたとか、水分とか塩分はシングマンの汗を吸収してたとか。(あるいは、自分の涙とか(^3^;))
あと、使い捨てカイロって最高温度は約80度以下なので発火はしない(だから安全性が高い)のですが… これについては、低温で発火する物質が袋内にあった、とでも考えれば何とか(^u^;)>
「そんなことより、『Ⅱ世』で「サンシャインの体は砂金でできている」というエピソードがあったわけだが?」とツッコミたい貴方。
よく思い出して下さい。旧作「黄金のマスク編」では、ジェロニモの汗(というか水分)を吸収してコンクリート化するエピソードもありました。砂の化身だけあって、あらゆる砂が含まれていると考える方が妥当。
あるいは体を構成する砂の成分や種類、割合を自在に変更できるとかもありますね。状況に応じて。(主に作者の都合で)
「たばかるとは さすがは下等超人 汚いマネを平気でする!」
もっともなことを言うシングマンさん。
あの嘆きぶりのどこまでが演技だったのか疑問ですが、そういえばサンシャインって、「黄金編」でもジェロ相手に同情を誘う手を見せてました。リングに頭から埋まっていた時、「お前もスポーツマンだったら~」とか言って、引っ張りだしてもらいました。(もちろん、これは罠)
…今にしてみると、この漫画に「スポーツマン」って言葉が出ていたことの方がビックリですが(^y^;)
ともかくそのサンシャイン、「「汚い」とは悪魔にとって最高の誉め言葉よ~~っ!」とお約束の台詞を叫びます。
そして、体内の鉄成分と熱を利用して「あるもの」を鋳造していると言います。(「【鋳造】ってコトは 型 があるのか?」とか、いちいちツッコムな)
その「あるもの」とは―
胸の太陽マークとそれに付属するキーパーツでした!?
サンシャインの形状変化の要になっていたキーパーツでしたが、ジェロニモに引き抜かれて形状維持が出来なくなり、結果アパッチのおたけびを喰らって敗北しました(人間に)。
再登場した際、太陽マークは残していたものの、キーパーツ部分は封印。代わりに呪いのローラーを搭載して、見事ジェロニモにリベンジしました。
その封印したキーパーツを、あえて今作りだした。
そして、カギがハマり―
「復活! 地獄めぐりNo.6砂地獄!」
人型になって復活するサンシャイン!!
今回の話の冒頭を見るかぎり、砂化や再生自体は太陽マークがあれば出来るみたいですが、今回みたいな状況ではキーパーツが無いといけないのでしょう。旧作にあった設定を拾ってきて、なおかつその後の設定と上手く絡めて再構成してます。
サンちゃんの復活を許してしまいましたが、それでもシングマンはまだ余裕。何故なら、サンシャインはシングマンの宇宙隕石で出来たボディにキズひとつも付けていないからです。
そこでサンちゃん、どうしたかというと…
「だから自分の力に頼るのはもうやめて おまえと同じ地球外物質に頼ることにした!」
砂化したサンシャイン、シングマンの肩の中のエクストリームショルダーアーマリーの格納部に侵入! 発動する直前の技を、ディスクカッターを掴むことで暴発させました!!
「や…やめんかーーーーっ」
たまらず叫ぶシングマン。ホント、今回は踏んだり蹴ったりですね、このお人よし始祖(^_^;)
ここまでの話が、ちょうど新シリーズの第100話でした。
サンシャインのうろたえっぷりに始まり、いい人過ぎるシングマンさん、使い捨てカイロの原理に、卑怯なサンシャイン、「首領格」だの「キーパーツ」といった設定の復活…
これでもかってくらい、お腹いっぱいいろんな要素が詰まっていました。
ラストのシングマンさんの絶叫もなんか笑えますし(^u^;)
前回ラストの絶望的な空気を一掃する展開でした。
いや、こんな逆転劇アリか? アリだ。
(続きは後で書きます)
(ここからは8月25日に書いています)
ここから第102話(8月11日配信回)。
いろいろと作戦大成功で上機嫌の我らがサンちゃん。
今度は無理やり引きずり出したディスクカッターをキャンバスに投げつけたっ!!
「本当の地獄はここからよーーーっ!」
体内に大ダメージを負ったシングマンを抱え上げてジャンプして、空中で新しい技を仕掛けるサンシャイン。
その新技の名は、コンプリートサンド・セメタリープレス!!(長い…)
新技ではありますが、空中でクラッチするところは、アシュラマンとのコンビでよくやっていた地獄のコンビネーションでの空中ロメロスペシャルを思い出させます。
そしてクラッチしたまま落下する先には、先程引きずり出したディスクカッターが!?
シングマンの頑丈ボディも、自らの最強武器には敵わず大きく損傷。
「自分の最大の武器が自分の体を穿つ… これは最高の見せ物だぜ」
愉快そうなサンシャイン。
相手の武器を逆利用するのってバトル漫画のお約束(あと、仮面ライダーはよくやってる)で凄く燃えるシーンになることも多いのですが、この漫画は試合形式で戦っているせいか、妙に卑怯に見えますね。
…いや、卑怯に見えるのはサンちゃんのキャラのせいか?(^_^;)
「ひ…品性下劣な 下等超人ごときに~~っ!」
始祖としての意地でたちあがろうとするシングマンでしたが、
「この世を支配させるわけには… いかんの… …だ…」
ダメージは大きく、遂に力尽きました。
そもそもペインマン同様、大ダメージを喰らった経験も無かったのでしょうしね。
ともかくサンシャインの大勝利です!
敗れたシングマンは、疑問の言葉をサンシャインにぶつけます。
「人間にも敗れた超人が… なぜここまで闘える?」
勝者となったサンシャインは、事もなげに言います。
「人間に負けたことは確かだ! しかしいつまでも記憶してちゃあ悪魔超人は務まらねえ
“都合の悪いことは忘れよ!” 悪魔超人には記憶力の欠如が必要なんだよ」
呆れたステキ過ぎるポリシーです(^_^;)
いや、過去の戦いがトラウマとなってるキャラが多い漫画なので、むしろ清々しいというべきか?
まあ、一番清々しく昔のことを忘れているのは、他でもない原作者なのですが(^^;)>(とんでもねぇ)
「き…記憶力の欠如… おまえたち下等超人は本当に無責任だ…」
ゆでたまごにサンシャインに呆れたセリフを吐くシングマン。
「グォーフォフォフォ “下等超人”をナメるなよ!」
先程までのクレバーさは何処へやら? 大喜びしているサンちゃんが、バカ丸出しって感じで実にステキ(^3^)/
「悪魔将軍様に栄光あれーーーーっ!」
しかし、この新シリーズのここまでの試合、悪魔超人達がカッコよかったり、威厳があったり、立派だったり、感動させたりで、それはそれでよかったのですが、ここへ来て本来の悪魔超人らしい勝ち試合となりました。
これですよ、この卑劣さこそが悪魔!
「どんな手を使ってでも勝てばいい」とは他の悪魔たちも言ってましたが、それをここまで卑劣に徹底したのはサンちゃんぐらい。
試合を見ていたバッファローマンとBHも、「悪魔超人の鑑だ」とばかり、大はしゃぎしてます。
実に素晴らしい試合でした。
(正義超人との和解が遠のいた気がしますが、スグル達は素直に喜んでいたし、大丈夫かな?)
結局、呪いのローラーの発動はもとより、地獄のピラミッド・凱旋門・コマへの変身も見られなかったのは意外でした。
哀れなのは、シングマン。コンクリート、音波攻撃、隕石ボディ、ディスクカッターと特殊能力の数々を披露したものの、技らしい技は見せないまま敗れてしまいました(>_<)
一応、ディスクカッター→音波攻撃のコンボの爆破解体が(格ゲーでいうところの)超必殺技になるのかな? でも、巨体や頑強ボディを利用したパワフルな技も見てみたかったです。
彼はあまりにもお人よし過ぎたんや…(-_-;)
この後シングマンが恨み言のように完璧超人の過去を語り始めますが、サンちゃんは「なんだまたお得意のホラ話か?」と一笑に伏せます。
ともかく、完璧超人の過去が新たに判明するのですが、また長くなりそうなので、今回の感想はここでオシマイにします(^^)
(8月25日追記)
更新が遅くなってしまったので、もう次の第103話(8月25日配信回)となってしまいました(^^;)>
シングマンの語った過去話についてはまたの機会にしますが、その前にサンちゃんについて。
一通り話を聞いたと思ったら、奪った星のダンベルでシングマンを殴打!!
その上、満身創痍のシングマンを
「うる」
「せーぞ」
「バカがぁーーっ!!」
と言ってダンベルでフルスイング!!
完璧の巨像に叩きつけられしつつも、シングマンは空の彼方に飛んでいきました…
ヒデェ! 悪魔か貴様っ!? (悪魔です)
一応、シングマンに敬意を払ってる(と、とれなくもない)台詞も言ってますけどね。
任務を果たしたサンシャイン(人でなし)は、もと来たゲートから超人墓場へと帰って行きました。将軍様と合流するのでしょうね。
ジャンクマンと違ってまだまだ元気なので、もう1戦できそうです。次はアシュラとのコンビ復活かも?
なお男神にされてた像はシングマンが激突した衝撃でコンクリートが剥がれ、無事もとの「自由の女神」に戻りました(・o・)
舞台は変わって、日本の京都。
その地に現れた騎士は、焦熱の忍者。
そして、空から舞い降りた始祖は、烏の姿をした超人!?
続く!!
しかし、サンシャインの胸にあった日輪マークは、4つに割れていました。
それが再生に必要な変態能力を司る部分だと見抜いたシングマンが、完全破壊したからです。
(続きは後で書きます)
(ここからは8月24日に書いています)
決着をつけようと、サンシャインの頭部を踏み砕こうとするシングマン。
その時、サンシャインが取った行動は―
「グゥゥ~~~ッ 情けねェ なぜ…なぜいつもオレはこうなのだ?」
泣きおったわ、この超人(°Д°;)!?
サンちゃんは、せっかく悪魔将軍から首領格を任されてるのに、肝心なところでいつも負けてしまう我が身を嘆いています。
というか、サンシャインが「悪魔超人の首領格」って設定が復活してたのね?
「黄金のマスク」編でジェロニモにそう言われてて、実際それに相応しい風格があったけど、将軍登場&アシュラ再登場以降はその2人より格下イメージだったからなぁ…
てっきり、たまたま悪魔騎士の中で最後に試合をしたから、アイドル超人たちに勝手にボス格扱いされてたのかと思ってたよ(^3^;)>
そんなサンちゃんに、強者の余裕かシングマンは「気に病む必要はない」と言います。責任は、弟子たちを勝てぬ相手にさしむけたゴールドマン(=将軍)にあると。
でも、ネガティブモードに入ってるサンちゃんの嘆きは止まず、かつて人間に負けてしまったという大失態まで吐露。
「に…人間に?」
それを聞いて、さすがにシングマンもドン引き。
相手が下等超人だと思ってたでしょうが、よもやそこまで低レベルだとは思いもよらなかったのでしょう。
ちなみにこのちょっと後の場面で、そのサンシャインが負けた人間(=ジェロニモ)が久しぶりに登場。アブーと仲良く同じ病室で、テレビ観戦してました。2人とも無事だったようです(^3^)
しかしジェロニモVSサンシャインって、非力な人間(当時は未熟な若手超人だと思われていたけど)が死力を尽くして強大な力を持つ超人に勝つという、感動の展開だったんですけどね。
「猿(モンキー)が人間に追いつけるかーッ」とか言ってた吸血鬼ディオに勝ったジョナサン・ジョースター以上の快挙です。
でも、サンシャインサイドから見ると、やっぱりそうなっちゃうのね(^_^;)
なまじサンシャインがその後のシリーズにも再登場し、単なるやられ役ではないくらいにキャラが立っちゃったから、よけい汚点っぽくなってます。
(あと、その後鳴り物入りで超人となったジェロが、まったく活躍できてないのも地味にキツイ。ジェロが超一流超人になってたら、強さの片鱗を見せた相手に負けたと言い訳が立つのに)
もう生き恥は晒さないと誓ったというのに、またもやこの体たらく。このまま生きて帰っても将軍様に殺されるからと、シングマンに「殺してくれ」と懇願するサンシャイン。
この世から跡形もなく消えてしまいたいからと、すぐそこに見えるニューヨーク湾に散骨するようにバラまいてもらえると嬉しいとまて言い出す始末。
なんか、読んでるこっちも泣けてきました。
いろんな意味で(~_~;)
シングマンは、サンちゃんの最後の願いを快諾。
音波で粉砕されて「ありがてぇ」と言うサンシャインに、「例などいらぬ」と返すシングマン。
元より粉砕して海に捨ててやろうと思っていたそうで、ご丁寧にもキャンバスをひっ剥がして袋状にして砂となったサンシャインを包みこみ、ブンブン振り回します。
勢いをつけられ、このまま袋ごと海に投げ込まれる―
その時!?
なんと、袋が突然の発火!?
驚くシングマンに、袋から語りかける声がします。
「グオッフォフォフォ いやぁ本当にありがとうシングマン! これで将軍様に殺されずに済みそうだ」
試合を見ていたテリーマンが、この突然の現象を理解。
「そうか使い捨てカイロの理屈か!」
続いて、ミートも原理に気づきました。
サンシャインの体は無数の砂で構成されているから、体内には磁気を帯びた砂鉄が多分に含まれている。その砂鉄は、空気に触れて振動を受けると酸化鉄となり激しく発熱する、と。
「そうか あれは巨大な使い捨てカイロってわけか!」
スグル様も納得です(^o^)
・・・・・・・・・・・・
ここでまさか、使い捨てカイロを持ち出してくるとは思いませんでした(^_^;)
いや、子供でも知ってる(想像できる)身近な物を持ち出してくるトコが、いかにも「ゆで漫画」って感じで好きですけどね。
直前に粉々になってるから表面積が増えて酸化しやすくなってるってのは、ちゃんと理にかなってますね(^^)
あと、説明シーンに描かれた冬の日の回想で、テキサス生まれで寒がりのテリーにスグルがカイロを分けていたことが判明。こういうほのぼのした日常も、「ゆで漫画」のいいところ。
ちなみに、一般の使い捨てカイロには、触媒として塩(鉄の酸化を速める)、活性炭(酸素を取り込むため)、水(サビの促進)、バーミキュライト(水を保水する)が入れられているそうです。それらも、うん。サンちゃんの体内に含まれていたとでも考えよう。あるいは、空気中に漂っていたとか、水分とか塩分はシングマンの汗を吸収してたとか。(あるいは、自分の涙とか(^3^;))
あと、使い捨てカイロって最高温度は約80度以下なので発火はしない(だから安全性が高い)のですが… これについては、低温で発火する物質が袋内にあった、とでも考えれば何とか(^u^;)>
「そんなことより、『Ⅱ世』で「サンシャインの体は砂金でできている」というエピソードがあったわけだが?」とツッコミたい貴方。
よく思い出して下さい。旧作「黄金のマスク編」では、ジェロニモの汗(というか水分)を吸収してコンクリート化するエピソードもありました。砂の化身だけあって、あらゆる砂が含まれていると考える方が妥当。
あるいは体を構成する砂の成分や種類、割合を自在に変更できるとかもありますね。状況に応じて。(主に作者の都合で)
「たばかるとは さすがは下等超人 汚いマネを平気でする!」
もっともなことを言うシングマンさん。
あの嘆きぶりのどこまでが演技だったのか疑問ですが、そういえばサンシャインって、「黄金編」でもジェロ相手に同情を誘う手を見せてました。リングに頭から埋まっていた時、「お前もスポーツマンだったら~」とか言って、引っ張りだしてもらいました。(もちろん、これは罠)
…今にしてみると、この漫画に「スポーツマン」って言葉が出ていたことの方がビックリですが(^y^;)
ともかくそのサンシャイン、「「汚い」とは悪魔にとって最高の誉め言葉よ~~っ!」とお約束の台詞を叫びます。
そして、体内の鉄成分と熱を利用して「あるもの」を鋳造していると言います。(「【鋳造】ってコトは 型 があるのか?」とか、いちいちツッコムな)
その「あるもの」とは―
胸の太陽マークとそれに付属するキーパーツでした!?
サンシャインの形状変化の要になっていたキーパーツでしたが、ジェロニモに引き抜かれて形状維持が出来なくなり、結果アパッチのおたけびを喰らって敗北しました(人間に)。
再登場した際、太陽マークは残していたものの、キーパーツ部分は封印。代わりに呪いのローラーを搭載して、見事ジェロニモにリベンジしました。
その封印したキーパーツを、あえて今作りだした。
そして、カギがハマり―
「復活! 地獄めぐりNo.6砂地獄!」
人型になって復活するサンシャイン!!
今回の話の冒頭を見るかぎり、砂化や再生自体は太陽マークがあれば出来るみたいですが、今回みたいな状況ではキーパーツが無いといけないのでしょう。旧作にあった設定を拾ってきて、なおかつその後の設定と上手く絡めて再構成してます。
サンちゃんの復活を許してしまいましたが、それでもシングマンはまだ余裕。何故なら、サンシャインはシングマンの宇宙隕石で出来たボディにキズひとつも付けていないからです。
そこでサンちゃん、どうしたかというと…
「だから自分の力に頼るのはもうやめて おまえと同じ地球外物質に頼ることにした!」
砂化したサンシャイン、シングマンの肩の中のエクストリームショルダーアーマリーの格納部に侵入! 発動する直前の技を、ディスクカッターを掴むことで暴発させました!!
「や…やめんかーーーーっ」
たまらず叫ぶシングマン。ホント、今回は踏んだり蹴ったりですね、このお人よし始祖(^_^;)
ここまでの話が、ちょうど新シリーズの第100話でした。
サンシャインのうろたえっぷりに始まり、いい人過ぎるシングマンさん、使い捨てカイロの原理に、卑怯なサンシャイン、「首領格」だの「キーパーツ」といった設定の復活…
これでもかってくらい、お腹いっぱいいろんな要素が詰まっていました。
ラストのシングマンさんの絶叫もなんか笑えますし(^u^;)
前回ラストの絶望的な空気を一掃する展開でした。
いや、こんな逆転劇アリか? アリだ。
(続きは後で書きます)
(ここからは8月25日に書いています)
ここから第102話(8月11日配信回)。
いろいろと作戦大成功で上機嫌の我らがサンちゃん。
今度は無理やり引きずり出したディスクカッターをキャンバスに投げつけたっ!!
「本当の地獄はここからよーーーっ!」
体内に大ダメージを負ったシングマンを抱え上げてジャンプして、空中で新しい技を仕掛けるサンシャイン。
その新技の名は、コンプリートサンド・セメタリープレス!!(長い…)
新技ではありますが、空中でクラッチするところは、アシュラマンとのコンビでよくやっていた地獄のコンビネーションでの空中ロメロスペシャルを思い出させます。
そしてクラッチしたまま落下する先には、先程引きずり出したディスクカッターが!?
シングマンの頑丈ボディも、自らの最強武器には敵わず大きく損傷。
「自分の最大の武器が自分の体を穿つ… これは最高の見せ物だぜ」
愉快そうなサンシャイン。
相手の武器を逆利用するのってバトル漫画のお約束(あと、仮面ライダーはよくやってる)で凄く燃えるシーンになることも多いのですが、この漫画は試合形式で戦っているせいか、妙に卑怯に見えますね。
…いや、卑怯に見えるのはサンちゃんのキャラのせいか?(^_^;)
「ひ…品性下劣な 下等超人ごときに~~っ!」
始祖としての意地でたちあがろうとするシングマンでしたが、
「この世を支配させるわけには… いかんの… …だ…」
ダメージは大きく、遂に力尽きました。
そもそもペインマン同様、大ダメージを喰らった経験も無かったのでしょうしね。
ともかくサンシャインの大勝利です!
敗れたシングマンは、疑問の言葉をサンシャインにぶつけます。
「人間にも敗れた超人が… なぜここまで闘える?」
勝者となったサンシャインは、事もなげに言います。
「人間に負けたことは確かだ! しかしいつまでも記憶してちゃあ悪魔超人は務まらねえ
“都合の悪いことは忘れよ!” 悪魔超人には記憶力の欠如が必要なんだよ」
呆れたステキ過ぎるポリシーです(^_^;)
いや、過去の戦いがトラウマとなってるキャラが多い漫画なので、むしろ清々しいというべきか?
まあ、一番清々しく昔のことを忘れているのは、他でもない原作者なのですが(^^;)>(とんでもねぇ)
「き…記憶力の欠如… おまえたち下等超人は本当に無責任だ…」
ゆでたまごにサンシャインに呆れたセリフを吐くシングマン。
「グォーフォフォフォ “下等超人”をナメるなよ!」
先程までのクレバーさは何処へやら? 大喜びしているサンちゃんが、バカ丸出しって感じで実にステキ(^3^)/
「悪魔将軍様に栄光あれーーーーっ!」
しかし、この新シリーズのここまでの試合、悪魔超人達がカッコよかったり、威厳があったり、立派だったり、感動させたりで、それはそれでよかったのですが、ここへ来て本来の悪魔超人らしい勝ち試合となりました。
これですよ、この卑劣さこそが悪魔!
「どんな手を使ってでも勝てばいい」とは他の悪魔たちも言ってましたが、それをここまで卑劣に徹底したのはサンちゃんぐらい。
試合を見ていたバッファローマンとBHも、「悪魔超人の鑑だ」とばかり、大はしゃぎしてます。
実に素晴らしい試合でした。
(正義超人との和解が遠のいた気がしますが、スグル達は素直に喜んでいたし、大丈夫かな?)
結局、呪いのローラーの発動はもとより、地獄のピラミッド・凱旋門・コマへの変身も見られなかったのは意外でした。
哀れなのは、シングマン。コンクリート、音波攻撃、隕石ボディ、ディスクカッターと特殊能力の数々を披露したものの、技らしい技は見せないまま敗れてしまいました(>_<)
一応、ディスクカッター→音波攻撃のコンボの爆破解体が(格ゲーでいうところの)超必殺技になるのかな? でも、巨体や頑強ボディを利用したパワフルな技も見てみたかったです。
彼はあまりにもお人よし過ぎたんや…(-_-;)
この後シングマンが恨み言のように完璧超人の過去を語り始めますが、サンちゃんは「なんだまたお得意のホラ話か?」と一笑に伏せます。
ともかく、完璧超人の過去が新たに判明するのですが、また長くなりそうなので、今回の感想はここでオシマイにします(^^)
(8月25日追記)
更新が遅くなってしまったので、もう次の第103話(8月25日配信回)となってしまいました(^^;)>
シングマンの語った過去話についてはまたの機会にしますが、その前にサンちゃんについて。
一通り話を聞いたと思ったら、奪った星のダンベルでシングマンを殴打!!
その上、満身創痍のシングマンを
「うる」
「せーぞ」
「バカがぁーーっ!!」
と言ってダンベルでフルスイング!!
完璧の巨像に叩きつけられしつつも、シングマンは空の彼方に飛んでいきました…
ヒデェ! 悪魔か貴様っ!? (悪魔です)
一応、シングマンに敬意を払ってる(と、とれなくもない)台詞も言ってますけどね。
任務を果たしたサンシャイン(人でなし)は、もと来たゲートから超人墓場へと帰って行きました。将軍様と合流するのでしょうね。
ジャンクマンと違ってまだまだ元気なので、もう1戦できそうです。次はアシュラとのコンビ復活かも?
なお男神にされてた像はシングマンが激突した衝撃でコンクリートが剥がれ、無事もとの「自由の女神」に戻りました(・o・)
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