「僕は僕なりのやり方で戦い抜くよ。父さん、じいちゃん・・・」
2012.07.28 (Sat) | Category : アニメ(『ガンダムAGE』)
『機動戦士ガンダムAGE』第40話の感想・その2です。
(本文は8月1日に書いています
既に次の第41話、第42話が放送されていますが、例によって管理人はまだ見ていません(^^;))
ルナベース奪還作戦が始まった。
月へと降下していく中、アビス隊は迎撃部隊と遭遇。
新型「ガンダムAGE-FX」を駆るキオの戦い方を見て、セリック隊長はあることに気付きます。
一方、アセム率いる宇宙海賊ビシディアンが、この戦いに介入しに現れました。
ルナベースで指揮を取るゼハートは、そのことに気付きます。
そして、ディーヴァのブリッジにいるフリットは、ナトーラ艦長に恐るべきことを命じます・・・
(本文は8月1日に書いています
既に次の第41話、第42話が放送されていますが、例によって管理人はまだ見ていません(^^;))
ルナベース奪還作戦が始まった。
月へと降下していく中、アビス隊は迎撃部隊と遭遇。
新型「ガンダムAGE-FX」を駆るキオの戦い方を見て、セリック隊長はあることに気付きます。
一方、アセム率いる宇宙海賊ビシディアンが、この戦いに介入しに現れました。
ルナベースで指揮を取るゼハートは、そのことに気付きます。
そして、ディーヴァのブリッジにいるフリットは、ナトーラ艦長に恐るべきことを命じます・・・
というわけで、まずは〝最強のガンダム〟と称されるガンダムAGE-FXについてです。
その姿がAGEシリーズにしては違和感を覚えるのは、配色に赤色が無くなったからでしょう。
まあ、歴代の「ガンダムシリーズ」にもトリコロール配色でない主役機があるのですが、やっぱりガンダムというとトリコロールで塗り分けられてるイメージが強いです(^^)
ロディさん曰く、これまで以上の高速移動を可能にする為に機体は最大限に軽量化が行われたそうで、それに加えてスラスターも増設。また、その名の通り、Xラウンダーの反応速度にもついていくことも可能。
機動面では、〝最強〟の名も大げさではないようです。
これまでのスピード重視のガンダムは、AGE-1スパローは飛び道具が貧弱だったり、AGE-3オービタルは機体が大型化しているので接近戦では取り回しが悪かったりと、クセが強いものでした。しかし、AGE-FXは機体自体が軽く、武装もオーソドックスなので、遠近どちらの距離でも強そうです。
軽量化されたってことは装甲が薄い可能性もありますが、そもそも攻撃を避けることを前提にしているのでしょう。そのせいか、この機体はシールドを装備していません。(まあ、AGE-3も装備してなかったですけど)
そして、万が一攻撃を受けそうになっても、この機体には2つの防御手段があります。(それについては後述します)
続いて武装について。
ビームライフルである大型砲「スタングルライフル」とビームサーベルという基本的な装備です。
ビームライフルは例によってスゴイ威力だと思うのですが、これまでの3機みたいに初射撃でその威力の程を見せることはなかったので、ちょっと印象が地味です(^^;)
ビームサーベルは下腕の発生口から直接出していました。AGE-3もこういう使い方してる時がありましたが、AGE-FXはこの使い方のみのようです。
そして、AGE-FX最大の特徴と呼べるのが、Xラウンダー対応の新武装「Cファンネル」です。
ファルシアのビットに苦しめられてから50年。ついにAGEビルダーが敵のオールレンジ兵器に対抗する武器を生み出しました(^v^)v
「ファンネル」もまた、歴代「ガンダムシリーズ」に登場した兵器の名称です。
ただ、歴代シリーズに登場するファンネルは、ファルシアのビットみたいな誘導ビーム砲であることが多いのですが、AGE-FXのは違います。
AGE-FXの全身にある突起部分が分離し、それら自体が敵機を切り裂く刃となって攻撃するのです。
だから、この武器に似た物と言えば・・・パイル?(by『STAR DRIVER 輝きのタクト』)
「本来パイルは、こう使う!!」
誰だよ、アンタ・・・(゜o゜;)?
それはともかく(^^;)、Cファンネルは攻撃以外の用途にも使えます。
Cファンネルを複数枚並べてバリアを発生させる。キオはこの使い方で、戦闘序盤のビーム攻撃を弾いてました。
また、Cファンネル自体で盾のように攻撃を防ぐことも出来ます。
これは、自分の思った位置に配置できるので、非常に便利そうです。
攻撃・防御・機動と3拍子揃った機体、AGE-FX。
キオはこのガンダムをどう使うのかというと・・・
スタングルライフルで敵機を撃ち抜いたと思うと、一気に接近してコクピットのある頭部をサーベルで切り離して回収。爆発に巻き込まれないようにした後、解放していました。
また、Cファンネルで敵機をバラバラにした時も、頭部を傷つけないようにしてました。
ロディが言っていた「パイロットの技量次第で、敵MSの一部分を正確に攻撃できる」を実行しています。
「敵だって人間なんだ。だから・・・」
このキオの戦いぶりを見ていたセリック隊長は、キオが何をしているのか気付きました。
「キオ・・・。相手を殺さずに戦うというのか?」
そう。
キオは、敵兵士を殺さないようにコクピットを避けて攻撃し、その上で機体を無力化していたのです。
しかも、コクピットだけになった敵機に味方が攻撃したら、Cファンネルを使った盾で守ってあげるという念の入り様です。
キオとしては、戦争で犠牲が出ること自体を避けたいのでしょう。
だから、相手を殺さない戦いを選んだ―
セカンドムーンで死んだルウを見た後、キオは迫ってくる敵機にビーム兵器を使わず、格闘戦で行動不能にしていました。
既にあの時、キオなりの答えが見えていたのでしょう。
フリットはヴェイガンを敵だと割り切り、彼らを倒すことで地球圏の人々を守ろうとしています。
アセムは、戦争を現状維持にする為、時には犠牲が出ることも覚悟しているでしょう。
しかしキオは2人と違って、敵と味方も両方助けることを選びました。
それは、実現できればスゴイことなのかも知れませんが、けしてラクなことではありません。
「僕がやろうとしていることは、無謀で無茶で、上手くいく可能性なんてないのかも知れない・・・」
キオ自身もそれをよく分かっています。
しかし、こうすることで互いを憎む気持ちを断ち切らせ、命を大事に思うようになって、やがては戦争自体やめるようになってもらいたいと願いを込めて行っているのでしょう。
(ただ、この戦い方は相手からすれば弄んでいるようにも取られかねないので、かえって相手を怒らせる可能性もありますが)
「でも、君(AGE-FX)は付き合ってくれるよね?」
ここで、キオ以外の連邦軍のMSの話題です。
デレクは敵の攻撃を前にピンチに陥ったのですが、彼を間一髪救ったのがオブライトさんでした。
「動きが単調だと、つけ込まれるぞぞ!」
「すみません!」
デレクもいいパイロットですが、この戦いのような大規模戦闘ではオブさんみたいなベテランの冷静さと広い視野には及ばないようです。
しかしオブさん、旧式のジェノアスOカスタムに乗ってるのに、クランシェ以上に活躍しているな・・・(^^;)
あと、アビス隊と共にアデルタイプのMSが複数出撃していました。
公式サイトを見たところ、アデルマークⅡ(宇宙用)というそうです。
地上戦のアデルマークⅡは足首に移動用のローラーがついていましたが、宇宙用は代わりにバーニアになってるようです。
一方、ディーヴァのブリッジでは・・・
「艦長。プラズマダイバーミサイルの用意を準備をしろ」
「えっ・・・!?」
フリットの言い出したことを聞いて、ナトーラ艦長は耳を疑いました。
プラズマダイバーミサイルとは大量破壊兵器で、ヴェイガン相手でも使用を禁じられている代物です。
それが今回の作戦でディーヴァに搭載されたこと自体疑問に思っていたのに、それを準備しろと言われてナトーラは躊躇します。
「それに、アレは威力が大き過ぎて・・・!? まさか、基地ごと破壊するおつもりですか!?」
しかしナトーラの人道的な疑問は、フリットの「アルグレアス総司令の許可は得ている」「規定の手順を踏んでいる」で一蹴されます(-_-;)
この時のフリットの心理は・・・
「ヴェイガンはこの手で殲滅する。1人残らずな!」
ルナベースもろとも敵を粉砕させる気マンマン。
誰か止めろよ、このじいさん(゜д゜;)!!
・・・いや、敵の手に落ちた段階でルナベースにいた連邦の人間はほとんど殺されたと考えているのは、アルグレアスやナトーラも同じです。(会議でそう結論づけてたし。)
だから、生き残っているのはアローン・シモンズ司令官みたいな寝返った者、つまり敵だけだ! とかフリットは考えているのでしょう。(第2部でもテクノソロン社の人間をそう扱ってたし)
だから、捕虜の存在とかはまったく考えてなさそうです(--;)
それ以前に今回の作戦の目的は、ルナベースの「奪回」です。
戦いに勝っても肝心の基地が使い物にならなければ、アルグレアス君も苦笑いを浮かべるしかないのですが(^v^;)
ちなみに大量破壊兵器といえば、ヴェイガン側も使ってきました。
ルナベースが迎撃に使ってきたのは、なんとコロニーデストロイヤー!?
あの、コロニーさえも粉砕する兵器を喰らえば、艦隊も一瞬で全滅しかねません。
3機のMSが合計6発のコロニーデストロイヤーを発射しました!!
発射されたコロニーデストロイヤーは、さすがにMSなど相手せず(ルナベースに近すぎるというのもあるでしょうが)に一瞬で通り過ぎ、後方にいる艦隊に向かって飛んでいきます。
「キオ!」
この事態に驚いたオブライトは、望みを託すようにキオに呼びかけます。
オブライト達より後ろにいたキオは、Xラウンダーの力を全開にし、AGE-FXのCファンネルを展開。
そして、6発のコロニーデストロイヤーをCファンネルで斬り刻み、処理に成功しました(^o^)/
キオはこの事態にも冷静に対応したわけですが、危険物の処理はこれで3度目なので慣れているんでしょうね(^^;)
(1度目:砂漠の地雷処理、2度目:ロストロウランでのプラズマ粒子爆弾処理、3度目:今回)
この分だと、フリットじいさんがプラズマダイバーミサイルを発射させても、キオが一瞬で解体しそうです(^o^;)
一方、この戦いに介入してくる者達が現れました。
アセム率いる宇宙海賊ビシディアンです。
アセムは、ルナベースを連邦に返さなくては両者の均衡が崩れると判断したのです。
「ヴェイガンから地球圏への戦略移送が容易に行われることにもなる。・・・たとえ〝巨大なもの〟であろうとな」
アセムのその言い方に、ラドックには思い当たる節がありました。
「まさか、〝アレ〟が!?」
「俺の思い過ごしであればいいが・・・」
はたして、アセムが気にしている物とは?
その頃ルナベースでは・・・
「これ程の部隊で攻めてくるとは・・・」
徐々に迫ってくる連邦部隊に、寝返ってヴェイガンについたアローン・シモンズはみっともないくらい狼狽しています。
「どうということはない」
それを諌めるのはゼハート。
って、指揮を取ってたのはお前かよ?
てっきりラ・グラミスに待機して、ルナベースは工作員のリーダーとかが指揮を取ってるのかと思ったよ(^u^;)
ちなみにゼハの横にフラムはいるのですが、レイルはいません。
EXA-DB捜索からまだ帰って来ていないようです。
で、フラムはゼハに言います。
「ゼハート様、見て下さい!」
フラムはモニターに映ったバロノークを指し示します。
彼女は宇宙海賊ビシディアンの戦艦としか認識してないと思いますが、ゼハートの方は別の認識があったようで、心の中で呟きます。
「アセム? 隠れておけばよかったものを・・・」
どうやらゼハはアセムが宇宙海賊をやっていることを知っていたようです。
まあ直接相対したことがあったのかは分かりませんが、映像か何かで一度でもAGE-2ダークハウンドが戦っているのを見れば、フリットみたいに気付くでしょうね(^v^)
基地のすぐ近くにまで迫ってきた連邦軍への対応を指示しながら、ゼハートは誰にも言えぬ思いを心の中で呟きます。
「来い、ガンダム。そして、アセム。お前との決着もここで着ける!」
そんな慌しいルナベース内で、1人冷静に事態を見守っている女性がいました。
その落ちついた雰囲気だけでなく、彼女の格好も違和感を感じさせます。
連邦のパイロットスーツを着ていることから、どうやら彼女もヴェイガンに寝返った人間のようです。
「見せてもらいましょう。あなた(たぶんゼハのこと)のお手並み・・・」
ちなみに私、1回目に放送を見た時は字幕表示なしだったので、只の新キャラだと思って気にしてなかったのですが、字幕ありで2回目を見た時に、彼女の名前がジラードで表示されていたので「アレ?」と思いました。どっかで聞いたようなと思ってエンディングを見たら、フルネームはジラード・スプリガン。
この名前って、確かディーヴァが宇宙に行く命令を受けた際、月についたらAGE-1を管轄下に置く~って話で出てきた名前でしたよね。AGE-1が取り上げられると聞いてフリットがブチ切れていたので、よく覚えています。
キオが火星圏に行って月に行くこと自体がウヤムヤになったので、今になって出てくるとは驚きました。
てっきり、ナトーラ艦長の祖父みたいに名前だけ出た人物だと思っていたので(^^;)
あと、女性だったのも驚きました。エースパイロットとか言われてたし、何となく名前から勝手に男性を連想していました。
最後に、ヴェイガン本国におられるイゼルカント様のご様子です。
余命数ヶ月となり、大変苦しんでおられます。
そんなイゼルカント様、巨大な培養カプセルみたいな物にすがりつきます。
「最後の仕上げは、お前に託すことになりそうだ・・・」
培養カプセルの中には全裸の人物がいます。
おそらくは、最期が近いイゼルカント様が後継者(?)としている人物だと思われるのですが、よくあるパターンだと・・・クローン?
自分の細胞から若い肉体をクローンで作り出し、その肉体に精神を移す、とか?
それとも、実は息子の細胞から作り出したクローンとか?
本人ではないとはいえ、こっちの方が後継者に相応しいです。
或いは、大穴でデシル兄さんのクローンか?
・・・いや、まったく必然性はないのですが(^u^;)
いずれにせよ、このカプセル内にいる人物が目覚める時、また戦争は新たな局面を迎えそうです。
そんなわけで、ルナベースの奪還作戦は続きます。
フリット、アセム、キオがそれぞれ独自の考えで行動し、ヴェイガン側もイゼルカントの真の目的と、それを知らない人々で考えが違っています。
それぞれの目論見が複雑に混じってますが、はたして、それがどんな結末を迎えるのか?
次回も気になります!!
(というか、この記事本文を書いてる時点で、もう次々回の第42話が放送されているんですけどね(^^;)
とりあえず、まずは第41話を見ます(^^)>)
その姿がAGEシリーズにしては違和感を覚えるのは、配色に赤色が無くなったからでしょう。
まあ、歴代の「ガンダムシリーズ」にもトリコロール配色でない主役機があるのですが、やっぱりガンダムというとトリコロールで塗り分けられてるイメージが強いです(^^)
ロディさん曰く、これまで以上の高速移動を可能にする為に機体は最大限に軽量化が行われたそうで、それに加えてスラスターも増設。また、その名の通り、Xラウンダーの反応速度にもついていくことも可能。
機動面では、〝最強〟の名も大げさではないようです。
これまでのスピード重視のガンダムは、AGE-1スパローは飛び道具が貧弱だったり、AGE-3オービタルは機体が大型化しているので接近戦では取り回しが悪かったりと、クセが強いものでした。しかし、AGE-FXは機体自体が軽く、武装もオーソドックスなので、遠近どちらの距離でも強そうです。
軽量化されたってことは装甲が薄い可能性もありますが、そもそも攻撃を避けることを前提にしているのでしょう。そのせいか、この機体はシールドを装備していません。(まあ、AGE-3も装備してなかったですけど)
そして、万が一攻撃を受けそうになっても、この機体には2つの防御手段があります。(それについては後述します)
続いて武装について。
ビームライフルである大型砲「スタングルライフル」とビームサーベルという基本的な装備です。
ビームライフルは例によってスゴイ威力だと思うのですが、これまでの3機みたいに初射撃でその威力の程を見せることはなかったので、ちょっと印象が地味です(^^;)
ビームサーベルは下腕の発生口から直接出していました。AGE-3もこういう使い方してる時がありましたが、AGE-FXはこの使い方のみのようです。
そして、AGE-FX最大の特徴と呼べるのが、Xラウンダー対応の新武装「Cファンネル」です。
ファルシアのビットに苦しめられてから50年。ついにAGEビルダーが敵のオールレンジ兵器に対抗する武器を生み出しました(^v^)v
「ファンネル」もまた、歴代「ガンダムシリーズ」に登場した兵器の名称です。
ただ、歴代シリーズに登場するファンネルは、ファルシアのビットみたいな誘導ビーム砲であることが多いのですが、AGE-FXのは違います。
AGE-FXの全身にある突起部分が分離し、それら自体が敵機を切り裂く刃となって攻撃するのです。
だから、この武器に似た物と言えば・・・パイル?(by『STAR DRIVER 輝きのタクト』)
「本来パイルは、こう使う!!」
誰だよ、アンタ・・・(゜o゜;)?
それはともかく(^^;)、Cファンネルは攻撃以外の用途にも使えます。
Cファンネルを複数枚並べてバリアを発生させる。キオはこの使い方で、戦闘序盤のビーム攻撃を弾いてました。
また、Cファンネル自体で盾のように攻撃を防ぐことも出来ます。
これは、自分の思った位置に配置できるので、非常に便利そうです。
攻撃・防御・機動と3拍子揃った機体、AGE-FX。
キオはこのガンダムをどう使うのかというと・・・
スタングルライフルで敵機を撃ち抜いたと思うと、一気に接近してコクピットのある頭部をサーベルで切り離して回収。爆発に巻き込まれないようにした後、解放していました。
また、Cファンネルで敵機をバラバラにした時も、頭部を傷つけないようにしてました。
ロディが言っていた「パイロットの技量次第で、敵MSの一部分を正確に攻撃できる」を実行しています。
「敵だって人間なんだ。だから・・・」
このキオの戦いぶりを見ていたセリック隊長は、キオが何をしているのか気付きました。
「キオ・・・。相手を殺さずに戦うというのか?」
そう。
キオは、敵兵士を殺さないようにコクピットを避けて攻撃し、その上で機体を無力化していたのです。
しかも、コクピットだけになった敵機に味方が攻撃したら、Cファンネルを使った盾で守ってあげるという念の入り様です。
キオとしては、戦争で犠牲が出ること自体を避けたいのでしょう。
だから、相手を殺さない戦いを選んだ―
セカンドムーンで死んだルウを見た後、キオは迫ってくる敵機にビーム兵器を使わず、格闘戦で行動不能にしていました。
既にあの時、キオなりの答えが見えていたのでしょう。
フリットはヴェイガンを敵だと割り切り、彼らを倒すことで地球圏の人々を守ろうとしています。
アセムは、戦争を現状維持にする為、時には犠牲が出ることも覚悟しているでしょう。
しかしキオは2人と違って、敵と味方も両方助けることを選びました。
それは、実現できればスゴイことなのかも知れませんが、けしてラクなことではありません。
「僕がやろうとしていることは、無謀で無茶で、上手くいく可能性なんてないのかも知れない・・・」
キオ自身もそれをよく分かっています。
しかし、こうすることで互いを憎む気持ちを断ち切らせ、命を大事に思うようになって、やがては戦争自体やめるようになってもらいたいと願いを込めて行っているのでしょう。
(ただ、この戦い方は相手からすれば弄んでいるようにも取られかねないので、かえって相手を怒らせる可能性もありますが)
「でも、君(AGE-FX)は付き合ってくれるよね?」
ここで、キオ以外の連邦軍のMSの話題です。
デレクは敵の攻撃を前にピンチに陥ったのですが、彼を間一髪救ったのがオブライトさんでした。
「動きが単調だと、つけ込まれるぞぞ!」
「すみません!」
デレクもいいパイロットですが、この戦いのような大規模戦闘ではオブさんみたいなベテランの冷静さと広い視野には及ばないようです。
しかしオブさん、旧式のジェノアスOカスタムに乗ってるのに、クランシェ以上に活躍しているな・・・(^^;)
あと、アビス隊と共にアデルタイプのMSが複数出撃していました。
公式サイトを見たところ、アデルマークⅡ(宇宙用)というそうです。
地上戦のアデルマークⅡは足首に移動用のローラーがついていましたが、宇宙用は代わりにバーニアになってるようです。
一方、ディーヴァのブリッジでは・・・
「艦長。プラズマダイバーミサイルの用意を準備をしろ」
「えっ・・・!?」
フリットの言い出したことを聞いて、ナトーラ艦長は耳を疑いました。
プラズマダイバーミサイルとは大量破壊兵器で、ヴェイガン相手でも使用を禁じられている代物です。
それが今回の作戦でディーヴァに搭載されたこと自体疑問に思っていたのに、それを準備しろと言われてナトーラは躊躇します。
「それに、アレは威力が大き過ぎて・・・!? まさか、基地ごと破壊するおつもりですか!?」
しかしナトーラの人道的な疑問は、フリットの「アルグレアス総司令の許可は得ている」「規定の手順を踏んでいる」で一蹴されます(-_-;)
この時のフリットの心理は・・・
「ヴェイガンはこの手で殲滅する。1人残らずな!」
ルナベースもろとも敵を粉砕させる気マンマン。
誰か止めろよ、このじいさん(゜д゜;)!!
・・・いや、敵の手に落ちた段階でルナベースにいた連邦の人間はほとんど殺されたと考えているのは、アルグレアスやナトーラも同じです。(会議でそう結論づけてたし。)
だから、生き残っているのはアローン・シモンズ司令官みたいな寝返った者、つまり敵だけだ! とかフリットは考えているのでしょう。(第2部でもテクノソロン社の人間をそう扱ってたし)
だから、捕虜の存在とかはまったく考えてなさそうです(--;)
それ以前に今回の作戦の目的は、ルナベースの「奪回」です。
戦いに勝っても肝心の基地が使い物にならなければ、アルグレアス君も苦笑いを浮かべるしかないのですが(^v^;)
ちなみに大量破壊兵器といえば、ヴェイガン側も使ってきました。
ルナベースが迎撃に使ってきたのは、なんとコロニーデストロイヤー!?
あの、コロニーさえも粉砕する兵器を喰らえば、艦隊も一瞬で全滅しかねません。
3機のMSが合計6発のコロニーデストロイヤーを発射しました!!
発射されたコロニーデストロイヤーは、さすがにMSなど相手せず(ルナベースに近すぎるというのもあるでしょうが)に一瞬で通り過ぎ、後方にいる艦隊に向かって飛んでいきます。
「キオ!」
この事態に驚いたオブライトは、望みを託すようにキオに呼びかけます。
オブライト達より後ろにいたキオは、Xラウンダーの力を全開にし、AGE-FXのCファンネルを展開。
そして、6発のコロニーデストロイヤーをCファンネルで斬り刻み、処理に成功しました(^o^)/
キオはこの事態にも冷静に対応したわけですが、危険物の処理はこれで3度目なので慣れているんでしょうね(^^;)
(1度目:砂漠の地雷処理、2度目:ロストロウランでのプラズマ粒子爆弾処理、3度目:今回)
この分だと、フリットじいさんがプラズマダイバーミサイルを発射させても、キオが一瞬で解体しそうです(^o^;)
一方、この戦いに介入してくる者達が現れました。
アセム率いる宇宙海賊ビシディアンです。
アセムは、ルナベースを連邦に返さなくては両者の均衡が崩れると判断したのです。
「ヴェイガンから地球圏への戦略移送が容易に行われることにもなる。・・・たとえ〝巨大なもの〟であろうとな」
アセムのその言い方に、ラドックには思い当たる節がありました。
「まさか、〝アレ〟が!?」
「俺の思い過ごしであればいいが・・・」
はたして、アセムが気にしている物とは?
その頃ルナベースでは・・・
「これ程の部隊で攻めてくるとは・・・」
徐々に迫ってくる連邦部隊に、寝返ってヴェイガンについたアローン・シモンズはみっともないくらい狼狽しています。
「どうということはない」
それを諌めるのはゼハート。
って、指揮を取ってたのはお前かよ?
てっきりラ・グラミスに待機して、ルナベースは工作員のリーダーとかが指揮を取ってるのかと思ったよ(^u^;)
ちなみにゼハの横にフラムはいるのですが、レイルはいません。
EXA-DB捜索からまだ帰って来ていないようです。
で、フラムはゼハに言います。
「ゼハート様、見て下さい!」
フラムはモニターに映ったバロノークを指し示します。
彼女は宇宙海賊ビシディアンの戦艦としか認識してないと思いますが、ゼハートの方は別の認識があったようで、心の中で呟きます。
「アセム? 隠れておけばよかったものを・・・」
どうやらゼハはアセムが宇宙海賊をやっていることを知っていたようです。
まあ直接相対したことがあったのかは分かりませんが、映像か何かで一度でもAGE-2ダークハウンドが戦っているのを見れば、フリットみたいに気付くでしょうね(^v^)
基地のすぐ近くにまで迫ってきた連邦軍への対応を指示しながら、ゼハートは誰にも言えぬ思いを心の中で呟きます。
「来い、ガンダム。そして、アセム。お前との決着もここで着ける!」
そんな慌しいルナベース内で、1人冷静に事態を見守っている女性がいました。
その落ちついた雰囲気だけでなく、彼女の格好も違和感を感じさせます。
連邦のパイロットスーツを着ていることから、どうやら彼女もヴェイガンに寝返った人間のようです。
「見せてもらいましょう。あなた(たぶんゼハのこと)のお手並み・・・」
ちなみに私、1回目に放送を見た時は字幕表示なしだったので、只の新キャラだと思って気にしてなかったのですが、字幕ありで2回目を見た時に、彼女の名前がジラードで表示されていたので「アレ?」と思いました。どっかで聞いたようなと思ってエンディングを見たら、フルネームはジラード・スプリガン。
この名前って、確かディーヴァが宇宙に行く命令を受けた際、月についたらAGE-1を管轄下に置く~って話で出てきた名前でしたよね。AGE-1が取り上げられると聞いてフリットがブチ切れていたので、よく覚えています。
キオが火星圏に行って月に行くこと自体がウヤムヤになったので、今になって出てくるとは驚きました。
てっきり、ナトーラ艦長の祖父みたいに名前だけ出た人物だと思っていたので(^^;)
あと、女性だったのも驚きました。エースパイロットとか言われてたし、何となく名前から勝手に男性を連想していました。
最後に、ヴェイガン本国におられるイゼルカント様のご様子です。
余命数ヶ月となり、大変苦しんでおられます。
そんなイゼルカント様、巨大な培養カプセルみたいな物にすがりつきます。
「最後の仕上げは、お前に託すことになりそうだ・・・」
培養カプセルの中には全裸の人物がいます。
おそらくは、最期が近いイゼルカント様が後継者(?)としている人物だと思われるのですが、よくあるパターンだと・・・クローン?
自分の細胞から若い肉体をクローンで作り出し、その肉体に精神を移す、とか?
それとも、実は息子の細胞から作り出したクローンとか?
本人ではないとはいえ、こっちの方が後継者に相応しいです。
或いは、大穴でデシル兄さんのクローンか?
・・・いや、まったく必然性はないのですが(^u^;)
いずれにせよ、このカプセル内にいる人物が目覚める時、また戦争は新たな局面を迎えそうです。
そんなわけで、ルナベースの奪還作戦は続きます。
フリット、アセム、キオがそれぞれ独自の考えで行動し、ヴェイガン側もイゼルカントの真の目的と、それを知らない人々で考えが違っています。
それぞれの目論見が複雑に混じってますが、はたして、それがどんな結末を迎えるのか?
次回も気になります!!
(というか、この記事本文を書いてる時点で、もう次々回の第42話が放送されているんですけどね(^^;)
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