「どうして僕にこんなことが出来たんだ? 敵の動きが見えたような・・?」
2012.01.05 (Thu) | Category : アニメ(『ガンダムAGE』)
『機動戦士ガンダムAGE』第12話の感想です。
(ここからは1月7日に書いています)
連邦軍の追手グアバラン中佐の手から何とか逃れたグルーデック達は、急ぎミンスリーより立ち去ろうとします。
しかし、コロニーの外ではグアバランの率いる艦隊が行く手を阻みます。
互いに譲れぬ者同士が対峙する宇宙空間に、今度はUE艦隊が乱入!?
混乱の中フリットは、いつか感じた〝あの感覚〟に目覚めます・・・
(ここからは1月7日に書いています)
連邦軍の追手グアバラン中佐の手から何とか逃れたグルーデック達は、急ぎミンスリーより立ち去ろうとします。
しかし、コロニーの外ではグアバランの率いる艦隊が行く手を阻みます。
互いに譲れぬ者同士が対峙する宇宙空間に、今度はUE艦隊が乱入!?
混乱の中フリットは、いつか感じた〝あの感覚〟に目覚めます・・・
前回の後半パートで、グアバランに捕まったグルーデック。
グズグズしているとマズイと考え、ディーヴァのブリッジに戻り次第、部下達に伝達します。
「本艦は10分後に、コロニー「ミンスリー」より出港する!」
早えぇ・・・(゜д゜)
まあ捕縛されてた時間を除けばスケジュール通りだし、クルー達も今日が滞在最後の日だと分かっていたので、滞りなく発進させられました(^_^;)
さて、今回の話は『AGE』にしては珍しく、人間同士の対立です。
それもファーデーン内の思想対立とは違い、本来似たような立場の人間同士が対立しています。
そんな話のためか、今回会話するキャラ達は互いの立ち位置の違いがハッキリ分かれる描写が多かったです。
まあ対立・対峙までするのはグルーデックとグアバランの両艦長だけで、雰囲気としてはギスギスしてはいないですけど。
ディーヴァ出港直後、パイロットスーツに着替えて待機しているウルフとラーガン。
人間同士で戦うことに戸惑いの声を上げるラーガンに、ウルフは「何が大事か、見誤るなよ」と言います。
この2人だけで会話してるのって初めてだと思うのですが、互いに相手の言ってることがちゃんと分かるって感じがいいですね(^_^)b
・・・そういえば前回、ウルフとミレース(オペの姉ちゃん)のことをラーガンが気にしている描写がありましたが、
ミレース⇒ウルフ⇔ラーガン
とかいう神展開が待ってるのかも知れません。
ラーガン⇒ミレース⇔ウルフじゃつまらないし。
(というか最初の頃、ミレースはアダムスか艦長とくっつくと思ってたよ。出番的に)
で、コロニーのハッチが開いたものの、目の前にはグアバラン率いる連邦軍第8宇宙艦隊が待ち受けていました。
ミレースの報告によると、相手は3隻。
ダーウィン級宇宙戦艦「ブリッツ」「ヘイローズ」「ウォーデン」。
ちゃんと個別にシップネームが設定されてるのがいい感じ(^^)
本来同じ陣営の艦だからデータが入ってるのでしょう。描写としても自然です。
やっぱり戦艦好きとしては、「~級」とかで片付けられるのは寂しいものがあります。
同じ外観でも、名前が違えばそれが個性になりますからね。
とはいえ今回の話みたいなケースならともかく、普通なら敵の艦名までを知ってるのはヘンなのですが(^^;)
それなら「木馬」とか「タイヤ付き」みたいな、そのまんまなアダ名を付けられる方がいいです(^^)
まあ一番無難なのは、味方キャラのセリフで友軍の艦名を出させることでしょうね。
・・・今後UEの正体が判明したら、UEの巨大戦艦にも個別の名前が設定されるのでしょうか?
連邦艦隊を前にして、微速前進を指示するグルーデック艦長。
驚くアダムス達にグルーデックは言います。
「我々を捕らえるもっとも簡単な方法は、艦を動かす前に制圧することだ」
「そうすれば、ディーヴァはどこへも逃げることが出来ない・・・」
「それをしなかったということは・・・我々に言ってるのだ、出て来いと」
発進前に抑えないのは、ミンスリーに配慮したからじゃないの?
ドッグで揉め事を起こすわけにはいかないだろうし、出口を封鎖したらミンスリーからのクレームが来そうだし。
それにミンスリーから一定の距離内は、非戦闘地域にされてそうな気が・・・。(あ、UEならおかまいなしだろうけど)
でも、本質的にグルーデックと似た者同士のグアバランさんの考えることは、やっぱりグルーデックの予想通りでした(^u^;)
「そうそう、そうでなくっちゃな! 誰1人逃がさんよ。このまま包囲して、その船自体を牢獄にしてやる!」
やる気マンマンのグアバランさん(^^;)
堂々と出てきたディーヴァを見て、グルーデックの「(逃げ切る)自信がある」が故の行動だろうと、副官に言います。
「艦長も、コロニーの中ででは1本取られましたしね」
「バカヤロウ! あんな憲兵隊まがいの仕事は、俺のガラじゃねえ!」
やっぱり前回の行動は性に合わなかったようです。
ミンスリーというお国柄のせいで、畑違いのことをするハメになったんだろうなぁ・・・
「やはり軍艦乗りとしては、こういうシチュエーションじゃないと燃えねえよなあ?」
水を得た魚状態のグアバランさん。
大好物のチョコバーをもう1本食べようとしますが、
「燃えるのは結構ですが、艦長? 食べ過ぎには気をつけて下さいね」
「ほっとけ! フル稼働している俺の脳が、チョコを欲するんだよ!」
横にいる副官もいい味出してます。名前も設定されてないキャラなのに。
とりあえずみんなも、来週からチョコバーを用意しようぜ(ニコッ)
ここから両艦長の策の読み合いが始まります。
ディーヴァのハッチを開放し、MSの姿を見せるグルーデック。
みすみす敵の策に付き合う必要はないと、先に仕掛けるグアバラン。
3隻のダーウィン級が放ったミサイルは閃光弾で、ディーヴァ側は閃光に目を眩まされます。
そして、そのスキに発進した3機のジェノアスがディーヴァに接近し、2箇所のMSハッチとブリッジに向けて銃を突きつけます。
グアバラン本人は「古典的な手方」だと言ってましたが、そもそも背後にミンスリーがある状態で攻撃されるとは思ってなかったのか、ディーヴァ側はモロに策にハマってしまいました。
回線を繋いで、投降を呼びかけるグアバラン。
しかし、この状況でも投降しないグルーデックに対しグアバランは力づくで無力化させようとしましたが、遠距離から飛んできたビームがブリッジ前にいたジェノアスのビームスプレーガンを破壊しました!!
第8宇宙艦隊側がその攻撃に気を取られているのを見て、ウルフとラーガンがMSを発進させて体当たりで目の前にいた敵機を突き飛ばしました。
グルーデックの指示でフリットのガンダムが事前に出撃しており、コロニーの陰になってる死角からビームを放ったのでした。
しかし、ピンチを脱したと思ったのも束の間、ディーヴァに複数の攻撃照準が向けられます。
3隻のダーウィン級の周りには、多数のジェノアスが出撃してました。
最初の閃光弾の発射後、ディーヴァ側がブリッジに迫ってきた3機のジェノアスに気を取られているうちに、展開させていたのでした。
勝ち誇った笑いをあげるグアバランに対し、グルーデックは「これで状況は五分五分になった」と言います。
ディーヴァ側の友軍であるザラムとエウバ所属の4隻の戦艦が現れ、第8宇宙艦隊に向けビームを浴びせてきました。
完全に不意をつかれたものの、グアバランは砲撃はすぐに止むと判断。
その言葉通り、砲撃はすぐに終わりました。
要塞アンバット攻略を控えているだけあり、ムダな消耗を裂けたいグルーデックが砲撃を中止させたのでした。
睨みあう両艦隊は、次の一手を模索します・・・
前回の話では、(行動が制限されてたのか)やりづらそうだったグアバランさんと、思いっきりアバウト(^_^;)だったグルーデック艦長。
今回は、両者とも面目躍如な活躍です。
互いの取った策もヘンに捻くれたものではなく、分かりやすくて理にかなったもので、好感が持てます(^^)
あと第4話のウルフ対フリットの時も思いましたが、やっぱり『AGE』は対峙する両者を立てる演出がうまいですね。
どちらかが「かませ」になることがなく(当然、「かませ」役が無能と思わせない為に登場させる「かませのかませ」など出てこない)、両者とも凄腕だと分かります。
逆に、そんな彼らが必死にならないと倒せないUEが、いかに手ごわいのかも分かります。
物言わぬ(少なくとも現時点では)UEの脅威を描くには、これで正解なのかも知れませんね。
(それでも、連邦軍上層部のやる気のなさ、一般兵の練度の低さはフォローできないのですが・・・まあ、これらは今後の展開(連邦軍が隠蔽している秘密)次第で変わってきそうです)
細かいところでは、銃を突きつけ投降を促されている時、アダムスがグルーデックのやろうとしていることを説明し、グアバランに協力を呼びかけているのがよかったですね。
一度グルーデックに反発し、後に真っ先に賛同したアダムスだから、言ってることに説得力があります。
そんなアダムスに対し、グアバランは「なるほど。面白そうな話だ。だが、それは上が考えることで、下の者が勝手に動いていい理由にはならんよ」と、軍人として、社会で生きる者としては正論で返します。
とはいえ未知なる生物からいつ襲撃されるか分からない状況だし、UEの脅威を知らないから言える的外れな面もある意見なのですが、アダムスも本来グアバランみたいな考え方をする人なので、ぐうの音も出ません(~_~;)
一方で、話に興味を持つあたり、グアバランが言葉が通じない人間でないことも分かります。
グルーデックが揃えた艦隊を見て、UE殲滅に本気なのを感じてますしね。
対峙してはいますが両艦隊にいるキャラ達は、互いの言い分を理解できないほど考えが分かれているわけではないわけです。
あと、グルーデックの味方ではあるものの、連邦軍とは無関係なザラム・エウバ連合を率いるラクトもいい味を出していました。
邪魔する第8宇宙艦隊を排除することを提案しますが、これはディーヴァ側の人間(あと、番組を見ている視聴者も)なら、少しは頭をよぎってもおかしくない考えだと思います。
ただ、そのことをディーヴァ内の人間が口にしちゃったら、「UEを倒すことが最優先」はフリットと艦長や、連邦軍と戦うことをとまどう」アダムスやラーガンとの無用な対立が始まってしまいます。
連邦には義理のないラクトだから言えることでしょう。
(ラクト自身は、本当の敵はUEであること・人類同士が争っている場合ではないことは充分に分かっているはずですが、一方でドンとの一件で、きっかけでもない限りすぐには分かり合えないことも充分承知しているのでしょう)
それから、グルーデックは「状況は五分五分」と言ってましたが、戦艦の数や、(推定ですが)搭載されているMSの数、MSの性能、パイロットの練度、クルー達の士気から考えると、ディーヴァ側の方が圧倒的に有利な気が・・・(^_^;)
部下達から慕われてそうなグアバランさんの部隊なので、並みの連邦軍とは実力が違うのかも知れませんが、それでも戦艦の数とディーヴァのMS隊の性能による戦力差は覆せないような・・・?
(実際、ザラム・エウバ連合が現れる前に、グアバランさんは「こちらの1隻を落としたとしても、残る2隻で確実にディーヴァを落とす」と、戦艦の数で勝ちが決まるという主旨の発言をしてます)
第8宇宙艦隊側が有利な点と言えば、既にMS隊を展開させているコトぐらい。
まあ別に、お互い相手を殲滅させるのが目的ではないし、無駄な戦闘はしません。(無用な損害を避けたいディーヴァ側は特に)
戦略次第で、どうとでもなりそうな状況です。
しかし、その緊迫した状況を破る乱入者が現れました!?
突如、UEの艦隊が第8宇宙艦隊の背後に現れました!!
謀らずも、ディーヴァとUE、2つの勢力に挟まれてしまった第8宇宙艦隊。
まさに、「前門の虎、後門の狼」
これは、あの〝不死身の宇宙海賊〟コブラでも、決死の戦いを覚悟した状況です。
(『スペースコブラ』第15話「竜水晶の友よ!」より。まあコブラの場合だと、片方の勢力が味方してくれて助かったわけですが(^o^))
第8宇宙艦隊にUEの相手を任せ、この宙域からの離脱を提案するラクト。
先程の「無駄な消耗を避けたい」というグルーデックの言葉を踏まえての意見です。
しかし、グルーデックの下した決断は・・・
「目の前のUEを叩け!」
「はい!」
「そうこなくっちゃな♪」
「UE相手なら、思い切りやれる!」
ノリノリで飛び出すウルフさん、迷いを振り切ったラーガン、そしてフリットのガンダムが、第8宇宙艦隊を救いに向かいます。
驚く第8宇宙艦隊の軍人達。
フリット達は、次々とUEのMS型を破壊していきます。
特筆すべきは、ビームライフルを装備したことでラーガンのジェノアスが単独でガフランを撃破できたことでしょう。
これまで、ガンダムとGエグゼスという別格の性能を持つ機体でしか落とせなかったUEを倒したのです。
もちろんラーガンの腕がいいというのもあるでしょうが、これまで最大の問題だった攻撃力不足が解消されました。
新型ライフルは、AGEシステムに考案させたのか、それともバルガスかマッドーナが独自に作ったのか分かりませんが、今まで一番の新兵器です。
これで勝ち目が出てきたぜ、人類!!(^_^)v
あ、それから、戦闘中にフリットがヘンな力に目覚めるのですが、後で書きます。
戦いが続く中、ディーヴァが驚くべき行動に出ます。
主砲のエネルギーをチャージしながら、グアバランさんの乗るブリッツに向かって前進してきました。
この状況下で自分達を狙うのかと驚くブリッツのクルー達。
しかし、ただ1人グルーデックの策に気付いたグアバランは命令を下します。
「最大戦速で、ディーヴァ主砲斜線上から離れろ! 奴らに道を空けるんだ!!」
その言葉通り、ブリッツが離れたのに合わせて直進し、斜線上にいたUE戦艦に主砲による砲撃を浴びせまくるディーヴァ。
「まったく・・・。こっちの艦を敵への目隠し代わりに使うとはなァ!」
グルーデックの策に舌を巻いたグアバランさんは、第8宇宙艦隊の全艦に通達します。
「目標を、UE艦隊に変更!」
ディーヴァの砲撃に、第8宇宙艦隊も加勢します。
ザラムとエウバの対立の時は「共通の敵」の存在を知ることで和解しましたが、今回の場合はグルーデックにシンパシーを感じた&借りを返す為に共闘したって感じですね。
もともと似た者同士の為か、あっという間に見事な連携をする両艦隊。
「フハハハハ。こりゃ人数が多ければ多いほど、キン肉フリットマンも喜ぶわい!!」
ウルフマンも大はしゃぎ。
そして、遂にはUE艦隊を撤退に追い込めました。
ところで、この一連のシーンで分かったこと。
前回ディーヴァに装備された新兵器「フォトンブラスター砲」は使われず、主砲(ハイパーメガ粒子砲)で攻撃していました。
しかし、UEの戦艦がダメージを受けた描写は無かったです。
とはいえガフランが盾となっていたところを見ると、一斉砲撃を喰らい続けていたらそのうち撃破されていたのでしょう。
その場面で盾となったガフランは撃破されていました。
前回の感想でも書きましたが、やっぱりハイパーメガ粒子砲が直撃すればMS型は(少なくともガフランは)落とせるようです。
逆に、一斉砲撃を喰らってもなかなか落ちない戦艦は、それだけ堅牢な装甲をしているのでしょう。
そういえば、ザラム・エウバ連合の砲撃を喰らっていた第8宇宙艦隊の戦艦も、見た目は無傷です。
この世界の宇宙戦艦の装甲は、それだけ硬いと思って間違いなさそうです。
(余談ですが、『ガンダムセンチネル』での描写によると、「宇宙世紀」の戦艦は宇宙船の延長である為、海上の軍艦とは比べ物にならないくらい装甲が薄く、艦体構造そのもので衝撃を吸収するという考えは無い設計になってます。
なのでビーム兵器に対しては、対ビーム弾を撃って張るビーム撹乱膜、艦の装甲に塗布された耐ビームコーティング、それに回避運動で対処するしかないそうです)
尚、ラクトさん達が戦っている描写はありませんでした。
2回も意見を聞いてもらえなくて、面白くなかったのでしょうか?
まあ、画面外で戦っていたのかも知れませんし、ディーヴァと違って前進してないので後方で待機していたのかも知れません。
今回グルーデックやアダムスとは意見が食い違いましたが、これまでの過程もありますし、ヘンな対立にはならないでしょう、たぶん(^^)
戦い終わって、反逆者グルーデック一行は第8宇宙艦隊がUEと交戦している間に逃亡したということにすると伝達するグアバラン艦長。
互いに敬礼し、来たるべき決戦の後に勝利の美酒を酌み交わす約束をするグルーデックとグアバラン。
決戦の地へと向かう5隻の艦に向け、グアバランさんは言います。
「健闘を祈る。勇敢なる反逆者ども」
グルーデックとグアバランについての感想が長くなってしまいましたが、いよいよフリット君の目覚めた力についてです。
戦闘後、フリットは戦闘中に感じた感覚についてグルーデック艦長に報告してました。
その感覚とは、敵の動きを先読みして見える感覚です。
以前ユリンと一緒にガンダムに乗った際も、ユリンの手が触れることで見えたのですが、今回はフリット単独での搭乗ながらも見えました。
その話を聞いたグルーデックには、思い当たることがありました。
「〝Xラウンダー〟の力なのかも知れん」
遂に出ました!! 特殊能力を持つ人間の総称です!
ガンダムワールド、フル・チャージ! フル・チャージ!! って感じです(^o^)/
さて、〝Xラウンダー〟とはいかなるものか?
グルーデック艦長の説明によると、連邦軍で研究されていることのようです。
「人は、脳の中に特別な能力を司る領域、すなわちX領域を持っている。
普通の人間には一生使われることのない、特別な領域。
そこが機能すれば、今まで感じ取れなかったものを感じることが出来ると言う・・・」
・・・・・・
それって、北斗神拳(『北斗の拳』)じゃ?
いや、人間の潜在能力に関してよくある定番の設定で、私が初めて見たのが『北斗の拳』ってだけの話ですが(^3^;)>
ともかく、その領域を使えるようになった者こそが〝Xラウンダー〟で
フリットがその〝Xラウンダー〟なのかはまだ分かりませんが、特別な力に目覚めたことは間違いないようです。
前回共に過ごす内にユリンの能力が共鳴したのか、あるいはこれまでの戦いで更なる力を求めたことで目覚めたのか、原因は分からないものの、かつて望んだ力を手に入れたフリットでした。
・・・アレ?
この能力を使ったのって、もう1人いたような(゜_゜)?
その頃、ミンスリーにいるユリンは・・・
「本当にこの娘が能力者だと言うのか?」
「間違いないよ。感じるんだ?」
怯えるユリンに迫るのは、デシルとヤーク・ドレ。
その後では、すまなそうな顔をしているユリンの養父バーミングスが、ユリンから顔を背けています。
どうやら魔少年とおっさんは、ユリンを連れ去りに来たようです。
1年前に放送されていた番組なら、ここで主人公が颯爽と現れて拉致を阻止するところですが、この番組の主人公はフリット。無理な相談です(-д-;)
(というか、早見沙織嬢は2年連続で悪者に狙われるヒロインを演じたわけですね)
「どんな用件で僕達が来たのか、本当は分かっているんだろ? ・・・僕達の頼みを断れば、君がどうなるのかも。ふふ・・・」
どうやら、デシルはユリンを同胞として迎え入れるつもりのようです。
「フリット・・・!」
恐怖の中、フリットの名を呟くユリン。
次回に続く!!
そんなわけで、今回はなかなか見ごたえのある話でした。
両艦長の駆け引きが面白く、グルーデック艦長が切れ者であることがあらためてよく分かりました。(前回かなりアバウトだったし)
あと、グルーデックとグアバラン、ラーガンとウルフ、グアバランとアダムス、グルーデックとラクトと、意見が対立している場面が多かったですが、基本的に対立している両者って、似た者同士だったり、相手の考えを理解しているぽかったりで、あんまりドロドロしてないのが好感が持てます。
ラストに一致団結できたのも、この連中なら不思議ではないって感じです。
〝Xラウンダー〟への目覚めに目を奪われますが、何気に遠距離からビームガンのみを狙い撃ちしてたあたり、フリットのパイロットとしての技量が上がってるのも分かりました。
他にも、ラーガンのUE初撃破、連邦軍にも志のある者がいることが分かったりと、見ていて爽快でした。
フリット、ユリン、デシルの能力を示す〝Xラウンダー〟という言葉も出てきて、いろいろ盛り上がってきました。
次回も楽しみです(^^)
グズグズしているとマズイと考え、ディーヴァのブリッジに戻り次第、部下達に伝達します。
「本艦は10分後に、コロニー「ミンスリー」より出港する!」
早えぇ・・・(゜д゜)
まあ捕縛されてた時間を除けばスケジュール通りだし、クルー達も今日が滞在最後の日だと分かっていたので、滞りなく発進させられました(^_^;)
さて、今回の話は『AGE』にしては珍しく、人間同士の対立です。
それもファーデーン内の思想対立とは違い、本来似たような立場の人間同士が対立しています。
そんな話のためか、今回会話するキャラ達は互いの立ち位置の違いがハッキリ分かれる描写が多かったです。
まあ対立・対峙までするのはグルーデックとグアバランの両艦長だけで、雰囲気としてはギスギスしてはいないですけど。
ディーヴァ出港直後、パイロットスーツに着替えて待機しているウルフとラーガン。
人間同士で戦うことに戸惑いの声を上げるラーガンに、ウルフは「何が大事か、見誤るなよ」と言います。
この2人だけで会話してるのって初めてだと思うのですが、互いに相手の言ってることがちゃんと分かるって感じがいいですね(^_^)b
・・・そういえば前回、ウルフとミレース(オペの姉ちゃん)のことをラーガンが気にしている描写がありましたが、
ミレース⇒ウルフ⇔ラーガン
とかいう神展開が待ってるのかも知れません。
ラーガン⇒ミレース⇔ウルフじゃつまらないし。
(というか最初の頃、ミレースはアダムスか艦長とくっつくと思ってたよ。出番的に)
で、コロニーのハッチが開いたものの、目の前にはグアバラン率いる連邦軍第8宇宙艦隊が待ち受けていました。
ミレースの報告によると、相手は3隻。
ダーウィン級宇宙戦艦「ブリッツ」「ヘイローズ」「ウォーデン」。
ちゃんと個別にシップネームが設定されてるのがいい感じ(^^)
本来同じ陣営の艦だからデータが入ってるのでしょう。描写としても自然です。
やっぱり戦艦好きとしては、「~級」とかで片付けられるのは寂しいものがあります。
同じ外観でも、名前が違えばそれが個性になりますからね。
とはいえ今回の話みたいなケースならともかく、普通なら敵の艦名までを知ってるのはヘンなのですが(^^;)
それなら「木馬」とか「タイヤ付き」みたいな、そのまんまなアダ名を付けられる方がいいです(^^)
まあ一番無難なのは、味方キャラのセリフで友軍の艦名を出させることでしょうね。
・・・今後UEの正体が判明したら、UEの巨大戦艦にも個別の名前が設定されるのでしょうか?
連邦艦隊を前にして、微速前進を指示するグルーデック艦長。
驚くアダムス達にグルーデックは言います。
「我々を捕らえるもっとも簡単な方法は、艦を動かす前に制圧することだ」
「そうすれば、ディーヴァはどこへも逃げることが出来ない・・・」
「それをしなかったということは・・・我々に言ってるのだ、出て来いと」
発進前に抑えないのは、ミンスリーに配慮したからじゃないの?
ドッグで揉め事を起こすわけにはいかないだろうし、出口を封鎖したらミンスリーからのクレームが来そうだし。
それにミンスリーから一定の距離内は、非戦闘地域にされてそうな気が・・・。(あ、UEならおかまいなしだろうけど)
でも、本質的にグルーデックと似た者同士のグアバランさんの考えることは、やっぱりグルーデックの予想通りでした(^u^;)
「そうそう、そうでなくっちゃな! 誰1人逃がさんよ。このまま包囲して、その船自体を牢獄にしてやる!」
やる気マンマンのグアバランさん(^^;)
堂々と出てきたディーヴァを見て、グルーデックの「(逃げ切る)自信がある」が故の行動だろうと、副官に言います。
「艦長も、コロニーの中ででは1本取られましたしね」
「バカヤロウ! あんな憲兵隊まがいの仕事は、俺のガラじゃねえ!」
やっぱり前回の行動は性に合わなかったようです。
ミンスリーというお国柄のせいで、畑違いのことをするハメになったんだろうなぁ・・・
「やはり軍艦乗りとしては、こういうシチュエーションじゃないと燃えねえよなあ?」
水を得た魚状態のグアバランさん。
大好物のチョコバーをもう1本食べようとしますが、
「燃えるのは結構ですが、艦長? 食べ過ぎには気をつけて下さいね」
「ほっとけ! フル稼働している俺の脳が、チョコを欲するんだよ!」
横にいる副官もいい味出してます。名前も設定されてないキャラなのに。
とりあえずみんなも、来週からチョコバーを用意しようぜ(ニコッ)
ここから両艦長の策の読み合いが始まります。
ディーヴァのハッチを開放し、MSの姿を見せるグルーデック。
みすみす敵の策に付き合う必要はないと、先に仕掛けるグアバラン。
3隻のダーウィン級が放ったミサイルは閃光弾で、ディーヴァ側は閃光に目を眩まされます。
そして、そのスキに発進した3機のジェノアスがディーヴァに接近し、2箇所のMSハッチとブリッジに向けて銃を突きつけます。
グアバラン本人は「古典的な手方」だと言ってましたが、そもそも背後にミンスリーがある状態で攻撃されるとは思ってなかったのか、ディーヴァ側はモロに策にハマってしまいました。
回線を繋いで、投降を呼びかけるグアバラン。
しかし、この状況でも投降しないグルーデックに対しグアバランは力づくで無力化させようとしましたが、遠距離から飛んできたビームがブリッジ前にいたジェノアスのビームスプレーガンを破壊しました!!
第8宇宙艦隊側がその攻撃に気を取られているのを見て、ウルフとラーガンがMSを発進させて体当たりで目の前にいた敵機を突き飛ばしました。
グルーデックの指示でフリットのガンダムが事前に出撃しており、コロニーの陰になってる死角からビームを放ったのでした。
しかし、ピンチを脱したと思ったのも束の間、ディーヴァに複数の攻撃照準が向けられます。
3隻のダーウィン級の周りには、多数のジェノアスが出撃してました。
最初の閃光弾の発射後、ディーヴァ側がブリッジに迫ってきた3機のジェノアスに気を取られているうちに、展開させていたのでした。
勝ち誇った笑いをあげるグアバランに対し、グルーデックは「これで状況は五分五分になった」と言います。
ディーヴァ側の友軍であるザラムとエウバ所属の4隻の戦艦が現れ、第8宇宙艦隊に向けビームを浴びせてきました。
完全に不意をつかれたものの、グアバランは砲撃はすぐに止むと判断。
その言葉通り、砲撃はすぐに終わりました。
要塞アンバット攻略を控えているだけあり、ムダな消耗を裂けたいグルーデックが砲撃を中止させたのでした。
睨みあう両艦隊は、次の一手を模索します・・・
前回の話では、(行動が制限されてたのか)やりづらそうだったグアバランさんと、思いっきりアバウト(^_^;)だったグルーデック艦長。
今回は、両者とも面目躍如な活躍です。
互いの取った策もヘンに捻くれたものではなく、分かりやすくて理にかなったもので、好感が持てます(^^)
あと第4話のウルフ対フリットの時も思いましたが、やっぱり『AGE』は対峙する両者を立てる演出がうまいですね。
どちらかが「かませ」になることがなく(当然、「かませ」役が無能と思わせない為に登場させる「かませのかませ」など出てこない)、両者とも凄腕だと分かります。
逆に、そんな彼らが必死にならないと倒せないUEが、いかに手ごわいのかも分かります。
物言わぬ(少なくとも現時点では)UEの脅威を描くには、これで正解なのかも知れませんね。
(それでも、連邦軍上層部のやる気のなさ、一般兵の練度の低さはフォローできないのですが・・・まあ、これらは今後の展開(連邦軍が隠蔽している秘密)次第で変わってきそうです)
細かいところでは、銃を突きつけ投降を促されている時、アダムスがグルーデックのやろうとしていることを説明し、グアバランに協力を呼びかけているのがよかったですね。
一度グルーデックに反発し、後に真っ先に賛同したアダムスだから、言ってることに説得力があります。
そんなアダムスに対し、グアバランは「なるほど。面白そうな話だ。だが、それは上が考えることで、下の者が勝手に動いていい理由にはならんよ」と、軍人として、社会で生きる者としては正論で返します。
とはいえ未知なる生物からいつ襲撃されるか分からない状況だし、UEの脅威を知らないから言える的外れな面もある意見なのですが、アダムスも本来グアバランみたいな考え方をする人なので、ぐうの音も出ません(~_~;)
一方で、話に興味を持つあたり、グアバランが言葉が通じない人間でないことも分かります。
グルーデックが揃えた艦隊を見て、UE殲滅に本気なのを感じてますしね。
対峙してはいますが両艦隊にいるキャラ達は、互いの言い分を理解できないほど考えが分かれているわけではないわけです。
あと、グルーデックの味方ではあるものの、連邦軍とは無関係なザラム・エウバ連合を率いるラクトもいい味を出していました。
邪魔する第8宇宙艦隊を排除することを提案しますが、これはディーヴァ側の人間(あと、番組を見ている視聴者も)なら、少しは頭をよぎってもおかしくない考えだと思います。
ただ、そのことをディーヴァ内の人間が口にしちゃったら、「UEを倒すことが最優先」はフリットと艦長や、連邦軍と戦うことをとまどう」アダムスやラーガンとの無用な対立が始まってしまいます。
連邦には義理のないラクトだから言えることでしょう。
(ラクト自身は、本当の敵はUEであること・人類同士が争っている場合ではないことは充分に分かっているはずですが、一方でドンとの一件で、きっかけでもない限りすぐには分かり合えないことも充分承知しているのでしょう)
それから、グルーデックは「状況は五分五分」と言ってましたが、戦艦の数や、(推定ですが)搭載されているMSの数、MSの性能、パイロットの練度、クルー達の士気から考えると、ディーヴァ側の方が圧倒的に有利な気が・・・(^_^;)
部下達から慕われてそうなグアバランさんの部隊なので、並みの連邦軍とは実力が違うのかも知れませんが、それでも戦艦の数とディーヴァのMS隊の性能による戦力差は覆せないような・・・?
(実際、ザラム・エウバ連合が現れる前に、グアバランさんは「こちらの1隻を落としたとしても、残る2隻で確実にディーヴァを落とす」と、戦艦の数で勝ちが決まるという主旨の発言をしてます)
第8宇宙艦隊側が有利な点と言えば、既にMS隊を展開させているコトぐらい。
まあ別に、お互い相手を殲滅させるのが目的ではないし、無駄な戦闘はしません。(無用な損害を避けたいディーヴァ側は特に)
戦略次第で、どうとでもなりそうな状況です。
しかし、その緊迫した状況を破る乱入者が現れました!?
突如、UEの艦隊が第8宇宙艦隊の背後に現れました!!
謀らずも、ディーヴァとUE、2つの勢力に挟まれてしまった第8宇宙艦隊。
まさに、「前門の虎、後門の狼」
これは、あの〝不死身の宇宙海賊〟コブラでも、決死の戦いを覚悟した状況です。
(『スペースコブラ』第15話「竜水晶の友よ!」より。まあコブラの場合だと、片方の勢力が味方してくれて助かったわけですが(^o^))
第8宇宙艦隊にUEの相手を任せ、この宙域からの離脱を提案するラクト。
先程の「無駄な消耗を避けたい」というグルーデックの言葉を踏まえての意見です。
しかし、グルーデックの下した決断は・・・
「目の前のUEを叩け!」
「はい!」
「そうこなくっちゃな♪」
「UE相手なら、思い切りやれる!」
ノリノリで飛び出すウルフさん、迷いを振り切ったラーガン、そしてフリットのガンダムが、第8宇宙艦隊を救いに向かいます。
驚く第8宇宙艦隊の軍人達。
フリット達は、次々とUEのMS型を破壊していきます。
特筆すべきは、ビームライフルを装備したことでラーガンのジェノアスが単独でガフランを撃破できたことでしょう。
これまで、ガンダムとGエグゼスという別格の性能を持つ機体でしか落とせなかったUEを倒したのです。
もちろんラーガンの腕がいいというのもあるでしょうが、これまで最大の問題だった攻撃力不足が解消されました。
新型ライフルは、AGEシステムに考案させたのか、それともバルガスかマッドーナが独自に作ったのか分かりませんが、今まで一番の新兵器です。
これで勝ち目が出てきたぜ、人類!!(^_^)v
あ、それから、戦闘中にフリットがヘンな力に目覚めるのですが、後で書きます。
戦いが続く中、ディーヴァが驚くべき行動に出ます。
主砲のエネルギーをチャージしながら、グアバランさんの乗るブリッツに向かって前進してきました。
この状況下で自分達を狙うのかと驚くブリッツのクルー達。
しかし、ただ1人グルーデックの策に気付いたグアバランは命令を下します。
「最大戦速で、ディーヴァ主砲斜線上から離れろ! 奴らに道を空けるんだ!!」
その言葉通り、ブリッツが離れたのに合わせて直進し、斜線上にいたUE戦艦に主砲による砲撃を浴びせまくるディーヴァ。
「まったく・・・。こっちの艦を敵への目隠し代わりに使うとはなァ!」
グルーデックの策に舌を巻いたグアバランさんは、第8宇宙艦隊の全艦に通達します。
「目標を、UE艦隊に変更!」
ディーヴァの砲撃に、第8宇宙艦隊も加勢します。
ザラムとエウバの対立の時は「共通の敵」の存在を知ることで和解しましたが、今回の場合はグルーデックにシンパシーを感じた&借りを返す為に共闘したって感じですね。
もともと似た者同士の為か、あっという間に見事な連携をする両艦隊。
「フハハハハ。こりゃ人数が多ければ多いほど、
ウルフマンも大はしゃぎ。
そして、遂にはUE艦隊を撤退に追い込めました。
ところで、この一連のシーンで分かったこと。
前回ディーヴァに装備された新兵器「フォトンブラスター砲」は使われず、主砲(ハイパーメガ粒子砲)で攻撃していました。
しかし、UEの戦艦がダメージを受けた描写は無かったです。
とはいえガフランが盾となっていたところを見ると、一斉砲撃を喰らい続けていたらそのうち撃破されていたのでしょう。
その場面で盾となったガフランは撃破されていました。
前回の感想でも書きましたが、やっぱりハイパーメガ粒子砲が直撃すればMS型は(少なくともガフランは)落とせるようです。
逆に、一斉砲撃を喰らってもなかなか落ちない戦艦は、それだけ堅牢な装甲をしているのでしょう。
そういえば、ザラム・エウバ連合の砲撃を喰らっていた第8宇宙艦隊の戦艦も、見た目は無傷です。
この世界の宇宙戦艦の装甲は、それだけ硬いと思って間違いなさそうです。
(余談ですが、『ガンダムセンチネル』での描写によると、「宇宙世紀」の戦艦は宇宙船の延長である為、海上の軍艦とは比べ物にならないくらい装甲が薄く、艦体構造そのもので衝撃を吸収するという考えは無い設計になってます。
なのでビーム兵器に対しては、対ビーム弾を撃って張るビーム撹乱膜、艦の装甲に塗布された耐ビームコーティング、それに回避運動で対処するしかないそうです)
尚、ラクトさん達が戦っている描写はありませんでした。
2回も意見を聞いてもらえなくて、面白くなかったのでしょうか?
まあ、画面外で戦っていたのかも知れませんし、ディーヴァと違って前進してないので後方で待機していたのかも知れません。
今回グルーデックやアダムスとは意見が食い違いましたが、これまでの過程もありますし、ヘンな対立にはならないでしょう、たぶん(^^)
戦い終わって、反逆者グルーデック一行は第8宇宙艦隊がUEと交戦している間に逃亡したということにすると伝達するグアバラン艦長。
互いに敬礼し、来たるべき決戦の後に勝利の美酒を酌み交わす約束をするグルーデックとグアバラン。
決戦の地へと向かう5隻の艦に向け、グアバランさんは言います。
「健闘を祈る。勇敢なる反逆者ども」
グルーデックとグアバランについての感想が長くなってしまいましたが、いよいよフリット君の目覚めた力についてです。
戦闘後、フリットは戦闘中に感じた感覚についてグルーデック艦長に報告してました。
その感覚とは、敵の動きを先読みして見える感覚です。
以前ユリンと一緒にガンダムに乗った際も、ユリンの手が触れることで見えたのですが、今回はフリット単独での搭乗ながらも見えました。
その話を聞いたグルーデックには、思い当たることがありました。
「〝Xラウンダー〟の力なのかも知れん」
遂に出ました!! 特殊能力を持つ人間の総称です!
ガンダムワールド、フル・チャージ! フル・チャージ!! って感じです(^o^)/
さて、〝Xラウンダー〟とはいかなるものか?
グルーデック艦長の説明によると、連邦軍で研究されていることのようです。
「人は、脳の中に特別な能力を司る領域、すなわちX領域を持っている。
普通の人間には一生使われることのない、特別な領域。
そこが機能すれば、今まで感じ取れなかったものを感じることが出来ると言う・・・」
・・・・・・
それって、北斗神拳(『北斗の拳』)じゃ?
いや、人間の潜在能力に関してよくある定番の設定で、私が初めて見たのが『北斗の拳』ってだけの話ですが(^3^;)>
ともかく、その領域を使えるようになった者こそが〝Xラウンダー〟で
フリットがその〝Xラウンダー〟なのかはまだ分かりませんが、特別な力に目覚めたことは間違いないようです。
前回共に過ごす内にユリンの能力が共鳴したのか、あるいはこれまでの戦いで更なる力を求めたことで目覚めたのか、原因は分からないものの、かつて望んだ力を手に入れたフリットでした。
・・・アレ?
この能力を使ったのって、もう1人いたような(゜_゜)?
その頃、ミンスリーにいるユリンは・・・
「本当にこの娘が能力者だと言うのか?」
「間違いないよ。感じるんだ?」
怯えるユリンに迫るのは、デシルとヤーク・ドレ。
その後では、すまなそうな顔をしているユリンの養父バーミングスが、ユリンから顔を背けています。
どうやら魔少年とおっさんは、ユリンを連れ去りに来たようです。
1年前に放送されていた番組なら、ここで主人公が颯爽と現れて拉致を阻止するところですが、この番組の主人公はフリット。無理な相談です(-д-;)
(というか、早見沙織嬢は2年連続で悪者に狙われるヒロインを演じたわけですね)
「どんな用件で僕達が来たのか、本当は分かっているんだろ? ・・・僕達の頼みを断れば、君がどうなるのかも。ふふ・・・」
どうやら、デシルはユリンを同胞として迎え入れるつもりのようです。
「フリット・・・!」
恐怖の中、フリットの名を呟くユリン。
次回に続く!!
そんなわけで、今回はなかなか見ごたえのある話でした。
両艦長の駆け引きが面白く、グルーデック艦長が切れ者であることがあらためてよく分かりました。(前回かなりアバウトだったし)
あと、グルーデックとグアバラン、ラーガンとウルフ、グアバランとアダムス、グルーデックとラクトと、意見が対立している場面が多かったですが、基本的に対立している両者って、似た者同士だったり、相手の考えを理解しているぽかったりで、あんまりドロドロしてないのが好感が持てます。
ラストに一致団結できたのも、この連中なら不思議ではないって感じです。
〝Xラウンダー〟への目覚めに目を奪われますが、何気に遠距離からビームガンのみを狙い撃ちしてたあたり、フリットのパイロットとしての技量が上がってるのも分かりました。
他にも、ラーガンのUE初撃破、連邦軍にも志のある者がいることが分かったりと、見ていて爽快でした。
フリット、ユリン、デシルの能力を示す〝Xラウンダー〟という言葉も出てきて、いろいろ盛り上がってきました。
次回も楽しみです(^^)
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