「俺達は、宇宙海賊ビシディアン!」
2012.06.08 (Fri) | Category : アニメ(『ガンダムAGE』)
『機動戦士ガンダムAGE』第34話の感想です。
(本文は6月9日に書いています。)
宇宙へ飛び出したディーヴァは、月にあるルナベースへ向かいます。
初めての宇宙で、キオは〝誰か〟の気配を感じます。
そして、暗礁宙域サルガッソーにて、ディーヴァは宇宙海賊に遭遇。
その海賊の首領こそが、キオを待っていた人物でした・・・
(本文は6月9日に書いています。)
宇宙へ飛び出したディーヴァは、月にあるルナベースへ向かいます。
初めての宇宙で、キオは〝誰か〟の気配を感じます。
そして、暗礁宙域サルガッソーにて、ディーヴァは宇宙海賊に遭遇。
その海賊の首領こそが、キオを待っていた人物でした・・・
(ここからは6月12日に書いています。
既に次の第35話が放送されていますが、管理人はまだ見ていません(^^;))
え~と、まず前回疑問に思ったことの答えが分かったので、それから書きます。
第3部最初の話でキオとウェンディに救助されたお子様3人(タク、ユウ、ルッカ)ですが、ロストロウランを経て宇宙に飛び出した今もまだ、ディーヴァに乗っています。
前回ラストの宇宙へ飛び立つ場面でまだいたので、なんで降ろさなかったのだろうかと思ったのですが、今回ウットビットがそれを聞いてくれました(^o^)
何でもこの子達の両親は他の避難民達と共に月の近くのコロニーに移送されたそうで、だからルナベースまではディーヴァで連れて行き、その後は軍が送り届けてくれるそうです。
戦艦であるディーヴァでさえ宇宙に飛び出すのに友軍に囮になってもらったくらいなのに、よく民間人を宇宙へ上げたなと思ったのですが、今の地球の40%はヴェイガンの支配下なのですよね。
地球上にも安全な避難場所は、あまり残っていないのでしょう。
で、宇宙に来られて大喜びの3人を見て、ウットビットは「ふっ、子供だな~♪」と呆れ顔。
しかし、宇宙に出た直後に誰よりも大騒ぎしていたのはウットビット本人だったので、子供たちにツッこまれます。
特にタク(デブガキ)など「自分(ウットビット)だって、はしゃいでたよ」、「意外と子供ですよね~♪」とキツイ言い様。
同じ食い意地が張ったキャラ同士なので、挑発しているものだと思われます(^^;)
そんなこんなで、子供達ははしゃいでいるのに、キオは浮かない顔。
ディーヴァが大気圏を脱した辺りからずっと、誰かが待っている、そんな気配を感じ続けていたからです。
ウットビットは、もし誰かが待ち構えているとしたら、地球とルナベースの間にある特別警戒宙域、通称〝サルガッソー〟じゃないだろうかと言います。
ちょうど同じ話題をブリッジでもしてたので、その〝サルガッソー〟の説明シーンが続きます。
ちなみに、前回からナトーラ艦長がしっかりしてきたので、「そこ、何かあるの?」と聞く質問役はオトロ軍曹になってました。
オトロさんも、上述のキャラが被った後輩2人の出現に危機感を覚え、食い意地属性だけでなく無知属性も見につけたものと思われます(^_^;)
で、話をサルガッソーに戻します。
元もとのサルガッソーとは、いわゆる「船の墓場」と呼ばれる海域で、北大西洋に実在します。(詳しくはWikiでも見てね(^o^))
サルガッソーという言葉自体が「船の墓場」として使われ、海または宇宙を船で進む物語には定番の単語です。
海賊船や幽霊船と絡めた物語も多いです。
(というか、いま日テレプラスで放送されてる『ゴッドマーズ』にもサルガッソー出ました。宇宙海賊も(^u^;))
この『ガンダムAGE』の世界でも、もちろん不吉な噂が満載です。
計器が使えなくなるとか、入ったら二度と出てこられないとか。
そんな魔のエリアに行くことに関して、現実派っぽいアリーは「噂は噂だ」と片付けたり、ウォンやオトロは怖がったりと、クルー達の反応も様々。
(というか、オトロさん、怖がり属性まで身につけやがった(゜o゜)!?)
で、予定どおり、サルガッソーに到着。
彗星の氷の粒で霧が発生したような状態になっており、雰囲気バッチリです。
そして、お約束どおり、難破した宇宙船の残骸が漂っています。
そんな視界が悪そうな所をあえて通るのも、ヴェイガンに見つからないようにする為です。
まあディーヴァがコソコソ移動するのは、グルーデック艦長以来の伝等ですが(^3^;)
しかし、というかキオの予想どおり、途中で謎の戦艦に遭遇。
その艦は、連邦軍でもヴェイガンでもない所属不明の戦艦です。
霧の中から現れたのは、宇宙海賊ビシディアン!!
艦長にして首領と思しき男は、不敵に笑います。
「ふっふっふ・・・。捉えたぞ、ディーヴァ!」
海賊艦の副官のラドック・ホーンは、ディーヴァに通信を送りました。
「聞け、ディーヴァ! 俺達は、宇宙海賊ビシディアン! お前たちの艦は、俺達が頂く!」
新たな勢力の出現。
その存在を知っていたフリットは言います。
「ビシディアンは連邦の艦艇を襲い、略奪を繰り返してきた海賊。
つまり、連邦の敵だ!」
相変わらず割り切りが速いですね、爺さん(^_^;)
ともかくフリットは、判断はナトーラ艦長に委ねます。
「さあ、どうする?」
「ん・・・!! 対艦戦闘準備!」
もちろんナトーラも海賊のムチャな要求を飲む必要はないと、MS隊に出撃命令を下しました。
ついこの前までの彼女だったらオロオロうろたえていたでしょうが、今は違います。
その辺が分かっているから、フリットもナトーラに指示を出させたのでしょう。
通信を終えたラドックは、艦長に訊ねます。
「キャプテン・アッシュ。あんな古い艦に、何の価値がある?」
キャプテン・アッシュは答えます。
「侮るな。アレは〝進化する怪物〟を積んでいる・・・」
そしてキャプテン・アッシュは、MSに乗って自ら出撃することに。
「宇宙で戦うなんて、初めてだ・・・」
初めての宇宙戦、それもいきなりの遭遇戦なので、キオも緊張していましたが、ウットビットやフリットに励まされて出撃します。
そういやオブさんはともかく、アビス隊の他の男達は宇宙戦の経験はあるのでしょうか?
これまで出た回想シーンは地上戦ばかりだったし、初めてかな?
まあ、宇宙戦用のカリキュラムとかは受けてるでしょうけど。
暗礁宙域を進むアビス隊の前に現れたのは、4機のMS。
シャルドール系の機体のようです。
キオは、まだもう1機来ると言います。
その言葉通り、高速形態で黒いMSが接近してきました。
黒いMSはアビス隊に近づくと、人型に変形しました。
額や胸部に髑髏のレリーフ、頭部にアイパッチの如く付いたバイザー、マントとそれに付いた鉤ヅメと、いかにも海賊って感じのデザインです。
そのせいか、手にしたランサーが銛みたいに見えます。
しかし、それらの意匠を除いて見ると、ガンダムに似た姿をしています。
高速形態に変形するガンダムというと、ガンダムAGE-2を連想しますが・・・
などと思って見てたら、黒い機体の中にいるキャプテン・アッシュが言いました。
「やっと会えたな、キオ! 力を見せてみろ・・・この父に!!」
あっさり正体を (視聴者に) バラしやがったぁぁぁっ!!!
いやまあ、始めから(というか先週の次回予告から)バレバレだったんですけどね(^^;)
そうです。
キャプテン・アッシュの正体は、キオの父のアセム・アスノでした!!
第3部の冒頭(13年前)に行方不明となり、死亡扱いとなっていたアセムは、実は生きていたのでした(゜д゜)!?
アセムが乗ってる黒い機体も、大破したAGE-2を改修した機体で、その名もガンダムAGE-2ダークハウンド。
AGEシステムは連邦軍に回収されてAGE-3に使われているので、それ無しで稼動できるようになっています。
AGE-2って第2部でウェアが2つしか作られなかったので不遇な感じがしてたのですが、第2部ラストの白いカラーリングやこのダークハウンドの登場でヴァリエーションが増えてきました(^^)v
多くの視聴者の予想通りだったアセムの生存&海賊ガンダムの正体ですが、今回ようやくハッキリしたので、それに合わせてオープニング&エンディング映像が一部変更されました。
オープニングのダークハウンドの絵とエンディングのアセムの絵に、キャプテン・アッシュが描き加えられました。
そして始まるキオVSアセムの親子対決!
「いくぞ、キオ!」
「くっ・・・!!」
キオは真正面からぶつかっていくのですが、カギ爪が付いたワイヤーを巻きつけられて振り回されたり、フラッシュを浴びせられたりで、思うように戦えません。
どうもキオは、トリッキーな手を使う相手には相性が悪い模様。
得意の力押しが通用しませんからね(^^;)
「こっちだ!」
ダークハウンドの姿を見失ったAGE-3に放たれるのは、ゼハート直伝の飛び蹴り!
蹴られた勢いで、AGE-3は浮遊残骸にぶつかります。
キオをこうも手玉に取る相手を見て、フリットはダークハウンドに乗っているのがビシディアンの首領だと推測。
キオに通信を送って、相手は連邦の艦を何度も襲った手だれだから油断するなと注意を促します。
再び始まったキオの戦いを見守りながら、フリットは思いを馳せます。
「ビシディアンの首領・・・。その素性は未だに不明だと聞いている・・・。
AGE-2に似た機体だが、一体何者なのだ?
・・・ハッ!?」
そしてフリットは、ダークハウンドの中のパイロットの気配を感じます。
「そっ、そんな・・・!?
今の感覚は、まさかお前か!?
アセム!?」
早くもキャプテン・アッシュの正体に気付いたフリット爺さん。
というか、相手がXラウンダーじゃなくても、気配を感じられるのね(^^;)
ともかく、相手がアセムだとして、
しかしアセムのモノローグで、どうやら軍を退いたフリットや、息子キオの力を試そうとしていることが分かりました。
それは配下の海賊達も同じようで、彼らもアビス隊の力量を試しているようです。
デレクが被弾したりと、アビス隊の方が押されているいるのですが、セリック隊長は海賊の戦い方に疑問を感じます。
「しかしこの戦い、何か妙だ。決定的な攻撃が行える状況でも、ヤツらは仕掛けてこない。まるで俺達の力を試しているみたいだ」
さすがは〝戦場のホームズ〟!
海賊の行動原理に一歩踏み込みました!!
その時、ウォンからの緊急連絡の通信が入りました。
この場に、ヴェイガンの部隊が接近!?
見つからないようにわざわざこんなエリアを通ったのに、何故ここを通っているのかが分かったのか?
実は、前回ラストにゼハートの元にやって来たフラム・ナラは索敵能力を持っていて(たぶんXラウンダー)、彼女が場所を探知したのです。
「あの女の索敵能力も大したもんじゃねえか」
と感心しているのは・・・おおっ!! ファントム3のゴドム隊長!!
「さあ、狩りの時間だ!」
紫カラーのダナジンに乗り換えての登場です。
「白いのだけは、必ず落とす! デモンの仇!」
弟分のグラットもいます。
彼らは、5機のダナジンを引き連れてデモンの仇討ちに来ました。
自分達は紫で、部下達には緑のダナジンをあてがってるあたり、別にファントム7に名前を変えたわけではない模様(^u^;)
海賊の相手だけでも手一杯なのに、ヴェイガンまで出現。
さすがにこの状況でナトーラに指示を出させるのは酷だと思ったのか、フリットが代わりに砲撃指示を出します。
しかし、フリットが命じた方向に撃っても当たらないと言われるのですが、
「構わん!」
そう言って、砲撃をさせるフリット。
「ハッ! どこ狙ってやがる!」
ゴドム達は砲撃を軽くかわしましたが・・・
「ふっ、そういうことか・・・。父さん、やるじゃないか!」
キャプテン・アッシュ = アセムは、フリットがやろうとしていることに気付きました。
「さすがだな」
セリック隊長も気付いた模様。
ディーヴァの砲撃は実は威嚇誘導で、ゴドム達はディーヴァとビシディアンに挟まれる位置に誘導されました。
ディーヴァからすれば、同じ地球圏の人間である海賊との戦闘を避けられ、強敵のヴェイガン部隊を挟み撃ちに出来ます。
左右からの集中砲火を受けるヴェイガン部隊。
「ちっ、白いのさえ落とせりゃいい。行くぞ!」
相手の策略で10VS7の状況になったことに気付いたゴドムは、狙いをキオのAGE-3に絞りました。
キオは、ヴェイガンのMSに取り囲まれ、前後左右から狙われます。
お手並み拝見とばかり、少し離れた位置から息子の戦いを見ているキャプテン・アッシュ。
「キオ、お前の力はその程度なのか?」
しかしキオは、Xラウンダーの力を使って、背後から攻撃しようとしたダナジン2機をまとめて撃破しました!!
「ふっ、そうだ。それでこそだ!」
満足げなキャプテン・アッシュ。
ところが、今度は左右からダナジン2機(右側はゴドム、左側は一般兵)が襲い掛かり、AGE-3を両腕を拘束します!
身動きが取れなくなったAGE-3に、迫るグラットのダナジン!
「あの世から、見てやがれよ、デモン!」
「フハハハっ! やっちまえっ!!」
ゴドムも仇敵をいよいよ倒せるとあって、高笑いしてます。
「うわあああ~!?」
絶叫するキオ。
「させるかあーっ!!」
助けに入るキャプテン・アッシュ
これは・・・ウルフさんが戦死した時と同じシチュエーション!?
キャプテン・アッシュは、ワイヤーが付いた鉤ヅメを発射してゴドム機に巻きつけて電流を流し、もう1機にはランサーを投げつけました。
2機を行動不能状態にして、キオのAGE-3を救出。
ちゃっかりランサーも回収して離脱しました。
迫って来ていたグラットは、そのまま追撃して後ろから襲おうとします。
キャプテン・アッシュはキオを庇って突き飛ばします。
ここまでがウルフさんが死んだ時と同じシチュ。
しかし、キャプテン・アッシュはダークハウンドを反転させると、カウンター気味にランサーをグラット機に突き立てました!
「スーパーパイロットをなめるなよ・・・!!」
コクピットに直撃を受け、爆発していくグラットのダナジン。
「デモンの仇さえ・・・!?」
「くっ・・・グラットォォォォォォォォッ!!!」
機体が戦闘能力を失ったため離脱を余儀なくされたゴドムは、またも失った〝兄弟〟の名前を叫び、悲しみます。
「どうして僕を助けてくれたの!? あなたは誰!?」
回線を開き、ダークハウンドに通信で呼びかけるキオ。
「危険な敵のハズなのに、あなたは温かい感じがするんだ! どうして?」
「・・・・・・」
息子の声が聞こえているのにも関わらず、キャプテン・アッシュ = アセムは答えません。
ダークハウンドを変形させてAGE-3の周辺を一回りすると、そのまま離脱していきます。
その際、密かにAGE-3に「何か」を撃ち込みました。
「お前の力は見せてもらった。また会おう、キオ」
心の中でそう呟いて、キャプテン・アッシュは去りました。
(あとちょっとですが、続きは明日書く予定です)
(ここからは6月13日に書いています。
管理人はまだ、次の第35話を見ていません(^^;))
戦闘終了後、フラム・ナラはザナルドに戦闘結果報告の通信をしていました。
「申し訳ございません。貴重な兵を失いました」
しかし、ザナルドは「まあ、構わん」と問題にしません。(ヒデェ・・・)
「お前をゼハートの下に送ったのは、そんなことのためではない」
ザナルドの言い方が気に障ったのか、ムッとした表情を浮かべるフラム・ナラ。
それに気付かず(?)、ザナルドは話を続けます。
「ヤツの監視の為だ。(中略)ゼハートも私同様、イゼルカント様に直接仕える身」
ン? あんたも側近だったのね(゜_゜)?
てっきり自分は側近になれなかったから、ゼハに嫉妬してるのかと思ってたよ(^^;)
ともかく、ゼハの心変わりやしくじりを見逃さないようにしろと命じるザナルド。
まあ、この前の戦いは大失敗だったし、こう言いたくなる気持ちも分かります(^^;)
それに、ザナルドは知ってるか分かりませんが、第2部でゼハはアセムに心魅かれてましたしね。(それでもイゼルカント様への忠誠は揺るぎませんでしたが)
通信を終えた後、一人呟くフラム・ナラ。
「私の目的は違うの・・・」
彼女の目的とは何か?
今回の作戦の前にゼハと会った後、フラム・ナラのモノローグがありました。
「ゼハート・ガレット・・・。お兄様はあなたの為に命を投げ出した。あなたがそれに値しない人間なら、私がこの手で・・・!」
彼女には、ゼハートを助けて死んだ兄がいたようです。
ナラって姓を持つキャラは他にいないので、ナトーラ艦長の祖父同様、本編には出てないキャラと思われます。
おそらくは、ゼハの配下だった一兵卒なのでしょう。
あ、「フラム・ナラ」って名前自体が偽名の可能性もありますか(^^;)
ともかく、兄が命を懸けて守ったゼハートがどんな男なのか、それを知るために近づいたのでしょう。
(心の中の呟きだけですが)ゼハにキツい言い方をしてるのも、兄への思い故でしょうか?
ところで、フラム・ナラが(ケータイみたいな)通信機で話しているところを、見ていた兵士が1人。
ロストロウラン襲撃時にゼハと共に行動していたウロッゾのパイロットのレイルです。
今回は軍服姿での登場ですが、パイロットスーツを脱ぐと、ますます童顔ですね、この人(^^;)
フラム・ナラを怪しむような目をしてましたが、はたして彼はどう動くのでしょう?
というか、ゼハと同じ直属隊ってことは、この人もXラウンダーなのでしょうか?
でも、シャナルアさんと相打ちになった人は、非Xラウンダーっぽかったしなあ・・・(^^;)
フラム・ナラはゼハートのいる司令室に行き、作戦失敗の反省の言葉を言ってたのですが、ゼハートは話を遮ります。
「お前は、この作戦で死んだ兵の名前を知っているか?」
「あっ・・・いえ」
ゼハは、死んだ3人の名前や、どんなパイロットだったのかを語り、「覚えておいてやれ」と言いました。
驚きつつも、頷くフラム・ナラ。
これは、アレでしょうか?
部下が死んでも「まあよい」とぬかしたザナルドを見限り、末端の兵士にまで思いを馳せるゼハに心魅かれる、という展開になるのでしょうか?
それにしても、ゼハはいつから死んだ部下のことを記憶するようになったのでしょう?
第2部ではそんな素振りは一切無かったので、長年一緒に行動していたダズさんが戦死した時とか、大気圏突入時にドールに助けられた時とかに、死んでいった同士達の命の重さを実感したのかも知れませんね。
でも、その一方で第3部では、民間人を巻き込む攻撃を命じているんですよね。
第3部ゼハートは、味方はどこまでも愛おしく思い、敵にはどこまでも非情になれる、そんな人間になっているのかも知れません。
そういう意味でも、今回生きていることが判明したアセムとの再会が早く見たいです。
そのアセムについてですが、父とは知らずに交戦したとはいえ、キオは彼から温かさを感じていました。
帰艦後、その海賊の首領に助けられたことを話すと、フリットは「何かを感じたか?」と聞いてきました。
何か知ってそうな雰囲気の祖父に、キオは聞きます。
「じいちゃんはあの人が誰だか、分かってるんだね?」
「ああ。Xラウンダーであるお前には隠し通すこともできまい・・・。
あのMSに乗っていたのはアセム・アスノ。お前の父親だ!」
ショックを受けるキオ。
というか、もう父だって、知っちゃったよ(^^;)
その頃、宇宙海賊ビシディアンの戦艦では・・・
キャプテン・アッシュは副官ラドックに、何故ディーヴァを手に入れぬうちに退却したのか訊ねられていました。
アレ?
ブリッジの様子が映し出されたのですが、なんか後ろにいるクルーの1人が、第2部に出てきたアスノ家の農夫に見えるのですが。
アセムぼっちゃんに付いて来たのでしょうか?(゜_゜)?
話を戻しまして、キャプテン・アッシュは言います。
「狙いは、ディーヴァに詰まれたAGEシステムだった・・・。
俺達は今まで、連邦軍の中でヴェイガンに通じている部隊を襲い、連邦を正そうとしてきた」
ああっ!? もう目的バラしちゃった!!(視聴者に)
まあ予想どおり、只の悪党ではなかったようです(^^;)>
組織内にいては出来ない、組織のガン細胞潰しをしてきた模様。
それにしても、このことをロマリーは知っているのでしょうか?
家族をほったらかしとは、酷い親父です、アセムは!!(゜д゜)/
・・・案外ロマリー(それとエミリーとユノアあたり)は全部知ってて、フリットとキオには内緒でこっそり会ってたりして(^^;)
そう考えると、フリットがキオに戦闘訓練させているのを止めもせず、微笑んで見ていただけというのも意味深なような・・・?
ともかく、話を続けます。
「だが、それだけではいつまで経ってもラチが明かない!」
「それでAGEシステムを?」
アセムは、フリットやディーバのクルー達が腑抜けているなら宝の持ち腐れと判断し、AGEシステムを奪って自分達で使うつもりでした。
それで彼らの戦いぶりを試したわけですが・・・
「フッ・・・あの艦も、フリット・アスノも衰えてなどいない」
AGEシステムをフリット達に預けておくことにしたアセム。
そして、力を認めた息子キオには・・・
「彼に託した。戦争の行方を左右する「秘宝ヘの鍵」をな・・・」
先ほどアセムが、AGE-3が撃ち込んだのは、その「秘宝への鍵」が入ったカプセルでした。
キオは撃ち込まれたことに気付かなかったのですが、AGE-3の点検をしようとしたウッドビットが発見しました。
得体の知れない物体が取り付けられていたので、ちゃんと爆発物検査みたいなことをしてました。
疑いもせず、いきなり触ろうとしないかとヒヤヒヤしましたが、さすがにそれはなかったです(^o^;)
まあこの番組ってアバウトな印象が強いですが、「鹵獲した敵機を解析した~」ってセリフも多いですし、こういうことに関しては案外リアルに描写してます(^^)
キオ達に「秘宝ヘの鍵」を託したことで、果たして事態がどう動くか?
キャプテン・アッシュがそう呟いて、この回は終わりました。
今回の話では、キャプテン・アッシュの正体だけでなく、その目的まで分かってしまいました。
てっきり第4勢力(?)になるのかと思ったんですけどね(^^;)
まあ、あんまり引っ張るとメイン視聴者の子供たちに、「あの海賊はアセムなのか?」、「海賊になったアセムは裏切ったのか?」と頭を悩ませることになりますからね。
子供に優しい構成です(^o^)
(というか、悪者イメージしかないと、ダークハウンドのプラモが売れなくなるのを危惧してからなのかも知れませんが(^3^;))
ついでに、フリットがキャプテン・アッシュの正体に気付き、それをキオに教えます。
アスノ家絡みの話は一気に進み、次なる謎は「〝秘宝の鍵〟とは何か?」に移りました。
正直、アセムのことはもう少し引っ張ってもよかったと思います。
声を担当する方も代わっているので、「本当にアセムなのか?」で引っ張るのもアリだと思ったのですが(^^;)
一方で、子供3人がディーヴァに残っている理由は、先週の内に語っておくべきだったと思いました。
どうも、その辺がチグハグな感じがします。
その点、フラム・ナラの扱いは上手いと思えました。
今回どういうキャラか分かりつつも、その本心は誰にも見せておらず、その一方でゼハと実際に接することで気持ちが変化しそうな片鱗を見せています。
あと今回気がついたこととしましては、前回同様フリットの印象が優しい感じになってることですかね。
むやみに怒鳴らなくなったからでしょうか(^_^;)
ファントム3も、ゴドム隊長1人になってしまいました。
第3部開始前、雑誌で紹介されているのを見た時は、アビス隊のライバルになるのかと思ったのですが。(まあ、あながち間違いでもないですが)
こうなったらゴドム隊長には最後の一花咲かせてほしいところですが、次回完成するAGE-3の新しいウェアのかませにされそうな気が(-_-;)
それから、かつての戦友なんだから、キャプテン・アッシュの正体に気付くのはオブライトさんでもよかったのでは?
フリットはXラウンダー能力で気付きましたが、オブさんは動きや戦い方を見て正体に気付く、みたいな感じで。
それか、AGE-2を何度か整備したことがあるロディさんが気付くとか。
第2部から継続しているキャラには、それを活かした演出がほしいトコです。
放送が終わって10日経って、ようやく感想を書き終えました。
急ぎ、次の回を見ます(^^)>
既に次の第35話が放送されていますが、管理人はまだ見ていません(^^;))
え~と、まず前回疑問に思ったことの答えが分かったので、それから書きます。
第3部最初の話でキオとウェンディに救助されたお子様3人(タク、ユウ、ルッカ)ですが、ロストロウランを経て宇宙に飛び出した今もまだ、ディーヴァに乗っています。
前回ラストの宇宙へ飛び立つ場面でまだいたので、なんで降ろさなかったのだろうかと思ったのですが、今回ウットビットがそれを聞いてくれました(^o^)
何でもこの子達の両親は他の避難民達と共に月の近くのコロニーに移送されたそうで、だからルナベースまではディーヴァで連れて行き、その後は軍が送り届けてくれるそうです。
戦艦であるディーヴァでさえ宇宙に飛び出すのに友軍に囮になってもらったくらいなのに、よく民間人を宇宙へ上げたなと思ったのですが、今の地球の40%はヴェイガンの支配下なのですよね。
地球上にも安全な避難場所は、あまり残っていないのでしょう。
で、宇宙に来られて大喜びの3人を見て、ウットビットは「ふっ、子供だな~♪」と呆れ顔。
しかし、宇宙に出た直後に誰よりも大騒ぎしていたのはウットビット本人だったので、子供たちにツッこまれます。
特にタク(デブガキ)など「自分(ウットビット)だって、はしゃいでたよ」、「意外と子供ですよね~♪」とキツイ言い様。
同じ食い意地が張ったキャラ同士なので、挑発しているものだと思われます(^^;)
そんなこんなで、子供達ははしゃいでいるのに、キオは浮かない顔。
ディーヴァが大気圏を脱した辺りからずっと、誰かが待っている、そんな気配を感じ続けていたからです。
ウットビットは、もし誰かが待ち構えているとしたら、地球とルナベースの間にある特別警戒宙域、通称〝サルガッソー〟じゃないだろうかと言います。
ちょうど同じ話題をブリッジでもしてたので、その〝サルガッソー〟の説明シーンが続きます。
ちなみに、前回からナトーラ艦長がしっかりしてきたので、「そこ、何かあるの?」と聞く質問役はオトロ軍曹になってました。
オトロさんも、上述のキャラが被った後輩2人の出現に危機感を覚え、食い意地属性だけでなく無知属性も見につけたものと思われます(^_^;)
で、話をサルガッソーに戻します。
元もとのサルガッソーとは、いわゆる「船の墓場」と呼ばれる海域で、北大西洋に実在します。(詳しくはWikiでも見てね(^o^))
サルガッソーという言葉自体が「船の墓場」として使われ、海または宇宙を船で進む物語には定番の単語です。
海賊船や幽霊船と絡めた物語も多いです。
(というか、いま日テレプラスで放送されてる『ゴッドマーズ』にもサルガッソー出ました。宇宙海賊も(^u^;))
この『ガンダムAGE』の世界でも、もちろん不吉な噂が満載です。
計器が使えなくなるとか、入ったら二度と出てこられないとか。
そんな魔のエリアに行くことに関して、現実派っぽいアリーは「噂は噂だ」と片付けたり、ウォンやオトロは怖がったりと、クルー達の反応も様々。
(というか、オトロさん、怖がり属性まで身につけやがった(゜o゜)!?)
で、予定どおり、サルガッソーに到着。
彗星の氷の粒で霧が発生したような状態になっており、雰囲気バッチリです。
そして、お約束どおり、難破した宇宙船の残骸が漂っています。
そんな視界が悪そうな所をあえて通るのも、ヴェイガンに見つからないようにする為です。
まあディーヴァがコソコソ移動するのは、グルーデック艦長以来の伝等ですが(^3^;)
しかし、というかキオの予想どおり、途中で謎の戦艦に遭遇。
その艦は、連邦軍でもヴェイガンでもない所属不明の戦艦です。
霧の中から現れたのは、宇宙海賊ビシディアン!!
艦長にして首領と思しき男は、不敵に笑います。
「ふっふっふ・・・。捉えたぞ、ディーヴァ!」
海賊艦の副官のラドック・ホーンは、ディーヴァに通信を送りました。
「聞け、ディーヴァ! 俺達は、宇宙海賊ビシディアン! お前たちの艦は、俺達が頂く!」
新たな勢力の出現。
その存在を知っていたフリットは言います。
「ビシディアンは連邦の艦艇を襲い、略奪を繰り返してきた海賊。
つまり、連邦の敵だ!」
相変わらず割り切りが速いですね、爺さん(^_^;)
ともかくフリットは、判断はナトーラ艦長に委ねます。
「さあ、どうする?」
「ん・・・!! 対艦戦闘準備!」
もちろんナトーラも海賊のムチャな要求を飲む必要はないと、MS隊に出撃命令を下しました。
ついこの前までの彼女だったらオロオロうろたえていたでしょうが、今は違います。
その辺が分かっているから、フリットもナトーラに指示を出させたのでしょう。
通信を終えたラドックは、艦長に訊ねます。
「キャプテン・アッシュ。あんな古い艦に、何の価値がある?」
キャプテン・アッシュは答えます。
「侮るな。アレは〝進化する怪物〟を積んでいる・・・」
そしてキャプテン・アッシュは、MSに乗って自ら出撃することに。
「宇宙で戦うなんて、初めてだ・・・」
初めての宇宙戦、それもいきなりの遭遇戦なので、キオも緊張していましたが、ウットビットやフリットに励まされて出撃します。
そういやオブさんはともかく、アビス隊の他の男達は宇宙戦の経験はあるのでしょうか?
これまで出た回想シーンは地上戦ばかりだったし、初めてかな?
まあ、宇宙戦用のカリキュラムとかは受けてるでしょうけど。
暗礁宙域を進むアビス隊の前に現れたのは、4機のMS。
シャルドール系の機体のようです。
キオは、まだもう1機来ると言います。
その言葉通り、高速形態で黒いMSが接近してきました。
黒いMSはアビス隊に近づくと、人型に変形しました。
額や胸部に髑髏のレリーフ、頭部にアイパッチの如く付いたバイザー、マントとそれに付いた鉤ヅメと、いかにも海賊って感じのデザインです。
そのせいか、手にしたランサーが銛みたいに見えます。
しかし、それらの意匠を除いて見ると、ガンダムに似た姿をしています。
高速形態に変形するガンダムというと、ガンダムAGE-2を連想しますが・・・
などと思って見てたら、黒い機体の中にいるキャプテン・アッシュが言いました。
「やっと会えたな、キオ! 力を見せてみろ・・・この父に!!」
あっさり正体を (視聴者に) バラしやがったぁぁぁっ!!!
いやまあ、始めから(というか先週の次回予告から)バレバレだったんですけどね(^^;)
そうです。
キャプテン・アッシュの正体は、キオの父のアセム・アスノでした!!
第3部の冒頭(13年前)に行方不明となり、死亡扱いとなっていたアセムは、実は生きていたのでした(゜д゜)!?
アセムが乗ってる黒い機体も、大破したAGE-2を改修した機体で、その名もガンダムAGE-2ダークハウンド。
AGEシステムは連邦軍に回収されてAGE-3に使われているので、それ無しで稼動できるようになっています。
AGE-2って第2部でウェアが2つしか作られなかったので不遇な感じがしてたのですが、第2部ラストの白いカラーリングやこのダークハウンドの登場でヴァリエーションが増えてきました(^^)v
多くの視聴者の予想通りだったアセムの生存&海賊ガンダムの正体ですが、今回ようやくハッキリしたので、それに合わせてオープニング&エンディング映像が一部変更されました。
オープニングのダークハウンドの絵とエンディングのアセムの絵に、キャプテン・アッシュが描き加えられました。
そして始まるキオVSアセムの親子対決!
「いくぞ、キオ!」
「くっ・・・!!」
キオは真正面からぶつかっていくのですが、カギ爪が付いたワイヤーを巻きつけられて振り回されたり、フラッシュを浴びせられたりで、思うように戦えません。
どうもキオは、トリッキーな手を使う相手には相性が悪い模様。
得意の力押しが通用しませんからね(^^;)
「こっちだ!」
ダークハウンドの姿を見失ったAGE-3に放たれるのは、ゼハート直伝の飛び蹴り!
蹴られた勢いで、AGE-3は浮遊残骸にぶつかります。
キオをこうも手玉に取る相手を見て、フリットはダークハウンドに乗っているのがビシディアンの首領だと推測。
キオに通信を送って、相手は連邦の艦を何度も襲った手だれだから油断するなと注意を促します。
再び始まったキオの戦いを見守りながら、フリットは思いを馳せます。
「ビシディアンの首領・・・。その素性は未だに不明だと聞いている・・・。
AGE-2に似た機体だが、一体何者なのだ?
・・・ハッ!?」
そしてフリットは、ダークハウンドの中のパイロットの気配を感じます。
「そっ、そんな・・・!?
今の感覚は、まさかお前か!?
アセム!?」
早くもキャプテン・アッシュの正体に気付いたフリット爺さん。
というか、相手がXラウンダーじゃなくても、気配を感じられるのね(^^;)
ともかく、相手がアセムだとして、
- 行方不明になったハズですが、どうやって生き延びたのか?
- どうして海賊(それも首領)になったのか?
- 何故、ヴェイガンではなく連邦の艦艇を襲っているのか?
- そして、どうして父や息子の乗ったディーヴァに攻撃を仕掛けてきたのか?
しかしアセムのモノローグで、どうやら軍を退いたフリットや、息子キオの力を試そうとしていることが分かりました。
それは配下の海賊達も同じようで、彼らもアビス隊の力量を試しているようです。
デレクが被弾したりと、アビス隊の方が押されているいるのですが、セリック隊長は海賊の戦い方に疑問を感じます。
「しかしこの戦い、何か妙だ。決定的な攻撃が行える状況でも、ヤツらは仕掛けてこない。まるで俺達の力を試しているみたいだ」
さすがは〝戦場のホームズ〟!
海賊の行動原理に一歩踏み込みました!!
その時、ウォンからの緊急連絡の通信が入りました。
この場に、ヴェイガンの部隊が接近!?
見つからないようにわざわざこんなエリアを通ったのに、何故ここを通っているのかが分かったのか?
実は、前回ラストにゼハートの元にやって来たフラム・ナラは索敵能力を持っていて(たぶんXラウンダー)、彼女が場所を探知したのです。
「あの女の索敵能力も大したもんじゃねえか」
と感心しているのは・・・おおっ!! ファントム3のゴドム隊長!!
「さあ、狩りの時間だ!」
紫カラーのダナジンに乗り換えての登場です。
「白いのだけは、必ず落とす! デモンの仇!」
弟分のグラットもいます。
彼らは、5機のダナジンを引き連れてデモンの仇討ちに来ました。
自分達は紫で、部下達には緑のダナジンをあてがってるあたり、別にファントム7に名前を変えたわけではない模様(^u^;)
海賊の相手だけでも手一杯なのに、ヴェイガンまで出現。
さすがにこの状況でナトーラに指示を出させるのは酷だと思ったのか、フリットが代わりに砲撃指示を出します。
しかし、フリットが命じた方向に撃っても当たらないと言われるのですが、
「構わん!」
そう言って、砲撃をさせるフリット。
「ハッ! どこ狙ってやがる!」
ゴドム達は砲撃を軽くかわしましたが・・・
「ふっ、そういうことか・・・。父さん、やるじゃないか!」
キャプテン・アッシュ = アセムは、フリットがやろうとしていることに気付きました。
「さすがだな」
セリック隊長も気付いた模様。
ディーヴァの砲撃は実は威嚇誘導で、ゴドム達はディーヴァとビシディアンに挟まれる位置に誘導されました。
ディーヴァからすれば、同じ地球圏の人間である海賊との戦闘を避けられ、強敵のヴェイガン部隊を挟み撃ちに出来ます。
左右からの集中砲火を受けるヴェイガン部隊。
「ちっ、白いのさえ落とせりゃいい。行くぞ!」
相手の策略で10VS7の状況になったことに気付いたゴドムは、狙いをキオのAGE-3に絞りました。
キオは、ヴェイガンのMSに取り囲まれ、前後左右から狙われます。
お手並み拝見とばかり、少し離れた位置から息子の戦いを見ているキャプテン・アッシュ。
「キオ、お前の力はその程度なのか?」
しかしキオは、Xラウンダーの力を使って、背後から攻撃しようとしたダナジン2機をまとめて撃破しました!!
「ふっ、そうだ。それでこそだ!」
満足げなキャプテン・アッシュ。
ところが、今度は左右からダナジン2機(右側はゴドム、左側は一般兵)が襲い掛かり、AGE-3を両腕を拘束します!
身動きが取れなくなったAGE-3に、迫るグラットのダナジン!
「あの世から、見てやがれよ、デモン!」
「フハハハっ! やっちまえっ!!」
ゴドムも仇敵をいよいよ倒せるとあって、高笑いしてます。
「うわあああ~!?」
絶叫するキオ。
「させるかあーっ!!」
助けに入るキャプテン・アッシュ
これは・・・ウルフさんが戦死した時と同じシチュエーション!?
キャプテン・アッシュは、ワイヤーが付いた鉤ヅメを発射してゴドム機に巻きつけて電流を流し、もう1機にはランサーを投げつけました。
2機を行動不能状態にして、キオのAGE-3を救出。
ちゃっかりランサーも回収して離脱しました。
迫って来ていたグラットは、そのまま追撃して後ろから襲おうとします。
キャプテン・アッシュはキオを庇って突き飛ばします。
ここまでがウルフさんが死んだ時と同じシチュ。
しかし、キャプテン・アッシュはダークハウンドを反転させると、カウンター気味にランサーをグラット機に突き立てました!
「スーパーパイロットをなめるなよ・・・!!」
コクピットに直撃を受け、爆発していくグラットのダナジン。
「デモンの仇さえ・・・!?」
「くっ・・・グラットォォォォォォォォッ!!!」
機体が戦闘能力を失ったため離脱を余儀なくされたゴドムは、またも失った〝兄弟〟の名前を叫び、悲しみます。
「どうして僕を助けてくれたの!? あなたは誰!?」
回線を開き、ダークハウンドに通信で呼びかけるキオ。
「危険な敵のハズなのに、あなたは温かい感じがするんだ! どうして?」
「・・・・・・」
息子の声が聞こえているのにも関わらず、キャプテン・アッシュ = アセムは答えません。
ダークハウンドを変形させてAGE-3の周辺を一回りすると、そのまま離脱していきます。
その際、密かにAGE-3に「何か」を撃ち込みました。
「お前の力は見せてもらった。また会おう、キオ」
心の中でそう呟いて、キャプテン・アッシュは去りました。
(あとちょっとですが、続きは明日書く予定です)
(ここからは6月13日に書いています。
管理人はまだ、次の第35話を見ていません(^^;))
戦闘終了後、フラム・ナラはザナルドに戦闘結果報告の通信をしていました。
「申し訳ございません。貴重な兵を失いました」
しかし、ザナルドは「まあ、構わん」と問題にしません。(ヒデェ・・・)
「お前をゼハートの下に送ったのは、そんなことのためではない」
ザナルドの言い方が気に障ったのか、ムッとした表情を浮かべるフラム・ナラ。
それに気付かず(?)、ザナルドは話を続けます。
「ヤツの監視の為だ。(中略)ゼハートも私同様、イゼルカント様に直接仕える身」
ン? あんたも側近だったのね(゜_゜)?
てっきり自分は側近になれなかったから、ゼハに嫉妬してるのかと思ってたよ(^^;)
ともかく、ゼハの心変わりやしくじりを見逃さないようにしろと命じるザナルド。
まあ、この前の戦いは大失敗だったし、こう言いたくなる気持ちも分かります(^^;)
それに、ザナルドは知ってるか分かりませんが、第2部でゼハはアセムに心魅かれてましたしね。(それでもイゼルカント様への忠誠は揺るぎませんでしたが)
通信を終えた後、一人呟くフラム・ナラ。
「私の目的は違うの・・・」
彼女の目的とは何か?
今回の作戦の前にゼハと会った後、フラム・ナラのモノローグがありました。
「ゼハート・ガレット・・・。お兄様はあなたの為に命を投げ出した。あなたがそれに値しない人間なら、私がこの手で・・・!」
彼女には、ゼハートを助けて死んだ兄がいたようです。
ナラって姓を持つキャラは他にいないので、ナトーラ艦長の祖父同様、本編には出てないキャラと思われます。
おそらくは、ゼハの配下だった一兵卒なのでしょう。
あ、「フラム・ナラ」って名前自体が偽名の可能性もありますか(^^;)
ともかく、兄が命を懸けて守ったゼハートがどんな男なのか、それを知るために近づいたのでしょう。
(心の中の呟きだけですが)ゼハにキツい言い方をしてるのも、兄への思い故でしょうか?
ところで、フラム・ナラが(ケータイみたいな)通信機で話しているところを、見ていた兵士が1人。
ロストロウラン襲撃時にゼハと共に行動していたウロッゾのパイロットのレイルです。
今回は軍服姿での登場ですが、パイロットスーツを脱ぐと、ますます童顔ですね、この人(^^;)
フラム・ナラを怪しむような目をしてましたが、はたして彼はどう動くのでしょう?
というか、ゼハと同じ直属隊ってことは、この人もXラウンダーなのでしょうか?
でも、シャナルアさんと相打ちになった人は、非Xラウンダーっぽかったしなあ・・・(^^;)
フラム・ナラはゼハートのいる司令室に行き、作戦失敗の反省の言葉を言ってたのですが、ゼハートは話を遮ります。
「お前は、この作戦で死んだ兵の名前を知っているか?」
「あっ・・・いえ」
ゼハは、死んだ3人の名前や、どんなパイロットだったのかを語り、「覚えておいてやれ」と言いました。
驚きつつも、頷くフラム・ナラ。
これは、アレでしょうか?
部下が死んでも「まあよい」とぬかしたザナルドを見限り、末端の兵士にまで思いを馳せるゼハに心魅かれる、という展開になるのでしょうか?
それにしても、ゼハはいつから死んだ部下のことを記憶するようになったのでしょう?
第2部ではそんな素振りは一切無かったので、長年一緒に行動していたダズさんが戦死した時とか、大気圏突入時にドールに助けられた時とかに、死んでいった同士達の命の重さを実感したのかも知れませんね。
でも、その一方で第3部では、民間人を巻き込む攻撃を命じているんですよね。
第3部ゼハートは、味方はどこまでも愛おしく思い、敵にはどこまでも非情になれる、そんな人間になっているのかも知れません。
そういう意味でも、今回生きていることが判明したアセムとの再会が早く見たいです。
そのアセムについてですが、父とは知らずに交戦したとはいえ、キオは彼から温かさを感じていました。
帰艦後、その海賊の首領に助けられたことを話すと、フリットは「何かを感じたか?」と聞いてきました。
何か知ってそうな雰囲気の祖父に、キオは聞きます。
「じいちゃんはあの人が誰だか、分かってるんだね?」
「ああ。Xラウンダーであるお前には隠し通すこともできまい・・・。
あのMSに乗っていたのはアセム・アスノ。お前の父親だ!」
ショックを受けるキオ。
というか、もう父だって、知っちゃったよ(^^;)
その頃、宇宙海賊ビシディアンの戦艦では・・・
キャプテン・アッシュは副官ラドックに、何故ディーヴァを手に入れぬうちに退却したのか訊ねられていました。
アレ?
ブリッジの様子が映し出されたのですが、なんか後ろにいるクルーの1人が、第2部に出てきたアスノ家の農夫に見えるのですが。
アセムぼっちゃんに付いて来たのでしょうか?(゜_゜)?
話を戻しまして、キャプテン・アッシュは言います。
「狙いは、ディーヴァに詰まれたAGEシステムだった・・・。
俺達は今まで、連邦軍の中でヴェイガンに通じている部隊を襲い、連邦を正そうとしてきた」
ああっ!? もう目的バラしちゃった!!(視聴者に)
まあ予想どおり、只の悪党ではなかったようです(^^;)>
組織内にいては出来ない、組織のガン細胞潰しをしてきた模様。
それにしても、このことをロマリーは知っているのでしょうか?
家族をほったらかしとは、酷い親父です、アセムは!!(゜д゜)/
・・・案外ロマリー(それとエミリーとユノアあたり)は全部知ってて、フリットとキオには内緒でこっそり会ってたりして(^^;)
そう考えると、フリットがキオに戦闘訓練させているのを止めもせず、微笑んで見ていただけというのも意味深なような・・・?
ともかく、話を続けます。
「だが、それだけではいつまで経ってもラチが明かない!」
「それでAGEシステムを?」
アセムは、フリットやディーバのクルー達が腑抜けているなら宝の持ち腐れと判断し、AGEシステムを奪って自分達で使うつもりでした。
それで彼らの戦いぶりを試したわけですが・・・
「フッ・・・あの艦も、フリット・アスノも衰えてなどいない」
AGEシステムをフリット達に預けておくことにしたアセム。
そして、力を認めた息子キオには・・・
「彼に託した。戦争の行方を左右する「秘宝ヘの鍵」をな・・・」
先ほどアセムが、AGE-3が撃ち込んだのは、その「秘宝への鍵」が入ったカプセルでした。
キオは撃ち込まれたことに気付かなかったのですが、AGE-3の点検をしようとしたウッドビットが発見しました。
得体の知れない物体が取り付けられていたので、ちゃんと爆発物検査みたいなことをしてました。
疑いもせず、いきなり触ろうとしないかとヒヤヒヤしましたが、さすがにそれはなかったです(^o^;)
まあこの番組ってアバウトな印象が強いですが、「鹵獲した敵機を解析した~」ってセリフも多いですし、こういうことに関しては案外リアルに描写してます(^^)
キオ達に「秘宝ヘの鍵」を託したことで、果たして事態がどう動くか?
キャプテン・アッシュがそう呟いて、この回は終わりました。
今回の話では、キャプテン・アッシュの正体だけでなく、その目的まで分かってしまいました。
てっきり第4勢力(?)になるのかと思ったんですけどね(^^;)
まあ、あんまり引っ張るとメイン視聴者の子供たちに、「あの海賊はアセムなのか?」、「海賊になったアセムは裏切ったのか?」と頭を悩ませることになりますからね。
子供に優しい構成です(^o^)
(というか、悪者イメージしかないと、ダークハウンドのプラモが売れなくなるのを危惧してからなのかも知れませんが(^3^;))
ついでに、フリットがキャプテン・アッシュの正体に気付き、それをキオに教えます。
アスノ家絡みの話は一気に進み、次なる謎は「〝秘宝の鍵〟とは何か?」に移りました。
正直、アセムのことはもう少し引っ張ってもよかったと思います。
声を担当する方も代わっているので、「本当にアセムなのか?」で引っ張るのもアリだと思ったのですが(^^;)
一方で、子供3人がディーヴァに残っている理由は、先週の内に語っておくべきだったと思いました。
どうも、その辺がチグハグな感じがします。
その点、フラム・ナラの扱いは上手いと思えました。
今回どういうキャラか分かりつつも、その本心は誰にも見せておらず、その一方でゼハと実際に接することで気持ちが変化しそうな片鱗を見せています。
あと今回気がついたこととしましては、前回同様フリットの印象が優しい感じになってることですかね。
むやみに怒鳴らなくなったからでしょうか(^_^;)
ファントム3も、ゴドム隊長1人になってしまいました。
第3部開始前、雑誌で紹介されているのを見た時は、アビス隊のライバルになるのかと思ったのですが。(まあ、あながち間違いでもないですが)
こうなったらゴドム隊長には最後の一花咲かせてほしいところですが、次回完成するAGE-3の新しいウェアのかませにされそうな気が(-_-;)
それから、かつての戦友なんだから、キャプテン・アッシュの正体に気付くのはオブライトさんでもよかったのでは?
フリットはXラウンダー能力で気付きましたが、オブさんは動きや戦い方を見て正体に気付く、みたいな感じで。
それか、AGE-2を何度か整備したことがあるロディさんが気付くとか。
第2部から継続しているキャラには、それを活かした演出がほしいトコです。
放送が終わって10日経って、ようやく感想を書き終えました。
急ぎ、次の回を見ます(^^)>
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