「大丈夫・・・。消えない幻は現実・・・」
2011.01.16 (Sun) | Category : アニメ(銀河美少年)
『STAR DRIVER 輝きのタクト』第15話、見ました。
(本文は1月21、22日に書いています)
演劇部の公演の日が近づき、大好きなタクトと一緒にいられる時間が増えて大喜びのミズノ。
そんなミズノに今回いろいろなことが次々と起こり、彼女は翻弄されていきます。
一方、姉のマリノは前回『アインゴッドの眼』を使って以来「何か」を悟ったらしく、今まで以上にミズノを守ろうとするのですが・・・
ヨウ姉妹にとって子供の頃の辛い記憶の象徴である、2人を捨てた母・フジノが南十字島に帰ってきました。
(しかも理由が、知人に金を無心する為。とんでもねえ!)
そのことを人づてに聞いたマリノは、ミズノにも伝えるのですが、
「ボク達には関係ないよ!」とミズノは突っぱねます。
「ボク達には関係ないよ!」とミズノは突っぱねます。
「それよりも、いつもみたいに楽しい話、しよう」と言い出すミズノ。
タクトの話をしようとすることを察したマリノは、「私はいつだって、ミズノの味方だよ」と愛おしそうに抱しめます。
しかし次の日、登校中ミズノはふとした事から、タクトがワコのことが好きだと知ります。
突然の雨に傘を用意してなかったタクトとスガタの2人の内、ワコはどちらを傘に入れるかということから始まった話で、好きな方をワコが選べばいいと言うスガタ。
さらに、スガタが「(次の稽古で賭け試合をして)お前が勝ったら、ワコとの婚約は白紙に戻そう」と言ったのに、タクトが「面白い! その冗談、本気にするぜ!」と答えたやりとり。
ワコをからかっているだけかもしれない、どこまで本気なのか分からない話ですが、純粋なミズノはその場面を目撃して、ショックを受けました。
雨が降るのもかまわず、町をさすらいます。
その日の夜、風邪を引いて寝込むミズノ。
学校に来ないから、誰かに巫女であることがバレたんじゃないかって心配したと言うマリノ。
巫女であることを隠すことに不安を覚え、いつまで続けられるのかというミズノ。
「ずっとだよ。嘘を突き通せは、ホントになる・・・」
「でも、嘘で作られた世界は幻だよ?」
マリノは、昔ミズノから教えてもらった「大丈夫の呪文」を唱えて、今回の題名に使った言葉を言います。
その時、チャイムの音が!! 続いてドアを叩く音が!?
ドア越しに聞こえた声は2人の母・フジノのものでした。
とまどう2人ですが、「大丈夫の呪文」を唱えてマリノは言います。
「ねえ・・・。会ってみない?」
驚くミズノにマリノは、別れるなら別れるでちゃんと会って、キッパリ言った方がいい、そうでないと前に進めないと言います。
それでもとまどうミズノ。
「ホントは、会ってみたいんでしょ?」
このマリノの言葉が引き金となって、ミズノは感情を爆発させます。
「『ホントは』って・・・なんだよ?
ボクのホントの気持ちが、なんでマリノに分かるわけ・・・?
ボクのホントの気持ちが、なんでマリノに分かるわけ・・・?
お姉ちゃんぶって!! 分かったようなコト、言うなよっ!!!」
マリノが握ってくれていた手を振りほどくミズノ。
その後マリノは雨が振る中、島にある小さな橋へと行きます。
そこは、母に捨てられた日、ミズノが「大丈夫の呪文」を教えてくれた場所でした・・・
次の日の朝、午前6時に目覚ましの音で起きたミズノ。
しかし、隣のベッドにはマリノの姿がありません。
それでもミズノは、一大決心を実行することにしました。
母が島にいる間は島から出ようと、フェリー乗り場に向かいます。
途中、クラスメイトのマミと会ったりしつつもフェリーに乗り、心配させないようにマリノにメールを打ちます。
その時、突然目覚ましの音が聞こえてきました・・・
気が付くとベッド上で、時間は午前6時。
どうやらフェリーに乗った夢を見ていたようです。
しかし、ミズノは違和感を感じます。
夢と同じように、マリノの姿は無く、途中でマミと会い、船上でメールを打つ。
予知夢みたいなものを見たのだろうか? と思っていたら・・・
再び目覚ましの音が聞こえてきました・・・!?
異変に気づいたミズノ。
そのあと何回繰り返しても、違う道を通っても、フェリー以外の手段で島を出ようとしても、その日の朝に連れ戻されます!?
ついには気力を失い、フェリー乗り場まで来たものの力なくうずくまります。
そこへ、通りがかったワコに声をかけられます。
やっと終わらない夢とは違うことが起こり、手を握ってくれているワコにすがるようにミズノは言います。
「ワコちゃんは今・・・ホントにここにいるの?」
「やっぱり、あなただったんだ・・・」
ワコがそこへ来たのは、島の封印が乱れているのに気づいたからでした。
ミズノを自分の住む神社へ連れて行くワコ。
ミズノは、自分と同じ巫女であるワコが、ずっと小さい頃から島から出られないことを知っており、巫女の持つ大きな力と向き合い、巫女としての務めを果たしていることを知ります。
夕方、海辺で一人巫女の歌を歌うミズノ。
次々と起こることに心の整理が出来ない彼女は、寂しげに溜め息をつきます。
そこへ、近づいてきた人影が。
「いい歌ね」
その人物は、前回ヘッドと一緒に「日死の巫女」の正体に気づいたニチ・ケイト(=イヴローニュ)でした。
「島を出る方法、教えてあげましょうか? 日死の巫女さん」
ケイトは怪しい微笑を浮かべました・・・
というわけで、全編ミズノの苦難の話でした。
冒頭ミズノが嬉しそうにはしゃいでいた分、余計痛々しく感じました(>_<)
一つ歯車が狂ったらもう止まらないという感じで、次々にショッキングなことが起こりました。
前回「アインゴッドの眼」で、自分の姿が無い過去の映像を見たマリノ。
今回、戻ってきた母がドア越しに呼んでる名前はミズノの方だけでした。
おそらくはマリノは、ミズノが第1フェーズの力で生み出した存在とかなのでしょうね。
だから、ミズノを守るように行動し、ミズノが拒んだら姿を消した、と。
次回の話あたりで、その辺のことは詳しく語られますかね?
また、今までの話で「巫女は(封印を解くか、サイバディを全て破壊しない限り)島から出られない」と言われていましたが、それがどういうことか、今回描かれました。
超常的な力が働くのだろうと思ってはいましたが、まさか時間まで巻き戻ってしまうとは・・・(^u^;)
都合5回同じ朝を迎えていましたが、たぶんもっと繰り返しているんでしょうね(-_-;)
繰り返される度に、どんどん怯えていくミズノが印象的でした。
これでは確かに、巫女達が島から出るのを諦めるわけです(^_^;)
あと今回はなんと、戦闘シーンが一切無かったです(゜o゜)!?
(前述の通り、ミズノが歌う場面はあったのですが)
まあ、話的に入れづらいからでしょうね。
戦闘シーンが無い分、時間に余裕ができ、先述の繰り返される朝は長めに尺が取られていました。
銀河美少年の活躍は見られなかったものの、話的には充分満足できるものでした(^O^)/
ここからは、今週のヘッドの動きについてです。
いつものように、「島で一番高い場所」でスガタと会うのですが、前回ゼロ時間発動中に姿を消したヘッドのことをスガタは警戒しています。
そんな彼に、ヘッドは二つの提案をします。
一つは、前回も言ってた絵のモデルになることで、やたら熱心に口説いていました(^u^;)
そして、もう一つは綺羅星十字団への参加の呼びかけでした。
拒絶の意思を示す為、「王の柱」を使おうとするスガタ。
しかしヘッドは臆することなく、「戦士のシルシを持つドライバーは誰も俺には勝てない」とまで言ってのけます。(ヘッド本人も知ってますが、スガタは王のシルシの所持者ですが)
「間もなくあの銀河美少年は敗れる。命まで奪うつもりはないよ。むしろ、彼も仲間だと思っているからね」
ヘッドの雰囲気から底知れぬものを感じたようで、スガタはこの後タクトを呼び出して、武術の特訓を施したようです。
前述の(ミズノがショックを受けた)どちらが傘に入るかのやり取りも、スガタから見れば、ワコを守る為にタクトに託そうとしている面もあったのでしょうね。
問題は、その考えを話さない(というか、話せない)から、周りの人は思いっきりとまどってしまうのですが(^v^;)
一方ヘッドは、自らが代表を務める第2隊バニシングエージのスタードライバーを全員集合させます。
あ、もちろんマンティコール(マリノ)は呼んでません(^^;)
その人数、ヘッドを含めて7人・・・って、他の隊の倍以上いるのですが(^_^;)
サイバディは全部で22体なので、バニシングエージだけで1/3占めてますね。
あ、1つはタクトのタウバーンで、1つはスガタのザメク、4つは四方の巫女のサイバディですから、残り16体中7体。
マンティコールのアインゴッドも含めれば、綺羅星のサイバディの半分はバニシングエージ所属なんですね。
・・・他の隊の存在意義は?(T_T)
そのスタードライバー達ですが、いつもいるメンバー以外に3人のメンバーがいました。
仮面のアップとシルエット姿、あとは「綺羅星!」のセリフのみで、その正体は不明です。
ただ、エンディングに担当役名が書かれていない声優がいたので、その人達が新メンバー役を担当しているのでしょう(^u^)
でも、担当役名が書かれていない声優は4人いたんだよな・・・アレ(゜_゜)?
あと、4人の声優の内2人はこれまで出てなかった人達なのですが、残りの2人はダイ・タカシ(バンカー)役の赤羽根健治氏とジャガー役の牛田裕子さん。
バンカーとジャガー、この2人は本当はバニシングエージのメンバーなのでしょうか?
特にバンカーの方はヘッドと親しそうなシーンもあったし、怪しげな素振りもあったので、それっぽい気がします。
ジャガーは対称的に、これと言って目立つシーンが無かったので、逆に怪しい気もします。
あと、気になるのはやはりニチ・ケイトですね。
もう展開的に最後の巫女であることは間違いないでしょうが、どうして綺羅星十字団に参加しているのかが分かりません。
・・・もっとも、綺羅星十字団は何をしたいのか? とか、そもそもサイバディは何故存在するのか? ということも語られていないので、ケイトの参加理由はそれら次第で納得のいくものになるかも知れませんが(^^;)
今回の本文を書いているのは22日の土曜日なので、もう明日には次の話が放送されます(>_<)
感想を書くなら、もっと早めに書かないといけませんね(^_^;)
公式サイトにある次回のあらすじを読むと、いよいよ起こってほしくないことが起こるようです。
それとは別に、放送された次回予告を見るかぎり、タクトのシルシの秘密にもいよいよ触れられるみたいです。
考えてみたら、主人公からして謎だらけな物語ですね。
『STAR DRIVER』、次回も楽しみです(^^)
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