CANDY TIME

祝・開設15周年!!

秘密基地最後の日

2013.10.21 (Mon) Category : 特撮(ゴーグルⅤ)

(本文は10月26日に書いています)

You Tubeで公式配信されている『大戦隊ゴーグルファイブ』
第48話は、第1話から登場していたデスダークの女スパイ・マズルカの退場回となりました。




この本文を書いてる日はもう配信が終わってるので、以下記憶を頼りに書いてます(^_^;)


まず、前回デスダークが持ち帰っていた最終兵器ダーク砲。デスダークは今回こそ、コレを使おうとします。
でも、物質転送装置のゲートは前回壊しちゃった(&新しいのを作ってたらゴーグルⅤに見つかるからでしょう)から、今回は車で運んでいます。
ところが、その行く手にゴーグルⅤが立ち塞がります。
「ダーク砲にも弱点がある!」と指摘するゴーグルレッド。ダーク砲に使われているハイトロンが放出するエネルギーがあまりにも大きく、それゆえ探知がしやすいというのです。
そう言えば前回も、巨大戦終了後にシーザーで設置場所に迷うことなく向かってましたね。実に理にかなった展開です(^^)
ゴーグルⅤは今度こそダーク砲を破壊しようとしますが、デスダークの新怪人チーターモズーの発する排気ガスを煙幕代わりに使われ、逃げられてしまいました。

その頃デストピアでは、デスマルク大元帥がマズルカに重要任務に就くよう命じてました。命の危険が極めて大きいものの、それが成功した暁には大臣として迎え入れると言う大元帥。更に、デスギラー将軍はアテにしてないだとか、マズルカは組織の為によくやってくれているとまで言います。
マズルカさん本人はデスギラーを出し抜くとか大臣になる気とかは無さそう(たぶん)ですが、これまでの功績を讃えられたことと忠誠心から、件の任務に志願します。
そして、マズルカにハイトロンを注入する手術を行う大元帥。
更に、眠っているマズルカに「何か」を埋め込みました―

未来科学研究所では、デスダークの動きをレーダーで監視していました。
デスダークがダーク砲を持ち出せばすぐ探知できますが、ヤツらがいつ出陣するかは分からない。なので24時間の監視体制なのですが、これを行うのはゴーグルⅤとコンボイとみどりの11人。交代性とはいえ明らかにオーバーワークで、小学生であるコンボイの5人(と黄島さんも(^^;))は疲労困憊。
未来科学研究所自体には他にも職員がいますが、世界最新のコンピューターを操れるのはコンボイ(と、一応ゴーグルⅤとみどり)だけ。歳若いゆえにコンピューターへの適応性は高いとして選ばれた彼らですが、今回はそれが裏目に出ます。(詳しくは後述)

そうこうしている内に、再び持ち出されたダーク砲が発するエネルギーをキャッチした未来科学研究所。
ゴーグルⅤは急いで出撃し、辛うじて使用される前に設置場所に辿り着きました。
デスギラーはまだ準備の出来ていないダーク砲でゴーグルⅤを消し去ろうとしますが、そうはさせじとゴーグルⅤは戦闘を開始!
そして、ゴーグルイエローが(レッドの指示で)ダーク砲をガケ下に落として破壊しました!!
巻き上がる爆風を浴びて、「アチアチ!」と暑がるイエロー。
エネルギーの充填が終わってない段階でもこれだけの破壊力があると知り、レッドやブラックは慄いていました。チャージ完了してたら、ダーク砲の発射自体を防げたとしても、ダーク砲の爆発でおびただしい被害が出ていたことでしょう。

前回から続いたダーク砲騒動も、これで一件落着。
でも、今回の話はここからが本番です。
ハイトロンの効果でマズルカさんは透明化する能力を手に入れていたのです。(ホント、何でもアリだなハイトロン・・・)
目的は、未来科学研究所の所在地の発見。
で、ゴーグルⅤが戻ってくる前にゴーグルクーガーに乗り込み、そうとは知らないゴーグルⅤは基地へ戻ります。(ブラックは気配を感じたのですが、敵の姿が無い(というか見えない)ので気のせいだと判断してました)
こうしてマズルカさんは、まずはゴーグルマシーンとクーガーの搬入口から基地内(車両の格納庫?)に入ることに成功。さっそく報告すると、チーターモズーが基地へ向かって出撃します。

モズーが基地へのルートをまっすぐに突き進んでいるのを知ったゴーグルⅤは、迎撃の為に出動。
彼らが扉を開けたので、マズルカさんは格納庫よりも更に奥へと進みます。
ゴーグルⅤが基地から出て行くのを見計らって、すぐ近くまで来ていたデスギラー将軍率いる戦闘部隊が姿を現し、搬入口のシャッターが開くのを待ちます。

司令室を探すマズルカは、あまりの基地の広大さに嘆きの言葉を吐きます。すっかりヘトヘト状態ですが、これは探し疲れただけではありません。
実はハイトロンを浴びたことが原因で体が弱っているのですが、本人はそんなことは知りません。
姿は見えなくてもレーダーには反応するようで警備員たちが見回りに現れ、その度に姿を消してやり過ごしていたので、よけい体への負担が大きくなったのでしょう。

一方コンボイは基地内の様子がおかしいことまでは察していたのですが、何ら有効な対処をしてません。敵が透明になってるという発想が無かったというのもあるでしょうが、それよりも連日のハードワークの疲れで判断力が鈍っていたのでしょう。

その頃ゴーグルⅤはというと、逃げるチーターモズーを追っていたのですが、レッドが敵の行動に疑問を感じました。
それまで基地へとまっすぐ近づいて来たのに、今度は一転して基地から遠ざかっている?
先ほどの戦闘後、チーターモズーは帰っていくクーガーとマシーンを密かに尾行して基地へのルートを知ったのかと思っていたのですが、そうではなく誰かが手引きしてルートを教えたのでは?
じゃあ今その人物は、基地内にいるのでは?
モズーの行動は、ゴーグルⅤを基地から遠ざける陽動だと気付き、急いで引き返すことに。
しかしその途中、チーターモズー率いる部隊に待ち伏せされます。

チーターモズーは、レーシングカーっぽいメカが融合しているのが特徴のモズーです。
前述の排気ガスを吐く能力や、巨大プラグを2つスパークさせて投げつける技、そして腹ばいになって体前面に付いたタイヤで爆走する能力があります。
で、その爆走能力が強力で、高速移動出来るだけでなく、戦闘にも使えます。
凄いスピードで迫って、ゴーグルⅤを翻弄し、コケたイエローを轢いていきます。
(このシーン、轢かれたイエローのスーツとメットにタイヤ跡がくっきりついています。
 撮影的にいうと、模様を付けたスーツとメットを着ただけで、
 場面的にいうと、イエローの痛がり方を含めてコミカルな場面で、
 設定的にいうと、スーツが守ってくれるでしょうから、衝撃の痛みはあるでしょうがそれほどのダメージでもないのでしょう。
 子供の頃初めて見た時も、それぐらいは理解できてました。
 でも、何か怖くてダメでした。
 タイヤ跡があるのが怖かったんでしょうね。
 で、大人になった今見ても、やっぱりダメでした。
 いや、見ることは普通に出来ますが、子供の頃怖かった記憶が蘇りまして・・・)

で、続いてブラックとブルーの腕を掴み、2人を引きずりながら走ります。
(こっちは怖くなかった(というか、忘れていた)んだよな。
 スーツにダメージ表現が無かったからか?)

ここで、ゴーグルブルーが反撃!
得意のジェットダッシュでチーターモズーに挑み、突進してくるモズーを逆にブッ飛ばしました!
スピードスター同士の戦いが見事なのと、これまでマダラマンを蹴散らす技というイメージのジェットダッシュがモズーにも通じる技たったことが分りました。
で、トドメはもちろんゴールデンスピアです。

続いて、チーターコングが出動し、巨大戦となります。(今回も号令は大元帥が担当)
もちろんゴーグルⅤ側も応戦の為にシーザーを呼ぶのですが、第10話からずっと流れていた挿入歌「出撃!ゴーグルロボ」が流れませんでした。というのはこの後の展開で、巨大戦の場面と基地内の場面が交互に描かれるからで、挿入歌を長々と流せないからです。

で、マズルカは遂に地下の司令室に通じるシューターを発見! そこを通過している時も出口を潜った時も透明だったので、コンボイは見す見す侵入を許してしまいます。
しかし、もう限界が来たのか、マズルカは実体化しました。
驚くコンボイとみどりの前で、マズルカはメチャクチャに暴れて、コンピューターを次々と破壊。セキュリティロックが解除され、デスギラーの部隊も開いた搬入口から基地内に入って行きます。(途中の扉がある場所で、マダラマン達に扉を開けてあげるデスギラーがラブリー♪)

基地内にデスダークが潜入したと知らされ、ゴーグルロボで戦っているレッド達にも焦りが。
何とかコングを倒し、急いで基地へ戻ります。
(ブラックとピンクだけ先に帰さなかったのは、前回と同じ理由でしょう)

その頃司令室では、マズルカだけでなくデスギラーまでやって来ました。
任務を達成し、喜んで報告するマズルカ(←デスギラーを出し抜いた感、一切無し)でしたが、デスギラーは―

「マズルカ!? お前、まだ生きていたのか?」

その言葉に驚くマズルカ。
彼女がいない場面でのデスギラーと大元帥の会話で既に語られていたのですが、もともとマズルカは捨て駒にされてたのです。
大元帥はマズルカを大臣にする気などサラサラ無く、基地を発見した後は体内に埋め込んだ爆弾で基地を破壊するつもりだったのです。(ヒデェ・・・)

デスギラーもデスギラーで、女スパイが大臣になれるとでも思っていたのか? などとヒドい言いようで、爆弾を爆発させるリモコンスイッチを持ってきてたので、それで爆発させようとします。
その前にまずは脱出しようとしたデスギラーですが、途中でゴーグルⅤと遭遇。追い詰めれれて、再び司令室に逆戻り。
で、みどりからマズルカの爆弾のことを知らされるレッド達。
戻ってきたデスギラーとマズルカが取っ組み合いをしている間に、まずはみどりとコンボイを逃がします。

マズルカはデスギラーからリモコンを奪うと、デスギラーを道連れにする為、自らスイッチを押して自爆します。
ゴーグルⅤはとっさに身を伏せるものの、基地全体が大爆発!!!!

ゴーグルⅤは無事なのか? みどりとコンボイは脱出できたのか?
 
基地のすぐ近くの後楽園球場の上空で、無人のゴーグルシーザーが空しく旋回飛行している場面で、この回は終了しました。


そんなわけで、愉快な言動で楽しませてくれたり、様々なコスプレ姿を披露してくれたマズルカ姉さんも最期を迎えました。
わりとシャレにならない悪事を働くデスダークですが、それでもただ怖い・悪いだけの存在にならなかったのは、このマズルカの存在が大きかったと思います。(というか番組カラー的に、敵がみんな愉快な面を持ってるからですが)
イガアナ&ザゾリヤ両博士が不甲斐ない面を見せてた時にキツイことを言ったことはありましたが、それを除けばすっと組織や上司に忠誠を尽くした、一途な方でした。
それ故、捨て駒にされたと知った時は、相当ショックだったでしょうね。


敵側がなりふりかまわなくなり、味方側は本拠地を失った上に全員生死不明。
これ以上ないってくらい緊迫した状況で、次回へ続きます。

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