「ただ・・・もう一度会いたかったの・・・」
2012.01.18 (Wed) | Category : アニメ(『ガンダムAGE』)
(本文は1月19日に書いています)
『機動戦士ガンダムAGE』第14話の感想です。
遂に始まったアンバット攻略作戦。
ディーヴァのフォトンブラスターキャノンがUEに大打撃を与え、作戦は次なる段階に突入。
迎え撃つUEが用意している切り札の存在も知らず、フリットは戦い続けます・・・
『機動戦士ガンダムAGE』第14話の感想です。
遂に始まったアンバット攻略作戦。
ディーヴァのフォトンブラスターキャノンがUEに大打撃を与え、作戦は次なる段階に突入。
迎え撃つUEが用意している切り札の存在も知らず、フリットは戦い続けます・・・
今週の感想を書く前に、まずはお断りしておくことがあります。
前回のラストのクイズの段階では分からなかったのですが、フリットの目覚めたヘンな力はやっぱりXラウンダーの力でいいみたいです。
なので、以後は「Xラウンダーの力」と書きます。
オープニングが終わった後、まずは激しい戦いの場面が描かれます。
ディーヴァを守る為、並んで戦っているラーガンのジェノアスとウルフのGエグゼス。
さり気なく今週もフラグを立てる2人(^^;)
フォトンブラスターキャノンの凄まじい威力で巨大戦艦ファ・ボーゼや多数のMS型を失ったUE。
ここはUEの本拠地なのでまだまだ戦力は尽きないものの、第2防衛圏を突破されるのも時間の問題だろうと息子アラベルに言うギーラ・ゾイ。
「ガンダムめ・・・!!」
ガンダムの存在を疎ましく思うギーラ・ゾイ。
こういう敵側から警戒されるのって、主役機が只の強い機体というだけでなく、特別な存在っぽく思えてくる、ヒーローロボット的要素があっていい感じ(^o^)
こういうシーンが出来るのも、やっとUE側の描写が出てきた(あと、ようやく主役&主役機が強くなった(^u^;))からでしょう。
しかしギーラには、対ガンダム用に用意した機体がありました。
「Xラウンダーの力を見せてもらうとしよう!」
デシルらによって拉致されてきたユリンが、新しいUEのMS型〝ファルシア〟に乗せられます。
ユリン本人は騒ぎ立てるようなマネもせず、ただ力なくUEメンバーにされるがままコクピットに収まりました。
UEって、てっきりXラウンダーの力に目覚めた新人類みたいな存在なのかと考えてたのですが、さらって来た地球種を切り札的に使うあたり、Xラウンダーの力の有無とは無関係なのでしょうか?
それとも自前の手駒などより、ユリンの方がよっぽどXラウンダーの力が強いということなのでしょうか?
ともかく、ユリンの座るコクピットを隠すようにハッチが閉じ、ファルシアの顔のスリットが光りました。
なお、この描写でファルシアのコクピットは頭部にあることが分かりました。
他のMS型はどうなんでしょう?
ディーヴァ艦隊は一刻も早くアンバットに取付きたいものの、UEの猛攻の前になかなか前に進めません。
ディーヴァのすぐ近くで戦っていたウルフさんのGエグゼスに、背後から切りかかってくるガフラン。
間一髪、フリットのガンダムスパローがフォローします。
珍しく隙を見せてしまったウルフさん。
ディーヴァを守る為にあまり動けないというのと、どこから弾が飛んでくるか分からないくらい敵がアチコチにいるというのもあるのでしょうが、一番の理由は疲弊しているからです。
作戦開始時からずっと休まず戦ってるわけですし。
「すまない、フリット!」
礼を言う声にも疲労を感じます。
この後の場面では、珍しく被弾してました。
一方、礼を言われたフリットの方も息切れしていました。
その時、フリットの頭の中にいつか聞いたことがある声が聞こえてきました。
「あっ・・・この声・・・!?」
その頃アンバットのすぐ近くの宙域には、マッドーナ・ファクトリーが・・・あ、やっぱり移動できるのね!?(^o^)
この前の話でおやっさんがミンスリーにあっという間に来られたのも、事前にファクトリーがミンスリー近辺まで移動していたのかも知れませんね。
前話ラストでおやっさんはシャルドール部隊を引き連れて出撃してたので、今ファクトリーで指揮してるのはおやっさんの嫁です。
ディーヴァ艦隊の後方支援をする為にファクトリーを移動させてたようです。
そうこうしているうちにブリッジに顔を出すおやっさん。
前回見事な射撃を見せたものの、MSはいじってるだけの方が性に合ってると、ファクトリーに帰還したようです。
もっと大部隊を送ってやりたかったのに8機しか用意できなかったとボヤくおやっさん。
「8機」ってコトは、おやっさんの機体とビームランチャーは他の人に貸したりしたのでしょうかね?
ともかく嫁は励ましの言葉を言います。
「まっ、私達はやれることしかやれないってことさ」
この前の『ゴーカイジャー』(第43話)でも、マベちゃんとドンさんが似たようなこと言ってましたね。
ともかく、やる気を取り戻したおやっさん。
「いいか! やられたMSは片っ端からこっちに回すように伝えろ! ゴキゲンに動けるようにして、速攻突っ返してやるってな!」
おおっ、メチャクチャ安心できる一言!!
この人が言うと、例え大破した状態でも完全修復してくれそうな安心感があります(^o^)
一方最前線ではラクトさんのエルメダが、ガフランに襲われてるジラの援護していました。
おお、ビームサーベルまで装備している!!
たぶんジラやゼノ、ジェノアスにも装備されてるんでしょうね。
もともとヒートサーベルを使った剣戟が得意だったこともあり、ラクトさんはたやすくガフランを撃破しました。
「すまねえ、エウバのダンナ!」
「礼など無用。同志を守るのは当然のことだ」
そして、ドンの名を出してザラム・エウバのMS達に鼓舞するラクトさん。
ラクトさん、ほんっと~にドンのことが大好きだな(^^;)
「恐れることはないっ! 君達にはこのラクト・エルファメルと、心強き同志達がついている!!」
根は似たような感じのザラムとエウバの人達も、一緒になって歓声をあげてます。
でも、その同志の中でもっとも強い、救世主とまで呼ばれている人は今、最前線そっちのけでガキンチョと戦っています(^^;)
まあ、相手は現時点で一番の脅威なので、そっちを先に片付けてもらわないとみんな困りますが。
やや時間は前後しますが、頭の中に響いてきた声に導かれ、主戦場から離れたエリアへとガンダムを移動さたフリット。
そこに現れたのはUEの黒いMS型ゼダス。
そして、ゼダスの中から聞こえてきた声は・・・
「この間の借りを返しにきたよ。お兄ちゃん♪」
「デシル!! そのMSに乗っているのは、やっぱりデシルなんだな!!」
もはやデシルがゼダスに乗っていること自体にはイチイチ驚かないフリットくん。
まあ、ファーデーンでガンダムを奪って自分以上に動かしているのを見ているわけですしね。
でも、もう1つの疑問は口にします。
「君達は何者なんだ!? まだ小さい子供の君が何故!?」
多くの視聴者の疑問を訊ねるフリット。
でも、デシルの返事は
「ハハハハ、理由なんてどうだっていいよ。僕はお兄ちゃんに負けたままなのが、イヤなんだよねッ!!」
答えになっていません(>_<)
デシルの猛攻を受け、それどころではなくなったので、フリットはこの先さっきの疑問を口にすることはありませんでした。
「くっ・・・僕達を行かせないっていうなら、君を倒すしかない、デシル!!」
もう割り切っちゃったよ(-_-;)
「うん♪ 遊ぼう! 思う存分!!」
大喜びのデシル。
「デシルだって、ホントは戦いたくなんかないハズだ!!」
「なんでさ? こ~んなに楽しいのに?」
人間の姿をした者が乗っている、それに加えてデシルの見た目が子供ってことで、良心に期待するフリット。
でも、デシルには通じません。
・・・というかフリット。今まで何の躊躇いもなく撃破してきたガフランやバクトにも人間、それも子供が乗っていたとは考えないのでしょうか?
それこそ『MS IGLOO』のオッゴ隊(この人達はフリットよりかは年上だけど)とか、『ZZ』のグレミー軍のニュータイプ部隊みたいに。
まさか「デシルは顔を知ってるから」みたいな利己的なことを言うとは思いませんが、UEのMS型に人間(の姿をした存在)が乗ってることを実際に知ったのだから、もう少し気にする描写も欲しかったです。
まあ、この前(第10話)グルーデックの「人間と同じ姿をしている」という推測を聞いた時に「人間なわけがない」と言ってたので、割り切ろうとしてるんでしょうね。
フリットは必死に戦ってる表情なのですが、MS同士の戦いを見る分には、もう完全にゼダスをガンダムスパローが軽くあしらっています。
デシルは鍔迫り合い中に至近距離からゼダスのビームを放ったりするのですが、フリットはガンダムを宙返りさせ、あっさり回避してます。
通用したのは、最初の不意打ちキックと質問に答えてる間に放ったブン投げだけ。
しかし、デシルにはまだ奥の手がありました。
突如、彼方より飛んで来たビーム。
「今日の戦いには、もっと面白い物を用意してあるんだ♪」
そして、現れたピンク色した機体ファルシア。
その中にいる人物の声を聞いた時、フリットは驚愕することに・・・
「フリット・・・」
「その声は、まさか・・・!?」
「やっと会えた・・・」
「どうして・・・どうして・・・!? くっ・・・ユリンッ!?」
混乱するフリット。
そりゃそうだ。破壊の対象として見てなかった物に、一番守りたい人間が乗っているわけです。
ユリンが乗ってる理由が分からず、というか想像もつかなかったでしょうから、悪夢以外のなにものでもありません。
ユリンの方は嬉しそうな声でしたが、これはようやくフリットに会えてホッとしているだけで、好き好んで戦場に(それもUEの機体で)来たわけではありません。
それまで不気味なUEの為すがままにされ、想像を絶する恐怖を感じていたのでしょう。
しかし、2人の悪夢と恐怖はまだまだ続きます。
ここでちょっと、ラーガンタイム。
ジェノアスが被弾し、乗っているラーガンも負傷したのでディーヴァに帰還しました。
愛機の修理を受けている間、負傷していいるラーガンに近づいて来たのは・・・
「ハロ! エミリー?」
「ラーガンさん、ケガをしたって・・・」
エミリーも自分に出来ることをやろうと決め、まずはラーガンの腕の手当てのために来たのでした。
「フリットのことなら心配ない。あいつは俺たちとは違う何かを持っているんだ。でなきゃ、ここまで戦い抜いてこられるワケがないさ」
エミリーを安心させるラーガン。
もちろんラーガンは大人なので、フリットがミンスリーでユリンとイチャイチャして…(以下略)
その時、ミレース(オペの姉ちゃん)から通信が入ります。
残存MSをまとめて部隊を編成するので、その指揮を取ってほしいと。
「あなたにしか任せられないの」
「了解!」
通信を終えた後、エミリーに言います。
「信じてくれるなら、まだまだ戦えるってもんだ」
必殺のラーガンウインクを視聴者にキメ、僕らはもうラーガンに夢中♪(^o^)
「ラーガン・ドレイス。ジェノアス、出る!!」
さて、場面はまたフリット達の方へ。
ファルシアの武器は遠隔誘導兵器、名称が分からないので最初の『ガンダム』に出てきた同種の兵器〝ビット〟と呼ぶことにします。
そのビットの形状やファルシア本体を乗せている移動用の台座は花のような形をしており、ファルシアのピンク色の姿と合わせて、他のUEのMS型とは違う優雅さを感じます。
しかし、その優雅さとは裏腹に、ファルシアの5機のビットは四方八方からガンダムに向けてビームを放つという凶悪な攻撃を繰り出します。
「ユリン! どうして君がこんな所にいるんだッ!? どうして君が戦わなくちゃいけないんだッ!?」
必死に呼びかけるフリット。
「こうするしかなかったの! こうしなきゃ、二度とフリットには会えないって!!」
回想シーンでデシルが言ってた脅し文句の内容がイマイチ具体的でないのですが、ユリン本人にとってはフリットともう会えなくなるということが最も恐れることだったようです。
「どう、僕の秘密兵器は? 気に入ってもらえた?」
デシルがそう言うと、ファルシアは再び動き始めました。
もちろん、ユリンにフリットを攻撃する気なんてありません。
「また勝手に動く・・・!? アァッ!!」
自分の乗っている機体がフリットのガンダムを攻撃しようとすることに慄くユリン。
そう、ユリンはXラウンダーの力目当てで乗せられているだけ。
ファルシアもビットも、動かしているのは彼女をここへ連れてきたデシルだったのです。
「能力者同士が共鳴することで、Xラウンダーの力は何倍にも強くなる。それだけなんだよ。君がここにいる理由は!」
これがデシルがユリンを拉致した理由です。
初見時は単に戦闘能力のことを言ってるのかと思ったのですが、2度目に見た時に気付きました。
何気にミンスリーでフリットの力が急に増大したことの説明になっています。
要するに、フリットの目覚めかけのXラウンダーの力は、ユリンの強い力と共鳴して高められた。
もちろんユリンの方も、フリットの力の影響で力が高まったのでしょう。
ミックスアップ(by『はじめの一歩』)ってやつですね(^o^)b (そうか?)
しかも2週間も一緒にいたから、お互いどんどん力が強くなっていきます。
それでフリットはあれだけ強くなったのでしょうが・・・
ユリンがデシル達にさらわれたのも、彼らに目をつけられてしまうくらい力が強くなったからだとしたら皮肉なものです(-_-;)
そして再び始まるビットによる攻撃。
今まで受けたことのない攻撃の為か、機動性に優れたスパローに乗っていて、さらにXラウンダーの力を持っているのにも関わらず、フリットのガンダムは被弾していきます。
遂には右脚部を破壊されました!!
いつもならここで、ビットに対抗する為にAGEシステムが稼動するところですが、尺が無いので・・・おっと、いけねえ(^^;)
まあ、データは取ってるでしょうけどね。
「2対1はズルい? でも、違うよ♪ だって、ファルシアは僕の武器でしかないんだからっ!」
確かに、ビットが使えるのはユリンの力のおかげかも知れませんが、そのビットとファルシア本体を制御しているのがデシルなら、一応卑怯じゃない、かな?
でも、ユリンが乗ってること自体が、フリットにとっては人質を取られているみたいなもんです。
まあデシルがフリットとユリンの関係を知っているのか、知ってたとしてそれを利用するつもりがあるのかが分からないので、ひょっとしたら人質に「なってる」とは思ってないのかも知れませんが。
(人質にするつもりなら、フリットが攻撃してきた際にファルシアを盾にするという行動に出るでしょう。というか、あのガキなら絶対やる!)
ブースト装置として拉致ってきただけだったのに、フリットがメチャクチャ喚いているので、イヤガラセになって結果オーライ♪ぐらいには思っているかも知れませんが(^w^;)
ゼダスの斬撃はなんとかブレイドで防いでいるものの、ビットには手こずるフリット。
3つのビットが一箇所に集まった状態でビームを一斉に放ち、その火力で吹き飛ばされるスパローの左腕部。
ファルシアに近づけたものの、ユリンの声を聞いて怯むフリット。
そして・・・
「チャンスだ! 捻り潰しちゃえっ! ファルシアッ!!」
5つのビットによる一斉砲撃!!
あらゆる方向からビームが飛んでくる、いわゆる「オールレンジ攻撃」!!
「ダメェェェッ!!」
響くユリンの絶叫。
ところが!!
「うおおおお~~~っ!!!」
なんと、一斉砲撃を紙一重でかわすフリット!?
すげえ・・・
セオリー通りだと、(盾や装甲で最小限のダメージで防ぎつつ)ビット自体を破壊していくという手が有効だと思うのですが、フリットくんかわしちゃいましたね。
(まあ飛び道具がニードルしかないスパローだと、ビットの破壊は難しいのでしょうけど)
Xラウンダーの力で攻撃が見えているとはいえ、複数の方向からの砲撃だと逃げ場が無くなりそうなのに、それでもかわしました。
既に何発か喰らってることからパイロットしての技量で見切ることが出来たというのもあるでしょうが、それ以上にユリンを助けたいという気持ちが、こんなことで死ぬわけにはいかないという思いが、限界を超えた行動を成功させたのでしょう。
「かわした!?」
フリットの神業に驚くデシル。
「なら、もう1回♪」
悪魔だ、コイツ・・・(-_-;)
しかし、その前にゼダスに斬りかかるフリット。
「もう止めろ、デシルッ!!」
フリットは尚もデシルに呼びかけますが・・・
「いいよ、じゃあ。そんなに終わらせたいなら、終わらせてあげるよッ!」
フリットにとっての終わりは戦闘を止めることですが、デシルにとっては勝負が着くこと。
もちろん自分が負けるなんて考えてないので、フリットが死ぬ以外ありえません。
「ダメッ!」
ユリンの願い空しく、再び攻撃を始めるファルシア。
ビームが当たり、姿勢制御を失うガンダム。
さっきから当たってる攻撃は全部ビットのビームで、ゼダスの攻撃はちっとも当たってません。
まあ、ファルシア込みでデシルの力なので(^^;)
ともかく、
「楽しかったよ、お兄ちゃん♪
これで、僕の勝ち~~~~っ!!」
剣を構え、ガンダムにトドメを刺そうとするゼダス!!
「だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
ユリンの絶叫。
そして・・・
「あっ・・・!?」
フリットを助けようと、ファルシアの制御をデシルから取り戻したユリンは、機体を2機の間に割り込ませます。
そして、ガンダムを狙っていたゼダスの剣は、ユリンのファルシアに突き刺さりました・・・!?
場面は、思い出のミンスリーの森。
その景色はフリットとユリン、2人の心が触れ合うことで見られたのでしょうか?
風に舞ったリボンをキャッチしたフリットに拍手するユリン。
ほどけたリボンを結い直してくれるフリットに、ユリンは言います。
「ただ・・・もう一度会いたかったの・・・」
「その為なら、何でもするって思ってた・・・。MSに乗るのだって、フリットに会えるならガマンできるって・・・」
「私はフリットと、ずっと一緒にいたかった・・・」
場面はまた、悪夢の戦場に戻ります。
「フ・・・フリット。生きるのって・・・むずかしいね」
フリットの目の前で爆発していくユリンのファルシア。
「ユリーーーーンッ!!」
「ララァーーーーッ!!」
「フォォォォォォウッ!!」
「プルゥーーーーッ!!!」
「クェェェェスッ!!」
「フレイーーーーッ!!」
「リリィーーッ!!」
「ステラァァァァ!!」
「アニュゥゥゥゥッ!!!」
誰だ、アンタら・・・?
ともかく、ユリンを失ったことで、フリットは深い悲しみに包まれます。
少女を襲った理不尽な運命を呪って、悲しみの声をあげます。
「デシル・・・何故ユリンを・・・。どうしてユリンが死ななくちゃいけないんだ・・・ッ!!」
その言葉を聞いた、ユリンを殺した張本人は答えます。
「意味なんて無いよっ! 盛り上げてくれる遊び道具が1つ減っただけさ!」
その言葉に、フリットの怒りは頂点に達しました!!
「命は・・・オモチャじゃないんだぞぉぉぉッ!!」
出ました!!
フリット必殺の、「相手が死んでも気にしない攻撃」!!
この攻撃の恐ろしいところは、敵を殺す為の攻撃でも敵を殺さない攻撃でもないところで、相手を生命体だとはまったく思っていないところにあります。
勢いで斬った場所次第でたまたま死ぬか助かるか、それだけです。
デシルも頑張って斬撃を防ごうとしますが、ダメです。ガンダムの動きが素早すぎます!!
次々とシグル・ブレイドがデシルのゼダスを切り刻みます!!
「デシルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!」
哀れ、ズタボロにされるゼダス。
いろいろ喚いていたデシルですが、まったく敵わず、最後は背後からブレイドを突き立てられます。
憎しみの刃を突き刺してもなおフリットの怒りは収まらないらしくデシルを見る目は冷たく、ユリンへの思い故か悲しく目を逸らします。
その後ゼダスは宇宙空間を流されていきますが、爆発はしてないのでたぶん生き残ってるのでしょうね。
これはよくある生存フラグで、他の番組の主人公なら、トドメを刺し損ねたことを甘さと取るか、優しさと取るか、それとも只の偽善行為と取るか、或いは生き延びた敵の方が凄いのか、単にキャッチ&リリースしてまた釣るつもりなのかと、いろいろ意見が分かれるところでしょう。
が、この番組の主人公の場合、もはや興味がない、デシルの生死など歯牙にもかけてないという雰囲気がプンプンしてます。(こえぇ・・・)
「何が救世主だ・・・。ユリン1人さえ救えないで、僕は・・・僕はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
響くフリットの声。
人間の姿をしている、それも子供の姿、そしてほんの一時だけでも一緒に行動したことがある、そんなデシルがユリンを殺した―
以降の場面では、フリットはこれまで以上にUEに容赦しなくなります。
一方、遂にディーヴァはアンバットのすぐ近くまで接近できました。
「陸戦隊、戦闘準備! 一気に蝙蝠どもの巣の中に乗り込むぞ!」
そして、グルーデック艦長はフリットに、要塞への入り口をこじ開けるよう指示を出します。
ガンダムの下に飛んで来たタイタスのウェア。
傷ついたスパローのウェアからタイタスに換装。
ディーヴァが強行接舷しようとしている宇宙港に一足先に向かいます。
「リミッター解除…。磁気施光システム最大出力…!」
呟くように言うフリットの姿とは対照的に、肩・腕・膝からビームをフルパワーで噴出するタイタス。
宇宙港の前には複数のガフランがいたのですが、フリットはかまわず突撃します。
突っ込んで来るタイタスの姿に怯えてる(ようにしか見えない)ガフラン。
エネルギーの塊となったタイタスは、そのままガフラン達を粉砕しながら突き進み、ゲートに激突!!
ゲートそのものを破壊することはできなかったものの、わずかにタイタスが入り込む隙間ができ、その中で手足を伸ばしてゲートを強引に上下に開こうとします。
圧倒的なタイタスのパワーを全開にさせるフリット。
「す…すげえパワーだ! 大関…いや、横綱級だーーー!!」
「見たか、火事場のクソ力ーっ!!」
描写こそありませんでしたが、ウルフも驚き、ミートディケくんもはしゃいでいたことでしょう。
閉じているゲートを力ずくで押し戻していくタイタス。
自身のパワーと巨大なゲートの質量に挟まれ、手足は軋みはじめました。
しかし、遂にはゲートをこじ開け、故障を起こしたゲートは上下に開いていきました。
それと同時に、タイタスの右腕・左脚は砕け散りました。
こうして、タイタスもお役御免。
機体へのダメージなど一切気にしないあたり、フリットのなりふり構わない執念が窺えます。
そして、ディーヴァがアンバットに突入!!
そう言えば以前の作戦会議の場面を見て、てっきりアンバットにMS部隊を直に下ろして内側から攻撃を加えるのだと思っていたのですが、違っていました。
先程の指令通り、グルーデック艦長以下クルー達が白兵戦装備をして、制圧に向かいました。
グルーデックは、例の「連邦軍が隠蔽しているUEの正体」を暴くつもりなのでしょうね。
元が旧大戦で使われた要塞だけあって内部資料もあるでしょうから、中枢が何処にあるのかも把握しているハズです。
でも、この後の場面でフリットがガンダムに乗ったまま出撃してるし、ディーヴァをわざわざ後部側からアンバット内に入れてるので、事が終わったら内部を爆破して、さっさとずらかるつもりなんでしょうね(^3^;)
一方、ついに愚かな地球種が乗り込んだのを受けて、アンバットの司令官 (らしいです、公式サイトによると) ギーラ・ゾイは自ら出撃することに。
「これがデファース・・・」
あ、仮面をはずしてもチョーさんの声だ!
地声だったのか・・・(^u^;)
「地球重力下での運用を前提に開発し、宇宙空間での運動性に問題ありと聞いているが・・・しかし、最新鋭にして最強の機体だ。使いこなしてみせようではないか!」
ギーラの説明からすると、どうもUEは地球侵攻をちゃんと見据えていたようです。
コロニーしか攻撃しないというわけではないので、地球にいれば安全ってわけじゃないぞ、地球に住む人類(^_^;)
あと、宇宙空間では問題があるというデファースですが、「使いこなしてみせる」という言い方をしてるってことは、ギーラ・ゾイはそれだけの腕前があるということでしょうかね?
それともひょっとして、、宇宙だと性能が落ちるというよりは、ピーキーになって扱いづらいということでだったり(^_^;)?
どのみち、第1部のラスボスらしい強敵になりそうです。
ディーヴァに戻り、再び換装をしたガンダム。
最後に残ったウェアは、ノーマル
・・・って、微妙(-_-;)
他の2つと違って大して強くないのに、最終決戦コレで大丈夫か?(~_~;)
でも、一番乗り慣れてる形態だし、フリットの腕も上がっています。
鬼神のような活躍をするかも知れません。
というか今のフリットだったら、ガンダムが大破しても生身でUE殲滅をやりかねません(^^;)
あ、よく考えたらAGEビルダーで予備のタイタスとスパローのウェアを作って送り込むという手もありますね。
一度設計されているわけですから、作るのにそんなに時間はかからないでしょうし(^o^)
ピンチに陥ったガンダム・ノーマルの元へ、タイタスとスパローのウェアを乗せたハンガーが届きます!
そして『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』のガイキング・ザ・グレートみたく、3つの形態それぞれの最強パーツが合体!!
周囲に余剰パーツがバラ撒かれる中、究極のガンダムが誕生します!!
その姿は、タイタスの腕部! スパローの脚部! そして、ガンダムのコア!!
・・・ノーマルの成分はどこじゃろか?
ところで、出撃前のゾイ親子のやり取りなのですが・・・
「ぁぁ・・・」
心配そうなアラベル。
そんな息子を優しく見つめ、頷くギーラ。
一方、今回のラストシーンでは・・・
「UEッ!! 僕はお前たちをッッ!!
許さないッッッ!!!!!!!」
バルガスやエミリーの心配も何のその、殺気まる出し(いや、狂気か?)のフリット。
皮肉にも、UE側の方が人間味を感じられてしまいます。
次回、謎の大部分が判明するハズですが、はたして・・・?
というわけで、ユリンが死んでしまった悲しい回でした。
『ガンダム』シリーズを見慣れていると、神秘的なヒロインであるユリンの結末をある程度予想できました。
歴代シリーズでは主人公と親しい存在となった女性キャラは、敵になる・敵にさらわれてしまい、最後には死んでしまうということが多かったです。
もちろん『F91』のセシリーを初めとして、死なずに主人公の下へと帰れたヒロインもたくさんいます。
ミンスリーでのフリットとのやり取りを見てると、ユリンにも生き延びてほしかったです(T_T)
ユリンは最後に「生きるのって難しいね」と言い残しました。
初め見た時は言葉通りにしか受け取らなかったのですが、見返した時には印象が変わりました。
先程も書きましたが、デシルの「Xラウンダーの力は~」というセリフから、2人がミンスリーで互いの力を高めあったことに気付いたからです。
一緒にいる時間が2人の心を近づけたのに、その高まった力を目当ての連中に拉致され戦場へ引きずり出された。
さらにフリットを傷つけ、ついには殺そうとしてしまった。
この結末も、全てはフリットと出会い、一緒に過ごしたいと思った末に辿り着いたとなると、得られた感情の代償としてはあまりに悲しいものがあります。
ところで、ユリンとデシルは姉弟なのか?と推測しましたが、違ったっぽいですね(^^;)>
もしそうなら、正気を保ってるユリンの方が何か言うでしょうし。
ユリンを刺した時にデシルは驚いていましたけど、あれは自分の制御を振り切ったことに驚いていたのでしょう。
まあデシル自体、生粋のUEなのか、それともユリンみたいな拉致された地球種なのか、分からないままです。
次回そのことが判明するのでしょうか?
もし後者だったら、フリットは相当重い十字架を背負いかねないことに(^^;)
また、今回はメカの描写も見所満載でした。
やっぱり『AGE』のメカは、魅力的です(^v^)v
ファルシアとかエルメダって、プラモ発売されないかなー?(^^)
そんなわけで、次回はいよいよ最終決戦!
ギーラ・ゾイのデファースとの戦いや、UEの謎の解明、ラスト1話でどれだけ描かれるのでしょうか?
まあ番組自体はまだまだ続くので、謎の幾つかは第2部以降に持ち越しかも知れませんが。
そして、最終決戦だけあって、敵味方共に死亡するキャラも出てくると思います。
フリットはまあ大丈夫でしょうけど、残りのキャラはどうなるんでしょう?
あんまり死なないでほしいのですが(-_-;)
では、今回の感想はこれで終わります。
また次回(^o^)/~
前回のラストのクイズの段階では分からなかったのですが、フリットの目覚めたヘンな力はやっぱりXラウンダーの力でいいみたいです。
なので、以後は「Xラウンダーの力」と書きます。
オープニングが終わった後、まずは激しい戦いの場面が描かれます。
ディーヴァを守る為、並んで戦っているラーガンのジェノアスとウルフのGエグゼス。
さり気なく今週もフラグを立てる2人(^^;)
フォトンブラスターキャノンの凄まじい威力で巨大戦艦ファ・ボーゼや多数のMS型を失ったUE。
ここはUEの本拠地なのでまだまだ戦力は尽きないものの、第2防衛圏を突破されるのも時間の問題だろうと息子アラベルに言うギーラ・ゾイ。
「ガンダムめ・・・!!」
ガンダムの存在を疎ましく思うギーラ・ゾイ。
こういう敵側から警戒されるのって、主役機が只の強い機体というだけでなく、特別な存在っぽく思えてくる、ヒーローロボット的要素があっていい感じ(^o^)
こういうシーンが出来るのも、やっとUE側の描写が出てきた(あと、ようやく主役&主役機が強くなった(^u^;))からでしょう。
しかしギーラには、対ガンダム用に用意した機体がありました。
「Xラウンダーの力を見せてもらうとしよう!」
デシルらによって拉致されてきたユリンが、新しいUEのMS型〝ファルシア〟に乗せられます。
ユリン本人は騒ぎ立てるようなマネもせず、ただ力なくUEメンバーにされるがままコクピットに収まりました。
UEって、てっきりXラウンダーの力に目覚めた新人類みたいな存在なのかと考えてたのですが、さらって来た地球種を切り札的に使うあたり、Xラウンダーの力の有無とは無関係なのでしょうか?
それとも自前の手駒などより、ユリンの方がよっぽどXラウンダーの力が強いということなのでしょうか?
ともかく、ユリンの座るコクピットを隠すようにハッチが閉じ、ファルシアの顔のスリットが光りました。
なお、この描写でファルシアのコクピットは頭部にあることが分かりました。
他のMS型はどうなんでしょう?
ディーヴァ艦隊は一刻も早くアンバットに取付きたいものの、UEの猛攻の前になかなか前に進めません。
ディーヴァのすぐ近くで戦っていたウルフさんのGエグゼスに、背後から切りかかってくるガフラン。
間一髪、フリットのガンダムスパローがフォローします。
珍しく隙を見せてしまったウルフさん。
ディーヴァを守る為にあまり動けないというのと、どこから弾が飛んでくるか分からないくらい敵がアチコチにいるというのもあるのでしょうが、一番の理由は疲弊しているからです。
作戦開始時からずっと休まず戦ってるわけですし。
「すまない、フリット!」
礼を言う声にも疲労を感じます。
この後の場面では、珍しく被弾してました。
一方、礼を言われたフリットの方も息切れしていました。
その時、フリットの頭の中にいつか聞いたことがある声が聞こえてきました。
「あっ・・・この声・・・!?」
その頃アンバットのすぐ近くの宙域には、マッドーナ・ファクトリーが・・・あ、やっぱり移動できるのね!?(^o^)
この前の話でおやっさんがミンスリーにあっという間に来られたのも、事前にファクトリーがミンスリー近辺まで移動していたのかも知れませんね。
前話ラストでおやっさんはシャルドール部隊を引き連れて出撃してたので、今ファクトリーで指揮してるのはおやっさんの嫁です。
ディーヴァ艦隊の後方支援をする為にファクトリーを移動させてたようです。
そうこうしているうちにブリッジに顔を出すおやっさん。
前回見事な射撃を見せたものの、MSはいじってるだけの方が性に合ってると、ファクトリーに帰還したようです。
もっと大部隊を送ってやりたかったのに8機しか用意できなかったとボヤくおやっさん。
「8機」ってコトは、おやっさんの機体とビームランチャーは他の人に貸したりしたのでしょうかね?
ともかく嫁は励ましの言葉を言います。
「まっ、私達はやれることしかやれないってことさ」
この前の『ゴーカイジャー』(第43話)でも、マベちゃんとドンさんが似たようなこと言ってましたね。
ともかく、やる気を取り戻したおやっさん。
「いいか! やられたMSは片っ端からこっちに回すように伝えろ! ゴキゲンに動けるようにして、速攻突っ返してやるってな!」
おおっ、メチャクチャ安心できる一言!!
この人が言うと、例え大破した状態でも完全修復してくれそうな安心感があります(^o^)
一方最前線ではラクトさんのエルメダが、ガフランに襲われてるジラの援護していました。
おお、ビームサーベルまで装備している!!
たぶんジラやゼノ、ジェノアスにも装備されてるんでしょうね。
もともとヒートサーベルを使った剣戟が得意だったこともあり、ラクトさんはたやすくガフランを撃破しました。
「すまねえ、エウバのダンナ!」
「礼など無用。同志を守るのは当然のことだ」
そして、ドンの名を出してザラム・エウバのMS達に鼓舞するラクトさん。
ラクトさん、ほんっと~にドンのことが大好きだな(^^;)
「恐れることはないっ! 君達にはこのラクト・エルファメルと、心強き同志達がついている!!」
根は似たような感じのザラムとエウバの人達も、一緒になって歓声をあげてます。
でも、その同志の中でもっとも強い、救世主とまで呼ばれている人は今、最前線そっちのけでガキンチョと戦っています(^^;)
まあ、相手は現時点で一番の脅威なので、そっちを先に片付けてもらわないとみんな困りますが。
やや時間は前後しますが、頭の中に響いてきた声に導かれ、主戦場から離れたエリアへとガンダムを移動さたフリット。
そこに現れたのはUEの黒いMS型ゼダス。
そして、ゼダスの中から聞こえてきた声は・・・
「この間の借りを返しにきたよ。お兄ちゃん♪」
「デシル!! そのMSに乗っているのは、やっぱりデシルなんだな!!」
もはやデシルがゼダスに乗っていること自体にはイチイチ驚かないフリットくん。
まあ、ファーデーンでガンダムを奪って自分以上に動かしているのを見ているわけですしね。
でも、もう1つの疑問は口にします。
「君達は何者なんだ!? まだ小さい子供の君が何故!?」
多くの視聴者の疑問を訊ねるフリット。
でも、デシルの返事は
「ハハハハ、理由なんてどうだっていいよ。僕はお兄ちゃんに負けたままなのが、イヤなんだよねッ!!」
答えになっていません(>_<)
デシルの猛攻を受け、それどころではなくなったので、フリットはこの先さっきの疑問を口にすることはありませんでした。
「くっ・・・僕達を行かせないっていうなら、君を倒すしかない、デシル!!」
もう割り切っちゃったよ(-_-;)
「うん♪ 遊ぼう! 思う存分!!」
大喜びのデシル。
「デシルだって、ホントは戦いたくなんかないハズだ!!」
「なんでさ? こ~んなに楽しいのに?」
人間の姿をした者が乗っている、それに加えてデシルの見た目が子供ってことで、良心に期待するフリット。
でも、デシルには通じません。
・・・というかフリット。今まで何の躊躇いもなく撃破してきたガフランやバクトにも人間、それも子供が乗っていたとは考えないのでしょうか?
それこそ『MS IGLOO』のオッゴ隊(この人達はフリットよりかは年上だけど)とか、『ZZ』のグレミー軍のニュータイプ部隊みたいに。
まさか「デシルは顔を知ってるから」みたいな利己的なことを言うとは思いませんが、UEのMS型に人間(の姿をした存在)が乗ってることを実際に知ったのだから、もう少し気にする描写も欲しかったです。
まあ、この前(第10話)グルーデックの「人間と同じ姿をしている」という推測を聞いた時に「人間なわけがない」と言ってたので、割り切ろうとしてるんでしょうね。
フリットは必死に戦ってる表情なのですが、MS同士の戦いを見る分には、もう完全にゼダスをガンダムスパローが軽くあしらっています。
デシルは鍔迫り合い中に至近距離からゼダスのビームを放ったりするのですが、フリットはガンダムを宙返りさせ、あっさり回避してます。
通用したのは、最初の不意打ちキックと質問に答えてる間に放ったブン投げだけ。
しかし、デシルにはまだ奥の手がありました。
突如、彼方より飛んで来たビーム。
「今日の戦いには、もっと面白い物を用意してあるんだ♪」
そして、現れたピンク色した機体ファルシア。
その中にいる人物の声を聞いた時、フリットは驚愕することに・・・
「フリット・・・」
「その声は、まさか・・・!?」
「やっと会えた・・・」
「どうして・・・どうして・・・!? くっ・・・ユリンッ!?」
混乱するフリット。
そりゃそうだ。破壊の対象として見てなかった物に、一番守りたい人間が乗っているわけです。
ユリンが乗ってる理由が分からず、というか想像もつかなかったでしょうから、悪夢以外のなにものでもありません。
ユリンの方は嬉しそうな声でしたが、これはようやくフリットに会えてホッとしているだけで、好き好んで戦場に(それもUEの機体で)来たわけではありません。
それまで不気味なUEの為すがままにされ、想像を絶する恐怖を感じていたのでしょう。
しかし、2人の悪夢と恐怖はまだまだ続きます。
ここでちょっと、ラーガンタイム。
ジェノアスが被弾し、乗っているラーガンも負傷したのでディーヴァに帰還しました。
愛機の修理を受けている間、負傷していいるラーガンに近づいて来たのは・・・
「ハロ! エミリー?」
「ラーガンさん、ケガをしたって・・・」
エミリーも自分に出来ることをやろうと決め、まずはラーガンの腕の手当てのために来たのでした。
「フリットのことなら心配ない。あいつは俺たちとは違う何かを持っているんだ。でなきゃ、ここまで戦い抜いてこられるワケがないさ」
エミリーを安心させるラーガン。
もちろんラーガンは大人なので、
その時、ミレース(オペの姉ちゃん)から通信が入ります。
残存MSをまとめて部隊を編成するので、その指揮を取ってほしいと。
「あなたにしか任せられないの」
「了解!」
通信を終えた後、エミリーに言います。
「信じてくれるなら、まだまだ戦えるってもんだ」
必殺のラーガンウインクを視聴者にキメ、僕らはもうラーガンに夢中♪(^o^)
「ラーガン・ドレイス。ジェノアス、出る!!」
さて、場面はまたフリット達の方へ。
ファルシアの武器は遠隔誘導兵器、名称が分からないので最初の『ガンダム』に出てきた同種の兵器〝ビット〟と呼ぶことにします。
そのビットの形状やファルシア本体を乗せている移動用の台座は花のような形をしており、ファルシアのピンク色の姿と合わせて、他のUEのMS型とは違う優雅さを感じます。
しかし、その優雅さとは裏腹に、ファルシアの5機のビットは四方八方からガンダムに向けてビームを放つという凶悪な攻撃を繰り出します。
「ユリン! どうして君がこんな所にいるんだッ!? どうして君が戦わなくちゃいけないんだッ!?」
必死に呼びかけるフリット。
「こうするしかなかったの! こうしなきゃ、二度とフリットには会えないって!!」
回想シーンでデシルが言ってた脅し文句の内容がイマイチ具体的でないのですが、ユリン本人にとってはフリットともう会えなくなるということが最も恐れることだったようです。
「どう、僕の秘密兵器は? 気に入ってもらえた?」
デシルがそう言うと、ファルシアは再び動き始めました。
もちろん、ユリンにフリットを攻撃する気なんてありません。
「また勝手に動く・・・!? アァッ!!」
自分の乗っている機体がフリットのガンダムを攻撃しようとすることに慄くユリン。
そう、ユリンはXラウンダーの力目当てで乗せられているだけ。
ファルシアもビットも、動かしているのは彼女をここへ連れてきたデシルだったのです。
「能力者同士が共鳴することで、Xラウンダーの力は何倍にも強くなる。それだけなんだよ。君がここにいる理由は!」
これがデシルがユリンを拉致した理由です。
初見時は単に戦闘能力のことを言ってるのかと思ったのですが、2度目に見た時に気付きました。
何気にミンスリーでフリットの力が急に増大したことの説明になっています。
要するに、フリットの目覚めかけのXラウンダーの力は、ユリンの強い力と共鳴して高められた。
もちろんユリンの方も、フリットの力の影響で力が高まったのでしょう。
ミックスアップ(by『はじめの一歩』)ってやつですね(^o^)b (そうか?)
しかも2週間も一緒にいたから、お互いどんどん力が強くなっていきます。
それでフリットはあれだけ強くなったのでしょうが・・・
ユリンがデシル達にさらわれたのも、彼らに目をつけられてしまうくらい力が強くなったからだとしたら皮肉なものです(-_-;)
そして再び始まるビットによる攻撃。
今まで受けたことのない攻撃の為か、機動性に優れたスパローに乗っていて、さらにXラウンダーの力を持っているのにも関わらず、フリットのガンダムは被弾していきます。
遂には右脚部を破壊されました!!
いつもならここで、ビットに対抗する為にAGEシステムが稼動するところですが、
まあ、データは取ってるでしょうけどね。
「2対1はズルい? でも、違うよ♪ だって、ファルシアは僕の武器でしかないんだからっ!」
確かに、ビットが使えるのはユリンの力のおかげかも知れませんが、そのビットとファルシア本体を制御しているのがデシルなら、一応卑怯じゃない、かな?
でも、ユリンが乗ってること自体が、フリットにとっては人質を取られているみたいなもんです。
まあデシルがフリットとユリンの関係を知っているのか、知ってたとしてそれを利用するつもりがあるのかが分からないので、ひょっとしたら人質に「なってる」とは思ってないのかも知れませんが。
(人質にするつもりなら、フリットが攻撃してきた際にファルシアを盾にするという行動に出るでしょう。というか、あのガキなら絶対やる!)
ブースト装置として拉致ってきただけだったのに、フリットがメチャクチャ喚いているので、イヤガラセになって結果オーライ♪ぐらいには思っているかも知れませんが(^w^;)
ゼダスの斬撃はなんとかブレイドで防いでいるものの、ビットには手こずるフリット。
3つのビットが一箇所に集まった状態でビームを一斉に放ち、その火力で吹き飛ばされるスパローの左腕部。
ファルシアに近づけたものの、ユリンの声を聞いて怯むフリット。
そして・・・
「チャンスだ! 捻り潰しちゃえっ! ファルシアッ!!」
5つのビットによる一斉砲撃!!
あらゆる方向からビームが飛んでくる、いわゆる「オールレンジ攻撃」!!
「ダメェェェッ!!」
響くユリンの絶叫。
ところが!!
「うおおおお~~~っ!!!」
なんと、一斉砲撃を紙一重でかわすフリット!?
すげえ・・・
セオリー通りだと、(盾や装甲で最小限のダメージで防ぎつつ)ビット自体を破壊していくという手が有効だと思うのですが、フリットくんかわしちゃいましたね。
(まあ飛び道具がニードルしかないスパローだと、ビットの破壊は難しいのでしょうけど)
Xラウンダーの力で攻撃が見えているとはいえ、複数の方向からの砲撃だと逃げ場が無くなりそうなのに、それでもかわしました。
既に何発か喰らってることからパイロットしての技量で見切ることが出来たというのもあるでしょうが、それ以上にユリンを助けたいという気持ちが、こんなことで死ぬわけにはいかないという思いが、限界を超えた行動を成功させたのでしょう。
「かわした!?」
フリットの神業に驚くデシル。
「なら、もう1回♪」
悪魔だ、コイツ・・・(-_-;)
しかし、その前にゼダスに斬りかかるフリット。
「もう止めろ、デシルッ!!」
フリットは尚もデシルに呼びかけますが・・・
「いいよ、じゃあ。そんなに終わらせたいなら、終わらせてあげるよッ!」
フリットにとっての終わりは戦闘を止めることですが、デシルにとっては勝負が着くこと。
もちろん自分が負けるなんて考えてないので、フリットが死ぬ以外ありえません。
「ダメッ!」
ユリンの願い空しく、再び攻撃を始めるファルシア。
ビームが当たり、姿勢制御を失うガンダム。
さっきから当たってる攻撃は全部ビットのビームで、ゼダスの攻撃はちっとも当たってません。
まあ、ファルシア込みでデシルの力なので(^^;)
ともかく、
「楽しかったよ、お兄ちゃん♪
これで、僕の勝ち~~~~っ!!」
剣を構え、ガンダムにトドメを刺そうとするゼダス!!
「だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
ユリンの絶叫。
そして・・・
「あっ・・・!?」
フリットを助けようと、ファルシアの制御をデシルから取り戻したユリンは、機体を2機の間に割り込ませます。
そして、ガンダムを狙っていたゼダスの剣は、ユリンのファルシアに突き刺さりました・・・!?
場面は、思い出のミンスリーの森。
その景色はフリットとユリン、2人の心が触れ合うことで見られたのでしょうか?
風に舞ったリボンをキャッチしたフリットに拍手するユリン。
ほどけたリボンを結い直してくれるフリットに、ユリンは言います。
「ただ・・・もう一度会いたかったの・・・」
「その為なら、何でもするって思ってた・・・。MSに乗るのだって、フリットに会えるならガマンできるって・・・」
「私はフリットと、ずっと一緒にいたかった・・・」
場面はまた、悪夢の戦場に戻ります。
「フ・・・フリット。生きるのって・・・むずかしいね」
フリットの目の前で爆発していくユリンのファルシア。
「ユリーーーーンッ!!」
「ララァーーーーッ!!」
「フォォォォォォウッ!!」
「プルゥーーーーッ!!!」
「クェェェェスッ!!」
「フレイーーーーッ!!」
「リリィーーッ!!」
「ステラァァァァ!!」
「アニュゥゥゥゥッ!!!」
誰だ、アンタら・・・?
ともかく、ユリンを失ったことで、フリットは深い悲しみに包まれます。
少女を襲った理不尽な運命を呪って、悲しみの声をあげます。
「デシル・・・何故ユリンを・・・。どうしてユリンが死ななくちゃいけないんだ・・・ッ!!」
その言葉を聞いた、ユリンを殺した張本人は答えます。
「意味なんて無いよっ! 盛り上げてくれる遊び道具が1つ減っただけさ!」
その言葉に、フリットの怒りは頂点に達しました!!
「命は・・・オモチャじゃないんだぞぉぉぉッ!!」
出ました!!
フリット必殺の、「相手が死んでも気にしない攻撃」!!
この攻撃の恐ろしいところは、敵を殺す為の攻撃でも敵を殺さない攻撃でもないところで、相手を生命体だとはまったく思っていないところにあります。
勢いで斬った場所次第でたまたま死ぬか助かるか、それだけです。
デシルも頑張って斬撃を防ごうとしますが、ダメです。ガンダムの動きが素早すぎます!!
次々とシグル・ブレイドがデシルのゼダスを切り刻みます!!
「デシルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!」
哀れ、ズタボロにされるゼダス。
いろいろ喚いていたデシルですが、まったく敵わず、最後は背後からブレイドを突き立てられます。
憎しみの刃を突き刺してもなおフリットの怒りは収まらないらしくデシルを見る目は冷たく、ユリンへの思い故か悲しく目を逸らします。
その後ゼダスは宇宙空間を流されていきますが、爆発はしてないのでたぶん生き残ってるのでしょうね。
これはよくある生存フラグで、他の番組の主人公なら、トドメを刺し損ねたことを甘さと取るか、優しさと取るか、それとも只の偽善行為と取るか、或いは生き延びた敵の方が凄いのか、単にキャッチ&リリースしてまた釣るつもりなのかと、いろいろ意見が分かれるところでしょう。
が、この番組の主人公の場合、もはや興味がない、デシルの生死など歯牙にもかけてないという雰囲気がプンプンしてます。(こえぇ・・・)
「何が救世主だ・・・。ユリン1人さえ救えないで、僕は・・・僕はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
響くフリットの声。
人間の姿をしている、それも子供の姿、そしてほんの一時だけでも一緒に行動したことがある、そんなデシルがユリンを殺した―
以降の場面では、フリットはこれまで以上にUEに容赦しなくなります。
一方、遂にディーヴァはアンバットのすぐ近くまで接近できました。
「陸戦隊、戦闘準備! 一気に蝙蝠どもの巣の中に乗り込むぞ!」
そして、グルーデック艦長はフリットに、要塞への入り口をこじ開けるよう指示を出します。
ガンダムの下に飛んで来たタイタスのウェア。
傷ついたスパローのウェアからタイタスに換装。
ディーヴァが強行接舷しようとしている宇宙港に一足先に向かいます。
「リミッター解除…。磁気施光システム最大出力…!」
呟くように言うフリットの姿とは対照的に、肩・腕・膝からビームをフルパワーで噴出するタイタス。
宇宙港の前には複数のガフランがいたのですが、フリットはかまわず突撃します。
突っ込んで来るタイタスの姿に怯えてる(ようにしか見えない)ガフラン。
エネルギーの塊となったタイタスは、そのままガフラン達を粉砕しながら突き進み、ゲートに激突!!
ゲートそのものを破壊することはできなかったものの、わずかにタイタスが入り込む隙間ができ、その中で手足を伸ばしてゲートを強引に上下に開こうとします。
圧倒的なタイタスのパワーを全開にさせるフリット。
「す…すげえパワーだ! 大関…いや、横綱級だーーー!!」
「見たか、火事場のクソ力ーっ!!」
描写こそありませんでしたが、ウルフも驚き、
閉じているゲートを力ずくで押し戻していくタイタス。
自身のパワーと巨大なゲートの質量に挟まれ、手足は軋みはじめました。
しかし、遂にはゲートをこじ開け、故障を起こしたゲートは上下に開いていきました。
それと同時に、タイタスの右腕・左脚は砕け散りました。
こうして、タイタスもお役御免。
機体へのダメージなど一切気にしないあたり、フリットのなりふり構わない執念が窺えます。
そして、ディーヴァがアンバットに突入!!
そう言えば以前の作戦会議の場面を見て、てっきりアンバットにMS部隊を直に下ろして内側から攻撃を加えるのだと思っていたのですが、違っていました。
先程の指令通り、グルーデック艦長以下クルー達が白兵戦装備をして、制圧に向かいました。
グルーデックは、例の「連邦軍が隠蔽しているUEの正体」を暴くつもりなのでしょうね。
元が旧大戦で使われた要塞だけあって内部資料もあるでしょうから、中枢が何処にあるのかも把握しているハズです。
でも、この後の場面でフリットがガンダムに乗ったまま出撃してるし、ディーヴァをわざわざ後部側からアンバット内に入れてるので、事が終わったら内部を爆破して、さっさとずらかるつもりなんでしょうね(^3^;)
一方、ついに愚かな地球種が乗り込んだのを受けて、アンバットの司令官 (らしいです、公式サイトによると) ギーラ・ゾイは自ら出撃することに。
「これがデファース・・・」
あ、仮面をはずしてもチョーさんの声だ!
地声だったのか・・・(^u^;)
「地球重力下での運用を前提に開発し、宇宙空間での運動性に問題ありと聞いているが・・・しかし、最新鋭にして最強の機体だ。使いこなしてみせようではないか!」
ギーラの説明からすると、どうもUEは地球侵攻をちゃんと見据えていたようです。
コロニーしか攻撃しないというわけではないので、地球にいれば安全ってわけじゃないぞ、地球に住む人類(^_^;)
あと、宇宙空間では問題があるというデファースですが、「使いこなしてみせる」という言い方をしてるってことは、ギーラ・ゾイはそれだけの腕前があるということでしょうかね?
それともひょっとして、、宇宙だと性能が落ちるというよりは、ピーキーになって扱いづらいということでだったり(^_^;)?
どのみち、第1部のラスボスらしい強敵になりそうです。
ディーヴァに戻り、再び換装をしたガンダム。
最後に残ったウェアは、ノーマル
・・・って、微妙(-_-;)
他の2つと違って大して強くないのに、最終決戦コレで大丈夫か?(~_~;)
でも、一番乗り慣れてる形態だし、フリットの腕も上がっています。
鬼神のような活躍をするかも知れません。
というか今のフリットだったら、ガンダムが大破しても生身でUE殲滅をやりかねません(^^;)
あ、よく考えたらAGEビルダーで予備のタイタスとスパローのウェアを作って送り込むという手もありますね。
一度設計されているわけですから、作るのにそんなに時間はかからないでしょうし(^o^)
ピンチに陥ったガンダム・ノーマルの元へ、タイタスとスパローのウェアを乗せたハンガーが届きます!
そして『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』のガイキング・ザ・グレートみたく、3つの形態それぞれの最強パーツが合体!!
周囲に余剰パーツがバラ撒かれる中、究極のガンダムが誕生します!!
その姿は、タイタスの腕部! スパローの脚部! そして、ガンダムのコア!!
・・・ノーマルの成分はどこじゃろか?
ところで、出撃前のゾイ親子のやり取りなのですが・・・
「ぁぁ・・・」
心配そうなアラベル。
そんな息子を優しく見つめ、頷くギーラ。
一方、今回のラストシーンでは・・・
「UEッ!! 僕はお前たちをッッ!!
許さないッッッ!!!!!!!」
バルガスやエミリーの心配も何のその、殺気まる出し(いや、狂気か?)のフリット。
皮肉にも、UE側の方が人間味を感じられてしまいます。
次回、謎の大部分が判明するハズですが、はたして・・・?
というわけで、ユリンが死んでしまった悲しい回でした。
『ガンダム』シリーズを見慣れていると、神秘的なヒロインであるユリンの結末をある程度予想できました。
歴代シリーズでは主人公と親しい存在となった女性キャラは、敵になる・敵にさらわれてしまい、最後には死んでしまうということが多かったです。
もちろん『F91』のセシリーを初めとして、死なずに主人公の下へと帰れたヒロインもたくさんいます。
ミンスリーでのフリットとのやり取りを見てると、ユリンにも生き延びてほしかったです(T_T)
ユリンは最後に「生きるのって難しいね」と言い残しました。
初め見た時は言葉通りにしか受け取らなかったのですが、見返した時には印象が変わりました。
先程も書きましたが、デシルの「Xラウンダーの力は~」というセリフから、2人がミンスリーで互いの力を高めあったことに気付いたからです。
一緒にいる時間が2人の心を近づけたのに、その高まった力を目当ての連中に拉致され戦場へ引きずり出された。
さらにフリットを傷つけ、ついには殺そうとしてしまった。
この結末も、全てはフリットと出会い、一緒に過ごしたいと思った末に辿り着いたとなると、得られた感情の代償としてはあまりに悲しいものがあります。
ところで、ユリンとデシルは姉弟なのか?と推測しましたが、違ったっぽいですね(^^;)>
もしそうなら、正気を保ってるユリンの方が何か言うでしょうし。
ユリンを刺した時にデシルは驚いていましたけど、あれは自分の制御を振り切ったことに驚いていたのでしょう。
まあデシル自体、生粋のUEなのか、それともユリンみたいな拉致された地球種なのか、分からないままです。
次回そのことが判明するのでしょうか?
もし後者だったら、フリットは相当重い十字架を背負いかねないことに(^^;)
また、今回はメカの描写も見所満載でした。
- ウェア換装して形態の変更(コレが見たかった)
- ヒロインが乗るに相応しいファルシアのフォルム
- 最後の出番(?)となりましたが、期待通りの活躍をしてくれたタイタスの勇姿
- エルメダの一刀両断
- スパローとゼダスの高機動戦
- フリットの破壊神的な大暴れ
やっぱり『AGE』のメカは、魅力的です(^v^)v
ファルシアとかエルメダって、プラモ発売されないかなー?(^^)
そんなわけで、次回はいよいよ最終決戦!
ギーラ・ゾイのデファースとの戦いや、UEの謎の解明、ラスト1話でどれだけ描かれるのでしょうか?
まあ番組自体はまだまだ続くので、謎の幾つかは第2部以降に持ち越しかも知れませんが。
そして、最終決戦だけあって、敵味方共に死亡するキャラも出てくると思います。
フリットはまあ大丈夫でしょうけど、残りのキャラはどうなるんでしょう?
あんまり死なないでほしいのですが(-_-;)
では、今回の感想はこれで終わります。
また次回(^o^)/~
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Title : 無題
ユリンの最期は、なんというか、早すぎた気がします。
もったいない!いいキャラだったのに!
居合 2012.01.20 (Fri) 20:18 編集
Title : 無題
ミンスリーでの滞在2週間って、初め聞いた時「長・・・っ!?」って思ったんだけど、よく考えると、ユリンにとっては幸せな時間だったわけですよね。
歴代のヒロイン達のほとんどが戦場でしか主人公と会えなかったことを考えると、穏やかな時間を過ごせた分、ユリンはまだ幸せなのかもとも思ったりしました(^^)
CANDY 2012.01.20 (Fri) 21:03 編集
Title : 無題
またまたすみません。
前回のデシルの声優さんについてコメントさせて頂きましたが、この14話はデシルの本領?が発揮された回でしたね。この回は凄くて、デシルの喜怒哀楽の激しさがこの回に凝縮されていて見終わった後は、疲れました(笑)
ユリンが生きるのって難しいねと言った所は、思わず泣いてしまいました。ユリンは本当に可哀想な子だと思います。ただ好きな人と一緒に居たかっただけなのにそれすら叶わないなんて彼女の人生はなんだったのかと思いました。
ユリン以外で印象に残ったのはゾイ親子のやり取りですね。失礼なんですが私はギーラって息子のこととかあまり気にかけていなさそうと思ったんですけどこの場面を見て違うのかなと思いました。ギーラも彼なりに息子のことは大切なのかな?、微笑んだのは親心なのかな?と思ってしまいました。そうなるとギーラにとってアラベルは癒し?な存在なのかなと思いました。フリットやグルーディックにも大切な家族がいたようにギーラにとってアラベルは大切な家族なのかなとしみじみと思ってしまいました。因果な感じがして心苦しいです。
長々と失礼しました。
もっさん 2012.04.06 (Fri) 01:29 編集
Title : 無題
第14話ですか(^o^)
この頃は物語にまだまだ謎が多く、毎週あれやこれやと予想してました。
公式サイトでギーラ・ゾイとヤーク・ドレが別々に紹介されていたのでてっきり別人だと思い、「UEの大人はみんな同じ顔と声をしている!!」という今となっては珍説を書いたのも懐かしいです(^^;)
ギーラとアラベルのやり取りについては同意見ですね(^^)
私も出撃前にアラベルに微笑んでるんを見て、「本当はいい人なのかも?」と思いました。
一方でフリットは復讐の鬼となって恐ろしい顔を浮かべていたから、余計印象に残ってます。
だから第1部最終回では、実は地球側が悪くてUEが被害者側、それを知ったフリットが「僕は何の為に戦っていたんだー!?」と叫ぶ展開になるかもと予想してました。(前者は一応間違ってはないですね)
今にして思えば、この時点で他に顔を見せてるUEはデシルだけで、そのデシルはこの回で憎まれ役になってたわけですから、これでゾイ親子まで悪人に見えたら誰もUEに感情移入できなかったでしょう。
次の回でUEにも同情できる事情が分かり、続く第2部ではゼハートが出てきてアセムと友達になるわけですから、敵側にも「いい人」がいるかも?と思わせたのはよかったと思います。
フリットとグルーデックの行動にも「復讐」「怒り」「憎しみ」というネガティブな要素を入れてたので、単純な「正義」VS「悪」の戦いに見えないようにいろいろ気をつかっていたんだと思います。
CANDY 2012.04.06 (Fri) 10:28 編集