CANDY TIME

祝・開設15周年!!

「これでディーヴァは、アスノ元司令のうってつけの艦になる」

2012.05.10 (Thu) Category : アニメ(『ガンダムAGE』)

(本文は5月12日に書いています)

『機動戦士ガンダムAGE』第30話の感想です。

遂に始まったヴェイガンの地球への攻撃。
キオ・アスノは祖父より託されたガンダムAGE-3で迎え撃ちます。
しかし、ヴェイガンの戦力と指揮官のゼハートの技量は圧倒的です。
フリットは勝利の鍵を握るもう1つの要素、ディーヴァの到着を待ちます・・・


前回ラスト、新たなるガンダムの出現を脅威に感じたゼハートは、新たな愛機〝ギラーガ〟でAGE-3に襲い掛かります。
「じいちゃん! こいつ、これまでのMSと全然違う!」
何とかその攻撃を防ぐキオでしたが、ゼハートとの技量差の前に苦戦します。
ちなみに、前回のダナジン戦では腕部からビームサーベルを発生させていましたが、今回は普通に手首で持っています。
ゼハートの巧みな攻撃の前では、細かな動きが出来ないと対応できないと判断したのでしょう。

一方ゼハートの方は、Xラウンダーの能力でガンダムに乗っているのが2人いることに気付きます。
「この感覚・・・。コクピットにいるのはフリット・アスノか? だが、もう1つは・・・」
はたしてゼハートは、乗っているのが親友アセムの息子だと気付いたのでしょうか?

劣勢気味な状況に焦るキオに、フリットは言います。
「キオ! ディーヴァが来れば戦況は変わる。今は何とか持ちこたえろ!」
オリバーノーツを守る為に出撃したMS隊も、ヴェイガンMSの攻撃の前に徐々に数を減らしていきます。
アビス隊の1人デビットも戦死し、オーデックは機体が中破しました。
基地も、街も、見る見る被害が広がっていきます。


ここで、少し時間を巻き戻します。

前回の感想では書かなかったのですが、偽装部品を排除してコア・ファイターで飛び上がった直後、フリットが通信を送るシーンがありました。
「ディーヴァを出せ!」
既に退役していると思われる年齢なのに未だ軍に指示を出せるんだな、と思ってその時は見ていたのですが・・・

そのフリットの指示はどう扱われていたかというと・・・

オリバーノーツから遠く離れた連邦軍ロストロウラン基地では、オリバーノーツや各都市へのヴェイガン奇襲の報告に加え、連絡が取れなくなったビッグリングがヴェイガン艦隊に壊滅させられたことを知り、驚きに包まれていました。
ビッグリングにいなくて幸いでしたね、と気楽に話しかける部下に
「幸いだと? この状況のどこがだ!」
と一喝したこの人物は・・・
おおっ!? 僕らのアルグレアス君!!
フリットの後を継ぎ、今は提督にまで昇進したようです。
生やしているヒゲは、フリットにあやかってか? 青年顔なので貫禄をつけるためか?(^^;)

ともかく、総司令部を失ったという現状を見て、アルグレアス提督はただちに指示を出します。
「諸君! 今この時より、ここロストロウランを連邦軍総司令部をとする!」
おお、頼もしい!!
もしこの人がいたなら、ビッグリングも容易くは落とされなかったんじゃないかって気がします(^^)

で、新総司令部にさっそく通信が入りました。
ただ今、ヴェイガンが絶賛侵攻中のオリバーノーツにいるアンディ・ドレイムス司令からです。
「提督。念のためお伝えします。先程、フリット・アスノ元総司令より連絡が・・・」
『念のため』っていうのがいいですね。いかにもついでみたいで(^_^;)
煩わしそうに報告を続けるドレイムス。
「動態保存されているディーヴァを出せと。あの方と言えど、今は軍に命令する権限はありません。申し出は拒否するつもりです」
しかし、アルグレアスは・・・
「今すぐに出せ! (中略)アスノ元司令にはお考えがある」
鶴の一声でフリットの無茶ぶりを承認するアルグレ提督。
まあこの人は、フリットがいかにスゴイか一番分かっている人ですからね。
アルグレがフリットのやることに反対する時は、自分の方がもっといい考えを持ってる時くらいでしょう。(それでもフリットに花を持たせようとしそうですが)

納得できないのはドレイムスの方。
通信を終えて、副官と愚痴り合います。
「現場の判断より、退役された方の指示が優先されるとは・・・」
「あんな老朽艦、今出したってどうにもならん! 何よりこの非常時に、軍艦1隻分のまともな乗組員が集められるかっ!」
フリット&アルグレがいかに無茶を言ってるのか、よ~~~く分かる台詞です(^o^)
我々視聴者はよく知ってる2人に肩入れして見てますが、ドレイムスからして見れば理不尽にしか思えないでしょう。
おそらく40歳前後であろうドレイムスは、かつてのビッグリング戦やノートラム攻防戦でのフリットの活躍を直接は知らない可能性もあります。
年上の軍人から凄い凄いと聞かされてはいるものの、自分にはせいぜい23年前中継された首相糾弾のイメージしかない。
だから、権限を振り回してやりたい放題やってる人物とでも思っているのでしょう(←※あながち間違いでもない(^^;))

ドレイムスは副官から基地内にいる手の空いてる者の報告を聞き、クルーにはいろいろと問題があるメンバーを、MS隊には一時撤退していたアビス隊を宛がいます。
「それでいい! どうせ総司令部が責任を取る!」
ヒドい言い様ですが、仮にドレイムスがフリットに好意的だったとしても、似たり寄ったりの編成になったと思います(^^;)
しかし、艦長の人選には、思いっきり悪意丸出しとなりました。
「いるだろう? 親の七光りだけで出世しているヤツが」

その人物とは、前回ウェンディと3人の子供(タク、ユウ、ルッカ)を保護したナトーラ・エイナスでした。
前回見た時はしっかりした女性に見えたのですが、それは間違い(^u^;)
ロッカーにクレヨン&スケッチブックを入れてたりと、かなりノンキな人でした(^_^;)
(子供たちが不安にならないようにお絵かきさせようとするあたりは、かなり優しい人物だと言えますが)
で、先述の通りドレイムス司令には快く思われておらず、呼び出されてディーヴァ艦長に任命されます。
「ええ~っ!? わ、わ、わ、私がディーヴァの艦長っ!?」
「ああ。君なら出来る」
↑心にもないことを・・・(-_-;)
もちろん本人は断ろうと、「階級が大尉だから~」と言っても、戦時昇進で少佐にされます。
「艦艇指揮研修プログラムを受けているだろう」とか、「このような状況だ」言われて逃げ道を塞がれ、「君のような若い力が必要とされている」と押し切られます。
最後には「君はエイナス中将の孫娘だろう? 出来ないハズはない」と断れない状況に追い込まれます。

ちなみに、お祖父さんのエイナス中将って人は外伝か何かの登場人物かと思ったのですが、どうやら違う模様。
『AGE』はプラモデルやマンガで外伝が作られてるし、小説やゲームもあるので、そのうち登場するかも知れませんね。

そんなわけで、意気消沈してロッカールームに行くナトーラ。
これまでのシリーズでも、イレギュラーな事態で急遽重要なポストに就いたキャラは大勢いました(『AGE』第1部からしてそうだし)が、正式任命されるとは珍しいです。
「私が・・・艦長?」
姿見の前で、自分の艦長服姿を見つめるナトーラ。
先週の次回予告でこのシーンを見た時は、この艦長カタブツなのかと思ったのですが、実際は緊張で硬くなってたのでした(^^;)

先ほどまでにこやかだったお姉さんが、急に着替えて緊張した顔をしている―
ディーヴァに向かうナトーラを、不思議そうに見つめるウェンディと3人の子供でした。
(この子供たちも、次回予告を見たところディーヴァに乗るようです。司令に押し付けられるのでしょうね)

緊張した足取りで歩いていたナトーラに、ディーヴァMS隊隊長に任命されたセリックが話しかけます。
しかし「艦長」と呼んだので、自分が呼ばれたとはすぐには気付かないナトーラ。
そんなナトーラの仕草や、着こなせてない艦長服から、セリックはナトーラが不安がっていることを的確に見抜きます。
さすがは「戦場のホームズ」。見事な推理力です。
自分の気持ちを察してくれる人物がいてホッとするナトーラに、セリックは言います。

「頼むぞ。今も皆、命をかけている」

・・・って、おい!
よけいプレッシャーになること言って、どうするよ?(-_-;)
まったく、とんだ迷探偵だぜ(^^;)


で、ブリッジに辿り着いたナトーラですが、クルー達はあまり興味なさそう。
イチイチ挨拶をする(それも下手に出て)ナトーラも素っ頓狂ですが、それに対するクルーの反応もそれぞれバラバラですが、全員どうかしてます。
かくして、史上最大にチームワークが悪そうなクルー達が集まり、ナトーラ艦長は(どやされつつも)出港命令を出しました。
「なら、出港! 出港お願いします!」
ナトーラ艦長は、向かう先は戦場だろうってことは分かるでしょうが、その先どうしたらいいか分かりません・・・というか、考えてもいません(^^;)


ってなやり取りがあった後、視点をフリット&キオVSゼハートに戻します。

「ここで終わらせてやる!」
戦艦ファ・ゼオスに地上への攻撃を命じるゼハート。
その攻撃で、避難している民間人も無差別に虐殺されます。
ヴェイガンの非情さを目の当たりにしたキオに、フリットは「ヴェイガンは人間じゃない!」と言ってのけます。
いつもの極端な物言いですが、このタイミングで言われたらキオも納得します。

そこに、ようやく待望のディーヴァが戦場にやって来ました。
ガンダムからの通信にナトーラがご丁寧に挨拶をするのですが、フリット爺さんは遮り、
「分かっているだろうな! 反撃の鍵は君たちが握っている!」
人の話を一切聞かない爺さん相手に混乱するナトーラ。
悠長な挨拶をするナトーラもアレですが、フリットもそうとうアレです(-_-;)
もちろんナトーラは答えが分かりません(^^;)


考え事してたらまたどやされたので、MS隊に出撃を「お願いする」ナトーラ艦長。
「艦長がこれでは先が思いやられる」ともらすセリック隊長。
ちなみにMS隊のメンツは、クランシェカスタムに乗るセリック隊長。
前回もセリックと共にクランシェで出撃したシャナルア・マレン、オーデック・ヤダン。
(もう1人いたジョナサンは何処いった? デビット同様戦死したのでしょうか? 後で確認しよう・・・)

(5月13日訂正。第30話では分からなかったのですが、次の第31話を見て分かりました。
 ジョナサンはいて、オーデックの方がいませんでした。
 コクピットハッチが開かない程の損傷を受けてたので、たぶん入院したのでしょう)

それから、いつの間にかいるデレク・ジャックロウ。(乗機はクランシェ)
そしてもう1人―

「オブライトさん」
「恐れなど、ない・・・」

おお!! オブライトさんだっ!!
髪がなぜか黒くなってるけど!
第2部最終回のアセム&ロマリーの結婚式では欠席してたオブライトさんが再登場しました!!
50歳くらいになったのに、未だ現役パイロットのようです。
ちなみに、乗機はジェノアスⅡのカスタム機、ジェノアスOカスタム。
最新機のクランシェでも、一世代前のアデルでもなく、未だジェノアスⅡです!!
オブさんにとっては、亡き恋人レミが整備してくれていた機体であり、尊敬していたウルフのかつての愛機ジェノアスカスタムをベースにした機体だから降りたくないのでしょう。
元もとのアビス隊メンバーを除いて、ディーヴァに配属された人間は何か問題がある者ばかりのようですが、オブさんの場合は機種変更命令を拒み続けたのではないかと思われます。
階級が昔と同じ中尉のままなのも、その辺りが原因だと思われます。

ともかく、新生アビス隊は戦場に出撃しました。
他の4人はクランシェを飛行形態にして出撃しましたが、オブさんのジェノアスOカスタムは飛べないのでSFS(サブ・フライト・システムの略)に搭乗してます。


一方、ナトーラ艦長にフリットが命令してきます。
「ディーヴァ! 準備はいいか! 敵の母艦を落とす!」
「あの~? フォトンブラスターを撃ったり・・・」
「馬鹿者! あれは強力過ぎて、大気圏内では使えん!」

先週ブッ放したシグマシス・ライフルはフォトンブラスターの技術を応用したとか言ってましたが、威力はそこまで高くないのかな?
それにしても、フォトンブラスターはいまだ最強クラスの武器のようです。
フォトンブラスターの発射源であるAGEビルダーが複製できないので、他の艦に同種の兵器が搭載できないのでしょう。
艦自体も近代化改修されているみたいですし、50年前に作られた老朽艦なのに未だ最強クラスなのか、ディーヴァ(^^;)

で、ちっとも答えが分からないナトーラに苛立って、フリットは答えを言います。
「ガンダムの新たな武器を出せ!」
フリットはAGEビルダーで新たな武器を作れせようとしたのです。
でも、そんなことを思いついてないナトーラは、ピンと来ません。
たぶん、何か武器を積んでるのかな? ぐらいに思ったのでしょう(^^;)
「貴様! AGEシステムを起動させていないのか!?」
怒鳴るフリット爺さん。
これでは宝の持ち腐れで、何の為にディーヴァを持ち出したのか分かりません(~_~;)

その時、別の場所からの通信に割り込んできました。
「AGEシステムなら起動済みです!」
それは、メカニックとして艦に乗り込んだロディ・マッドーナからでした。

というかロディ、軍に入ってたのね?
まあアセムとは知り合いだったし、親父の作ったシャルドール改は軍に正式採用されてたし、例のシュミレーターはロディ作の可能性があるからフリットと知り合いの可能性もあるしで、まあ不思議ではありません。
とはいえこの人、親父とは違った意味でマイペースっぽいから、軍内では扱いづらかったでしょうね。(そして、問題児としてディーヴァ配属(^^;))
そういや、両親が存在感あるのとアセムの理解者だったので印象が強いですが、この人第2部では1話しか登場してないんですよね。
第3部では、めでたくレギュラー入りです(^o^)
ご両親は元気なのでしょうか?

話を戻します。
ロディはフリットがディーヴァを出せと言った意図を察しており、AGEビルダーを起動させていました。
しかし、(めったにAGEビルダーが動かないので忘れている人もいるでしょうが)AGEシステムは敵に対抗するために進化していくシステム。
現状、新たな敵のデータが不足しています。
しかし、フリットはそれでもやれとぬかします(~_~;)
そして、設定を下げて強引に構築することに・・・


新兵器完成まで何とか持ちこたえようとするキオに、セリック隊長が加勢します。
礼を言うキオに、セリックは言います。
「礼などいらない。これよりガンダムは、私の指揮下に入ってもらう」
「何を言っている! 我々は独自の判断で動いている!」
自由に動けなくなるだけでなく、自分達が下にされたことが不満なのか、抗議するフリット爺さん。
「私はフリット・アスノだ!!」
「だが、退役された身だ。それに、現状では連結が不可欠です」
よく言ったぞ、戦場のホームズ!!
爺さんはぐうの音も出ないのでした。


前後からギラーガを挟み撃ちするセリックとキオでしたが、ゼハートはギラーガスピアとギラーガテイルを巧みに使い、物ともしません。
新兵器の完成がまだかと焦るキオ。
突貫工事も、あと少しで終わります。

今回は、久し振りに生成過程が描写されました。
ドッズライフル以来となる武器のみの生成です。
そういえば、ドッズライフルが作られたのを見た時は、これから毎週いろんな武器が作られるのかなと思いました。
(近年の特撮ヒーローが、毎週のように新たな力を手に入れてるみたいな感じで)
子供の頃、武器セットのプラモを見てワクワクした身としては、すごく期待が高まったものです(^o^)

・・・結果は、まあ・・・・たま~にウェアが作られるだけでした(-_-;)

で、完成したのはシグマシス・ライフルに取り付けるアタッチメントです。
ロディ曰く、小型フォトンリング・レイと呼ぶべき代物。
さっそく発射してもらい、取り付けるキオ。
アタッチメントをシグマシス・ライフルに取り付けた形態を「ブラスティアキャノン」と呼び、アタッチメントで集めたエネルギーをライフルのビームで撃ち出します。

・・・ええと、ここで整理してみましょう。
先ほどフリット爺さんは、ディーヴァのフォトンブラスターは大気圏内では威力があり過ぎて使えないと言ってました。
でも、シグマシス・ライフルは普通に使ってました。
そのシグマシス・ライフルの威力を増幅したブラスティアキャノンは使っても構わないんですよね。
ってことは、

フォトンリング・レイ+フォトンブラスター>>>>>>>>フォトンブラスター>>>>>>ブラスティアキャノン>>>>>>>>>シグマシス・ライフル

何だかシグマシス・ライフルがしょっぱい武器に思えてきました(^^;)
いや、いまだ最強クラスのフォトンブラスターがスゴイというべきか。


で、そのブラスティアキャノンですが、突貫工事で作ったせいか、威力を充分発揮させるにはエネルギーをチャージする必要がありました。
ヒーローものの王道設定ですが、案外せっかちなキオは待ってられません(^_^;)
(意外にも、血気に走ってる爺さんはチャージ中イラついてなかったり)
急に攻撃してこなくなったガンダムAGE-3を見て、ゼハートは新装備がどういう類のものか見抜いたようです。
配下にAGE-3を狙わせるゼハ。
しかし、アビス隊がガンダムを援護し、時間を稼がせます。

そして、遂にチャージ完了!
その時、Xラウンダーの力(たぶん)で、何かが見えたキオ。
戦艦ファ・ゼオスとゼハートのギラーガの姿を捕捉しました。
「そうだ! (中略)どうせ撃つなら・・・」
味方MSの陰から飛び上がり、自機を狙って来るビームを恐れもせずガンダムを移動させます。
このキオの行動には、アビス隊だけでなく、同乗しているフリットも驚いています。
そして、戦艦ファ・ゼオスのいる高度まで上昇し―

「うおおおおお~~っ!!」

発射されるブラスティアキャノンの一撃!!
回避しそこねたゼハートのギラーガは、ビームが通過する時の衝撃で弾き飛ばされました。
「うわああああ~~~っ!?」
哀れ、墜落していくゼハート。
そして、直進するビームはファ・ゼオスのブリッジを直撃!!
そこにいたクルー達ごとブリッジを消滅させました!!
艦を操作する場所も人員も失ったファ・ゼオスは、航行不能となって墜落していきます。
撃たれた時の衝撃で後方へ向かって落ちていき、やがて海に墜落しました。
着水の時の衝撃で、海水が跳ね上がります。
その海水は陸地の方へ飛んで行き、オリバーノーツの街に雨のように降り注ぎました。
母艦を失い、ゼハートは撤退を命じました。

ところで、先ほどキオは「どうせ撃つなら・・・」と言ってたので何か企んでいたのでしょうが、どこまで狙ってやったのでしょう。
とりあえず、
  • 赤いMSを巻き込む 
  • 機関部などを狙わず、脱出させないようにブリッジを攻撃してヴェイガン兵を消滅させる 
  • 街の被害を避けるため、海に落ちるようにする
  • 巻き上がった海水で、街の火を消す
と、まさかコレ全部狙ってやったのでしょうか?(^^;)


戦闘終了後、キオはAGE-3をディーヴァに着艦させます。
AGE-3から降りたフリットに、セリック隊長があらためて挨拶をします。
「アスノ元司令。隊長のセリック・アビスです」
「今後も頼むぞ」
さすがのフリットも、戦闘中の横暴が過ぎたことはまずいと思ったのか、普通に返事をしてその場を去りました(^^;)

初めての戦闘での結果を隊長に褒められるキオ。
そんなキオに話しかける人物が1人。アビス隊の紅一点、シャナルアです。
「ねえ? どうして私たちのフォーメーションから飛び出したの? 守りきれるか、分からなかった」
「え?」
「命を粗末にしないでね。これはゲームじゃないの」
てっきり指示を無視したことを怒るのかと思ったら、違ってました。
むしろキオを心配して声をかけたようです。
この人、いい人ですね(^o^)
まあ注意しようと思ったけど、相手がまだ子供だから言い方を変えたのかも知れません。(どのみち、いい人ですね)

一方、通路を歩くフリット爺さんに今度はナトーラ艦長が話しかけました。
ディーヴァの行き先を伝えた後、戦闘中の不手際を謝るナトーラに、
「艦の力を発揮させられぬ者に艦長の資格はない。肝に銘じておけ。艦長は艦に乗る者、全員の命を預かっているんだ!」
ヒデエ。
セリック隊長への対応とはえらい違いだ(-_-;)
だいたいアンタの尊敬している艦長は、思いっきりアバウトだったじゃん。
しかもアンタはアンタで、ミレース艦長を危険な任務に行かせてたりしたくせに。

まあフリット的には、セリックは真っ向から反論したけど、言ってることはもっともだし、実力や結果を示した。
戦闘が終わった後は、ちゃんと上官(いまは退役してるけど)を立てる行為をしてきた。だからOK。
一方、ナトーラは何も分かってないし、やることもトンチンカンだから、いちいちイラつくのでしょう。
ナトーラが気が弱い性格なのも災いしてます。
まあナトーラさんもああ見えて、ちゃんと教育課程は修了しているので、慣れてきたら何とかなるとは思います。
真面目だから、成績は良かったでしょうし。
でも、周りにフォローしてくれそうな人がいなさそうだしなあ・・・(^_^;)


そんなこんなで、初陣を終え、海水まみれで汚れたガンダムを見つめるキオ。
フリットは孫に言います。
「お前はガンダムを信じられるか?」
「うん。僕の操縦に、ガンダムは応えてくれた」
キオはヴェイガンと戦う気持ちを固めたようで、フリットにヴェイガン首領イゼルカントのことを聞きます。
フリットは、イゼルカントのことを「邪悪な存在」「人類を滅ぼす魔王」と称し、絶対に倒さなければならないと言います。

魔王・・・(゜д゜)?

さっきシャナルアさんが「これはゲームじゃない」って心配したばっかりなのに、この爺さんがまた混ぜっ返しします(-_-;)
まあ実際、今回のヴェイガンは民間人を容赦なく攻撃してましたけどね。
どんどん反ヴェイガン教育を施され、キオの行く末が心配です(--;)


こうして、オリバーノーツを飛び立ったフリット爺さんご一行は、新たな連邦軍総司令部となったロストロウランへと向かいます。
いろいろ何かヤバそうなことばかりの彼らの、明日はどっちだ!?

そんなわけで、次回も楽しみです(^^)

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