『Monster』
2010.06.20 (Sun) | Category : ドラマ（『怪物くん』）
放映から一週間経って、ようやくドラマ『怪物くん』の最終回である第9話の感想です(^o^)
時間がある時に、前回の第8話と併せて見返しました。
前回、悪魔王子デモキンにまったく敵わなかった怪物くん。
人間界へ行く際に怪物大王に封印された念力は、魔王石が近くにないと使えません。
しかし、その魔王石はデモキンの手に。
（ちなみに、デモキンの方もまだ復活したばかりなので魔力が完全ではなく、魔王石で魔力を補っています。前回怪物大王が敗れたのは、じいやを人質に取られて手出しが出来なかったからです。）
それでも「デモキンに会いに行く」と言う怪物くんに、三匹のお供は喜び勇んでついて行くのですが・・・
「俺、降参する！」
唖然とする三匹(゜o゜)
「勝てっこねえよ」「死にたくない」と赤裸々に本音を言う怪物くん。
冷笑しつつもデモキンは降伏を了承するのですが、その為に出した条件は・・・
怪物界と人間界の二つの世界、どちらか片方を滅ぼすので、それを怪物くんが決めることでした・・・
このあと怪物くんは捕らえられた檻の中で一晩考えますが、どうしていいか分かりません。
デモキンの思惑は、怪物くんが見捨てた世界のことを悔いて何万年も自責の念に苛まさせることでした。
一方で、人間の子供を呼び寄せる笛を使い、集めた子供達を洗脳して悪魔族に変えようとします。自分が眠っていた間に悪魔界に裏切りが蔓延して人口が減少したのを補うのが目的なのですが、これでは怪物くんがどちらを選んでも人間界は滅亡します。
この事実に、元は人間だったデモリーナは戸惑います。
（ちなみにデモキンの目的は『争いの無い美しい世界を作る』ことなのですが、言動を見る限り、ジャマな他の世界の者達は滅ぼすか屈服させ、悪魔界は力で、或いはそのカリスマ性で従わせることで、平和な世界を作ろうとしているようです）
怪物評議会（あったのか、そんなの(^_^;)）の出した苦渋の決断、「怪物界を残す」方を選んでほしいと三匹のお供は頭を下げて頼みます。
やっと決断し、デモキンの元へ向かう怪物くん達でしたが、デモキンは「会わせたい者達がいる」と言います。
洗脳されたヒロシと、ヒロシを助けようとして捕らえられたウタコでした。
戸惑う怪物くん達をよそに、「ヒロシを返して！」と気丈にも訴えるウタコ。
そして、抱きしめたヒロシにウタコの涙がこぼれ落ちた時、ヒロシは正気に戻りました！！
これはデモキンにも予想外のことだったようで、洗脳の解けたヒロシには用がないとばかりに二人を始末しようとします。
ヒロシをかばったウタコは、大王と同じように石の中に封印されてしまいます。
その姿を見た怪物くん達は、「怪物界の方を残す」の言葉を言えませんでした。
ウタコの姿を見て、人間に希望を感じたデモリーナは、独断で子供達を解放します。
さらに、デモキンに別の方法で悪魔界を復興させるよう提案し、それを了承してもらうのですが・・・
抱きしめたデモキンに腹部を短剣で刺されてしまいます・・・
それでもデモリーナは、重症の体を引きずりつつ怪物くん達がいる牢へ向かい、鍵を外します。
人間界、そしてデモキン様を救ってほしいと言って、息を引き取りました。
怪物大王、ウタコ、デモリーナと、なぜ自分のことより他人を優先することが出来るのか分からない怪物くん。
この後、お供の三匹に促され、魔王石を奪い返そうとするも失敗。
しかし、フランケンが牢を壊し、ドラキュラとオオカミ男が自分達にかまわず逃げるように言います。
そして残った三匹は、怪物くんの為に少しでも悪魔族を減らしておこうと戦います。
翌朝戻って来た怪物くんが見たのは、石に封印された三匹の姿でした。
「結局、お前は最後まで何も決められなかった。それでは誰も救えはしない」
デモキンは怪物くんの目の前で、今度はヒロシを剣で刺そうとします。
「やめろーーー！！！！！！」
咄嗟に体が動き、ヒロシを庇って胸を刺し貫かれる怪物くん。
その時！？
怪物くんの帽子が脱げ、怪物界の王子の姿に戻りました！！
二人の王子は激しく戦います。
人間の愚かさと弱さを口にするデモキンに、「分かってねえなあ～」と返す怪物くん。
「人間、最高ォォ～！！」
剣戟が続いた末、ついに決着がつきました。
デモキンの方が受けたダメージが大きく、地面に倒れて魔王石を手放してしまいます。
なぜ魔王石を持つ自分が負けたのか分からないデモキンに、「誰かを守りたい気持ちには、魔王石だって敵わない」と言う怪物くん。
デモキンにもまた、守りたい者がいるだろと促し、「だから、こんなモノはもういらないよな」と魔王石を砕く怪物くん。
満足をしたのか、デモキンは去りました。
怪物くんが戻ると、石にされていた三匹とウタコは元に戻っていました。
「（自分が）人間だってウソをついてた」と言って謝る怪物くんを、笑って受け入れるヒロシ達。
そして、怪物くん達は怪物ランドへと帰ります。
その後、誰もいなくなった怪物屋敷を訪れるヒロシとウタコ。
「全部夢だったのかな？」
「そんなことないよ、ホラ！」
そこにあったのは、怪物くんの帽子でした。
一方、デモリーナの亡き骸を抱いたデモキンは、今度は自分が彼女を蘇らせることを誓います。
たとえ百年、二百年かかろうと・・・
そして怪物くん達は、みんなでウタコの作ったカレーを食べていました。
これでようやく、怪物くんは新大王に即位できる・・・
ところが大王は、「まだ早い。今度は何処へ修行に出そうか？」と言います。
まだまだ怪物王子の『愉快・痛快・奇々怪々』な日々は続きそうです・・・
まだまだ怪物王子の『愉快・痛快・奇々怪々』な日々は続きそうです・・・
長々とあらすじを書いてしまいました(^o^)
話としてはきれいにまとまっていましたが、ラストシーンに意味あり気な新キャラも登場し、二週間後の「もう帰って来たよ」SPが気になります。
最終回だけあっていつもより時間が長かったので、怪物くんが意見を変えたり他のキャラが動いたりで、状況が次々に変わっていきます。
捕まったり脱出したり、デモキンの前に行っては答えを言えないというのが繰り返されます(^_^;)
でも、ちゃんと怪物くんが大事なことに気づいて、封印された念力を取り戻すという展開になったので、スッキリと終わってます。
見所としては、一度脱出した時のデモキン（偽者）との戦いや、ラストの剣戟シーンですね。前者はややコミカルに、後者はシリアスに戦っていました。
また、フランケンが最後にウタコに「アリガト」と言ったり（必死に練習したそうです）、昔は一人で食事していたので寂しかった怪物くんが大王やじいや、お供たちと一緒に食事できたりと、こういうこまかなフォローは嬉しいです(^_^)
結局最後まで怪物くんはウタコの気持ちに気づかなかったのも、予想どおりでした。
デモキンとデモリーナ、二人の関係も見所でした。
特にデモリーナは、これからどうなるんだろうと、毎週ハラハラしてました。
ラストのシーンの二人は、すごく良かったです。
続編でも登場するとしたらデモキンは、新たな敵からピンチの怪物くんを颯爽と救うポジションになるのでしょうか？(^_^;)
『新たな敵』？
原作同様、宇宙から怪物が来るンだよ、きっと(^u^;)
それはともかく、いよいよ今度の土曜に迫ったSPが楽しみです。
驚きのゲストも出るとのことですが、誰でしょうかね？
それとは別に、原作のキャラもあと一人（一匹？）くらい出してほしいです。
着グルミタイプの怪物が出てくる話も見てみたい気がします(^^)
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