CANDY TIME

あと、アテナが復活し、そのアテナの前でサガが改心して自ら命を絶つという展開は同じですが、流れはかなり違います。

原作だと、一輝が星矢を庇って死亡（生きてたけど(^^;)）、星矢最後のペガサス彗星拳でサガを倒した（と思った）後、星矢はアテナの盾に辿り着きます。
サガが追って来るのですが、その前に星矢が盾をかざし、その際の光を浴びてサガが改心＆アテナ復活。
その後、生き残りの黄金聖闘士や青銅聖闘士、雑兵たちがアテナの元に忠誠を誓いに参じます。
で、星矢たちのことが気になったアテナは十二宮を駆け上っていくのですが、途中で改心したサガと遭遇。
アテナの前で自害するサガ。
で、星矢たち5人は生死不明のまま、「十二宮編」は終了しました。（彼らが生きているのが判明したのは、かなり後でした）

アニメだと、星矢はいち早くアテナの盾まで辿り着きます。（星矢も一輝も原作ほどサガと戦っていません）  で、一輝を倒して追って来たサガが襲ってくる前にアテナの盾をかざし、アテナ復活。（ここまでがラスト1つ前の回）
アテナの盾から放たれる光を浴びたのに、なんとサガは改心しません!?（ただし、効いてはいました）  アテナ復活を知りつつもまだ諦めないサガは、もう満身創痍の星矢をボコボコにし、生きていた一輝を圧倒。
一方目覚めたアテナは、その場にいた青銅聖闘士5人（と辰巳）と共に教皇の間を目指します。途中の宮では、生き残りの黄金聖闘士たちがあらためて忠誠を誓います。（「やっと確信が持てた」という老師からサガのことを説明されたので、アテナが本物だと知ったのです）  更に、黄金聖闘士との戦いで相打ちになっていた瞬たちに癒しの小宇宙を注いで復活させます。（天空の塵となったハズの紫龍が地上にいた理由は、次シリーズに持ち越し(^3^;)）
で、大軍団となって、サガの前に現れたのでした。
黄金聖闘士たちに咎められても、サガは自己を正当化。サガを討とうと名乗りをあげる者もいましたが、これも試練と星矢たちに任せることに。（この辺は原作も似た感じでしたね）
再び立ち上がった星矢たち5人の攻撃を喰らうサガ。それでも倒れず、双子座の黄金聖衣に見放されても尚、アテナに襲い掛かります。しかしギリギリで善の心が勝ってサガはアテナの前で自害し、詫びながら死んでいきました。
戦い終わって、傷ついた星矢たちをアテナや他の聖闘士たちがいたわる場面で終わりました。

原作はアテナ復活がギリギリで、星矢たちが受けた傷が回復する描写は一切なかったので、非常に絶望感と緊張感がありました。
強敵サガを倒せるのか？　アテナ復活は間に合わないのではないか？　星矢たちは死ぬんじゃないか？
そりゃまあマンガなので最後は勝つでしょうけど、連載がこの「十二宮編」以後も続くかどうかは読者には分からないわけで、「星矢たちが死んで完結するんじゃないか！？」とも思えました(>_<)
（或いは、同時期に連載されていた『ジョジョ』みたいに、第二部から主役が代わるとか(-_-;)）
一方アニメ版の方は、生き残ったキャラが総出で駆けつけ、まさに大団円という感じです。特に、紫龍・氷河・瞬もサガに一撃を浴びせたので、まさに5人全員が主役という感じなのがいいです。アテナや黄金聖闘士たちにも見せ場ができました。
その分ワリをくったのが、効果が弱くなったアテナの盾。それと、なかなか改心しなかったサガ。
13年前の因縁が描かれなかったので、サガの苦悩が原作よりはハッキリしませんでした。
ただ、倒せたと思ってもすぐ復活し、星矢たち5人全員と戦い、最後はアテナに襲い掛かっていたので、ラスボスとしての活躍は原作以上です。

劇場版第2作「神々の熱き戦い」を見るなら、このタイミングがベスト。初期聖衣最後の出番となります。


話数の関係で、同じ日に新シリーズ「アスガルド編」の放送が始まりました。
よりスピーディになった新オープニング「聖闘士神話（ソルジャードリーム）」が流れる中、活躍を見せる新生青銅聖衣のカッコよさ！  見慣れた初期聖衣に愛着もありますが、個人的にはスタイリッシュな（そして原作準拠の）デザインの新生聖衣の方が好きです(^^)/

「アスガルド編」は、原作番外編の「氷の国のナターシャ」や劇場版第2作「神々の熱き戦い」の要素を取り込みつつも、独自の展開を見せました。（厳密に言うと、前述の2作品とはパラレルです）
堀江美都子さん演じるポラリスのヒルダは、いま見ても麗しいです。敵となる神闘士（ゴッドウォーリアー）もそれぞれにドラマがあり、魅力的なキャラたちです。
久し振りに見るので忘れていることも多いと思うので、じっくり見ようと思います。
（なおANIMAXでの放送は、6月9日より1時間遅い放送となります）


ところで、劇場版第3作「真紅の少年伝説」を見るなら、どのタイミングがベストでしょう？
個人的には、「アスガルド編」第1話で新生聖衣を披露した後、第2話でアスガルドに向かう前に起こった出来事だとすれば辻褄が合うと思う（たぶん）ですが(^^;)
「アスガルド編」と次の「ポセイドン編」はダイレクトに繋がっているので、その時期とは思えません。「ポセイドン編」の後、劇場版第4作「最終聖戦」の前という可能性もあるかな？
まあ、劇場版のエピソードが本編のどの時間軸にあたるのか分からないというのは、よくある話です(^u^;)

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