CANDY TIME

今回のストーリーは、全部で5章の話になっています。


まずは第1章。

いきなり伝説の7人ライダーの登場です！！

世界各地で財団Xと戦う仮面ライダー1号＆2号、V3＆ライダーマン、Xライダー＆アマゾンライダー、そしてストロンガー。
ストロンガー以外の6人は2人ずつタッグを組んでいます。
もちろん、往年の名コンビの組み合わせです。
そして、炸裂する必殺技！
しかも、名曲「戦え! 七人ライダー」をアレンジしたBGMが流れているので、いきなりテンションは最高潮です！！
旧作のライダーがゲスト登場することは度々あれど、意外と再現されない必殺技使用と専用BGMの使用。
今回の映画は、いきなりお腹いっぱいです(^^)


続いて、第2章。今度はオーズ編です。
テレビの最終回の後の話となっています。
未来から来たという仮面ライダーポセイドン。
それに立ち向かうのは、火野映司、そしてアンク・・・？
なぜアンクが復活したのか、その理由は映画を観てみてください。
一応文字反転でネタバレを書いときます。（ポセイドン同様、未来から来た）
私は『オーズ』本編はそんなに見ていないのですが、今回の映画を観て、本編を見る時が楽しみになってきました。


続いて、第3章。今度はW編です。
まず何より嬉しいのは、Wが登場したこと自体ですね。
それも、ちゃんと左翔太郎とフィリップが登場して変身しますし。
もっとも、この章ではWには変身せず、ジョーカーに単独変身します。これはこれで嬉しい(^^)
思わぬサプライズ登場ですが、Wもちゃんとストーリーに絡む上、（主役2人ほどではないにしろ）出番は多いです。

それから、この章では財団Xの罠に陥った7人ライダーが囚われました。
罠にハマって大ピンチ！　とは、いかにも昭和ライダーっぽい展開です(^^)


第4章はフォーゼ編。
私は『フォーゼ』本編は見たことがないので、初めてどんな作品なのか知りました。
噂の「宇宙キター！」を見たのも初めてです。
変身の時、後ろで仮面ライダー部のメンバーが一緒にコールしてるのがいい感じですね(^o^)

空から降ってきた謎の美少女・美咲撫子は、如月弦太朗と同様に仮面ライダーに変身しました。
撫子のことを好きになる弦太朗でしたが・・・
学園ものの定番とも言える、「型破りな学園の風雲児が、謎めいた美少女にホレる」という展開。（昔だったら前者は番長、後者は転校生ってトコでしょうね）
オチはもちろん、この恋は実りません。（撫子が人間の姿をトレースした宇宙生命種だったからで、フラれたわけでもないけど）
撫子は変身前はほとんど喋らないのですが、仮面ライダーなでしこに変身したらいきなりかわいい声で喋りだすので、そのギャップが面白いです。
あと、なでしこがアクションする度に、メルヘンアニメみたいな効果音が出るのも愉快です。
フォーゼとなでしこのダブルライダーの戦いもなかなか面白いので、これは観てもらいたいですね。

ところで、今回の敵の超銀河王とサドンダスは、映画『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』に登場した銀河王とサドンダスのリメイクだったりします。
なのに、今回の映画にスカイライダーは出ないという(>_<)
7人ライダーの敵なので、TVSPに登場した暗黒大将軍にすればよかったのに・・・(-_-;)
まあ、「映画」「宇宙」繋がりで銀河王たちにしたのでしょうけど(^^;)

で、サドンダスの方は、撫子が最後の力で作り出したロケットスイッチS1を使ってステイツチェンジした仮面ライダーフォーゼ ロケットステイツに倒されます。
ちなみに、S1は「スーパーワン」と読みます(^^)


そして、第5章。
W、オーズ、フォーゼが追っていたのは共通の敵でした。

仮面ライダー部の前に姿を現す映司。
再会時の挨拶が「弦太朗くん、友達増えた？」なのが、笑えると同時に、夏の映画の時の会話を思い出させてくれます。
映司に連れられ弦太朗が向かった先では、翔太郎とフィリップが待っていました。

ここに3人の主役ライダーに変身する4人が、素顔で集結しました！！

3人のバイクがあるのもいい感じ(^o^)v

初顔合わせながら意気投合する翔太郎と弦太朗。
それを見て、「似たもの同士」と称するフィリップ。
1人だけ全員と会ったことのある映司が、仲を取り持ちつつ、話を進めます。
このメンバーって、バランスがいいです。
貫禄のある翔太郎とフィリップ、気の利く映司、威勢のいい弦太朗。
平成ライダーで、こんなに先輩・後輩関係がしっくりくる場面を見られるとは思いませんでした(^o^)

で、翔太郎が財団Xについて2人に説明するのですが、彼らの前に4人のゾディアーツが現れます。
3人のライダーへの変身シーンが続き、それぞれの愛車に乗って走ります。

Wがゾディアーツ軍団の相手を引き受け、オーズとフォーゼは今回の黒幕である財団Xのレム・カンナギの元へ向かいます。
しかし、2人のライダーの前に戦闘員軍団が立ちはだかります。
ここで、W、オーズ、フォーゼ、それぞれの番組の主題歌が流れる中、メモリ、メダル、スイッチを入れ替えながら戦うスピーディな戦闘シーンが見られます(^o^)

しかし、アジトの乗り込んだものの、カンナギには逃げられます。
後を追おうとしたオーズの前に現れたのは、ダミー怪人軍団！
テラー、クレイドール、ナスカ（レベル3）、スミロドン・ドーパントと、ウヴァ、カザリ、ガメル、メズールの4人のグリード。
本物ではないとはいえ、8人の強敵が現れました。
そこへ駆けつけたフォーゼが持っていたのは、1号～ライダーマンのスイッチとXライダー達3人のメダルが入ったカバン。
カンナギが持っていたカバンに入っていたそれらを、イチかバチか使ってみる2人。

すると、7人ライダーが登場しました！？

罠に落ちた彼らは、メダルやスイッチに姿を変えられていたのです。
さらに、未来からの援軍も来ます。
オーズ編にも登場した仮面ライダーアクアが、未来のコアメダルを持って駆けつけたのです。
ドーパントとグリードの相手を7人ライダーとアクアに任せ、2人はカンナギを追います。

以下、バトルシーンが目白押し。

7人ライダーとアクアは、必殺技を次々と決め、ドーパントとグリードを倒します。
他のライダーは基本技を使ってるのに、1人だけV3反転キックを使って目立とうとするあたりが、さすがV3！(^^)
ストロンガーは、ちゃんと「ストロンガー電キック」と叫んで、エネルギーを集中してる描写が入ってからキックを決めてました。
昭和ライダーの必殺技を、今の技術で見せてくれました。
あとこの場面、敵キャラは全員S.H.Figuartsで商品化されているんですよね。
ライダー側も全員揃って欲しいところ。

Wはサイクロンジョーカーエクストリームとなり、ゾディアーツ軍団のリーダー格のユニコーン・ゾディアーツを撃破！
映画だとゴールドエクストリームの印象の方が強いのですが、今回の映画では主役ではない（あと、相手もエターナルやコアほど強くない）ので、ハデさを抑えてるんでしょうね。

そしてオーズとフォーゼは、未来のコアメダルを使ってスーパータトバコンボに、撫子が残したロケットスイッチS1を使ってロケットステイツに変身し、カンナギが変身した超銀河王を倒しました。
超銀河王の最期のセリフが、元ネタの銀河王同様「ザンネンムネン」だったのには笑いました(^o^)


エンディングのスタッフロールの後、仮面ライダーメテオが登場して終了。
メテオの活躍は、今後のテレビ本編で。


そんなわけで今回の映画は、ライダー同士の先輩・後輩関係がいい感じで描かれてたり、主題歌が流れる戦闘シーンなど、昭和ライダーのいい所を平成ライダーにも取り込んだ感じで、「こういうのが見たかった！」って思いました(^o^)v
一方で、最近の平成ライダーらしく、フォームチェンジを駆使した戦いも見ごたえがあります。
昭和ライダーも、カッコいい戦闘シーンが見られ、1人ずつ怪人を倒しているので扱いが良かったです。
（捕えられたのも罠にかかったからで、実力で負けたワケじゃないのがポイント高いです）
『W』と『オーズ』の後日談、『フォーゼ』の1エピソードとしてもいい感じじゃないでしょうか？
先述の映司と弦太朗の再会時の挨拶や、翔太郎と映司の会話に、初共演した時のことを思い出させてくれるセリフもあって、燃えるものがありました。
すごく面白かったので、是非映画館で観てもらいたいです(^^)


あと、最後に正月の『ゴーカイジャー』の映画の予告、そして春に上映するという『仮面ライダー』VS『戦隊』の映画の予告が流れました。
こちらも楽しみです(^^)

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